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TS系オーバードライブおすすめ13選|本家TS808・TS9との違いと選び方

TS系オーバードライブおすすめ13選|本家TS808・TS9との違いと選び方

TS系オーバードライブを選ぶなら、まず「本家に近い音が欲しいのか」「ブースターとして使いたいのか」「安く試したいのか」を分けるのが近道です。

結論から言うと、迷ったらまずはIbanez TS9かTS MINI、予算を抑えるならJOYO Vintage Overdrive、本家らしい音の伸びを重視するならTS808、現代的なレンジと使いやすさを求めるならEarthQuaker Devices PlumesやJHS Pedals The Bonsaiが候補になります。

この記事では、TS系オーバードライブの特徴、TS808とTS9の違い、用途別の選び方、おすすめモデルをまとめて解説します。

この記事の選び方
Ibanez TS808、TS9、TS MINIなどを、強くなる音域、低音域の量、ブースターとして使う場合の出力音量、入手性、価格帯で比較します。

TS系オーバードライブの結論

目的まず候補にしたいモデル理由
本家の基準を知りたいIbanez TS9定番のTSサウンドを現行品で試しやすい
808系の滑らかさが欲しいIbanez TS808中域のまとまりと音の伸びが分かりやすい
安くTS系を試したいJOYO Vintage Overdrive JF-01低予算でTS系の傾向を掴みやすい
小さいエフェクターが欲しいIbanez TS MINIボードに入れやすく、音もTS系らしい
現代的に使いたいEarthQuaker Devices Plumes3モードで音作りの幅が広い
TSの種類を1台で比べたいJHS Pedals The Bonsai複数のTS系サウンドを切り替えられる
ブースターとして使いたいVoodoo Lab Sparkle Drive Mod原音を混ぜながら出力音量を上げやすい

TS系オーバードライブとは?

TS系オーバードライブとは、Ibanez Tube Screamerに代表される、中音域が強くなり低域が締まるタイプのオーバードライブです。

音の特徴はかなりはっきりしています。

  • 中域がバンドの中で聞き取りやすくなる
  • 低音域のぼやけが少なくなる
  • 高域が痛くなりにくい
  • 歪み量はローゲインからミドルゲイン
  • 単体の歪みに加え、アンプや後ろにつないだ歪み系エフェクターへの入力を強くするブースターとして使いやすい

Ibanez TS808やTS9は、単体で強い歪みを作るより、軽い歪みやブースターとして使われることがあるエフェクターです。アンプのINPUT端子につなぎ、中音域を強めてギターをバンド内で聞き取りやすくする用途に向きます。

歪み系エフェクター全体の選び方を先に見たい場合は、こちらも参考になります。

TS808とTS9の違い

TS808とTS9はどちらもTube Screamerの代表モデルですが、弾いた印象は少し違います。

モデル音の傾向向いている使い方
TS808滑らかでまとまりがある。中域の音の伸びが出やすいブルース、リード、真空管アンプへの入力を強くする使い方
TS9808より少し硬く、バンドの中で聞き取りやすいロック、バッキング、バンド内で聞き取りやすくなる音作り
TS MINITS系らしさを小型で扱える小型ボード、初めてのTS系
TS9DXモード切替で低域や歪み量を変えられるTS9では細いと感じる人

どちらが上というより、用途が違います。甘く粘るリードならTS808、バンドの中で少し硬めにバンド内で聞き取りやすくなる音ならTS9が選びやすいです。

Tube Screamerの歴史やモデルごとの流れを深く知りたい場合は、こちらの記事で整理しています。

TS系オーバードライブの選び方

本家に近い音を求めるならIbanez系

最初に基準を作るなら、Ibanez TS808、TS9、TS MINIのどれかを選ぶのが分かりやすいです。

本家を知っておくと、派生モデルを弾いたときに「低域が広い」「歪みが強い」「高域が明るい」と判断しやすくなります。

安く試すなら低価格TS系

TS系の傾向を試したいだけなら、最初から高価なモデルを買う必要はありません。

JOYO Vintage OverdriveやElectro-Harmonix East River Driveのようなモデルでも、中域がバンドの中で聞き取りやすくなる感じ、低域が締まる感じ、ブースターとしての使いやすさは十分に確認できます。

ブースター用途なら低域が整理されるもの

Ibanez TS808やTS9は、DRIVEを低め、LEVELを高めにしてブースターとして使われることがあります。

真空管アンプ、Marshall系、Fender系クランチ、BD-2やRATの前段などに置くと、低域が締まり、リードの音がバンド内で聞き取りやすくなります。メタルやハードロックでも、アンプの低域を整理する目的でTS系が使われることがあります。

単体の歪みにしたいなら現代派生モデル

TS808やTS9は、単体で深く歪ませるより、アンプや他の歪みと組み合わせるほうが得意です。

単体のオーバードライブとして使いやすいものを選ぶなら、Plumes、Moonshine、Persian Green Screamerのような現代的な派生モデルが候補になります。歪み量、低域、高域のレンジが広く、アンプがクリーンでも音を作りやすいです。

TS系オーバードライブおすすめ13選

1. Ibanez TS808

TS808は、Tube Screamerを語るうえで基準になるモデルです。

中音域が強くなり、バンド内でギターを聞き取りやすくなります。ゲインを上げても歪みが荒れすぎず、ブルースやロックのリードで音の伸びを出しやすいです。

特に真空管アンプを少し歪ませた状態で使うと、低域が締まり、ギターの中音域がバンド内で聞き取りやすくなります。ストラトやテレキャスターのようなシングルコイルとも相性が良いです。

おすすめな人:

  • 本家のTSサウンドを知りたい人
  • 滑らかなリードトーンが欲しい人
  • アンプへの入力を強くする用途で使いたい人

2. Ibanez TS9 Tube Screamer

TS9は、現行で手に入れやすい定番Tube Screamerです。

TS808より少し硬く、バンドの中で聞き取りやすい印象があります。バッキングでコードを刻むとき、リードで中域を持ち上げたいとき、どちらにも使いやすいです。

初めてTS系を買うなら、TS9はかなり堅い選択です。派手ではありませんが、アンプや他の歪みとの組み合わせで真価が出ます。

おすすめな人:

  • 初めてTS系を買う人
  • ロックのバッキングにも使いたい人
  • 定番の音を現行品で押さえたい人

3. Ibanez TS MINI

TS MINIは、小型ボードに入れやすいTube Screamerです。

Ibanez TS MINIは、オンにすると中音域が強くなり、低音域が減る傾向があります。小型のため、ライブ用ボード、サブボード、宅録用ボードの空きが少ない場合に候補です。

フルサイズのTS9より操作ノブは小さいので、足元で細かく調整する用途より、一度設定して固定する使い方に向いています。

おすすめな人:

  • ボードのスペースを節約したい人
  • 安めに本家系TSを試したい人
  • ブースター用に小型エフェクターを足したい人

4. Ibanez TS9DX Turbo Tube Screamer

TS9DXは、TS9をベースにモード切替を追加したモデルです。

通常のTS9では低音域が足りない人や、歪み量と出力音量を増やしたい人に向いています。TS系の中域を残しつつ、アンプやギターに合わせて低中音域を変えられるのが便利です。

Ibanez TS9DXはMODEを切り替えると低音域と歪み量が変わります。まずTS9モードから始め、必要に応じてMODEを切り替えてください。

おすすめな人:

  • TS9が少し細いと感じる人
  • 1台で複数のTS系サウンドを使いたい人
  • ハムバッカーでも使いやすいTS系が欲しい人

5. Ibanez TS808HWV2

TS808HWV2は、TS808系の上位モデルとして考えたい1台です。

価格は上がりますが、TS808の傾向をより丁寧に作りたい人には候補になります。TS系をブースターとして常用する人、アンプの反応やピッキングニュアンスを細かく見たい人向けです。

初めてのTS系としてはやや高価なので、まずTS9やTS MINIで傾向を確認してから検討しても遅くありません。

おすすめな人:

  • TS808系を長く使いたい人
  • 本家TSを探している人
  • アンプへの入力を強くする使い方を重視する人

6. Electro-Harmonix East River Drive

East River Driveは、TS系の傾向を分かりやすく試せるオーバードライブです。

中音域が強くなり、低域がすっきりするので、ブルースやロックのリードブースターとして使いやすいです。価格も本家より抑えやすく、TS系を初めて試す人にも向いています。

音は派手ではありませんが、アンプやギターを選びにくく、使いどころが多いモデルです。

おすすめな人:

  • 低予算でTS系を試したい人
  • シンプルな3ノブODが欲しい人
  • ブルース、ロックで使いたい人

7. JOYO Vintage Overdrive JF-01

JOYO Vintage Overdrive JF-01は、安いTS系として定番のモデルです。

価格を考えるとかなり試しやすく、TS系の中域、低域の締まり、ブースター用途を体験するには十分です。初めてのオーバードライブとしても使いやすいです。

高級機と比べると音の変化やノイズ面で差はありますが、「TS系が自分のアンプに合うか」を確認するには良い選択肢です。

おすすめな人:

  • とにかく安くTS系を試したい人
  • 初めてオーバードライブを買う人
  • サブボード用に1台欲しい人

8. EarthQuaker Devices Plumes

Plumesは、TS系を現代的に広げたようなオーバードライブです。

3つのクリッピングモードを切り替えられるので、クラシックなTS系ブースターから、明るくバンド内で聞き取りやすくなる単体オーバードライブまで作れます。一般的なTS系よりレンジが広く、音がバンドの中で聞き取りやすいです。

クリーンアンプでも使いやすいので、真空管アンプを大音量で鳴らせない環境にも向いています。

おすすめな人:

  • 現代的なTS系が欲しい人
  • 1台で複数の歪み方を使いたい人
  • クリーンアンプでも音を作りたい人

9. JHS Pedals The Bonsai

The Bonsaiは、複数のTS系サウンドを1台で切り替えられるエフェクターです。

TS808、TS9、TS10系のモードを切り替え、1台で音域と歪み量を比較できます。1つのTS系だけでは物足りない人、曲ごとに音域の傾向を変えたい人に向いています。

価格は安くありませんが、複数のTS系を買い集める前に傾向を探れるので、結果的に効率が良い場合もあります。

おすすめな人:

  • TS808とTS9の違いを比べたい人
  • 複数のTS系を1台で済ませたい人
  • レコーディングで音色を切り替えたい人

10. JHS Pedals Moonshine Overdrive V2

Moonshine V2は、TS系をより太く、ラフに使いたい人向けのオーバードライブです。

本家TSよりも歪み量があり、単体のドライブとして使いやすいです。クリーンアンプに直接つないでも音が細くなりにくく、ロック寄りのバッキングやリードにも対応できます。

クラシックなTS系の上品さより、少し荒くて太いドライブ感が欲しい人に合います。

おすすめな人:

  • TS系を単体の歪みとして使いたい人
  • 太めのロックサウンドが欲しい人
  • 本家TSでは物足りない人

11. One Control Persian Green Screamer

Persian Green Screamerは、扱いやすいTS系ミニエフェクターです。

One Control Persian Green Screamerは小型で、軽い歪みから中音域を強める設定まで調整できます。ボードの空きが少ない場合に候補です。

TS系の中音域を保ちながら、小型ボードにも載せやすい本体サイズです。

おすすめな人:

  • ミニサイズのTS系が欲しい人
  • ボードの空きが少ない人
  • 低ゲインブースターとして使いたい人

12. Voodoo Lab Sparkle Drive Mod

Sparkle Drive Modは、TS系の歪みにクリーン信号を混ぜられるオーバードライブです。

Ibanez TS808やTS9は、オンにすると低音域が減り、中音域が強くなります。変化の大きさはギター、アンプ、設定で異なります。Sparkle Drive Modは原音を混ぜられるので、アタックや低音域を残しながら中音域を強められます。

クリーンブレンド付きのTS系を探している人にはかなり使いやすいモデルです。

おすすめな人:

  • 原音を残したい人
  • ブースター用途を重視する人
  • TS系の細さが気になる人

13. MXR GT-OD

MXR GT-ODは、TS系に近い中音域の強さを持つ扱いやすいオーバードライブです。

本家TSよりも少し明るく、ロック寄りに使いやすい印象です。アンプへの入力を強くするブースターとしても、単体のオーバードライブとしても使えます。

MXRらしく操作がシンプルなので、細かい設定に悩まず使いたい人にも向いています。

おすすめな人:

  • ロック寄りのTS系が欲しい人
  • シンプルな操作性を重視する人
  • ブースター兼オーバードライブとして使いたい人

TS系をブースターとして使う設定

Tube Screamer系の製品には、DRIVEを低め、LEVELを高めにしてアンプへの入力を強くする使い方があります。ただし、音量や音域の変化は製品と設定で異なります。

基本設定は次のように考えると分かりやすいです。

用途DRIVETONELEVEL
リードブースター9〜11時12時前後1〜3時
クランチ補正8〜10時11〜1時12〜2時
単体オーバードライブ12〜2時11〜1時音量が揃う位置
ハイゲイン前段0〜9時10〜12時1〜3時

低域が多すぎるアンプや歪みの前に置くと、音が締まってリフが弾きやすくなります。逆に、もともと低域が少ないギターやアンプでは、TS系だけだと細く感じることもあります。

TS9の改造やオペアンプの違いまで踏み込みたい場合は、こちらの記事が参考になります。

TS系が合う人・合わない人

TS系が合う人

  • ブルース、ロック、フュージョンで使いたい人
  • 真空管アンプへの入力を強くしたい人
  • リードの中域をバンドの中で聞き取りやすくしたい人
  • バンドでギターを埋もれにくくしたい人
  • 歪みの低域を締めたい人

TS系が合わない人

  • 単体でハイゲインディストーションを作りたい人
  • 低域を太く広く残したい人
  • 透明でクセの少ないオーバードライブだけが欲しい人
  • 中域のクセが苦手な人

Tube Screamer系には、中音域が強くなり、低音域が減る製品があります。中域がバンドの中で聞き取りやすくなることをメリットと感じるか、クセと感じるかで評価が分かれます。

TS系と他のオーバードライブの違い

系統音の特徴TS系との違い
TS系中音域が強くなり低域が締まるバンド内でギターを聞き取りやすい
Klon系原音とエフェクト音の割合、出力音量TS系よりレンジが広め
Bluesbreaker系低ゲインで自然TS系よりクセが少ない
BD-2系荒さと反応の速さTS系より低域と高域が広い
RAT系粗い歪みと低中音域の量TS系より歪み量が多い

自分のアンプやギターが細く感じるなら、TS系よりBD-2系やKlon系のほうが合うこともあります。逆に、低域が膨らむ環境ではTS系がかなり便利です。

オーバードライブ全体を比較したい場合は、こちらも参考になります。

公式情報・参考

参考 Ibanez TS808Ibanez 参考 Ibanez TS9Ibanez 参考 Plumes Small Signal ShredderEarthQuaker Devices

FAQ

TS系オーバードライブとは何ですか?
Tube Screamer系には、中音域が強くなり、低音域のぼやけが減る製品があります。ブースターとして使われることもあります。
TS808とTS9はどちらがおすすめですか?
高音域の角が控えめなリードならTS808、高音域がやや強くバンド内で聞き取りやすい音ならTS9が候補です。初めてならTS9が選びやすいです。
安いTS系ならどれが良いですか?
低予算ならJOYO Vintage OverdriveやElectro-Harmonix East River Driveが候補です。TS系の音の傾向を試すには十分使いやすいです。
TS系はブースターとして使えますか?
使えます。DRIVEを低め、LEVELを高めにすると、アンプや歪み系エフェクターの前で中音域を強め、低音域のぼやけを減らせます。
TS系はどんなジャンルに合いますか?
ブルース、ロック、フュージョンに合います。ハイゲインアンプの前段で低域を締める使い方も定番です。
TS系が合わない場合は何を選べばいいですか?
BOSS BD-2、Marshall Bluesbreaker、Klon Centaurでは、強くなる音域と歪み方が異なります。分類名だけで選ばず、実際の製品と設定を比較してください。

TS周辺のヴィンテージ国産モデルも比較する

本家TS808/TS9だけでなく、同時代の派生や近い用途の実機を見ると、中音域、低音域、歪み量の違いを把握しやすくなります。

TS系の限定・モディファイ実機も比較する

まとめ

Ibanez TS808やTS9では、中音域が強くなり、低音域が減る傾向があります。同じ分類の製品でも、変化は機種と設定によって異なります。

初めてならIbanez TS9かTS MINI、本家の滑らかさを重視するならTS808、安く試すならJOYO Vintage Overdrive、現代的な使いやすさならPlumesやThe Bonsaiが候補になります。

単体で派手に歪ませるより、アンプや他の歪みと組み合わせたときに強いタイプです。自分のアンプの低域が膨らむ、リードが埋もれる、歪みをもう一段バンドの中で聞き取りやすくしたい。その場合は、Ibanez TS9やTS808を候補にできます。