BOSS SD-1の改造方法7つまとめ

ギタリストであれば誰しもが入手したことのあるであろうBOSS SD-1は様々な改造パターンが存在し、Keeley社やWeed社などハイエンドブランドから改造モデルが販売されています。

個人的には元のままでも十分いいエフェクターですが、2010年代に入ってから急に価格見直しが発生し、5,000円程度で新品が入手できるようになったので、改造へのハードルもぐっと下がりました。

本日は年間100台以上エフェクターを自作し、自分用のSD-1を5台保有している管理人が今まで試して良かった改造方法を【7つ】ご紹介いたします。

改造は自己責任でお願いします!

管理人が試してよかったものだけ紹介してますが、試して壊れちゃった!とかあんまりいい音にならなかった等は自己責任でお願いします。

基本的に海外のビルダーが考案したものです。

BOSS SD-1とは?

BOSS Super OverDrive  SD-1

BOSS Super OverDrive SD-1

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現行品は改造しづらい!
現在販売されてるSD-1は表面実装のチップ基板のため改造しにくいです。中古で少し古いものを狙いましょう。

BOSS OD-1の後継機

有名すぎて説明する必要もないかもしれませんが、BOSS SD-1は正式名称「Super Overdrive」といい、前身機であるBOSS OD-1をアップデートしたモデルとして1984年ごろにリリースされました。

名器と呼ばれるOD-1にも大きく分けて2つの回路が存在し、クアッド型のオペアンプのタイプ、2回路入のオペアンプのタイプがあります。

2回路入オペアンプタイプはいわゆるTS系の回路に近く、SD-1はこの2回路入りオペアンプの回路を元に定数調整され、トーン回路が追加されたモデルになります。

日本製と台湾製が存在する

BOSS SD-1は長いBOSSの歴史の中でも一番販売歴が長い、超ロングセラーなモデルです。

そのためBOSS初期の日本製モデルも存在しながら、現行品は台湾工場で製造されています。

管理人はどちらも保有していますが、圧倒的に日本製初期のSD-1の方が温かみがあり太い歪みです。回路は全く同じなのですが、古い部品で数値が微妙に変わっている恩恵かと思います。

日本製は最近でも15,000円から20,000円程度で入手出来るので比較的容易に入手できますが、お財布事情考えれば近年生のSD-1を改造して良くしたほうが愛着も湧いていいですよね。

SD-1はどんな回路?

トランジスタ2つとオペアンプ1つで信号を作っており、ダイオード3つによる非対称クリッピングによって歪みサウンドを作っています。

今回ご紹介する改造には、オペアンプ・トランジスタの交換系の改造はありませんが、元々ついているオペアンプNJM4558DをTL072やOPA2134などFET系オペアンプに交換するとよりパワフルになって面白いかもしれません。

とはいえ4558系のサウンドがSD-1の味かと思いますので、改造するのであればクリッピング部分のダイオード交換の方が管理人としては好みです。

SD-1の改造方法7つ

部品箇所

SD-1 改造箇所

TEXAS MOD / 低音を増やして荒々しく!

改造箇所【6箇所】

  • C2 0.047uF
  • C3 0.047uF(試してみてもっと低音が欲しい場合は0.1uFくらいまで容量上げてもOK)
  • C6 取り外す。ジャンパーもしない。
  • C10 1uF(フィルムコンデンサ)
  • D4 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
  • D6 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
コンデンサの交換で低音域を持ち上げつつ、クリッピングダイオードを整流ダイオードに交換することで真空管アンプのような温かみのあるブーストに改造することが出来ます。

Fullclone MOD / レンジを広げてクリアーな歪みへ!

改造箇所【8箇所】

  • C2 0.047uF ミッドよりにレンジが広くなります。
  • C3 0.1uF 低音を増やします。
  • C6 0.022uF 高音の歪みに少し制限をかけます。
  • C10 1uF(フィルムコンデンサ) 信号をクリアにします。
  • R6 2.2K 信号をクリアにします。
  • D4 1N34A+1N4001の直列(1N34Aはゲルマニウムダイオードであれば別のものでもOK。整流ダイオードも)
  • D5 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
  • D6 1N34A+1N4001の直列(1N34Aはゲルマニウムダイオードであれば別のものでもOK。整流ダイオードも)
クリッピング部分で派手さをだしつつ、コンデンサと抵抗の交換でクリアーな音色を作り出す改造方法です。

この改造方法は、モディファイメーカーでもよく使われている印象です。

Blues MOD / ブルージーに枯れた歪みへ

改造箇所【8箇所】

  • C2 0.1uF 低音を増やします。
  • C3 0.1uF 低音を増やします。
  • C5 0.022uF
  • C6 取り外す。ジャンパーもしない。
  • C10 1uF(フィルムコンデンサ) 信号をクリアにします。
  • D4 1N34A+1N4001の直列(1N34Aはゲルマニウムダイオードであれば別のものでもOK。整流ダイオードも)
  • D5 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
  • D6 1N4001+LEDの直列(1N4001は整流ダイオードであれば別のものでもOK。LEDは3mmサイズの低輝度のもの)
前述のFullclone Modと似てますが、SD-1の弱点であるハイがきつすぎる点を解消しながら枯れたニュアンスを出すことにシフトした改造方法です。

ブルース好きにはおすすめです。

Chocolate MOD / 甘くナチュラルな歪みへ

改造箇所【6箇所】

  • C2 0.1uF 低音を増やします。
  • C3 0.1uF 低音を増やします。
  • C6 取り外す。ジャンパーもしない。
  • D4 LED(3mmサイズの低輝度のもの。出来るだけ安いやつでOK)
  • D5 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
  • D6 1N34A(1N34Aはゲルマニウムダイオードであれば別のものでもOK。)
SD-1の特性を活かしつつ、低音の増強と歪み波形を調整して甘く太いサウンドになります。

改造箇所も少ないので簡単でおすすめです。

TS Steroid Mod / SD-1をTS-9風に!

改造箇所【7箇所】

  • C2 0.047uF 中音を増やします。
  • C3 0.047uF 中音を増やします。
  • C6 取り外す。ジャンパーもしない。
  • C10 1uF(フィルムコンデンサ) 信号をクリアにします。
  • C12 0.1uF
  • D4 1N4001(整流ダイオードであれば何でもOK)
  • D6 LED(3mmサイズの低輝度のもの。出来るだけ安いやつでOK)
TS風に改造するMOD方法ですが、もっとやるならD5も外しちゃってもいいかもしれません。

個人的にはTS風になると言うよりはミッドが強調されて使いやすくなった印象です。

BSM Mod / 非常に実戦的!

改造箇所【9箇所】

  • C2 0.1uF ミッドを強調します。
  • C3 0.22uF 低音を強調します。
  • C6 取り外します。ジャンパーもなし。
  • C7 1uF(フィルムコンデンサ) クリアになります。
  • C8 0.1uF
  • C10 1uF(フィルムコンデンサ) クリアになります。
  • D5 LED(3mmサイズの低輝度のもの。出来るだけ安いやつでOK)
  • D6 1N34A(ゲルマニウムダイオードであれば別のものでもOK。)
歪み感は薄まりますがクリアーでメリハリのあるブースターに変化します。BSMはなんの略称かは不明ですが、BSMってエフェクターブランドがあるので一時期BSMでモディファイものを販売していたのでしょうか?

BASS OD MOD / ベースにも使えちゃう!

改造箇所【4箇所】

  • C3 取り外してジャンパー。
  • C6 取り外すだけ。ジャンパーもなし。
  • R10 取り外してジャンパー。
  • D6 200pfコンデンサ 歪みが抑えられます。
最後はSD-1をベースオーバードライブにしてしまおうというモディファイです。OBD-3は販売されていますが、セッティングがシビアだったりするのでSD-1のようなシンプルなコントロールをベースでも体感したい!という人は多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめです。

SD-1改造MODのまとめ

いかがでしょうか。SD-1は近年かなりお安く新品で購入できるようになっているので、改造へのハードルがぐっと下がりました。

部屋の片隅に追いやられてしまっている現行SD-1も多いかとは思いますので、皆様も是非改造して現役復帰させてあげてください。

あと上記には記載しませんでしたが、アウトプット側の1uF電解コンデンサは2.2uFに交換したほうがバランスがいいかもしれません。