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RAT系エフェクターおすすめ13選|RAT2・DRV2・PackRatを比較

RAT系エフェクターおすすめ13選|RAT2・DRV2・PackRatを比較

RAT系エフェクターを初めて買うなら、まずはProCo RAT2が基準です。小型ならLil’ RAT、歴代RATを切り替えたいならJHS PackRat、ローゲインから使いやすい高級機なら1981 Inventions DRV2が候補になります。

RATは、軽いオーバードライブから荒いディストーション、ファズに近い深い歪みまで作れるのが魅力です。ただし、RAT系と呼ばれる製品がすべて同じ回路・同じ音ではありません。

先に結論

迷ったらRAT2、ボードを小さくするならLil’ RAT、1台で違いを試すならPackRat、ローゲインの分離と高級感ならDRV2、安く試すならTC Electronic MAGUS PROかMOOER Black Secretを選ぶと整理しやすいです。

RAT系エフェクターおすすめ13選の比較

製品RAT2との主な違い向いている人
ProCo RAT2基準となる3ノブ最初の1台が欲しい
JHS PackRat9種類のアナログ回路歴代・派生回路を比べたい
1981 Inventions DRV2ローゲインでも分離しやすい高級なRAT系を探している
ProCo Lil’ RAT小型筐体ボードを小さくしたい
ProCo FAT RAT低域とクリッピングを切替太い低音が欲しい
ProCo Turbo RATLEDクリッピング音量と弾き方への反応が欲しい
ProCo You Dirty RATゲルマニウムクリッピング潰れたファズ寄りが好き
Wampler RatsbaneGain/Voiceスイッチ小型で調整幅が欲しい
JAM Pedals Rattler MK2ミッドブーストとゲイン切替リードで中域を足したい
Walrus Audio Iron Horse V3Si/LEDを連続調整クリッピングを追い込みたい
EarthQuaker Devices Life Pedalオクターブとブーストを追加重く実験的な音を作りたい
TC Electronic MAGUS PRO3モード安く音の違いを試したい
MOOER Black SecretVintage/Turboの2モード最小予算・省スペースで試したい

RAT系エフェクターとは

RATの基本は、オペアンプで信号を大きく増幅し、ダイオードで波形を強く切るハードクリッピングと、FILTERで高域を削る構成です。専門用語を覚えなくても、「中域に密度があり、ゲインを上げると角が丸く潰れてファズへ近づく歪み」と考えると選びやすくなります。

FILTERは一般的なToneと動きが逆です。右へ回すほど高域が減って暗くなり、左へ回すほど明るくなります。音がこもる場合はFILTERを左へ、耳に痛い場合は右へ少しずつ動かしてください。

RAT2の回路、ヴィンテージRATの年代差、LM308について詳しく知りたい場合は、1986年製RATの実機記事で確認できます。


参考
Product Profile: Deucetone RAT and Lil’ RATACT Entertainment公式

RAT系エフェクターの選び方

初めてならRAT2を基準にする

RAT2は、DISTORTION、FILTER、VOLUMEの3ノブだけで、RATの基本を把握しやすいモデルです。派生機を先に買う場合も、RAT2より低域が多いのか、クリッピングが硬いのか、ローゲインが使いやすいのかを比較すると違いが分かります。

クリッピングの違いで選ぶ

シリコンダイオードを使う標準的なRATは、歪みが早く始まり、音が強く圧縮されやすい傾向です。Turbo RATのLEDは、同じ設定ならクリップが始まるまでの幅が広く、音量と弾き方の強弱を残しやすくなります。You Dirty RATのゲルマニウムは、より低いレベルから潰れやすく、ファズ寄りの質感を作りやすい構成です。

ただし、音はダイオードだけで決まりません。コンデンサーの値、増幅量、電源電圧、前後につなぐ機材でも低域と歪み方が変わります。

用途に合う機能だけを選ぶ

RATの基本音だけならRAT2かLil’ RATで十分です。複数の回路を比較するならPackRat、低域とクリッピングを切り替えるならFAT RAT、オクターブやブーストまで1台にまとめるならLife Pedalが向きます。

RAT系エフェクターおすすめ13選

1. ProCo RAT2

RAT2は、初めてRAT系を買う人の基準です。DISTORTIONを9〜12時にすれば輪郭を残したロック向け、2時以降では音の角が丸くなり、ファズに近い荒い歪みへ進みます。

FILTERは12時から始め、アンプが明るい場合は右、暗い場合は左へ動かすと調整しやすくなります。派生機より機能は少ないものの、「RATらしさ」を判断する基準として長く使えます。


参考
RAT DistortionACT Entertainment公式

2. JHS Pedals PackRat

JHS Pedals PACKRAT

JHS Pedals PACKRAT

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Amazonの情報を掲載しています

PackRatは、歴代RATと有名な派生回路を1台で比較したい人向けです。OG、White Face、Turbo、BRAT、Dirty、LA、Landgraff、Caroline、JHSの9モードを切り替えます。

切り替えはデジタル制御ですが、音声がデジタル化される機種ではありません。JHS公式では、261個の部品を40個のスイッチで切り替え、各モードのアナログ回路を構成すると説明しています。

モード数が多いため、最初はVolume、Distortion、Filterを同じ位置にして違いを比べてください。RAT2の基本音だけでよい人には機能が過剰ですが、ヴィンテージを何台も集めずに差を試せるのが強みです。


参考
PACKRATJHS Pedals公式

3. 1981 Inventions DRV2

DRV2は、RAT系として語られることが多い高級ディストーションです。公式はRATの複製とは案内していないため、単純なクローンではなく、RATを連想させる荒さをローゲインから使いやすくした候補として比較します。

GAINを下げても弦ごとの音がまとまりすぎず、オーバードライブに近い使い方がしやすいのが特徴です。CUTはRATのFILTERと同じく、高域の量を整える役割として扱えます。

9Vと18Vに対応し、内部でトゥルーバイパスを選択できます。価格よりも、低いゲインでの分離、ノイズ、筐体を含む作り込みを優先する人に向きます。


参考
DRV21981 Inventions公式

4. ProCo Lil’ RAT

Lil’ RATは、RATの基本音と3ノブを小型筐体にまとめたモデルです。大きなRAT2を置くスペースがないボードや、持ち運びを軽くしたい場合に向きます。

音色を増やす機種ではないため、モード切り替えが必要ならPackRatやMAGUS PROを選んでください。RAT2と同じ役割を小さく収めたい人には、最も分かりやすい選択です。

5. ProCo FAT RAT

FAT RATは、標準RATでは低域が細いと感じる人向けです。低域を増やすFATスイッチと、クリッピングの切り替えを備え、RAT2より太いリフやダウンチューニングへ合わせやすくなっています。

低域を増やすと、バンドではベースやキックと重なる場合があります。自宅の単音だけで決めず、コードの分離を聞きながらDISTORTIONと低域を調整してください。


参考
FAT RATACT Entertainment公式

6. ProCo Turbo RAT

Turbo RATは、LEDクリッピングによる大きな出力と、弾き方への反応を求める人向けです。RAT2より潰れ方が控えめに感じやすく、アンプを強く押す用途や、コードの強弱を残す設定に向きます。

同じノブ位置でRAT2と音量を比べると差が出るため、先にVOLUMEをそろえてから歪み方を比較してください。名前の「Turbo」はゲイン量だけを意味するものではありません。

7. ProCo You Dirty RAT

You Dirty RATは、ゲルマニウムダイオードを使った、潰れの強いファズ寄りのRATです。滑らかなローゲインより、コードを荒くまとめる音や、DISTORTIONを上げた太い単音に向きます。

出力と歪み方はRAT2、Turbo RATと異なります。比較するときはVOLUMEを耳でそろえ、ゲイン最大だけでなく12時前後も試すと用途を判断しやすくなります。

8. Wampler Ratsbane

Ratsbaneは、小型筐体でRAT系の調整幅を広げたい人向けです。3段階のGAINスイッチと2段階のVOICEスイッチを備え、歪み量と低域の出方を変えられます。

公式はオリジナルRAT回路への敬意を明記しつつ、オペアンプをソケット式にしています。標準的な3ノブだけではギターやアンプに合わない人が、低域とゲインの範囲を追い込みやすい機種です。


参考
RatsbaneWampler Pedals公式

9. JAM Pedals Rattler MK2

Rattler MK2は、RAT系の荒さを残しながら、リードで中域を足したい人向けです。カスタムのディスクリートオペアンプ、ミッドブースト、ゲインとクリッピングの切り替えを備えています。

バンドで単音が埋もれる場合は、単純にVOLUMEや歪みを上げる前にミッドブーストを試してください。標準RATより機能が多いぶん、基本音だけが欲しい人はRAT2も比較すべきです。


参考
RattlerJAM Pedals公式

10. Walrus Audio Iron Horse V3

Iron Horse V3は、シリコンとLEDのクリッピングをノブで連続的に調整したい人向けです。RAT系でよく比較される「標準の強い潰れ」と「Turbo系の開いた反応」の中間も作れます。

まずSi/LEDを両端で比べ、その後に中間へ戻すと違いが分かりやすくなります。DISTORTION、TONE、LEVELも同時に動かすと判断しにくいため、1つずつ調整してください。


参考
Iron Horse LM308 DistortionWalrus Audio公式

11. EarthQuaker Devices Sunn O))) Life Pedal

Life Pedalは、RAT系ディストーションを中心に、アナログオクターブとブースターを組み合わせた複合機です。通常のロック用RATより、重いドローン、スラッジ、ノイズを含む実験的な音作りに向きます。

EarthQuaker Devices公式の開発記事では、LM308を使ったRATを核に、オクターブとブーストを加えた経緯を説明しています。標準RATの代用品ではなく、3つの役割を重ねる機種として選んでください。


参考
Sunn O))) Life Pedalの開発背景EarthQuaker Devices公式

12. TC Electronic MAGUS PRO

MAGUS PROは、価格を抑えて複数のRAT系モードを試したい人向けです。CLASSIC、TURBO、FATの3モードがあり、標準的な歪み、LEDクリッピング寄りの反応、低域を増やした方向を切り替えられます。

PackRatほど歴代回路を細かく比べる機種ではありません。その代わり、必要な3方向を簡単に選びたい人には扱いやすく、最初のRAT系にも向きます。

13. MOOER Black Secret

Black Secretは、最小予算と省スペースを優先する人向けです。VintageとTurboの2モードを備え、標準的なRAT系と、より出力の大きいTurbo系を切り替えられます。

MOOER公式では、Vintageは滑らかなクラシックディストーション、TurboはVintageの2倍を超える最大出力と説明しています。電池には対応しないため、9Vセンターマイナスのアダプターを用意してください。


参考
Black SecretMOOER公式

用途別ならどのRAT系を選ぶか

ロックのバッキングとリードを1台で作る

RAT2を選び、DISTORTIONを10〜1時、FILTERを11〜1時から調整するのが近道です。弾き方への反応と出力を増やしたい場合はTurbo RAT、低域を太くしたい場合はFAT RATへ進んでください。

ローゲインで常時ONにする

DRV2が有力です。RAT2でもDISTORTIONを下げれば軽い歪みを作れますが、ローゲインでの弦の分離や高域の整えやすさを優先するならDRV2を比較してください。

高級オーバードライブ全体の中でDRV2の立ち位置を確認したい場合は、ハイエンドODの記事も参考になります。

安くRAT系を試す

3モードが必要ならMAGUS PRO、最小サイズと2モードならBlack Secretが候補です。価格だけでなく、国内流通、保証、電源、スイッチの位置も確認してください。

RAT系以外を含む安いディストーションは、価格帯別の記事で比較できます。

RAT系エフェクターの基本設定

軽いクランチ

DISTORTIONは8〜10時、FILTERは10〜12時、VOLUMEはバイパス時より少し大きくします。アンプがすでに歪んでいる場合は、DISTORTIONをさらに下げ、VOLUMEでアンプへ入る信号を大きくしてください。

定番のディストーション

DISTORTIONとFILTERを12時から始めます。コードが潰れる場合はDISTORTIONを下げ、高域が痛い場合はFILTERを右へ動かします。低域が多すぎるときは、RAT側だけでなくアンプのBassも確認してください。

ファズ寄り

DISTORTIONを3時以上へ上げ、FILTERで高域を整えます。音がまとまりすぎる場合はギター側のボリュームを少し下げるか、DISTORTIONを戻してください。You Dirty RATやLife Pedalは、この方向をさらに強くしたい場合の候補です。

RAT系をほかの歪みとつなぐ順番

定番は「ギター → オーバードライブ → RAT系 → アンプ」です。前段のオーバードライブで低域を減らしてからRATへ入れると、歪みが増えてもリフの輪郭を残しやすくなります。

反対にRATを前へ置くと、後段のオーバードライブの中域や音量特性が最終的な音へ強く出ます。正解は1つではないため、両方の順番で音量、ノイズ、コードの分離を確認してください。

RAT系以外の定番・ハイゲイン機を横断して選ぶ場合は、ディストーション総合記事も確認してください。

RAT系エフェクターのFAQ

RAT2はオーバードライブ、ディストーション、ファズのどれですか?
製品分類はディストーションですが、DISTORTIONを下げればオーバードライブ寄り、上げればファズ寄りまで使えます。1台で歪み方を広く変えられることがRATの特徴です。
JHS PackRatとRAT2はどちらがおすすめですか?
RATの基準音を簡単に使うならRAT2、歴代RATや有名な派生回路を9モードで比較したいならPackRatがおすすめです。モードを使わないならRAT2のほうが操作は簡単です。
1981 Inventions DRV2はRATのクローンですか?
RAT系として語られることが多い機種ですが、1981 Inventions公式は単純なRATクローンとは案内していません。RATを連想させる荒さと、ローゲインでの分離を両立する別の選択肢として比較するのが適切です。

まとめ

最初の1台ならRAT2、小型ならLil’ RAT、歴代・派生回路を比べるならJHS PackRat、ローゲインから上品に使うなら1981 Inventions DRV2が候補です。

太い低域ならFAT RAT、LEDクリッピングならTurbo RAT、ファズ寄りならYou Dirty RATを選ぶと、現行ProCoの中でも目的を分けられます。安く試す場合はMAGUS PROとBlack Secretを比較してください。

RAT系は、回路名や使用オペアンプだけで決めるより、FILTERの効き方、クリッピング、低域、実際に使うゲイン量で選ぶほうが失敗しにくいです。