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Kirk Fletcher使用エフェクターまとめ|エフェクターボードと音作り

Kirk Fletcher使用エフェクターまとめ|エフェクターボードと音作り

Kirk Fletcherの音をエフェクターで近づけるなら、最初に見るべきなのは歪みの量ではなく、アンプへの入力をどの程度強くしているかです。

結論から言うと、Kirk Fletcher系のブルーストーンは、ローゲインのオーバードライブ、クリーンブースター、控えめな空間系を中心に組むと近づけやすいです。Jan Ray、TS9、RC Booster、Topangaのような「音色を作り込みすぎないエフェクター」が軸になります。

この記事では、Kirk Fletcherの使用エフェクターとして名前が挙がる機材、エフェクターボードの考え方、カーク・フレッチャー風の音作りを実用目線で整理します。

この記事の前提
アーティスト機材は時期やライブ編成で変わります。この記事では、既存の公開情報、動画で確認しやすい機材、使用例として名前が挙がる機材を分けて紹介します。本人の現行ボードを完全に断定するものではありません。
参考 Kirk Fletcher Official WebsiteKirk Fletcher

Kirk Fletcherの演奏動画

Kirk Fletcherの音作りは、機材名だけでなくピッキングの強弱、ビブラート、アンプの反応まで含めて見ると理解しやすいです。まずは実際の演奏動画で、歪み量が意外と控えめなことを確認しておくと、エフェクター選びで迷いにくくなります。

Kirk Fletcherの使用エフェクター一覧

製品カテゴリ役割再現での優先度
VEMURAM Jan Rayオーバードライブ原音を大きく変えにくい軽い歪み高い
Ibanez TS9 Tube Screamerオーバードライブ中音域を強め、ソロの音量を上げる高い
Xotic RC Boosterブースター音量と輪郭を足す高い
Catalinbread Topangaリバーブアンプライクなスプリング感高い
Lovepedal Tchulaブースター/ODアンプへの入力を強くするローゲイン中
ZVEX Box of RockディストーションMarshall系の太い歪み中
TC Electronic Flashback Delayディレイ薄い反復音や残響、ソロの余韻中
Line 6 DL4 Delay Modelerディレイ多機能ディレイ/ルーパー中
MXR Phase 90フェイザーファンク/ソウル寄りの揺れ中
Voodoo Lab Pedal Power 2 Plusパワーサプライボード全体の安定化中

Kirk Fletcherのエフェクターボードは、派手な飛び道具で音を作るというより、ギター、アンプ、ピッキングの反応を残す方向です。特にブルースでは、歪みを深くしすぎるとタッチの強弱が平坦になります。軽い歪みとブーストでアンプへの入力を強くする考え方が合います。

Kirk Fletcher風の音作りの結論

カーク・フレッチャー風の音作りは、次の順番で考えると失敗しにくいです。

  • アンプはクリーンから軽いクランチにする
  • オーバードライブはゲイン低め、レベル高めにする
  • Ibanez TS9などは、ソロで中音域と音量を上げる用途から試す
  • リバーブは深くかけすぎず、アンプの反復音や残響程度にする
  • モジュレーションは曲の色付けとして薄く使う

自分なら、まずはFender系クリーンアンプにローゲインODを1台、TS系を1台、スプリング系リバーブを1台という組み合わせから作ります。そこに必要ならフェイザーやトレモロを足すほうが、Kirk Fletcherらしいタッチの残り方を出しやすいです。

歪み・ブースター系

VEMURAM Jan Ray

Jan Rayは、Kirk Fletcher系の音作りで最初に候補に入れたいローゲインオーバードライブです。強く歪ませるより、アンプのクリーン音や軽い歪みの音量を少し上げる使い方に向いています。

音の方向は、低域を膨らませすぎず、中高域の輪郭を残すタイプです。ブルースのリードでピッキングの強弱を残したいとき、深い歪みよりもこういう反応の速いODが合います。

おすすめ設定は、GAINを低め、VOLUMEを少し高め、BASSとTREBLEはアンプに合わせて微調整です。Fender系アンプで高域が痛い場合はTREBLEを少し下げると、高音域が強すぎず、バンド内で聞こえやすくなります。

Ibanez TS9 Tube Screamer

TS9は、Kirk Fletcher風のソロの音量を上げるために使いやすい定番オーバードライブです。単体で深く歪ませるより、アンプやJan Ray系のローゲインODへの入力を強くする使い方が合います。

Tube Screamer系と呼ばれる製品には中音域が強くなるものがありますが、歪み量、低音域、音量、バッファの有無は機種ごとに異なります。ここで紹介するTS9では、中音域を強めてフレーズを聞こえやすくできます。

設定はDRIVEを9時前後、TONEを弾くアンプに合わせ、LEVELを少し高めから始めるのがおすすめです。歪ませすぎるとKirk Fletcherらしい太いクリーン成分が減るので、控えめに使うのがコツです。

Xotic RC Booster

RC Boosterは、音色を大きく変えずにアンプへの入力を強くしたいときに便利なブースターです。Kirk Fletcherのように、ピッキングのニュアンスを残しながらギターをバンドの中で聞こえやすくしたい場合に相性が良いです。

EQが付いているため、会場やアンプに合わせて低域と高域を少し補正できます。音が細い日はBassを少し足し、高音域が聞こえにくい日はTrebleを少し上げると、ボード全体の使いやすさが上がります。

Xotic Super Clean Buffer

Super Clean Bufferは、ブースター兼バッファーとしてボード全体の輪郭を整えたいときに便利です。RC BoosterよりEQで積極的に作るというより、シンプルに音の張りやケーブルによる高域落ちを補う役割で見やすいです。

エフェクター数が多いボードでは、バッファーの有無でピッキングの反応が変わります。Kirk Fletcher風のようにタッチを大事にする音では、歪みエフェクターだけでなく信号の通り方も重要です。

Lovepedal Tchula

Tchulaは、ブースター寄りのローゲインエフェクターとして考えると分かりやすいです。歪みを作り込むというより、アンプ側の張りや反応を引き出す方向です。

Kirk Fletcher風に使うなら、基本的につけたまま出力を少し上げるか、リードの前にオンにして低中音域を増やす使い方が合います。歪みを増やすより、中音域と弦を弾いた直後の音を強めたい場合に選びやすいです。

ZVEX Vexter Box of Rock

Box of Rockは、Marshall系の太い歪みを足したいときの候補です。Kirk Fletcherの基本トーンはローゲイン寄りですが、ロック色の強い場面ではアンプライクな歪みがあると便利です。

注意点は、ゲインを上げすぎるとブルースらしいピッキングのニュアンスが薄くなることです。Driveを控えめにし、音量と低中音域を増やす方向で使うと、ブルースロック寄りのリードにまとまります。

Lovepedal Amp Eleven

Amp Elevenは、クリーンアンプを少し太くしたいときに候補になるアンプライク系のオーバードライブです。Kirk Fletcher風に使うなら、深い歪みではなく、エフェクターの出力を少し上げる設定が合います。

Jan RayやTS9と役割が重なる部分もありますが、よりラフなブルースロック感を出したいときに使いやすいエフェクターです。

JAM Pedals TubeDreamer

TubeDreamerは、TS系に近い中音域の強さを狙いたいときの候補です。TS9より少しTS9とは異なる製品を選びたい場合に選びやすく、ブルースのリードを聞こえやすくする用途に合います。

Kirk Fletcher風に使うなら、強く歪ませず、アンプやローゲインODへの入力を強くする設定がおすすめです。TS9と同時に使う場合は役割が重なりやすいため、どちらかをメインに決めると音作りが散らかりにくいです。

空間系・モジュレーション系

Catalinbread Topanga

Topangaは、アンプにアンプ内蔵スプリングリバーブに似た残響を足したいときに使いやすいエフェクターです。Kirk Fletcher風の音作りでは、リバーブを主役にするより、ドライ音の後ろに反復音や残響を作る程度が合います。

ブルースではリバーブを深くしすぎると、フレーズの立ち上がりがぼやけます。Dwellを上げすぎず、Mixも控えめにすると、低中音域を保ち、弦を弾いた直後の音も聞き取りやすくなります。

TC Electronic Hall Of Fame Reverb

Hall Of Fameは、複数のリバーブを1台で使い分けたい人に向きます。スプリング系だけでなく、ホールやプレート系も選べるため、ライブの編成に合わせやすいです。

Kirk Fletcher風に寄せるなら、まずはSpring系かPlate系を薄く使います。リードで広げたいときだけ少し深くする程度に留めると、中音域と弦を弾いた直後の音が残ります。

TC Electronic Flashback Delay

Flashback Delayは、ソロに薄い反復音や残響を足すためのディレイとして使いやすいです。Kirk Fletcherのようなブルースリードでは、ディレイ音を目立たせるより、弾いた後ろに短く残る程度が自然です。

設定は、Delay Timeを短めから中程度、Feedbackを少なめ、Levelを控えめにします。スラップバック寄りにすれば古いブルース感が出やすく、少し長めにするとモダンなリード感が出ます。

TC Electronic Flashback Mini Delay

Flashback Mini Delayは、コンパクトなエフェクターボードでディレイを入れたい場合に便利です。細かく操作したい人には通常サイズ、音色を固定して使う人にはMiniが向きます。

Line 6 DL4 Delay Modeler

DL4は、複数のディレイタイプやルーパーを使いたいときの定番モデルです。Kirk Fletcher風の基本音作りでは必須ではありませんが、ライブで曲ごとに反復音の明るさや減衰を切り替えるなら便利です。

ブルースで使うなら、ディレイ音を大きくしすぎないのがポイントです。ソロの後ろに薄く置く設定から始めると、フレーズの中音域を残しやすくなります。

MXR M101 Phase 90

Phase 90は、ファンクやソウル寄りのフレーズに揺れを足す定番フェイザーです。Kirk Fletcherの音作りで常に必要なエフェクターではありませんが、カッティングや長い音に動きを出したいときに使えます。

Speedを上げすぎるとエフェクト感が強くなるため、ブルースでは遅めから始めるのが使いやすいです。薄くかけるだけで、クリーンフレーズに立体感が出ます。

MXR Custom Shop CSP105 Vintage ’75 Phase 45

Phase 45は、Phase 90よりも控えめな揺れを狙いやすいフェイザーです。派手なモジュレーションより、音の奥で少しだけ動く感じが欲しい人に向いています。

Electro-Harmonix Small Stone

Small Stoneは、Phase 90とは違う濃いフェイズ感を出しやすいエフェクターです。ファンク寄りのカッティングや、少しサイケデリックな色を足したいときに合います。

Catalinbread Valcoder

Valcoderは、アンプ内蔵トレモロのような揺れを足したいときに向きます。ブルースでは、深くかけるよりテンポに合わせて薄く入れると、歌ものやスローに浅い揺れを加えられます。

BOSS TR-2 Tremolo

TR-2は、トレモロをシンプルに使いたい人に向く定番エフェクターです。RATE、WAVE、DEPTHで揺れ方を作れるので、薄いアンプトレモロから深い揺れまで調整できます。

ファズ・ワウ・ユニバイブ系

Vertex BC109 Fuzz

BC109 Fuzzは、シリコンFuzz Face系の歪みの粒の粗さや低中音域の多さを狙うときの候補です。Kirk Fletcherの基本はローゲインOD寄りですが、ブルースロックでリードの低中音域を増やしたいときにはファズ系も相性があります。

ファズを使う場合は、ギター側のボリューム操作が重要です。フルで荒く、少し絞ってクランチ寄りにする使い方をすると、表情を作りやすくなります。

VOX V847 Wah

V847は、クラシックなワウサウンドを狙うときの候補です。ブルースでは踏みっぱなしでミッドを固定する使い方も、フレーズに合わせて動かす使い方もできます。

使いすぎるとワウの音が主役になりすぎるため、ソロの一部だけに入れると効果的です。

Sweet Sound Electronics Mojo Vibe

Mojo Vibeは、Uni-Vibe系の揺れを狙うエフェクターです。Kirk Fletcher風の基本セットには必須ではありませんが、深いモジュレーションでブルースロックの色を足したいときに候補になります。

Uni-Vibe系と呼ばれる製品でも、揺れの深さ、原音の混ざり方、入出力は機種ごとに異なります。歪みの前後で音が変わるため、同じ音量で比較します。

チューナー・電源系

KORG Pitchblack

Pitchblackは、ライブ用チューナーとして扱いやすい定番です。エフェクターボードでは音作りに直接関係しませんが、チューニングの安定はブルースのニュアンスに直結します。

TC Electronic PolyTune 2 Mini / PolyTune 3

PolyTune Mini系は、省スペースでエフェクターボードを組みたい人に向きます。現行で選ぶならPolyTune 3系が候補になります。

Voodoo Lab Pedal Power 2 Plus

Pedal Power 2 Plusは、複数のエフェクターへ安定して電源を供給するための定番パワーサプライです。ブルース系のボードでは、歪みの音作りだけでなく、ノイズを減らす電源環境も重要です。

特にファズ、オーバードライブ、空間系を混ぜる場合、電源ノイズが増えると音の輪郭が悪くなります。アイソレート電源を使うと、現場でのトラブルを減らしやすいです。

Kirk Fletcher風エフェクターボードを組むなら

機材を4台に絞るなら、次の組み合わせから始められます。

順番カテゴリ候補役割
1チューナーPitchblack / PolyTuneライブでの安定
2ローゲインODJan Ray / Amp Elevenアンプへの入力を少し強くする
3ミッドブーストTS9ソロの音量を上げる
4リバーブTopanga / Hall Of Fame反復音や残響を足す

もう少し広げるなら、RC Boosterを歪みの前後どちらかに入れ、曲によってPhase 90やTR-2を足します。ファズやワウは常時必要なものではなく、曲の音域のバランスや歪み方を変えたいときの追加枠として考えると整理しやすいです。

近い音を作る設定例

Fender系アンプを使う場合は、アンプを完全なクリーンより少し手前まで上げます。エフェクターだけで歪ませるより、アンプ側に少しだけ張りを作るほうが、Kirk Fletcherの音で聞かれる低中音域が出やすいです。

設定例は次の通りです。

  • Jan Ray: GAIN 9時、VOLUME 12時から少し上、EQはアンプに合わせる
  • TS9: DRIVE 8〜9時、TONE 11〜13時、LEVEL 13時前後
  • RC Booster: Gain低め、Volumeで音量補正、Bass/Trebleは微調整
  • Topanga: Mix控えめ、Dwell控えめ、Toneは明るくしすぎない
  • Delay: Level控えめ、Feedback少なめ、短めから中程度

この設定で大事なのは、歪み量を増やしすぎないことです。ブルースでは、低中音域の量はゲインだけでなく、ピッキング、ギター側のボリューム、アンプの音量で作ります。

FAQ

Kirk Fletcherの音作りで最初に買うならどれですか?
最初はローゲインODかブースターが優先です。Jan Ray系、TS9、RC Boosterのようにアンプの反応を残せるエフェクターから選ぶと近づけやすいです。
Kirk Fletcher風の歪みは深く歪ませますか?
深く歪ませるより、アンプへの入力を少し強くする程度が基本です。ゲインを上げすぎると、ブルースらしいタッチやギター側のボリューム操作が出にくくなります。
Kirk Fletcherのエフェクターボードにディレイは必要ですか?
必須ではありませんが、薄く使うとソロに反復音や残響が出ます。目立つディレイより、短めで控えめな設定のほうがブルースには合わせやすいです。
カークフレッチャー風の音にはTS9とJan Rayのどちらが合いますか?
役割が違います。Jan Rayは常時ONや基礎のローゲイン、TS9はソロ用の中域ブーストに向きます。両方を低ゲインで使い分けると実用的です。

まとめ

Kirk Fletcherの使用エフェクターを参考にするなら、機材名をそのまま集めるより、ローゲイン、ブースト、薄い空間系という考え方を押さえるほうが再現しやすいです。

最初に組むなら、Jan Ray系のローゲインOD、TS9、RC Booster、Topanga系リバーブの4系統が軸になります。そこに、曲調に合わせてフェイザー、トレモロ、ワウ、ファズを足すと、カーク・フレッチャーらしいブルーストーンへ近づけやすくなります。

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