ブルースセッションにおすすめのエフェクター16選
ブルースセッションに持っていくエフェクターで大事なのは、派手な音作りよりも「その場のアンプを使いやすい状態にすること」です。
セッションをやっているお店には、よく鳴るFender系やMarshall系のアンプが置いてあることもあります。一方で、音量を上げにくい、クリーンが硬い、歪ませると低域が暴れる、ソロで前に出ない、というアンプに当たることもあります。
結論から言うと、ブルースセッション用の基本セットは、TS系かSD-1系の中域を押すオーバードライブ、アンプの質感を崩しにくいブースター、必要に応じてRAT/OCD系の少し太い歪み、そして薄いUni-Vibe/ディレイがあればかなり対応できます。
ブルースセッション向けエフェクター早見表
| 機種 | 主な役割 | セッションでの使い方 | 向いている状況 |
|---|---|---|---|
| Ibanez TS808 | 中域ブースト/軽い歪み | アンプを前に押す | 良い真空管アンプ、ソロの抜け |
| Ibanez TS9 | 中域ブースト/定番OD | リード時にON | バンド内で埋もれたくない時 |
| BOSS SD-1 | 中域補正/歪みの締まり | 低域を整理して前に出す | 音が太すぎるアンプ、ハムバッカー |
| BOSS OD-3 | 太いオーバードライブ | アンプが硬い時に厚みを足す | シングルコイル、クリーンアンプ |
| BOSS BD-2 | ピッキング反応/荒めのクランチ | ギターVolで歪みを調整 | ブルースロック、歌うリード |
| VEMURAM Jan Ray | アンプライクOD | 常時ON気味に土台を作る | アンプの質感を残したい時 |
| Fulltone OCDv2 | 太い歪み/ロック寄りOD | クリーンアンプに歪みを足す | ブルースロック、厚いリード |
| 2n3565_tokyo BEAMS OVERDRIVE | トランスペアレント系OD | 厚みを足しつつアンプを押す | アンプの質感を活かしたい時 |
| Xotic EP Booster | 音量/質感補正 | ソロで少し持ち上げる | 音が細いアンプ、クリーン補正 |
| ProCo RAT-2 | 荒い歪み/ファズ寄り | ゲイン低めで太いリード | 荒いブルースロック |
| Electro-Harmonix Soul Food | Klon系ブースト | 音量を上げつつ輪郭を足す | アンプの音を崩したくない時 |
| J. Rockett Audio Designs Archer Ikon | Klon系OD/ブースト | ソロの密度を上げる | 上品な押し出しが欲しい時 |
| MXR Sugar Drive | Klon系ミニOD | 小型ボードで音を前に出す | 荷物を減らしたいセッション |
| MXR M68 Uni-Vibe | 揺れもの/雰囲気作り | スロー曲やソロ前半に薄くかける | Hendrix/SRV系の空気感 |
| BOSS GE-7 | EQ補正 | 店のアンプのクセを整える | アンプがこもる/痛い/抜けない時 |
| BOSS DM-2W | 短いディレイ | リードに奥行きを足す | 音がドライすぎる時 |
ブルースセッションでエフェクターに求める役割
ブルースセッションでは、持ち込み機材を広げすぎると転換が遅くなります。曲数が多く、他の参加者も待っている場では、足元はできるだけシンプルなほうが扱いやすいです。
ただし、何も持っていかないと、アンプの個体差にかなり左右されます。良いアンプならギター直でも気持ちよく弾けますが、音量を上げられないアンプや、クリーンが硬いアンプでは、ソロが前に出なかったり、ピッキングが平坦に聞こえたりします。
そこでエフェクターは、以下の3つを補う道具として考えると失敗しにくいです。
- 音量補正: ソロで少し前に出す
- 歪み量補正: アンプが歪まない時に軽く歪みを足す
- 帯域補正: 中域を出す、低域を締める、高域の痛さを抑える
ブルース向けのペダル選びを広く見たい場合は、既存記事も参考になります。
セッション用ボードの基本形
ブルースセッション用なら、最初から大きなボードを組む必要はありません。
現実的には、チューナー、必要ならUni-Vibe系、オーバードライブ、ブースター、ディレイ。このくらいで十分です。アンプが良ければオーバードライブをブースター気味に使い、アンプがイマイチならペダル側で歪みとEQを少し作ります。
おすすめの接続順は以下です。
おすすめブルースセッション用エフェクター16選
Ibanez TS808
TS808は、ブルースセッションの王道に近いオーバードライブです。
強く歪ませるペダルというより、アンプの前段で中域を押し、ギターをバンドの中で前に出す使い方が合います。特に、Fender系のクリーンアンプや、少し音量を上げた真空管アンプに対して、Driveを低め、Levelを高めにして使うと扱いやすいです。
音の傾向は、低域が少し整理され、中域が前に出る方向です。これにより、音量を上げすぎなくてもソロが聞こえやすくなります。逆に、低音をたっぷり残したい人には少し細く感じることがあります。
ブルースセッションでの使い方は、常時ONよりもリード時のブーストが基本です。アンプがすでに良いクランチを出しているなら、TS808は歪みを足すというより「もう一段前に出す」役割で使うと自然です。
Tube Screamer系をもっと掘り下げたい場合はこちらも参考になります。
Ibanez TS9 Tube Screamer
TS9は、TS808よりも少し輪郭が立ちやすく、セッション現場で扱いやすい定番です。
ブルースセッションでは、TS808ほど上品にまとめるよりも、もう少しはっきり音を前に出したい場面があります。ドラム、ベース、ピアノ、ハープがいるセッションでは、ギターの音が想像以上に埋もれることがあります。TS9はそういう時に便利です。
Driveを9時前後、Toneを中央付近、Levelを少し上げると、アンプの歪みを邪魔せずに押せます。クリーンアンプに対して単体歪みとして使う場合は、Driveを上げすぎるより、アンプ側の音量と組み合わせて調整したほうがブルースらしい粘りが出やすいです。
TS808とTS9で迷うなら、少し柔らかく使いたいならTS808、セッションで抜けを優先したいならTS9、という選び方がわかりやすいです。
BOSS SD-1
BOSS SD-1は、TS系に近い役割を安定してこなせる定番オーバードライブです。
ブルースセッションでは、音を太くするだけでなく、低域を少し締めて、リードを前に出すことが大事です。SD-1は中域が出やすく、歪みの粒も荒すぎないため、バンドの中で音量を上げすぎずに存在感を作れます。
特にハムバッカーのギターや、低域が出すぎるアンプでは使いやすいです。低音が膨らんでリズム隊とかぶる時に、SD-1を軽く踏むと音の焦点が合いやすくなります。
注意点は、単体で太い歪みを作るタイプではないことです。クリーンアンプに小音量でつないで「これだけで極太ブルースロック」を作るより、アンプを押す補正ペダルとして考えるほうがSD-1らしさを活かせます。
BOSS OD-3
BOSS OD-3は、SD-1よりも太く、アンプライクに使いやすいオーバードライブです。
セッション会場のアンプが硬い、音が細い、音量を上げても気持ちよく歪まない。そういう時にOD-3は便利です。TS系のように中域を絞って前に出すというより、低域から中域まで厚みを残しながら歪みを足せます。
シングルコイルのストラトやテレキャスターで、少し線が細く感じる時に合いやすいです。Driveを低めにすればクランチ補正、Driveを上げればブルースロック寄りのリードまで対応できます。
セッションで1台だけBOSSの歪みを持っていくなら、抜け重視のSD-1、太さ重視のOD-3で選ぶとわかりやすいです。
BOSS BD-2
BOSS BD-2は、ピッキングの強弱やギター側のボリュームに反応しやすいオーバードライブです。
ブルースでは、常に同じ歪み量で弾くより、右手の強弱でクリーン寄りからクランチまで動かせるほうが楽です。BD-2はその方向に向いています。TS系やSD-1ほど中域を固めすぎず、少し荒さのある歪みを作れます。
使い方としては、Gainを上げすぎず、アンプが少しだけ歪む手前の質感を足すイメージが合います。スロー・ブルースのリードや、少しラフなブルースロックで気持ちよく使えます。
注意点は、高域が出るセッティングだと痛く感じることがある点です。店のアンプが明るすぎる場合は、Toneを控えめにして調整してください。
VEMURAM Jan Ray
VEMURAM Jan Rayは、アンプの質感を大きく変えずに、音の密度と押し出しを足したい人に向いたオーバードライブです。
ブルースセッションでは、良いアンプに当たった時ほど、ペダルで音を作り込みすぎないほうが気持ちよく弾けます。Jan Rayは、アンプのキャラクターを残しながら、軽いクランチや音量補正を足す用途に合います。
使い方は、Gainを低め、Volumeを少し上げ、EQで店のアンプに合わせる方向です。派手に歪ませるより、常時ON気味にして「今日のアンプを少し弾きやすくする」使い方が向いています。
価格は高めなので、誰にでも最初の1台としてすすめるタイプではありません。すでにTS系やBOSS系を使っていて、もう少しアンプに近い反応が欲しい人に合います。
Fulltone OCDv2
Fulltone OCDv2は、ブルースロック寄りの太い歪みを作りたい時に使いやすいオーバードライブです。
TS系やSD-1はアンプを押すのが得意ですが、クリーン寄りのアンプに対して「ペダル側でしっかり歪みを作りたい」時は、OCD系のほうが合う場面があります。音の芯が太く、コードを弾いてもロック寄りの迫力を出しやすいです。
セッションで使うなら、ゲインを上げすぎないのがポイントです。歪ませすぎるとブルースのニュアンスよりロック色が強くなります。Driveを控えめにして、アンプのクランチを補うくらいにすると扱いやすいです。
向いているのは、トリオ編成、ブルースロック、少し荒いリードを弾きたい人です。シカゴ・ブルースのようなクリーン寄りのセッションでは、TS系やEP Boosterのほうが自然な場合もあります。
2n3565_tokyo BEAMS OVERDRIVE
2n3565_tokyoのBEAMS OVERDRIVEは、ブルース/ロック向けのトランスペアレント系オーバードライブとして選択肢に入るモデルです。
音を強く塗り替えるより、アンプの質感を残しながら歪みと押し出しを足す方向です。Toneとは別にFATコントロールを備えているため、シングルコイルで少し線が細い時や、店のアンプが硬く感じる時に厚みを足しやすいです。
ゲインを下げればクリーンブースター的に、上げればメインの歪みとしても使えます。TS系の中域補正とは違う方向で、アンプの反応を活かしながら少しだけ弾きやすくしたい人に合います。
ハンドメイドのモデルなので、量産品の定番ペダルと同じ流通感ではありません。定番のTS系やBOSS系を基準にしつつ、少し違うトランスペアレント系を試したい人向けの候補です。
Xotic EP Booster
Xotic EP Boosterは、ブルースセッションでかなり実用的なブースターです。
音量を少し上げるだけでなく、音に厚みとまとまりを足しやすいので、店のアンプが細い時、ギターの音が前に出ない時、ソロだけ少し持ち上げたい時に使えます。
歪みペダルではないため、単体で大きく音を変えるものではありません。だからこそ、良いアンプに当たった時に邪魔になりにくいです。アンプがすでに気持ちよく鳴っているなら、EP Boosterを薄く足すだけで十分なこともあります。
注意点は、ブースト量を上げすぎると音量差が大きくなり、セッションでは目立ちすぎることです。最初はほぼ最小付近から始め、バンド内で少し前に出る程度に調整すると使いやすいです。
ProCo RAT-2
ProCo RAT-2は、ディストーションの定番ですが、ブルースロックではゲイン低めでかなり使えます。
RATは歪ませきるとロック、オルタナ、ファズ寄りのキャラクターが強くなります。ブルースセッションでは、Distortionを控えめにして、太いクランチからリード用の歪みとして使うのが現実的です。
アンプがクリーンすぎる時、TS系だけでは線が細い時、少し荒い表情を出したい時に候補になります。Filterの効き方が独特なので、高域が痛い場合はFilterを上げて丸めると合わせやすいです。
王道のブルースより、ブルースロック、ガレージ寄り、荒いスライドギターなどに向いています。きれいなセッションで使う場合は、音量と歪み量を控えめにしてください。
Electro-Harmonix Soul Food
Electro-Harmonix Soul Foodは、Klon系の方向を手頃に試しやすいオーバードライブ/ブースターです。
Klon系は、TS系ほど低域を削って中域に寄せるというより、原音感を残しながら音を前に出す方向で使われることが多いです。ブルースセッションでは、アンプのキャラクターを大きく変えずに、リードの密度を少し上げたい時に合います。
Soul Foodは、Driveを低めにしてブースター寄りに使うと、クリーンからクランチの境目を作りやすいです。アンプが良い時は、歪ませるよりLevelを使って押すほうが自然です。
TS系が少し鼻づまりに感じる人、SD-1だと低域が締まりすぎる人は、Klon系を試す価値があります。
J. Rockett Audio Designs Archer Ikon
J. Rockett Audio Designs Archer Ikonは、Klon系の質感をより本格的に狙いたい人向けのオーバードライブです。
ブルースセッションでは、音を歪ませすぎず、リードだけ少し密度を上げたい場面が多いです。Archer Ikonは、音量を持ち上げながら、音の芯と倍音感を足す用途に向いています。
使い方はSoul Foodと同じく、Gainを低め、Outputを少し上げる方向が基本です。アンプの音がすでに良いなら、ペダルの歪みよりもブースト量で調整したほうが気持ちよく使えます。
注意点は、Klon系は万能ではないことです。アンプが硬く、歪みもまったく足りない場合は、OCDやOD-3のようにペダル側で太さを作れるモデルのほうが合うこともあります。
MXR Sugar Drive
MXR Sugar Driveは、小型ボードでKlon系の役割を入れたい人に向いたオーバードライブです。
ブルースセッションでは、荷物を減らしたい場面が多いです。ギター、シールド、チューナー、ペダル2〜3個で済ませたいなら、Sugar Driveのような小型ペダルは扱いやすいです。
音の方向は、アンプの前段で押し出しを足すタイプです。TS系ほど中域に寄りすぎず、EP Boosterよりは歪みの調整幅があります。1台で軽いブーストとクランチを兼ねたい時に便利です。
Soul Foodより小さくまとめたい、Archer系よりボードを軽くしたい、という人に合います。
MXR M68 Uni-Vibe
MXR M68 Uni-Vibeは、ブルースセッションに雰囲気を足す揺れものとして使いやすいモデルです。
Uni-Vibe系は、深くかけるとサイケデリックになりますが、薄く使うとスロー・ブルースやマイナー・ブルースのリードに独特の揺れを足せます。HendrixやSRV周辺の空気感が好きな人にはかなり相性が良いです。
接続順は、歪みの前を基本に考えると扱いやすいです。Uni-Vibeで揺らした信号をオーバードライブやアンプで軽く歪ませると、エフェクトだけが浮きにくく、ピッキングのニュアンスにも馴染みます。現代的にクリアな揺れを出したい場合は歪み後も選択肢ですが、ブルースロック寄りならまず歪み前から試すのがおすすめです。
セッションでは、常時ONにするより、曲の一部だけで使うほうが効果的です。特にイントロ、ソロの前半、音数を減らした場面で薄くかけると、普通のオーバードライブだけでは出ない湿度が出ます。
注意点は、バッキングで深くかけるとリズムがぼやけることです。Rateは曲のテンポに合わせ、Depthは控えめから始めると失敗しにくいです。
BOSS GE-7
BOSS GE-7は、ブルースセッションで「音が決まらない日」を救う実用ペダルです。
歪みペダルではありませんが、店のアンプに合わせて低域、中域、高域を調整できます。アンプがこもる、低音が膨らむ、ソロが抜けない、高域が痛い。こういう問題は、歪みペダルを替えるよりEQで直したほうが早いことがあります。
使い方はシンプルです。音がこもるなら中高域を少し上げる。低域が膨らむなら100Hz周辺を少し下げる。ソロで前に出ないなら800Hz付近を少し上げる。極端に動かさず、少しだけ補正するのがポイントです。
見た目は地味ですが、知らないアンプを使うセッションではかなり強い選択肢です。歪みペダルを増やす前に、GE-7を1台入れるほうが対応力が上がることもあります。
BOSS DM-2W Analog Delay
BOSS DM-2Wは、ブルースのリードに自然な奥行きを足しやすいアナログディレイです。
ブルースセッションでは、深いディレイや派手な空間系は邪魔になることがあります。必要なのは、ソロの音が少しだけ後ろに広がり、ドライすぎる印象を和らげる程度です。DM-2Wはその用途に合います。
設定は、Repeatを少なめ、Echoを薄め、Timeを短めから始めると扱いやすいです。スラップバック寄りにすれば、ロカビリーや古いブルースにも合います。
デジタルで明瞭に出したいならDD-3Tも候補になりますが、ブルースで自然な丸さを優先するならDM-2Wのほうが合わせやすい場面が多いです。
目的別の選び方
良いアンプがある店なら
良いアンプがある店では、ペダルで音を作りすぎないほうがうまくいきます。
この場合は、TS808、TS9、SD-1、EP Booster、Klon系を軽く使うのが基本です。アンプのクリーンからクランチを活かし、ソロで少し前に出すためにペダルを踏みます。
設定は、Drive低め、Level高め、Toneはアンプに合わせる方向です。歪み量を増やすより、アンプの反応を気持ちよくすることを優先してください。
イマイチなアンプに当たったら
アンプが硬い、音が細い、歪まない、音量を上げられない。こういう時は、OD-3、BD-2、OCD、RATを使ってペダル側で少し土台を作ると弾きやすくなります。
ただし、セッションでは歪ませすぎると周りの音を邪魔します。ブルースでは、歪みの量よりも音の立ち上がりと中域の位置が大事です。ゲインを上げる前に、音量、Tone、EQを調整してください。
ソロだけ前に出したいなら
ソロだけ前に出したいなら、EP Booster、Klon系、GE-7が便利です。
歪みペダルをもう1台踏むと音量ではなく歪みだけ増えて、かえって抜けないことがあります。ソロ用には、音量を少し上げる、800Hz周辺を少し出す、高域を痛くない範囲で足す、という考え方が実用的です。
ブルースセッションで避けたい音作り
まず避けたいのは、歪みすぎです。
自宅では気持ちよくても、セッションの音量では歪みが多いとコード感が潰れ、ピッキングのニュアンスも見えにくくなります。特に複数ギターがいる場合、強い歪みは音の場所を奪いやすいです。
次に、低域の出しすぎです。
ブルースでは太い音が欲しくなりますが、低域を出しすぎるとベースやキックとかぶります。ギターは中域で前に出す楽器です。低域は少し物足りないくらいのほうが、バンドではちょうどよく聞こえることがあります。
最後に、エフェクトのかけっぱなしです。
Uni-Vibeやディレイは雰囲気作りに便利ですが、全曲で深くかけると曲の表情が同じになります。セッションでは、必要な曲だけ薄く使うほうが印象に残ります。
最小構成ならこの3台
荷物を減らすなら、以下の3台でかなり対応できます。
| 役割 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 基本の歪み | Ibanez TS9 または BOSS SD-1 | 中域を押してソロを前に出しやすい |
| 音量補正 | Xotic EP Booster または BOSS GE-7 | アンプの当たり外れを補正しやすい |
| 奥行き | BOSS DM-2W または短いデジタルディレイ | リードがドライすぎる時に自然な余韻を足せる |
さらにブルースロック寄りにしたいならOCDやRATを追加。Hendrix/SRV寄りの雰囲気が欲しいならUni-Vibe系を追加。良いアンプが多い店ならKlon系、Jan Ray、BEAMS OVERDRIVEのようなアンプの質感を活かすオーバードライブを追加、という考え方が現実的です。
オーバードライブ全体の候補を見たい場合はこちらも参考になります。
FAQ
- ブルースセッションにエフェクターは必要ですか?
- 必須ではありませんが、店のアンプの音量・歪み量・帯域を補正するために、オーバードライブかブースターを1台持っておくと安心です。
- TS808とTS9ならどちらがブルースセッション向きですか?
- 柔らかくアンプを押したいならTS808、バンド内で少しはっきり前に出したいならTS9が選びやすいです。どちらもDrive低め、Level高めが基本です。
- SD-1はブルースにも使えますか?
- 使えます。低域を締めて中域を前に出しやすいので、ハムバッカーや低域が膨らむアンプで特に便利です。
- ブルースセッションでRATは歪みすぎませんか?
- ゲインを上げすぎると強すぎますが、Distortionを低めにすれば太いクランチやブルースロックのリードに使えます。
- ブースターとオーバードライブはどちらを先に買うべきですか?
- 最初はオーバードライブが便利です。すでにアンプや歪みの音が気に入っているなら、EP BoosterやGE-7のような補正用ペダルを足すと実用性が上がります。
まとめ
ブルースセッションにおすすめのエフェクターは、派手な飛び道具よりも、アンプを弾きやすく補正できるものです。
迷ったら、TS808、TS9、BOSS SD-1のような中域を押せるオーバードライブから選ぶのが近道です。アンプが硬い店ではOD-3、BD-2、OCD、BEAMS OVERDRIVE。音量や質感の補正ならEP Booster、Klon系、GE-7。雰囲気を足したいならUni-Vibe系や短いディレイが役立ちます。
良いアンプに当たったらペダルは控えめに、イマイチなアンプに当たったらペダルで少し整える。この切り替えができると、ブルースセッションの音作りはかなり楽になります。















