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ワウペダルの仕組み|回路・部品・歴史と選び方

ワウペダルの仕組み|回路・部品・歴史と選び方

ワウの音を理解するには、製品数よりも、フィルターを動かす回路と踏み心地を見るのが近道です。

この記事はワウペダルの仕組み、部品、歴史を中心に解説します。現行モデルを購入目的で比較する場合は、36機種をタイプ別に整理した記事を先に確認してください。

ワウとは?

フィルター系のエフェクターの一種

ワウは、足でエフェクターを動かして強調する周波数を変えるフィルター系エフェクターです。ロック、ブルース、ジャズなどで、フレーズに合わせて高音域と中音域のバランスを変えるために使われます。

ヴィンテージワウはすでに天文学的値段

ヴィンテージのワウペダルは流通数が少なく、中古価格が現行品より高い場合があります。購入時は外観だけで判断せず、ポットのガリ、スイッチ、ギア、ジャックの状態を確認します。

ワウの重要な部品

ワウペダルは、インダクター、トランジスタ、ポットなどを使ってフィルターを動かします。部品名だけで音の優劣は決まらず、回路定数とエフェクターの可動範囲も影響します。

インダクター

インダクターは、ワウのフィルター回路で強調する周波数を決める部品の一つです。実際の音はインダクターだけでなく、抵抗、コンデンサ、ポットの値でも変わります。

トランジスタ

トランジスタは、ワウ回路内で信号を増幅する半導体です。型番だけで音を判断せず、回路内の動作点や周辺部品を含めて確認します。

ポット

ポテンショメータ、通称ポットは、ワウペダルの操作感や音色調整のキモとなる部品です。ペダルの動作に合わせて、フィルター効果の度合いを細かく調整できるため、演奏者の意図する微妙な音のニュアンスを作るのに役立ちます。適切なポットが使用されていると、操作がスムーズになり、連続したワウ効果を安定して得られます。

MEMO

部品交換で周波数範囲やエフェクターの効き方を変えられる製品もあります。改造前に回路図と部品定格を確認します。

ワウの開発秘話 – 実は失敗から生まれた?

初期のワウは、アンプ用のトーン回路を足で操作できるようにした開発過程から生まれました。年代や開発者について書く場合は、メーカー資料など参照先を明記します。

ワウの効き方は、インダクター、トランジスタ、ポット、コンデンサの組み合わせで変わります。強調する周波数とエフェクターの可動範囲は、製品ごとに確認します。

Clyde McCoyとJEN Cry Babyは動かし方が違う

ヴィンテージワウを比べるときは、インダクター名だけでなく、掃引範囲、ピークの鋭さ、音量変化、ペダルを動かした量に対する周波数変化を確認します。歪みの前につないだ場合は倍音の量が変わるため、クリーンだけの試奏では実際の使いやすさを判断できません。

比較点VOX Clyde McCoy系初期JEN Cry Baby系
掃引広く、高音域まで大きく変化比較的狭く、狙った位置へ合わせやすい
ピーク鋭く、ワウ自体が目立ちやすい穏やかでフレーズへなじませやすい
音量変化位置による変化を感じやすい比較的小さい
向く操作大きく動かして効果を主役にする半止めや細かな位置調整

HALOとFASELだけで音を決めない

初期のClyde McCoyやCry BabyにはHALO、Stack of Dime、赤いFASELなど複数のインダクターが見られます。ただし、音はインダクターだけでなく、ポットのカーブ、ギアの位置、抵抗とコンデンサー、トランジスター、後段の歪みで変わります。中古ではポットのガリと可動範囲、スイッチ、ギア、底面と内部の交換歴を一緒に確認します。

どんな楽曲で使う?

ワウペダルは、踏み込みに応じて強調する周波数を変えます。ロックやブルースのソロ、ファンクのカッティングなどで使われます。

ワウはリードだけでなく、カッティングやリフにも使えます。イントロや間奏だけオンにすると、フィルターによる音域の変化を目立たせられます。

いいワウを選ぶポイントは?

ワウペダルは、可動範囲、踏み込みの重さ、オン/オフスイッチの位置を確認して選びます。ライブで使う場合は、立った状態で操作しやすいかも試します。

ブランド名だけで選ばず、ペダルを戻した低域側と踏み込んだ高域側の範囲、ピークの鋭さ、音量差を比べます。DEPTH、Q、周波数範囲、バッファー切替があるモデルは、各操作が必要かも確認します。

耐久性は、筐体、可動部、スイッチ、ジャックの状態で確認します。ライブで使う場合は、立った状態で踏み、オン/オフのしやすさと踏み込みの重さも試します。

予算に加え、筐体サイズ、電源、スイッチ位置、踏み込みの重さを確認します。中古の古いモデルは、ポットのガリ、スイッチ、可動部、交換部品も試奏時に見ます。

代表的なワウペダル12機種

BOSS PW-3 Wah Pedal

BOSS/PW-3 Wah Pedal ボス

BOSS/PW-3 Wah Pedal ボス

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PW-3はRICH/VINTAGEの2モードを備え、ペダルの踏み込みの重さを調整できます。小型筐体の両側にオン/オフ表示LEDがあります。

electro-harmonix Wailer Wah

Wailer Wahは軽量筐体のワウです。立った状態で踏み幅、オン/オフ位置、低域側と高域側の音量差を確認します。

Fender Tread-Light Wah Pedal

Tread-Light WahはTREBLE調整、3段階の中音域切替、バッファー切替を備えます。ペダル下のLEDはオン/オフできます。

HOTONE SOUL PRESSII Volume/Expression/Wah マルチペダル

SOUL PRESS IIは、ワウ、ボリューム、エクスプレッションを切り替えて使える小型モデルです。1台で複数の操作をまとめたい場合に向きます。

Ibanez WH10V3 Wah Pedal

WH10V3はDEPTH、GUITAR/BASSの周波数範囲切替、トゥルー/バッファード・バイパス切替を備えます。

JIM DUNLOP CBM95 CRYBABY

CBM95は標準サイズのCry Babyより小さい筐体のワウです。小型ボードへ収めたい場合は、立った状態で踏み幅とオン/オフ操作を確認します。

サイズが小さくてエフェクターボードに組み込みやすいのもいいですね。

JIM DUNLOP JH1D WAH PEDAL

JIM DUNLOP JH1D WAH PEDAL

JIM DUNLOP JH1D WAH PEDAL

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JH1DはJimi Hendrixのシグネチャー・ワウです。外部調整ノブはなく、ペダル操作で強調周波数を動かします。

MORLEY 20/20 WAH LOCK

20/20 WAH LOCKは、通常のWAH、低い声のような変化を作るWHOA、特定位置で固定するWAH LOCKの3モードを備えます。20dBブーストとNOTCH調整も使用できます。

VOX V847

V847は、踏み込みに応じて強調する周波数を連続して変える基本操作のワウです。クリーンと歪みの両方で、低域側と高域側の変化、音量差を試してください。

VOX VRM-1 REAL MCCOY WAH

VRM-1は、VOXが保存状態の良い初期Clyde McCoy個体を基に再構成したモデルです。HALO系インダクター、BC109、専用ポットなどを採用しています。

Xotic Wah XW-1

製品説明: Wah XW-1は、Bias、Wah-Q、Treble、Bassを調整できるワウペダルです。踏み込みに応じて強調する周波数を変えられます。

Xotic Wah XW-2

XW-2は一般的なワウより20%小さい筐体、リレー式トゥルーバイパス、踏み込みの重さ調整、オン/オフ表示LEDを備えます。XW-1の外部EQノブとは操作項目が異なります。

足で動かさないオートワウとの違い

一般的なワウペダルは足で強調周波数を動かしますが、オートワウは入力音の強さなどに応じてフィルターが動きます。BOSS初期の回路と操作を実機で確認する場合は、BOSS T Wah TW-1のレビューも参考になります。