BEAMS OVERDRIVEは、ギターとアンプの特徴を残しながら、音量、歪み、厚みを調整するローゲイン・オーバードライブです。 Gainを下げればクリーンブースター、上げればメインの歪みとして使えます。Toneとは別のFATノブを備え、接続するアンプやギターに合わせて厚みを調整できる点が特徴です。
- Gain、Volume、Tone、FATの4ノブ
- クリーンブースターとローゲインODの両方に使える
- 弦を弾いた直後の反応を残す方向で調整
- ユニバーサル基板へ部品を手配線して製作
- 電源は9V電池、またはセンターマイナスDC9〜18V
価格、在庫、保証などの購入条件は公式ストアの商品ページで確認できます。
BEAMS OVERDRIVEはどんな音か
トランスペアレント系とは、特定の中音域や低音域を大きく強調するより、ギターとアンプの違いを残す方向の歪みです。BEAMSでは、Gain、Tone、FATを動かした分だけ音量感と帯域が変わります。
このペダルでは、弦を弾いた瞬間の音をつぶしすぎない反応を狙っています。弱く弾いたときと強く弾いたときの差を残したい人や、アンプの歪みにもう一段だけ押し出しを加えたい人に向きます。

4つのノブの働き
| ノブ | 動かすと何が起きるか | 最初の位置 |
|---|---|---|
| Gain | 上げるほど歪みと圧縮感が増える | 9時 |
| Volume | ON時の出力音量を決める | OFF時と同じ音量 |
| Tone | 音の明るさを合わせる | 12時 |
| FAT | 音の厚みをギターとアンプへ合わせる | 12時から試す |
FATはToneと同じ高音調整ではありません。細いと感じるときと、低い音が混み合うときの両方で動かし、コードの各弦が聞き取れる位置を探します。
クリーンブースターとして使う設定
クリーンブースターは、歪みを大きく増やさず、アンプへ送る音量を上げる使い方です。
1. Gainを8〜9時にする
2. ToneとFATを12時にする
3. Volumeを上げ、アンプが少し前へ出る音量にする
4. 低音弦がぼやけたらFATを調整する
5. 高音弦が痛ければToneを戻す
アンプが完全なクリーンなら音量アップとして働き、すでに歪み始めているアンプでは歪みとサステインが増えます。同じ設定でもアンプ側の音量で結果が変わります。
メインの歪みとして使う設定
単体で歪ませる場合は、Gainを12時から始め、VolumeでON/OFFの音量をそろえます。Gainを上げた直後は大きく聞こえやすいため、Volumeも一緒に調整します。
| 用途 | 設定の出発点 | 次に動かすノブ |
|---|---|---|
| 薄いクランチ | Gain 10時、Tone/FAT 12時 | Volumeで音量をそろえる |
| メインOD | Gain 1時、Tone 12時 | FATでコードの厚みを調整 |
| アンプを押す | Gain 9時、Volume 1〜2時 | Toneで高音を合わせる |
数値は試奏の出発点です。シングルコイルとハムバッカー、小型アンプと大型アンプでは入力音量と低域が違うため、最後は実際の演奏音量で合わせます。
ユニバーサル基板と手配線
BEAMS OVERDRIVEは、穴の開いたユニバーサル基板へ部品を取り付け、裏側を手配線しています。配線経路と部品の間隔を製作時に確認しやすい方式です。音質と耐久性は、回路、配線設計、はんだ付け、部品固定を含む製品全体で決まります。
プリント基板には、再現性が高く、小型化しやすい利点があります。BEAMSでは少量製作と修理時の追跡を考え、ユニバーサル基板への手配線を選んでいます。

掲載個体ではNJM4558DDを使っています。オペアンプは回路の一部であり、BEAMSの音はクリッピング、フィルター、電源、各部品の値を含む回路全体で決まります。
試奏動画
次の動画はプロトタイプの試奏です。筐体は製品版と異なりますが、回路の方向を確認できます。
電源とサイズ
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 電源 | 9V電池、またはセンターマイナスDC9〜18V |
| 推奨電源容量 | 20mA以上 |
| 消費電流 | 約8mA |
| サイズ | 上辺 約59×111mm/底辺 約61×112mm |
外部電源は、電圧だけでなくセンターマイナスの極性を確認します。複数ペダル用電源では、ほかの機材と合わせた総電流が供給上限を超えないようにします。
同じ2n3565_tokyo製作で、MOSFETクリッピングとBASS回路を使った自作機BEAMS FUJIYAMAはこちらです。
FAQ
- BEAMS OVERDRIVEはクリーンブースターとして使えますか?
- 使えます。Gainを8〜9時に下げ、Volumeを上げます。完全なクリーンアンプでは音量を上げ、歪み始めたアンプでは歪みとサステインを増やします。
- FATとToneの違いは何ですか?
- Toneは主に音の明るさを合わせ、FATは音の厚みをギターとアンプへ合わせます。両方を12時から始め、コードの分離を聞きながら調整します。
- BEAMS OVERDRIVEは何Vで使えますか?
- 9V電池、またはセンターマイナスDC9〜18Vの外部電源で使えます。外部電源は20mA以上を用意し、接続前に極性と電圧を確認してください。
- BEAMS OVERDRIVEの配線方式は音質にどう関わりますか?
- BEAMSはユニバーサル基板へ手配線しています。音質は、回路、部品値、配線、電源、組立状態を含む製品全体で決まります。
まとめ
BEAMS OVERDRIVEは、クリーンブースターとローゲインODを1台で使い分け、ToneとFATで接続先へ合わせられるペダルです。最初はGainを低く、ToneとFATを12時に置き、Volumeで音量を合わせると各ノブの違いが分かります。
ユニバーサル基板への手配線とNJM4558DDは掲載個体の実装記録です。音は、実際のギター、アンプ、演奏音量を組み合わせて確認できます。
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