ブライアン・メイ使用機材まとめ|歴代エフェクター・アンプ・ギターを解説
ブライアン・メイの使用機材を調べると、フェイザー、コーラス、ワウ、ラックシステムまで多くの名前が出てきます。
Brian Mayに近い音は、エフェクターの台数だけでは決まりません。
結論から言うと、基本の流れは次の3つです。
この3つが先にあり、その周辺にコーラス、フェイザー、ワウ、チューナー、ライブ用スイッチングシステムが加わる、と考えると整理しやすくなります。
Treble Boosterは、Red SpecialからVox AC30に入る信号を大きくし、低域を減らして中音域から高音域を強めます。
ブライアン・メイ風の音を作るなら、最初に買うべきなのは大量の空間系ではなく、ハムバッカー搭載で中音域が強いギター、Treble Booster系エフェクター、AC30系アンプサウンドです。モジュレーションはそのあとに足すと、機材ごとの調整箇所を減らせます。
ブライアン・メイ使用機材の全体像
| 系統 | 代表機材 | 役割 | 現代の考え方 |
|---|---|---|---|
| ギター | Red Special | 高い出力、独特のミッド、シリーズ配線的な低中音域の量 | Brian Mayモデル、または太めのギターで近づける |
| ブースター | Dallas Rangemaster、Pete Cornish、Greg Fryer、KAT/BMG | AC30への入力を大きくし、中音域と高音域を強める | Treble Booster系が最優先 |
| アンプ | Vox AC30 | クリーンからドライブ手前の土台 | AC30系アンプ/アンプシミュレーター |
| コーラス | BOSS CE-1、TC Electronic SCF | 周期的な揺れとステレオ出力 | CE-2W、BP-1W、SCF Goldなど |
| フェイザー | Foxx Phaser | うねるモジュレーション | MXR Phase 90/Phase 95で代替 |
| ワウ | Dunlop Cry Baby GCB95 | 一部楽曲やライブでの表情付け | 通常のCry Babyで十分 |
| チューナー | Peterson Strobe Tuner、TC Electronic PolyTune | ライブでの安定運用 | StroboStomp HD、PolyTune |
| ラック/システム | TC Electronic G-System | ライブでの制御、空間系、切替 | マルチ/スイッチャー的に考える |
| 機材カテゴリ | 使用年代の目安 | 代表曲・場面 | ライブでの使われ方 | 現在の入手性 |
|---|---|---|---|---|
| Red Special | 1970年代から現在 | 「Bohemian Rhapsody」「We Will Rock You」「Tie Your Mother Down」 | メインギターとして音色の出発点 | BMG系モデルや類似コンセプトで代替 |
| Treble Booster | 初期Queenから現在まで系統を変えて継続 | リードとリフの中音域を強める | AC30に入る信号を大きくするため、基本的につけたまま使う | ヴィンテージは困難、現行系/代替エフェクターが現実的 |
| Vox AC30 | 初期Queenから現在のサウンド設計まで | リード、リフ、オーケストレーション的なギター重ね | 複数台運用を含むアンプの土台 | 実機、シミュレーター、小型VOX系で代替 |
| コーラス/フェイザー | 1970年代後半以降のライブ/システム | ライブでの広がり、楽曲ごとの揺れ | 必要な場面で追加 | CE-1/Foxxは高額、現行代替が現実的 |
ギター|Red Specialがすべての出発点
ブライアン・メイの音を語るうえで、Red Specialは外せません。
Red Specialは、一般的なストラトやレスポールと同じ感覚で考えると少しずれます。独特のピックアップ構成、スイッチング、強い中音域、そしてブライアン・メイ本人のピッキングが合わさって、あの鼻にかかったようなリードトーンが作られます。
つまり、Treble BoosterやAC30だけをそろえても、ギター側の低中音域が少ないと、Queenの音に比べて低中音域が足りなくなります。逆に、太めのギターからAC30系へ入れると、Treble Boosterの意味がわかりやすくなります。
「Bohemian Rhapsody」「We Will Rock You」「Tie Your Mother Down」などのリードでは、Red SpecialとAC30の組み合わせが重要です。
自宅練習で雰囲気をつかむなら
本物のRed SpecialとAC30を大音量で鳴らすのは、現実的にはかなり難しいです。自宅で雰囲気をつかむなら、VOXのBrian May系アンプ/ヘッドホンアンプを使う方法があります。
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Treble Booster|Brian Mayサウンドの最重要機材
ブライアン・メイ使用機材の中で、最も重要なエフェクターを1つ選ぶならTreble Boosterです。
名前だけ見ると「高音域を補うエフェクター」に見えますが、実際の役割はもっと大きいです。低域を整理しながらアンプに入る信号を大きくし、Vox AC30の歪み方をリード向きに変える機材、と考えるとわかりやすいです。
AC30は大音量で鳴らすと独特のコンプレッションと倍音が出ます。Treble Boosterを加えると中音域と高音域が強くなり、ピッキングの輪郭と長く伸ばした単音を聞き取りやすくできます。
Treble Boosterの変遷
| 時期・系統 | 機材 | 音の方向 | 記事内での位置づけ |
|---|---|---|---|
| 初期 | Dallas Rangemaster | 高音域が強い古いロック系の音 | 原点 |
| 1970年代以降 | Harold May製 Treble Booster | 本人周辺で発展したブースター | 移行期 |
| 1980年代 | Pete Cornish製 Treble Booster(BC149) | 安定したライブ向け、やや整った方向 | ライブシステム化 |
| 1990年代以降 | Greg Fryer Treble Booster | ブライアン・メイ機材を踏まえた再構築 | 現代的な整理 |
| 現代 | Brian May Guitars KAT Treble Booster | 各時代のブースターを再現する方向 | 公式系の選択肢 |
参考 History of Brian May’s treble boosters and pedalboard used with QueenFryer Guitars
Dallas Rangemaster
Dallas Rangemasterは、ブライアン・メイの初期サウンドを語るうえで重要なTreble Boosterです。
Brian Mayとの関係としては、初期Queenの録音やライブで使われた系統として知られています。Red SpecialからRangemasterを通し、Vox AC30へ入れる流れが、ブライアン・メイのリードトーンの原点です。
使用年代の目安は初期Queen期です。代表曲としては「Keep Yourself Alive」や「Bohemian Rhapsody」期のリードトーンを考えると理解しやすく、ライブでは歪み量を足すというより、AC30への入力を大きくし、リードの中音域と高音域を強める役割でした。
歴史的には、Rangemasterは1960年代の英国ロックで重要なブースターです。アンプへの入力を大きくし、低音域を減らして中音域と高音域を強めます。
特徴は、歪みエフェクターのように単体で歪みを作るのではなく、アンプ側を反応させる点です。AC30のようなアンプと組み合わせると、音が硬くなりすぎず、ピッキングの角が立ちます。
ブースター全般の選び方は、こちらの記事も参考になります。
現在購入しやすい代替機材としては、Treble Booster専用機が理想ですが、入手性を考えるとBrian May Guitars系、またはAC30系の倍音を意識したCatalinbread Galileo MkIIが候補になります。
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Harold May製 Treble Booster
Harold May製Treble Boosterは、Brian Mayサウンドの変遷を理解するうえで重要な存在です。
Dallas Rangemasterからそのまま現代まで続いたわけではなく、本人周辺でブースターの作り方や実用性が変化していきました。ライブで使う機材は、音だけでなく、ノイズ、安定性、交換のしやすさも重要になります。
特徴としては、Rangemasterと同様の「AC30への入力を大きくする」役割を引き継ぎながら、ブライアン・メイ本人の運用に合わせて調整されていった点です。現代のエフェクターで再現する場合も、単に高域が派手なブースターではなく、低域を整理して中音域と高音域を強めるものを選ぶと近づきやすいです。
使用年代としては、初期のRangemaster以降にブライアン・メイ周辺で発展したブースターとして捉えるとよいです。ライブでの意味は、曲ごとに派手な効果を足すことではなく、Red SpecialとAC30の反応を安定させることにあります。
Pete Cornish製 Treble Booster(BC149)
Pete Cornish製Treble Boosterは、ブライアン・メイのライブシステムがよりプロフェッショナルに整理されていく時期を象徴する機材です。
Brian Mayとの関係では、Pete Cornishのシステムに組み込まれたTreble Boosterとして語られることが多く、BC149トランジスタを使った仕様が知られています。単体エフェクターというより、ライブで確実に動作するシステムの一部として考えるべき機材です。
歴史的には、ヴィンテージのRangemaster的な荒さから、安定したライブ運用へ移っていく流れの中にあります。毎晩同じ音を出す必要がある大規模ライブでは、エフェクター単体のロマンよりも、システム全体の再現性が重要になります。
Treble Boosterとして中音域と高音域を強めつつ、ライブで音量を調整しやすいモデルです。Brian Mayの音が「鋭いのに線が細くない」のは、ブースターだけでなく、その先のAC30との組み合わせが前提にあります。
現在の代替としては、Brian May Guitars KAT/BMG系のTreble Booster Classic、または上で紹介したGalileo MkIIのようなAC30やQueenに近い音を意識したエフェクターが候補です。
入手性はかなり低く、現物を探して音作りを始める機材ではありません。現代なら、まずTreble Booster系またはAC30系エフェクターで「低域を整理してアンプに入る信号を大きくする」動きを再現するほうが現実的です。
Greg Fryer Treble Booster
Greg Fryer Treble Boosterは、Brian May本人の機材研究やRed Specialの資料で名前が出る重要なブースターです。
Rangemaster、Pete Cornish系の流れを踏まえたうえで、ブライアン・メイのサウンドを現代的に再現しようとする方向の機材と考えるとわかりやすいです。
特徴は、単に明るいだけではなく、Red SpecialとAC30の間に置いたときに、中音域を保つ方向にあります。Treble Boosterは高域を足す機材というより、不要な低域を削り、アンプが歪みやすい中音域と高音域を強める機材です。
現代の音作りで代替するなら、Treble Booster系エフェクターを探すか、AC30系の歪みとブーストを一体で狙えるエフェクターを使うのが現実的です。
代表曲を特定の1曲に限定せず、近年のBrian Mayトーンを作る機材として扱います。ライブでは「毎回同じ反応を得る」ためのブースター選びが重要になります。
Brian May Guitars KAT Treble Booster
Brian May Guitars KAT Treble Boosterは、現代的にBrian Mayサウンドへ近づくためのわかりやすい選択肢です。
歴史的には、Dallas Rangemaster、Pete Cornish系、Greg Fryer系といった時代ごとのTreble Boosterの音を踏まえて、現代のエフェクターとして扱いやすくまとめる方向の機材です。
参考 BMG Treble Booster Classic Effects PedalMusician’s Friend
現代の代替機材としては、まずBrian May GuitarsのTreble Booster Classicを探すのが自然です。ただし流通状況は変わるため、国内で買いやすい機材としてはCatalinbread Galileo MkIIも候補になります。
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同じくCatalinbreadのNaga Viperも良いと思います。
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アンプ|Vox AC30がBrian Mayサウンドの土台
Brian Mayが主に使用したアンプはVox AC30です。
AC30は、音量を上げると圧縮が強くなり、倍音と中音域が増えます。そこにTreble Boosterを入れることで、リードトーンの輪郭が立ちます。
初心者が勘違いしやすいのは、Brian Mayの音を「歪み系エフェクターで作る音」と捉えてしまうことです。実際には、ブースターでAC30への入力を強め、アンプ側の歪みを増やす音です。
自宅で本物のAC30を大音量で鳴らせない場合は、AC30系アンプシミュレーターやVOXの小型機で、中音域と高音域が強い歪みを試せます。
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歪み|歪みエフェクターよりTreble Booster+AC30の歪み
ブライアン・メイの歪みは、一般的なディストーションエフェクターで作る音とは少し違います。
歪みの中心は、Treble Boosterで入力を強めたAC30です。エフェクター側で音を潰すのではなく、アンプを反応させるため、ピッキングの強弱やギターのボリューム変化が残ります。
「Tie Your Mother Down」のようなリフでは、歪み量だけでなく、中音域と高音域の強さも重要です。「We Will Rock You」のソロも、単にゲインを上げるより、ミッドと高域の中音域を残したほうが近づきます。
現代のエフェクターで近づける場合、ハイゲインディストーションよりも、AC30系/トレブルブースター系の考え方を優先してください。この記事内では、Galileo MkIIをその方向の代替候補として紹介しています。
コーラス|BOSS CE-1とTC Electronic SCF
BOSS CE-1 Chorus Ensemble
BOSS CE-1 Chorus Ensembleは、Pete Cornishシステムへ組み込まれて使用されたコーラスとして重要です。
Brian Mayとの関係では、単体のコンパクトエフェクターを足すというより、ライブシステムの一部としてコーラスを使う機材として考えると自然です。CE-1はコーラスの元祖的存在で、現在は非常に高額なヴィンテージ機材になっています。
特徴は、コーラスだけでなくプリアンプ部の音も含めて音が太くなることです。現代の透明なコーラスとは違い、音色そのものに色がつきます。
使用年代としてはPete Cornishシステム期のライブ機材として考えると整理しやすいです。代表曲を1曲に固定するより、リードやクリーン寄りの音に低中音域の量と揺れを足すための機材として理解してください。現在は高額なヴィンテージで、実用目的なら代替機のほうが扱いやすいです。
BOSS CE-1単体の詳しい解説はこちらです。
現在CE-1を再現するなら、コーラスの揺れはBOSS CE-2W、プリアンプ的な色付けはBOSS BP-1W、安価なCE-1系の方向ならBehringer Chorus Symphonyが候補になります。
BOSS/技WAZA CRAFT CE-2W Chorus ボス
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BOSS/BP-1W Booster/Preamp ボス ブースター プリアンプ BP1W 技 WAZA CRAFT 技クラフト 日本製
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TC Electronic SCF Stereo Chorus Flanger
TC Electronic SCF Stereo Chorus Flangerも、Brian May機材として名前が挙がる重要なモジュレーションです。
SCFは、コーラス、フランジャー、ピッチモジュレーション系の広がりを作る機材です。CE-1が低中音域を増やす傾向にあるのに対し、SCFはステレオ出力を使って2台のアンプへ分けられます。
ライブでの使用では、リードの低中音域の量を崩さず、音を広げる役割として考えるとわかりやすいです。歪みの前に置くより、基本的には歪み/アンプ的な音作りの後段で空間を整える発想です。
使用年代としては、より整理されたライブシステムの中で使われるモジュレーションとして捉えると自然です。CE-1よりも現代的で、ステレオ感や高音域を足したい場合に向いています。
現代ではSCF Goldとして再発系の選択肢があります。
TC Electronic SCF Gold Stereo Chorus Flanger
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フェイザー|Foxx Phaserと現代の代替
Foxx Phaserは、ブライアン・メイが長年ライブで使用した代表的なフェイザーとして知られています。
Brian Mayは、曲やライブアレンジに応じて、うねりを加えるモジュレーションとして使用しています。Red Special、Treble Booster、AC30で作った中音域が強い音に、フェイザーの動きを足すイメージです。
歴史的には、Foxx Phaserは現在入手しやすい機材ではありません。ヴィンテージ機材として探すことはできますが、状態、ノイズ、メンテナンス、価格を考えると、現代の代替機材を使うほうが現実的です。
特徴は、薄くかけるだけでも音に動きが出ることです。深くかけるとサイケデリックな揺れになりますが、Brian May風に使うなら、リードの中音域を消さない程度に抑えるのが扱いやすいです。
使用年代としては長年のライブ運用で重要なフェイザーです。リードや間奏でピッチを揺らす場面に使い、基本的につけたままではなく、曲ごとにオン/オフする機材です。
フェイザー全体の選び方を知っておくと、Foxx Phaserの代替選びもしやすくなります。
現代の代替機材としては、Phase 45/90系を切り替えられるMXR Phase 95、定番のMXR Phase 90が候補です。
ワウ|Dunlop Cry Baby GCB95
ブライアン・メイはDunlop Cry Baby GCB95を使用機材として挙げられることがあります。
ワウはBrian Mayサウンドの中心ではありません。Red Special、Treble Booster、AC30で作った音に、必要な場面だけ母音的な動きを足す機材です。
Cry Baby GCB95は、ワウペダルの定番です。強く踏み込めば高域が立ち、戻せばこもったような方向になります。Brian May風に使うなら、ワウを主役にしすぎず、リードの表情付けとして使うのが自然です。
現在の入手性は良く、ヴィンテージを探す必要はありません。
使用年代はライブ機材の一部として捉えるのが自然です。代表曲を固定して考えるより、ソロの一部で母音のようなピークを動かすための表情付けとして使います。現在ならGCB95をそのまま選べば十分です。
チューナー|Peterson Strobe TunerとTC Electronic PolyTune
ライブ機材として見落とされがちですが、チューナーも重要です。
Brian Mayのように大規模なライブで安定した演奏をする場合、チューニング精度と視認性はかなり大切です。Peterson Strobe Tunerは精度重視のチューナーとして知られ、近年はTC Electronic PolyTuneも使用機材として名前が挙がります。
Peterson系は細かく追い込みたい人向きです。PolyTuneはライブ中の視認性とスピードを重視する人に向いています。
使用年代としては、Peterson Strobe Tunerが精度重視の定番、近年の運用ではTC Electronic PolyTuneも現実的な選択肢です。音色を変える機材ではありませんが、ライブの安定感には直結します。
ラックシステム|TC Electronic G-System
近年のBrian Mayライブシステムでは、TC Electronic G-Systemの導入が知られています。
G-Systemは、単体のエフェクターというより、ライブで複数の音色や空間系、ループ、切替をまとめるためのシステムです。音色を作るエフェクターではなく、ライブで保存した設定を呼び出すための機材です。
重要なのは、G-Systemを買えばBrian Mayの音になるわけではないという点です。音の土台はRed Special、Treble Booster、AC30です。G-Systemは、その上に必要な空間系や切替を加えるためのライブ運用機材です。
現在は新品流通が限られる可能性があるため、購入する場合は中古状態、フットスイッチ、電源、入出力の動作確認を重視してください。
使用年代としては近年のライブシステム寄りです。代表曲ごとの音色切替、空間系の管理、複数機材の制御をまとめるためのもので、初心者が最初に買う機材ではありません。
現代なら何を買えば近い音になるか
Brian May風の音を現代の機材で作るなら、優先順位は次の通りです。
| 優先度 | 買うもの | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | Treble Booster系/AC30系エフェクター | 中音域を作るため |
| 2 | AC30系アンプサウンド | Brian Mayらしい倍音とコンプレッションの土台 |
| 3 | コーラス | ライブ風の広がりを足す |
| 4 | フェイザー | 楽曲ごとのうねりを足す |
| 5 | ワウ/チューナー/システム | 必要に応じて追加 |
初心者が最初に買うなら、Catalinbread Galileo MkIIのようなAC30やQueenに近い歪み、またはVOXのBrian May系小型機材から入るとわかりやすいです。
すでにAC30系アンプやアンプシミュレーターを持っているなら、Treble Booster系を足すほうがBrian Mayらしさに近づきます。
FAQ
- ブライアン・メイの音作りで一番重要な機材は何ですか?
- Red Special、Treble Booster、Vox AC30の3つです。特にTreble BoosterはAC30への入力を大きくして中音域と高音域を強めるため、エフェクターの中では重要です。
- Brian May風の音は普通のディストーションで作れますか?
- 近い音は作れますが、基本は歪み系エフェクターではなく、Treble BoosterでAC30への入力を強めてアンプの歪みを増やす音です。ゲインを上げすぎると輪郭が潰れやすくなります。
- BOSS CE-1は今から買うべきですか?
- ヴィンテージ価格が高く、状態差もあります。現行品から選ぶ場合は、コーラスならCE-2W、プリアンプならBP-1W、低価格のコーラスならBehringer Chorus Symphonyが候補です。
- Foxx Phaserの代わりは何が使いやすいですか?
- 入手性を考えるとMXR Phase 95かPhase 90が使いやすいです。薄くかけるとリードの中音域を残したまま揺れを足せます。
- TC Electronic G-Systemを買えばBrian Mayの音になりますか?
- G-Systemはライブ運用や切替のためのシステムです。まずRed Special系ギター、Treble Booster、AC30系アンプを用意します。
まとめ
ブライアン・メイ使用機材を追うと、ヴィンテージのTreble Booster、BOSS CE-1、Foxx Phaser、Pete Cornishシステム、TC Electronic G-Systemなど、特徴的な機材が多く出てきます。
ただし、音作りの本質はシンプルです。
Red Special
↓
Treble Booster
↓
Vox AC30
この流れを先に作り、その後にコーラス、フェイザー、ワウ、チューナー、ライブシステムを足すと、Brian Mayらしい音に近づきやすくなります。
現代の機材で近づけるなら、Treble Booster/AC30系のエフェクター、CE-1系コーラス、Phase 90/95系フェイザーを優先してください。大量のエフェクトを並べるより、まずはギター、ブースター、アンプの反応を整えることが近道です。














