林宏敏さんの2023年ライブボードは、Xotic Soul Drivenを常時オンにし、CULT TS808 #1 Cloning mod V.2、Electro-Harmonix OP-AMP Big Muff、UNION Tube & Transistor Tone Druidを重ねる構成です。空間系はStrymon TimeLineとFLINT、揺れはStrymon Lexが担当していました。
アルバム『タオルケットは穏やかな』の録音では、KORG Stage Echo SE-300、Electro-Harmonix Micro Synthesizer、Manlay Sound Super-Bender、BOSS CE-1を使用しています。ライブボードと録音機材を分けると、どの音がどの機材から生まれたのかを追いやすくなります。
林宏敏のエフェクター|先に結論
2023年のライブでは、Soul Drivenを基本の歪みにして、TS808、OP-AMP Big Muff、Tone Druidを必要に応じて加えていました。TimeLineがディレイ全般、FLINTがリバーブとトレモロ、Lexがロータリースピーカー系の揺れを担当します。
- 基本の歪み:Xotic Soul Driven
- さらに歪ませる:CULT TS808 #1 Cloning mod V.2
- ファズ:Electro-Harmonix OP-AMP Big Muff
- 音量を上げる:UNION Tube & Transistor Tone Druid
- ディレイ:Strymon TimeLine
- リバーブ/トレモロ:Strymon FLINT
- ロータリー系の揺れ:Strymon Lex
2023年のライブボードと接続順
2023年のボードは次の10台を直列で接続していました。UOZ BOD01はボード上にありましたが、取材時点では組み込む位置を検討中だったため、この信号順には含めません。
| 順番 | 使用機材 | 公開資料で確認できる役割 |
|---|---|---|
| 1 | TC Electronic PolyTune 3 | チューナー |
| 2 | Fulltone Clyde Standard Wah | ワウ |
| 3 | CULT TS808 #1 Cloning mod V.2 | Soul Drivenへ歪みを追加 |
| 4 | Xotic Soul Driven | 常時オンの基本の歪み |
| 5 | Electro-Harmonix OP-AMP Big Muff | ファズ |
| 6 | UNION Tube & Transistor Tone Druid | 音量アップ |
| 7 | Strymon Lex | ロータリースピーカー系の揺れ |
| 8 | Strymon TimeLine | ディレイ全般 |
| 9 | Strymon FLINT | リバーブ/トレモロ |
| 10 | TBCFX Micro Echoplex Preamp | ボード後段のプリアンプ |
TC Electronic PolyTune 3
PolyTune 3は複数弦の状態をまとめて確認できるペダルチューナーです。2023年ボードの先頭に置かれていました。
Fulltone Clyde Standard Wah
Clyde Standardは2023年ボードのワウです。歪みペダルより前に置かれ、足元でフィルターの中心周波数を動かします。
CULT TS808 #1 Cloning mod V.2
CULTがTS808を基に調整したオーバードライブです。2023年の林さんはSoul Drivenの前に置き、さらに歪ませたい場面でオンにしていました。
Xotic Soul Driven
Soul Drivenは2023年ライブの基本の歪みです。取材では常時オンと説明され、TS808やBig Muffを重ねる土台になっていました。
Xotic エキゾチック エフェクター ブースター/オーバードライブ Soul Driven
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Electro-Harmonix OP-AMP Big Muff
OP-AMP Big Muffは2023年ボードのファズです。ソロではTS808、Soul Driven、OP-AMP Big Muff、Tone Druidの4台を同時にオンにする場面もありました。
Electro-Harmonix OP-Amp Big Muff
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UNION Tube & Transistor Tone Druid
Tone Druidは音量を上げるブースターです。2023年ボードではBig Muffの後に置かれ、音量だけを上げたい場面で使われていました。ソロで③〜⑥をすべてオンにする場合もあります。
Strymon Lex
Lexはロータリースピーカーの回転感を再現するペダルです。2023年ボードでは歪みとブースターの後、TimeLineの前に置かれていました。
Strymon Lex V2
Lex V2はコントロールとMIDI機能を拡張した第2世代です。2023年の本人使用機は初代Lexです。
Strymon Lex V2 レックス 第2世代 ロータリー・スピーカー・エミュレーター ストライモン
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Strymon TimeLine
TimeLineは2023年のライブボードでディレイを担っていました。アルバム『タオルケットは穏やかな』の録音では、「月明かり」でLo-Fiモードを使用しています。
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Strymon FLINT
初代FLINTはリバーブとトレモロを1台に収めたペダルです。2023年ボードではTimeLineの後に置かれていました。
Strymon FLINT V2
FLINT V2はMIDIや外部コントロールを追加した第2世代です。2023年の写真に写る本人使用機は初代FLINTです。
TBCFX Micro Echoplex Preamp
Micro Echoplex Preampは2023年ボードの最後に置かれていました。林さんは、必要な音が前に出て、温かみが加わるところを気に入っていると説明しています。
UOZ BOD01
UOZ BOD01も2023年のボード上で紹介されました。取材時点ではまだ信号へ組み込まれておらず、林さんは接続位置を検討していました。
『タオルケットは穏やかな』の録音エフェクター
ライブボードとは別に、アルバム録音で使った4機種が紹介されています。
| 録音機材 | 使用例 |
|---|---|
| KORG Stage Echo SE-300 | 「わたしたちへ」「タオルケットは穏やかな」のスプリングリバーブ、「やさしいギター」のプリアンプ |
| Electro-Harmonix Micro Synthesizer | フィルター、ファズ、オクターバー。「月明かり」終盤のノイズ |
| Manlay Sound Super-Bender | 「予感」中盤のファズ |
| BOSS CE-1 Chorus Ensemble | 「やさしいギター」のワウ後段にビブラート |
KORG Stage Echo SE-300
SE-300はテープエコーとスプリングリバーブを備えた機材です。林さんは「わたしたちへ」と表題曲で主にスプリングリバーブを使い、「やさしいギター」ではプリアンプへ信号を通していました。
Electro-Harmonix Micro Synthesizer
Micro Synthesizerはフィルター、ファズ、オクターブを組み合わせられるギター用シンセ・ペダルです。「月明かり」の終盤ではファズを使ったノイズを録音しています。
Manlay Sound Super-Bender
Super-BenderはTone Bender系のファズです。林さんは「予感」中盤でLevelとAttackを最大にし、ライン録音しました。同じ制作記事にはカネコアヤノさん自身が別の曲で使った例もあるため、演奏者を分けて読む必要があります。
BOSS CE-1 Chorus Ensemble
CE-1はコーラスとビブラートを備えた初期のBOSSエフェクターです。「やさしいギター」ではワウの後にビブラートをかけ、DepthとRateを2〜3時付近に設定していました。
BOSS CE-2W Chorus
CE-2WはCE-1のコーラス/ビブラートを選べるモードを備えた現行のWaza Craftモデルです。録音で使われたCE-1そのものではありません。
BOSS/技WAZA CRAFT CE-2W Chorus ボス
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2021年のライブボード
2021年の取材では、Clyde Standard、CULT OD-820、CULT TS808、OP-AMP Big Muff、Tone Druid、Lex、BOSS DD-7、BOSS RV-500、FLINTを直列で接続していました。チューナーはKORG Pitchblack miniです。
| 順番 | 使用機材 | 公開資料で確認できる役割 |
|---|---|---|
| 1 | Fulltone Clyde Standard Wah | ワウ |
| 2 | KORG Pitchblack mini | チューナー |
| 3 | CULT OD-820 Secede from T.S. mod | 基本のクランチ |
| 4 | CULT TS808 #1 Cloning mod V.2 | さらに強いオーバードライブ |
| 5 | Electro-Harmonix OP-AMP Big Muff | ファズ |
| 6 | UNION Tube & Transistor Tone Druid | クリーンブースト |
| 7 | Strymon Lex | ロータリー系の揺れ |
| 8 | BOSS DD-7 | Modulateモードのディレイ |
| 9 | BOSS RV-500 | 深いリバーブ、別系統のディレイ |
| 10 | Strymon FLINT | リバーブ、トレモロ |
KORG Pitchblack mini
Pitchblack miniは小型のペダルチューナーです。2021年ボードではClyde Standardの後に置かれていました。
CULT OD-820 Secede from T.S. mod
OD-820を基にしたCULTのモディファイ機です。2021年の林さんは基本のクランチに使い、次段のTS808でさらに歪みを加えていました。
BOSS DD-7 Digital Delay
DD-7は2021年ボードのディレイです。林さんはModulateモードを使っていました。2023年ボードのディレイはTimeLineです。
BOSS RV-500 Reverb
RV-500は2021年ボードのリバーブです。深いリバーブや、DD-7とは異なるディレイが必要な場面に使われていました。
参考 カネコアヤノと林宏敏の使用機材|2021ギター・マガジンWEB林宏敏の音作りを少ない機材で始める
2023年のライブサウンドを小さなボードで試すなら、Soul Driven、OP-AMP Big Muff、TimeLineまたはディレイ、FLINT V2の順にそろえます。2023年の本人使用機は初代FLINTで、新品から同シリーズを選ぶ場合はFLINT V2が候補になります。
| 優先度 | 機材 | 試せること |
|---|---|---|
| 1 | Xotic Soul Driven | 常時オンの基本の歪み |
| 2 | OP-AMP Big Muff | ソロの強いファズ |
| 3 | Strymon TimeLine | 曲ごとのディレイ |
| 4 | Strymon FLINT V2 | リバーブとトレモロ |
接続順の開始案
次は2023年の役割を4台へ絞った開始案です。つまみ位置は本人の公開設定ではありません。
ギター → Soul Driven → OP-AMP Big Muff → TimeLine → FLINT V2 → アンプ
Soul Drivenだけをオンにしてコードがつぶれないゲインに整え、強いファズが必要な場面でBig Muffを重ねます。ディレイとリバーブは一度に深くせず、まず短い反復音と短い残響から足してください。
よくある質問
- 林宏敏さんの2023年ライブの基本の歪みは何ですか?
- Xotic Soul Drivenです。常時オンにし、CULT TS808、OP-AMP Big Muff、Tone Druidを必要に応じて重ねていました。
- 林宏敏さんは2023年にどのディレイを使っていますか?
- 2023年のライブボードではStrymon TimeLineを使い、ディレイを1台で担っていました。録音では「月明かり」にTimeLineのLo-Fiモードを使っています。
- 『タオルケットは穏やかな』の録音で使ったエフェクターは何ですか?
- Stage Echo SE-300、Micro Synthesizer、Super-Bender、BOSS CE-1が紹介されています。ライブボードとは別の録音機材です。
- 2021年と2023年のライブボードは同じですか?
- 一部は共通しますが、2021年はOD-820、DD-7、RV-500、2023年はSoul Driven、TimeLine、Micro Echoplex Preampなどが確認できます。
- 少ない機材で林宏敏さんの2023年ライブ音を試すなら何が必要ですか?
- Soul Driven、OP-AMP Big Muff、ディレイ、FLINT V2が候補です。基本の歪み、ファズ、反復音、残響を順に調整できます。
まとめ
2023年ライブの林宏敏さんは、Soul Drivenを常時オンにし、TS808、OP-AMP Big Muff、Tone Druidを重ねて歪みと音量を変えていました。TimeLine、FLINT、Lexがディレイ、リバーブ/トレモロ、ロータリー系の揺れを分担しています。
録音ではStage Echo SE-300、Micro Synthesizer、Super-Bender、CE-1を曲ごとに使い、ライブボードとは異なる音を作っていました。少ない機材でライブの方向を試すなら、Soul Driven、OP-AMP Big Muff、ディレイ、FLINT V2から始めると、基本の歪みからファズと空間系まで順番に確認できます。







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