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ジョン・メイヤーの使用エフェクターまとめ7選|歪み・ブースター・コンプ

ジョン・メイヤーの使用エフェクターまとめ7選|歪み・ブースター・コンプ

ジョン・メイヤーの歪みを調べるなら、まずTS10、初期型Bluesbreaker、Centaurです。2010年のツアー用ラックではKatanaとAnalog Manのコンプレッサーも紹介されています。ここでは歪み・ブースター・コンプレッサーの7機種を、使用時期と一緒にまとめます。

歪みを加えるのがオーバードライブ、次の機材へ送る音を持ち上げるのがブースター、大きな音の飛び出しを抑えるのがコンプレッサーです。同じペダルでも、アンプへ送る音量によって歪み方が変わります。

図は本記事の調整例です。ギターとアンプに合わせて音量をそろえ、1台ずつ足してみてください。

使用エフェクター7機種と主な時期

機材主な時期・場面役割
Klon Centaur2010年ツアーオーバードライブ
Marshall Bluesbreaker(初期型)2010年ツアーオーバードライブ
Ibanez TS10 Tube Screamer Classic2010年ツアーオーバードライブ
Keeley Katana Clean Boost2010年ツアーブースター
Analog Man Small 3-knob CompROSSor2010年ツアー/2017年コンプレッサー
Ibanez TS9 Tube Screamer2010年Crossroadsオーバードライブ
Keeley Tone Workstation(初期型)Dead & Company期歪み・コンプの複合機

2010年ツアーのラックはRene Martinezによる紹介、同年のCrossroadsは現地取材、Tone Workstationはメーカーの発表を参照しています。

an original Marshall Bluesbreaker

日本語訳:初期型のMarshall Bluesbreakerです。

参考 2010年のツアー機材紹介(英語)Premier Guitar

歪み・ブースター・コンプレッサーの詳細

1. Klon Centaur

2010年のRig Rundownで、ギターテックのRene Martinezがラック内のCentaurを紹介しています。GAINで歪みを、TREBLEで高音を調整します。音量を持ち上げる使い方と、ペダル自体を歪ませる使い方を分けて比べられる機種です。

Klon Centaur:調整例

  • 1 GAIN9時
  • 2 TREBLE11時
  • 3 OUTPUT12時

歪みを少なくし、OUTPUTをON/OFFの音量がそろう位置へ合わせます。

同じ開発者による後発モデル:Klon KTR

Centaurの開発者Bill Finneganが後に設計したのがKTRです。小型化し、基板への部品の取り付け方も見直しています。本人と同じ当時の機材を選ぶ場合は、CentaurとKTRを区別してください。

considerably smaller

日本語訳:かなり小型に。

Bill Finnegan本人が語るCentaurとKTRの開発(英語)

2. Marshall Bluesbreaker(初期型)

同じラックで紹介されているのは、1990年代の初期型Bluesbreakerです。GAINは歪み、TONEは明るさ、VOLUMEは音量です。クランチは、強く弾くと少し歪む音のこと。TS10と比べるときは、片方ずつONにし、歪みの量と中音域の聞こえ方を比べてください。

Marshall Bluesbreaker(初期型):調整例

  • 1 GAIN11時
  • 2 TONE12時
  • 3 VOLUME12時

まず単体で使い、強く弾いたときの高音が痛ければTONEを下げます。

復刻モデル:Marshall Bluesbreaker Vintage Reissue

メーカーによる復刻がBluesbreaker Vintage Reissueです。1990年代初期の本人使用機とは別の製造世代ですが、GAIN・TONE・VOLUMEの3ノブ構成を引き継いでいます。

復刻版でも、左のGAINが歪み、中央のTONEが明るさ、右のVOLUMEが音量です。下はコードを弾いたときに少し歪む設定案。VOLUMEは図の位置に固定せず、OFFとの音量差を聴いて合わせます。

Bluesbreaker復刻版:軽い歪みでコードを弾く

  • 1 GAIN11時
  • 2 TONE11時30分
  • 3 VOLUME1時

復刻版用の設定案。歪みが足りなければGAINを少し上げ、音量はVOLUMEで合わせます。

参考 Bluesbreaker Vintage Reissue公式製品情報(英語)Marshall

3. Ibanez TS10 Tube Screamer Classic

TS10も2010年のラックに組み込まれています。単音を聞き取りやすくする中音域の押し出しが特徴です。DRIVEは歪み、TONEは明るさ、LEVELは音量を調整します。歪みを少なく、出力をやや高くすると、アンプや別の歪みを押す使い方も試せます。

Ibanez TS10 Tube Screamer Classic:調整例

  • 1 DRIVE9時
  • 2 TONE11時
  • 3 LEVEL1時

LEVELを上げるときは、次につないだ機材の音量や歪みも変わることを確認します。

私が所有するTS10では、TS9との違いや実際の音も紹介しています。型番を選ぶときの参考にどうぞ。

4. Keeley Katana Clean Boost

Katanaは歪みの量を大きく変えず、次の機材へ送る音を持ち上げるブースターです。2010年のラックで紹介され、Keeleyの公式アーティストページにも使用機材として載っています。Mini Katanaとは分けて探してください。

Keeley Katana Clean Boost:調整例

  • 1 VOLUME10時

ノブを押し込んだ通常状態から試し、ONにしたときだけ大きくなりすぎないよう合わせます。

後期モデル:Keeley Katana Clean Boost Throwback White

同名のフルサイズKatanaはThrowback White版で再設計されています。側面の音量ノブと押し引きの操作を引き継ぎつつ、引き出したときのブーストを見直したモデルです。メイヤーの旧個体や、小型のMini Katanaとは分けて選びます。

右側面のVOLUMEを押し込むとクリーンなブースト、引き出すと歪みを加えやすいモードになります。下は押し込んだ状態の設定案です。アンプがすでに歪んでいると、音量より歪みが増える場合があります。

Katana Throwback White:側面ノブで音量を足す

  • 1 VOLUME9時

右側面ノブの部分図。押し込んだ状態。OFFより少し大きくなる位置へ調整します。

外部電源は9Vを使います。内部で電圧を上げる回路があっても、外から18Vを入力する仕様ではありません。

参考 Katana Clean Boost Throwback White公式製品情報(英語)Keeley

5. Analog Man Small 3-knob CompROSSor

メーカーが掲載している使用機材は、3ノブのSmall CompROSSorです。強く弾いた音の飛び出しを抑え、小さな音を聞き取りやすくするコンプレッサーで、VOLUMEは音量、SUSTAINは音量差を抑える強さと音の伸び、ATTACKは弾き始めの音の残り方を調整します。

Analog Man Small 3-knob CompROSSor:調整例

  • 1 VOLUME12時
  • 2 SUSTAIN9時
  • 3 ATTACK12時

SUSTAINを少なくし、ピッキングの強弱が残るか確認してから増やします。

his Analog Man Small 3-knob Comprossor

日本語訳:彼のAnalog Man Small 3ノブCompROSSorです。

参考 Analog Manの使用アーティストとSmall CompROSSor(英語)Analog Man

6. Ibanez TS9 Tube Screamer

Premier Guitarの2010年Crossroads現地取材では、TS9、Centaur、Katanaなどを使用した構成が紹介されています。TS10を載せた同年のツアー用ラックと、同じ構成として混ぜずに見てください。

Ibanez TS9 Tube Screamer:調整例

  • 1 DRIVE9時
  • 2 TONE11時
  • 3 LEVEL12時

TS10との比較では先に音量をそろえ、低音の量と単音の聞こえ方を比べます。

参考 2010年Crossroadsの現地取材(英語)Premier Guitar

古いTS9の実機の作りや音は、こちらでも紹介しています。

7. Keeley Tone Workstation(初期型)

Keeleyは2016年の製品発表で、ジョン・メイヤーが初期型のTone Workstationを2台ツアーへ持ち出したと説明しています。コンプレッサーや歪みを組み合わせる機材ですが、2016年の小型モデルは設計を改めた別世代です。

John Mayer recently took two of the originals out on The Dead & Company tour.

日本語訳:ジョン・メイヤーは初期型を2台、Dead & Companyのツアーへ持ち出しました。

参考 初期型と2016年版Tone Workstation(英語)Keeley

後期モデル:Keeley Tone Workstation(2016年版)

2016年版は初期型からコンプレッサーと2系統の歪み・ブーストを組み直したモデルです。メイヤーの原型使用を、この小型版の使用と読み替えないようにしてください。メーカーでは過去の製品を掲載する欄(Archive)に分類されています。製造時期や販売店の在庫を確認して探してください。

本体右のコンプレッサーはSUSTAINで強弱を整える量、BLENDで整えた音と原音の割合、LEVELで音量を変えます。下は原音を残す軽い圧縮の設定案で、切替は下のSTOCKです。

Tone Workstation 2016:右のコンプレッサー部

  • 1 LEVEL12時
  • 2 BLEND10時
  • 3 SUSTAIN9時
  • 4 MODESTOCK上から:TREBLE / STOCK

右ブロックの部分図。STOCKを選び、LEVELでON/OFFの音量差を調整します。

中央はLEVEL・TONE・DRIVEで音量・明るさ・歪みを調整します。切替を上の1962にすると歪み、下のKATANAにするとブーストです。KATANAではTONEとDRIVEは働かず、LEVELを使います。次は1962側を軽く歪ませる設定案です。

Tone Workstation 2016:中央1962部

  • 1 LEVEL12時
  • 2 TONE11時
  • 3 DRIVE9時
  • 4 MODE1962上から:1962 / KATANA

中央ブロックの部分図。1962を選ぶ設定案。中央の足スイッチでONにします。

左のRed DirtもLEVELが音量、DRIVEが歪み、TONEが明るさです。左側だけを試すなら、右と中央の足スイッチをOFFにして、切替を下のMOD+にします。重ねて使うと歪みと音量が増えるため、1系統ずつ確認してください。

Tone Workstation 2016:左のRed Dirt部

  • 1 LEVEL12時
  • 2 DRIVE9時
  • 3 TONE11時
  • 4 MODEMOD+上から:BAKED / MOD+

左ブロックの部分図。MOD+を選ぶ設定案。他の2系統はOFFから試します。

参考 Tone Workstation 2016年版の操作・仕様(英語)Keeley

アンプへ入れる音量を合わせる

最初から複数のペダルを全部ONにせず、1台ずつ音量と歪みを合わせると違いが分かります。アンプがすでに歪んでいる場合、ブーストしても音量だけが大きくなるとは限りません。GAINを下げても音が太くなるか、ピッキングの強弱が残るかを聴いてください。

1
アンプだけで弾く
ギターの音量を普段使う位置にして、アンプだけの音量と音色を決めます。
2
歪みを1台だけ足す
GAINやDRIVEを低めにし、ON/OFFの音量をそろえます。
3
必要な機材を足す
ブースターやコンプレッサーを1台ずつ追加し、音量と弾いたときの反応を確認します。

ほかの使用機材と音を聴く

TS10・Centaur・Bluesbreakerの3台を中心に比べたい場合は、こちらの使用オーバードライブ記事も参考になります。

ディレイ、ワウ、揺れもの、リバーブなどの使用機材は、後編にまとめています。

ジョン・メイヤーの空間系・モジュレーションの使用機材を見る

よくある質問

ジョン・メイヤーの歪み系で代表的な機種は?
2010年のツアー用ラックではTS10、初期型Bluesbreaker、Centaurが紹介されています。同じラックにはKatanaとAnalog ManのSmall CompROSSorも組み込まれています。
TS10とTS9はどちらを使っていますか?
2010年のツアー用ラックではTS10、同年のCrossroads現地取材ではTS9が紹介されています。使用場面を分けて機材を選んでください。
ジョン・メイヤーのコンプレッサーは何ですか?
メーカーが紹介しているSmall CompROSSorは3ノブです。音量、圧縮の量、音の立ち上がりを調整します。