カネコアヤノさんが2023年の『タオルケットは穏やかな』ツアーで使ったボードは、PolyTune 3 Mini、Op-Amp Big Muff、Klon KTR、Xotic RC Booster、Bixonic EXP-2000 Expandora、MXR Phase 90、Hall Of Fame 2の直列構成です。
基本の音はKTRと1970年代のOrange OR80Rで作り、曲に合わせて2種類のファズ、ブースター、フェイザー、リバーブを加えます。本人が使う場面まで説明しているため、同じ機材をどこでオンにするかが分かる資料です。
この記事では、2023年の接続順と各機材の役割、少ない台数で始める方法を紹介します。2025年のボードは誌面掲載の案内まで確認できましたが、Web記事に詳細がないため2023年の構成と混ぜません。
カネコアヤノのエフェクター|先に結論
- KTRは基本的にオンのまま使い、Orange OR80Rと基準の音を作る
- Op-Amp Big Muffは「気分」「月明かり」「愛のままを」「爛漫」などの歪みパートで使う
- EXP-2000 Expandoraは「わたしたちへ」2番のサビで使う
- RC Boosterは「エメラルド」などバンド全体の音量が上がる場面で使う
- Phase 90は「季節の果物」のアウトロで使う
- Hall Of Fame 2は気分に応じてファズと組み合わせる
カネコアヤノさんの方向を少ない台数で試すなら、KTR、Op-Amp Big Muff、Hall Of Fame 2の3台から始めると、基準の歪み、強いファズ、追加の残響を分けられます。
参考 カネコアヤノの愛用機材 新作『タオルケットは穏やかな』を彩るアンプ&ペダルボードギター・マガジンWEB2023年『タオルケットは穏やかな』ツアーの接続順
ギターからの接続順は、ギター・マガジンWEBの番号どおりです。Iso-Brickは電源なので音声信号の直列経路には入りません。
| 順番 | 使用機材 | 本人が説明した使い方 |
|---|---|---|
| 1 | tc electronic PolyTune 3 Mini | チューニング |
| 2 | Electro-Harmonix Op-Amp Big Muff | 複数曲の歪みパート |
| 3 | Klon KTR | 基本的にオンのまま使う |
| 4 | Xotic RC Booster | バンド全体の音量が上がる場面で使う |
| 5 | Bixonic EXP-2000 Expandora | 「わたしたちへ」2番のサビ |
| 6 | MXR Phase 90 | 「季節の果物」アウトロ |
| 7 | tc electronic Hall Of Fame 2 | 気分に応じてファズと併用 |
tc electronic PolyTune 3 Mini
PolyTune 3 Miniはボード先頭でチューニングを担います。
Electro-Harmonix Op-Amp Big Muff
Op-Amp Big Muffはボードの2番目に置かれたファズです。カネコアヤノさんは「気分」「月明かり」「愛のままを」「爛漫」など、歪みが大きくなるパートで使っています。
Electro-Harmonix OP-Amp Big Muff
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Klon KTR
KTRは基本的にオンのまま使い、Orange OR80Rと組み合わせて基準の音を作っていました。アンプの音量やEchoも音へ影響するため、KTR単体ではなくアンプとの組み合わせが重要です。
Xotic RC Booster
2023年のボード写真にあるのは旧仕様のRC Boosterです。「エメラルド」など、バンド全体が大きな音を出す場面や、自分のギターが小さく感じた場面でオンにすると説明しています。
Xotic RC Booster V2
RC Booster V2は同じシリーズの現行仕様です。2つのゲイン段を切り替えられる点が旧仕様との違いで、2023年の本人使用機そのものではありません。
Xotic エキゾチック ブースター RC Booster V2 RCB-V2
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Bixonic EXP-2000 Expandora
EXP-2000 Expandoraは、林宏敏さんから借りた個体です。カネコアヤノさんは「わたしたちへ」2番のサビで使うと説明しています。
MXR Phase 90
Phase 90は、位相をずらした信号を原音に混ぜ、うねるような変化を作るフェイザーです。2023年のツアーでは「季節の果物」のアウトロで使われました。
tc electronic Hall Of Fame 2 Reverb
基本のリバーブはOrange OR80R側でかけ、Hall Of Fame 2は気分に応じてファズと一緒にオンにすると説明しています。ボードでは最後段です。
TC Electronic Hall of Fame 2 Reverb
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MXR Iso-Brick Power Supply
Iso-Brickは7台へ電源を供給する機材です。ギターの音声信号は通りません。
MXR M238 Iso-Brick Power Supply
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1970年代Orange OR80Rが基準の音を作る
2023年の記事では、1970年代のOrange OR80Rをメインアンプとして紹介しています。KTRを基本的にオンにし、アンプと組み合わせて基準の音を作る構成です。
アンプのEchoつまみは以前オフの位置へ印を付けていましたが、記事公開時点では使う場合があると説明しています。Hall Of Fame 2だけで全ての残響を作っているわけではありません。
2025年の機材は誌面と分けて考える
ギター・マガジンWEBの2025年記事は、同年8月号にカネコアヤノさんと林宏敏さんのインタビュー、エフェクターボードを掲載したと案内しています。Web記事で詳しく紹介しているのは『石の糸』で使用したギターです。
そのため、2023年の7台を2025年のボードとして扱うことはできません。2025年の接続順や使用機材を確認するには誌面のボード記事が必要です。
参考 カネコアヤノがバンド名義の初作品『石の糸』で使用したギターギター・マガジンWEB少ない機材でカネコアヤノの方向を試す
本人の2023年ボードから役割の異なる3台を残すと、次の構成になります。
ギター → Op-Amp Big Muff → Klon KTR → Hall Of Fame 2 → アンプ
- KTR:オンのまま使う基準の歪み
- Op-Amp Big Muff:サビや間奏で歪み量を大きくする
- Hall Of Fame 2:ファズと合わせて残響を加える
これは7台のボードを少なくした開始例です。2023年の公開配線と同じくBig MuffをKTRの前に置き、まずKTRとアンプで基準の音を整えてからBig Muffを重ねます。
FAQ
- カネコアヤノさんの2023年ボードの接続順は?
- PolyTune 3 Mini、Op-Amp Big Muff、KTR、RC Booster、EXP-2000、Phase 90、Hall Of Fame 2の順です。
- カネコアヤノさんが基本的にオンにしている歪みは?
- 2023年の本人解説ではKlon KTRを基本的にオンにし、1970年代のOrange OR80Rと組み合わせて基準の音を作っています。
- Op-Amp Big Muffはどの曲で使っていますか?
- 2023年の記事では「気分」「月明かり」「愛のままを」「爛漫」などの歪みパートで使うと紹介されています。
- EXP-2000 Expandoraはカネコアヤノさんの所有機ですか?
- 2023年のボードにある個体は林宏敏さんから借りた機材です。「わたしたちへ」2番のサビで使うと説明しています。
- 2025年も同じエフェクターボードですか?
- 2025年のWeb記事は誌面にペダルボードを掲載したと案内していますが、詳細は示していません。2023年と同じ構成とは確認できません。
まとめ
カネコアヤノさんの2023年ボードは、KTRとOrange OR80Rで基準の音を作り、Op-Amp Big Muff、EXP-2000、RC Booster、Phase 90、Hall Of Fame 2を曲や場面に合わせて加える構成です。
同じ方向を試すなら、まずKTRとアンプの組み合わせを決め、強い歪みにOp-Amp Big Muffを足します。残響まで必要になった時点でHall Of Fame 2を加えると、各機材の役割を聞き分けやすくなります。







