エレキギター機材知恵袋を開設しました!質問募集中!

Klon系オーバードライブおすすめ14選|使用ギタリスト・選び方

Klon系オーバードライブおすすめ14選|ケンタウロス系の選び方

Klon Centaurを基にした製品でも、音量、歪み量、強くなる音域は機種ごとに異なります。この記事では、Wampler Tumnus Deluxe、Warm Audio Centavo、J. Rockett Archer Ikonなどを個別に比較します。

特に、クリーンからクランチのアンプを少しバンドの中で聞き取りやすくしたいとき、ソロだけ音量と中音域を強めたいとき、TS系より低域を残してブーストしたいときに使いやすいです。一方で、単体で深く歪ませたい人や、低価格で強い歪みが欲しい人には向かないこともあります。

この記事の結論
迷ったら、調整幅重視ならWampler Tumnus Deluxe、定番小型機ならWampler Tumnus、見た目も含めてKlon感を楽しみたいならWarm Audio Centavo、実用定番ならJ. Rockett Archer Ikon、小型ボードならMXR Sugar Drive、価格重視ならElectro-Harmonix Soul Food、NUX Horseman、MOSKY Golden Horseが選びやすいです。

Klon Centaurとは?

Klon Centaurは、Bill Finneganが設計したオーバードライブです。オリジナルのCentaurは生産数が限られ、現在は中古市場で高額です。そのため、実用面ではKlon Centaur本体を探すより、現行のKlon系エフェクターから選ぶほうが現実的です。

Klon系の特徴は、ゲインを低くしてOutputを上げたときのブースト感、Trebleでバンド内での音の聞き取りやすさを整えられること、アンプのクランチに乗ることです。低音域を大きく削らず、元の音を残しながら中音域と出力音量を補う使い方に向きます。

参考 CentavoWarm Audio

Klon Centaurを使用したギタリスト

Klon Centaurは、ジョー・ペリー、トレイ・アナスタシオ、ジェフ・ベック、ジョン・メイヤーの機材として確認できます。ただし、使用機材は時期、ツアー、曲、代替機の有無で変わります。使用例は「同じ音が出る」という保証ではなく、Klon Centaurがブーストやローゲインの歪みに使われてきた参考として見てください。

ジョー・ペリー

2026年の本人インタビューでは、オリジナルのKlonを複数所有し、欠かせない機材として使っていると説明しています。

参考 Joe Perry on the guitar pedals he can’t live withoutGuitar World

トレイ・アナスタシオ

2024年に公開されたライブリグ解説では、本人のギターテックが紹介したボードに、ブロンズのオリジナルKlon Centaurが含まれています。

参考 Trey Anastasio’s tech reveals his Phish live rigGuitar World

ジェフ・ベック

2018年頃のライブ機材にはKlon Centaurがあり、後年は紛失や破損のリスクを避けるため、J. RockettのカスタムArcherへ置き換えたと報じられています。

参考 The highlights of the Jeff Beck guitar auctionGuitar World

ジョン・メイヤー

時代別の機材解説では、Klon Centaurがジョン・メイヤーのボードで継続的に使われてきた機材として紹介されています。歪み系全体の組み合わせは、こちらの記事で確認できます。

参考 John Mayer’s guitars and gear, era by eraGuitar World

Klon系オーバードライブの選び方

ブースター用途ならOutputとTrebleの効き方を重視する

Klon Centaur系の製品は、Gainを低め、Outputを高めにして、アンプや後ろにつないだ歪み系エフェクターへの入力を強くする方法で使われることがあります。この使い方では、歪み量よりもOutputの余裕、Trebleの調整幅、低域が膨らみすぎないかが重要です。

単体の歪みも欲しいならEQ付きモデルを選ぶ

単体のオーバードライブとして使いたい場合は、Tumnus DeluxeのようにBassやMidを調整できるモデルが便利です。Klon Centaur系の製品は、単体で歪ませたときの明るさや中音域の出方が機種と設定で異なります。EQ付きならアンプに合わせて調整できます。

初めてなら高額機より定番・入手性で選ぶ

最初から高額なヴィンテージ系や大型筐体に行く必要はありません。Soul Food、NUX Horseman、MXR Sugar Driveのような入手しやすいモデルで、Klon系の役割が自分のアンプに合うか試すほうが失敗しにくいです。

見た目や回路再現を重視するなら大型筐体も候補

CentavoやCenturaのようなモデルは、Klon Centaurの雰囲気を含めて楽しみたい人に向いています。エフェクターボード上の省スペース性より、大きな筐体と従来型の操作を重視するなら候補になります。

Klon系オーバードライブおすすめ14選

製品名傾向おすすめな人
Wampler Tumnus Deluxe高機能・EQ付きアンプに合わせて細かく調整したい人
Wampler Tumnus小型・定番ボードに入れやすい王道Klon系が欲しい人
Warm Audio Centavo王道・大型筐体Klonらしい雰囲気を含めて楽しみたい人
J. Rockett Archer Ikon定番・実用ライブで使えるKlon系を探す人
MXR Sugar Drive小型省スペースでKlon系を入れたい人
Electro-Harmonix Soul Food定番・手頃最初にKlon系を試したい人
NUX Horseman小型・手頃Gold/Silver系の切り替えを試したい人
Way Huge Conspiracy Theory中価格・太め少し高音域の角が強く出にくいKlon系が欲しい人
TC Electronic Zeus Drive手頃・実用低価格で現代的に使いたい人
Ceriatone Centura大型筐体オリジナルに近い雰囲気を狙う人
RYRA The KloneKlon Centaurを基にした設計現代的なKlonクローンの定番を探す人
MOSKY Golden Horse低価格できるだけ安くKlon系を試したい人
MOSKY Silver Horse低価格・別音域の傾向Golden Horseより少し違う方向も試したい人
Btuty Golden Horse低価格Klon系の傾向を安く試したい人

Wampler Tumnus Deluxe

Wampler Tumnus Deluxeは、Bass、Mids、Trebleで各音域を調整できるKlon Centaur系のモデルです。Klon系をブースターだけでなく、メインのオーバードライブとしても使いたい人に向いています。

シングルコイルで低域が細いとき、ハムバッカーで低域が膨らむとき、アンプの明るさが合わないときに調整しやすいのが強みです。ブルース、ロック、ポップス、フュージョンまで幅広く使いやすいです。

Wampler Tumnus

Wampler Tumnusは、Tumnus Deluxeよりシンプルで小型のKlon系です。ボードの空きが少ない人、余計なEQよりも3ノブで素早く音を作りたい人に向いています。

Gainを低め、Levelを高めにして使うと、クリーンからクランチのアンプへの入力を強くできます。Tumnus Deluxeほど細かく追い込む必要がないなら、こちらのほうが扱いやすいです。

Warm Audio Centavo

Warm Audio Centavoは、Klon Centaurの雰囲気をかなり強く意識した大型筐体のオーバードライブです。見た目、操作感、ブーストの使い方まで含めて、王道のKlon系を楽しみたい人に向いています。

Gainを低め、Outputを高めにすると、クリーンアンプやクランチアンプの前で倍音の量を足しやすいです。エフェクターボード上のサイズは大きめなので、省スペースよりも音と雰囲気を優先する人向けです。

J. Rockett Audio Designs Archer Ikon

Archer Ikonは、Klon系の定番として扱いやすいモデルです。ライブボードに入れやすいサイズで、ブースターとしてもオーバードライブとしても使いやすいバランスがあります。

クランチアンプへの入力を強くする、ソロの音量を上げる、TS系では低音域が足りない場面で補う、といった用途に向いています。ブルース、ロック、歌ものリードで、中音域と音量を補いたい場合に合います。

MXR Sugar Drive

MXR Sugar Driveは、小型ボードに入れやすいKlon系オーバードライブです。ミニサイズながら、高音域と出力音量を補えるため、荷物を減らしたい人に向いています。

セッション用の小さなボード、チューナーと歪み数個だけの組み合わせ、サブボードにKlon系を入れたい場合に便利です。小型でも音域の傾向は十分わかりやすいです。

Electro-Harmonix Soul Food

Electro-Harmonix Soul Foodは、手頃にKlon系の方向を試せる定番モデルです。高級機ほどの音の変化だけを求めるものではありませんが、アンプへの入力を強くするブースター的な使い方はかなり実用的です。

Gainを低めにしてLevelを上げると、リードの輪郭を出したり、クリーンを少し太くしたりできます。初めてKlon系を買う人、コストを抑えたい人におすすめです。

NUX Horseman

NUX Horseman

NUX Horseman

9,890円(08/15 21:51時点)
Amazonの情報を掲載しています

NUX Horsemanは、小型で扱いやすいKlon系です。エフェクターボードの空きが少ない人、Klon系を常時オン気味に薄く使いたい人に向いています。

安価な小型機ですが、ブースター寄りに使えば十分実用的です。ブルース、ロック、ポップスのリードで少しだけバンドの中で聞き取りやすくしたいときに便利です。

Way Huge Smalls Conspiracy Theory

Way Huge Smalls Conspiracy Theoryは、中音域を補いながら高音域の角を抑えたい人に向いたモデルです。MXRやSoul Foodよりも、やや低中音域の量や丸さを感じる方向で選びやすいです。

明るすぎるアンプ、硬いクリーン、シングルコイルの細さを少し補いたい場合に合います。派手に歪ませるより、アンプの手前で歪み方を整える使い方がおすすめです。

TC Electronic Zeus Drive

TC Electronic Zeus Driveは、手頃な価格帯でKlon系の雰囲気を導入したい人向けのモデルです。FATモードを使うと低域の出方を変えられるので、細い音になりやすい環境でも扱いやすいです。

高級Klon系の代替というより、普段使いしやすいブースター/ローゲインODとして見ると良いです。宅録、練習、サブボードにも向いています。

Ceriatone Centura

Ceriatone Centuraは、筐体の雰囲気も含めてKlon Centaurに近い方向を狙ったモデルです。本体が大きいため小型ボードには載せにくい一方、外観と操作方法を重視する人に向きます。

クリーンブースト、軽いクランチ、他の歪みの前段ブーストに向いています。省スペース性より、クラシックなKlon系らしさを優先したい人におすすめです。

RYRA The Klone

RYRA The Kloneは、メーカーがKlon Centaurを基に設計したと説明しているオーバードライブです。大型筐体の操作感を重視する人の候補です。

ブースター的に使うと、音量だけでなく倍音感と中音域を足しやすいです。ブルースロックやクラシックロックで、リードの中音域と音量を上げたい人に合います。

MOSKY Golden Horse

MOSKY Golden Horseは、Klon系をかなり低価格で試せるモデルです。高級機の代わりというより、「自分のアンプにKlon系の音量と音域の変化が合うか」を確認する入口として使いやすいです。

Gainを上げすぎるより、Levelを上げてアンプへの入力を強くするほうがKlon系らしさを感じやすいです。初めてのKlon系、サブボード、宅録用に向いています。

MOSKY Silver Horse

MOSKY Silver Horseは、Golden Horseと同じく低価格でKlon系の傾向を試せる小型モデルです。Golden Horseと比較しながら、高音域と出力音量の違いを確かめたい人に向いています。

小型で安価なので、常時オンのブースター候補として試しやすいです。価格重視でKlon系を複数比較したい人にも候補になります。

Btuty Golden Horse

Btuty Golden Horse

Btuty Golden Horse

4,480円(08/15 21:51時点)
Amazonの情報を掲載しています

Btuty Golden Horseは、低価格でKlon系の傾向を試したい人向けです。高級機の音の変化を期待するより、Klon系が自分のアンプやギターに合うか確認する入口として考えると良いです。

Gainを上げすぎず、Levelでアンプへの入力を強くする使い方から始めると失敗しにくいです。初めてKlon系を試す人、サブとして安く入れたい人に向いています。

Klon系の使い方

STEP 1
まずGainを低めにする
最初はGainを8〜9時、Outputを少し高め、Trebleを12時前後にします。Klon Centaur系の製品では、Gainを低め、Outputを高めにしてアンプへの入力を強くする設定から試せます。ただし、音量や音域の変化は製品ごとに異なります。
STEP 2
アンプのクランチに足す
クリーンすぎるアンプより、少しだけ歪む手前のアンプに合わせると、倍音の量とサスティンが増えます。
STEP 3
TS系と役割を分ける
Ibanez TS9では中音域が強くなり、低音域が減る傾向があります。Klon Centaurを基にした製品も、機種と設定によって強くなる音域が異なります。
STEP 4
後ろにつないだ歪み系エフェクターへの入力を強くする
他のオーバードライブやディストーションの前につなぎ、Outputを上げると、後ろのエフェクターに入る信号が大きくなります。歪み量が増えすぎる場合は、Outputを下げて調整してください。

Klon系と比較したいエフェクター

Klon系が合わない場合は、TS系、BD-2系、Bluesbreaker系、クリーンブースターも候補になります。特に「もっと中域が欲しい」ならTS系、「もっと荒さとピッキングレスポンスが欲しい」ならBD-2系、「もっと原音の音域バランスを大きく変えずに残したい」ならクリーンブースターを試すと整理しやすいです。

ブルースやセッション用途で、Klon系を他の定番オーバードライブと比べたい場合はこちらも参考になります。

Klon系オーバードライブのFAQ

Klon系オーバードライブはどんな人におすすめですか?
アンプやギターの音を大きく変えず、中音域、出力音量、倍音を補いたい人に向きます。ほとんど歪んでいない音から軽い歪みのアンプで、中音域と音量を補いたい人に合います。TS系では低音域が減りすぎると感じる場合にも候補です。
Klon系は単体で歪ませても使えますか?
使えますが、真価が出やすいのはGain低め、Output高めのブースター的な使い方です。単体の歪みも重視するなら、EQ調整幅の広いTumnus Deluxeのようなモデルが扱いやすいです。
Klon系とTS系は何が違いますか?
Ibanez TS9とKlon Centaurでは、強くなる音域と歪み方が異なります。分類名だけで全製品の音は断定できないため、製品と設定を個別に確認してください。
初めてのKlon系ならどれを選べばいいですか?
価格重視ならSoul Food、NUX Horseman、MOSKY Golden Horse、小型ボードならMXR Sugar DriveやWampler Tumnus、調整幅重視ならWampler Tumnus Deluxe、Klonらしい雰囲気まで重視するならWarm Audio CentavoやRYRA The Kloneが選びやすいです。

まとめ

Klon Centaur系のオーバードライブには、Gainを低め、Outputを高めにして、アンプや後ろにつないだ歪み系エフェクターへの入力を強くする使い方があります。

調整幅重視ならWampler Tumnus Deluxe、シンプルな小型定番ならWampler Tumnus、王道の雰囲気ならWarm Audio Centavo、本格クローンならRYRA The Klone、実用定番ならJ. Rockett Archer Ikon、省スペースならMXR Sugar Drive、手頃に試すならSoul Food、NUX Horseman、MOSKY Golden Horseがおすすめです。自分のアンプがクリーン寄りなのか、クランチ寄りなのかを基準に選ぶと失敗しにくいです。