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ジョン・スコフィールドの使用機材|ギター・アンプ・エフェクター

John Scofieldの使用エフェクター15選まとめ

ジョン・スコフィールドの音を知るなら、エフェクターの一覧だけでなく、どの編成・時期に使ったのかを見ると分かりやすくなります。歪みやコーラスを使う一方、ギターのボリュームとピッキングだけで音を作る演奏もあります。

この記事では本人公式リスト、2012年のボード製作者の記録、2013年の本人インタビュー、メーカーの使用紹介を照合し、15項目の役割を整理します。15台を現在も同時に使っているという意味ではありません。型番を確定できない機材と、掲載製品の別世代も分けています。

ジョン・スコフィールドとは:ジャズ、ブルース、ファンクを横断するギタリスト

ジャズを土台に、ブルースやファンクの語彙を組み合わせるギタリストです。マイルス・デイヴィスのバンドでも活動し、リーダーとしても幅広い編成で演奏しています。少し後ろへ置くようなリズム感や、音を曲げるフレーズが印象的です。

VOX AC30 / Boss Loop Station / Ibanez Analog Chorus Pedal (purple) / Green Line 6 (delay) / Purple Line 6 (filter)

日本語訳:本人公式にはVOX AC30、BOSS Loop Station、紫色のIbanezアナログコーラス、緑色のLine 6ディレイ、紫色のLine 6フィルターとあります。型番や世代の記載がない項目は、関連機種と区別します。 出典:本人公式機材リスト(英語)。

ギターとアンプ:ボードより先に見る土台

本人公式リストにはIbanez AS200、Vox AC30またはMesa/Boogie Mark I Reissueが挙がっています。ただし2019年の来日インタビューでは、その編成でFender Deluxe Reverbを使い、エフェクターなしで演奏したことも語っています。常に一つのアンプやボードだけを使うわけではありません。

本人公式の機材リスト(英語)、BLUE NOTE TOKYOの2019年本人インタビュー。

VOX AC30

本人公式の掲載はAC30です。ここではアンプの役割を考える参考として、別仕様のAC30S1も分けて紹介します。

VOX AC30S1

掲載している製品はAC30S1です。本人の使用個体と同一仕様という根拠はなく、Voxのアンプを検討するための別モデルです。

曲やアルバムで、音の役割を聞き分ける

『A Go Go』ではファンクのリズムと間、『Still Warm』ではフュージョンの音色、『Works for Me』ではジャズのフレーズ、『Überjam』では電子的な音やループとの組み合わせに注目すると面白いです。ここから個別の録音機材を断定するのではなく、まず目指す音を選ぶための聴き方です。

Rockett Blue Note / Vertex Modified GE-7 Equalizer / Vertex Modified CE-3 Chorus / Neunaber Technologies Mono WET Reverb

日本語訳:2012年の製作者の記録にはBlue Note、改造GE-7、改造CE-3、Mono WETが載っています。 出典:2012年のボード製作者の記録(英語)。

Vertexが2012年に紹介したジョン・スコフィールドのペダルボード

引用:Vertexの2012年製作記録(英語)。この時期の組み合わせを確認するための写真です。15機種すべてを現在も同時に使うことを示すものではありません。

エフェクター15項目:使用記録と型番の確認範囲

機材・関連機種役割確認資料
Pro Co RAT歪み本人公式(型番記載を確認)(英語)
J. Rockett Blue Note軽い歪み2013年本人取材(英語)
BOSS GE-7(Vertex改造)音域の調整2012年ボード(英語)
BOSS CE-3(Vertex改造)揺れ2012年ボード(英語)
Neunaber Mono WET Reverb残響2012年ボード(英語)
DigiTech Whammy XP100音程変化・ワウ2013年本人取材(英語)
Vertex Axis Wahワウ2012年ボード(英語)
Boomerang Phrase Samplerループ再生2013年本人取材(英語)
Electro-Harmonix Micro Synthシンセ的な音色本人公式(型番記載を確認)(英語)
BOSS Loop Station(RC系)ループ再生本人公式は総称/型番未確定(英語)
TC Electronic PolyTune Miniチューニング2012年ボード(英語)
Ibanezアナログコーラス(CS9との区別)揺れ本人公式は総称/型番未確定(英語)
Line 6ディレイ(DL4との区別)反復音本人公式は総称/型番未確定(英語)
Line 6フィルター(FM4との区別)音域変化本人公式は総称/型番未確定(英語)
JAM Pedals WaterFallコーラスメーカー使用紹介(英語)

Pro Co RAT

本人公式リストにRATが載っています。ここで製造年や具体的なゲイン設定までは特定できません。ギターへ歪みを足す役割ですが、音を伸ばしたいからとゲインを増やしすぎると、弾き方の差は小さくなります。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品はRAT2で、本人の使用個体と同一世代とは確認していません。

Pro Co RAT2

私の1986年製RATは別の個体です。ヴィンテージの内部写真と現行RAT2との比較は、こちらで紹介しています。

J. Rockett Blue Note

2013年の本人インタビューで、新しいボードにBlue Noteを入れたと話しています。RATだけが歪みの選択肢だったわけではありません。元のギターの音を残しながら軽い歪みを足したいときに、役割を考えやすいモデルです。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品はTour Series。2013年の本人使用モデルと同一仕様として扱いません。

J. Rockett Blue Note Tour Series

I did get a new pedalboard for this tour.

日本語訳:このツアーのために新しいペダルボードを用意した、という本人の説明です。 出典:2013年本人インタビュー(英語)。

BOSS GE-7(Vertex改造)

2012年のボード製作者の記録にGE-7改造機が載っています。製作者は高中域・高域への重点や低ノイズ化を説明しています。EQは特定の音域を増減する道具で、歪み量を増やすだけでは得られない変化を作れます。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載製品と動画は通常版GE-7。本人使用の改造品ではありません。

BOSS GE-7

私が所有する日本製GE-7は通常版です。イコライザーをブースターとして使う例を、本人の改造GE-7とは分けて紹介しています。

BOSS CE-3(Vertex改造)

2012年の記録にCE-3改造機が載っています。製作者は速い揺れや回転スピーカーに近い効果を狙った変更を説明しています。「本人は必ず浅く掛ける」といった固定設定は、この資料からは決められません。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品は中古CE-3で、Vertex改造機ではありません。

BOSS CE-3

Neunaber Mono WET Reverb

2012年のボード記録にMono WETが載っています。リバーブは弾いた音の後ろに残響を足す効果です。音色の核というより、乾いた音と空間の広がりをどう両立するか、という役割で考えると分かりやすいです。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品はWET V5で、当時のMono WETとは世代が違います。

Neunaber WET V5

以下は旧世代WETの実演です。WET V5とは区別して聴いてください。

DigiTech Whammy XP100

2013年のインタビューではÜberjamでWhammy/Wahが必要だと説明しています。一方、そのアルバム録音では使わなかったとも話しており、ライブ用のボードと録音で使った機材は同じではありません。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

XP100と他世代のWhammyを同じ製品として扱わないでください。

Vertex Axis Wah

2012年のボード記録にAxis Wahが載っています。2013年の本人インタビューでも、以前のVoxから別のワウへ替えたことが語られています。ワウは足で強調する音域を動かし、フレーズに表情を付ける道具です。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

これは当時の使用記録で、現在の固定ボードを示すものではありません。

Boomerang Phrase Sampler

2013年の本人インタビューで、Überjamでは即興で録ったフレーズを再生し、逆再生や速度の変化も使うと説明しています。事前に完成した音源を流すだけでなく、その場の演奏から次の展開を作る役割です。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

本人公式にも掲載があります。資料の時期ごとに型番を確認してください。

Electro-Harmonix Micro Synth

本人公式リストにMicroSynthが載っています。ギターをシンセサイザーのような音へ変える役割の機材です。この掲載だけでは、使用曲や全ての設定までは決められません。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載製品の製造世代が本人使用個体と一致するとは確認していません。

BOSS Loop Station(RC系)

本人公式はBoss Loop Stationと記載しています。弾いた音を録って繰り返し、そこへ演奏を重ねるための機材です。公式リストには型番の記載がなく、RC-30は関連する別モデルです。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載製品と動画はRC-30という具体例で、本人使用型番の証拠ではありません。

BOSS RC-30

TC Electronic PolyTune Mini

2012年のボード記録はPolyTune Miniです。演奏前や合間に音程を確認する機材で、歪みや揺れを作るペダルではありません。小さなチューナーでも、本体の世代を分けて確認する必要があります。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品はPolyTune 3 Mini。記録にある初代Miniとは別世代です。

TC Electronic PolyTune 3 Mini

以下は以前から掲載しているPolyTune Miniの紹介です。購入時は世代の違いを確認してください。

Ibanez Analog Chorus

本人公式には紫色のIbanez Analog Chorusと記載があります。公式機材リストの文章には型番がなく、CS9の型番を確定できないため、CS9は関連機種として分けて紹介します。コーラスは元の音に少し音程を変えた音を混ぜ、揺れや厚みを作ります。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

CS9の動画では関連機種の音を比較できます。公式の文章は紫色のIbanezコーラスという表記です。

Line 6 Delay Pedal

本人公式は緑色のLine 6 Delay Pedalと記載しています。DL4は関連するディレイ機種として紹介しますが、その文章だけで本人使用の型番や世代を確定しません。反復音とループ再生は似ていても別の用途です。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品はDL4 MkIIです。MkIIの公式紹介と、旧DL4の実演を分けて掲載しています。

Line 6 DL4 MkII

以下は旧DL4の実演です。DL4 MkIIとは別世代です。

Line 6 Filter Pedal

本人公式には紫色のLine 6 Filter Pedalと記載があります。FM4はそのカテゴリーの関連機種ですが、公式リストの文章には型番が記載されていません。フィルターを動かして、ワウやシンセ的な音色の変化を作る用途です。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

FM4の掲載製品と動画は関連機種の紹介です。購入時は中古を含め、国内在庫と動作状態を確認してください。

Line 6 FM4

JAM Pedals WaterFall

メーカーの現行アーティストページに、WaterFallをよく使うという本人コメントが掲載されています。使用開始年はこの資料からは決められません。古いIbanez、改造CE-3、WaterFallを、全て同時に使う必須セットと考える必要はありません。時期やボードが違う使用例として見ると、揺れの役割を比較できます。

根拠:使用記録・一次資料(英語)。

掲載している製品は通常のWaterFallで、本人署名限定品ではありません。

I like the Waterfall pedal and use it a lot now.

日本語訳:WaterFallが気に入っていて、今はよく使っています。 出典:JAMの本人コメント(英語)。

音作りを試すなら、全部そろえる前に役割を分ける

目指す演奏を選ぶ
ジャズ寄りの演奏か、Überjamのようなファンク寄りかを決め、音の違いを聴きます。時期の違うボードを一度にコピーする必要はありません。
まずギターとアンプを合わせる
ギターのボリューム、トーン、ピッキングで、軽く歪むところまで調整します。エフェクターなしの本人の演奏も、音作りの参考になります。
足りない役割だけを足す
歪みが必要ならドライブ、音域ならEQ、揺れならコーラス、繰り返しならルーパーという順で考えます。これは試し方の提案で、本人の固定設定ではありません。

本人使用機と同じ商品を買うことと、同じ音になることは別です。ギター、アンプ、編成、演奏によって必要な機材は変わります。購入の前に、自分の音へ何を足したいかを決める方が、本人の使い方も理解しやすくなります。

よくある質問

紹介した15機種を全部そろえる必要がありますか?
時期や編成の違う使用記録を整理した一覧で、15台の同時使用や現在の固定ボードを示していません。目指す演奏から必要な役割を考えます。
本人と同じ型番を買えば同じ音になりますか?
ギター、アンプ、編成、弾き方によって音は変わります。同じ機材を買うことと、同じ音になることは別です。
本人使用品と商品リンクの世代は同じですか?
一致しないものがあります。Blue Note Tour Series、WET V5、PolyTune 3 Mini、DL4 MkIIなどは、本人の記録にある製品と世代を分けて説明しています。