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人間椅子・和嶋慎治の使用エフェクターまとめ

人間椅子は、日本のハードロックバンドです。ギタリストの和嶋慎治氏は、低音域を使った強い歪みのリフと、音を長く伸ばすソロを演奏します。
この記事では、和嶋慎治氏のギター、アンプ、エフェクターを紹介します。自作エフェクターの代替案も紹介します。

人間椅子とは?

和嶋慎治(Gt.Vo)、鈴木研一(Ba.Vo)、ナカジマノブ(Dr.Vo)による3人組ハードロックバンド。70年代ブリティッシュ・ハードロックを基盤に、文学や仏教をテーマにした独特の歌詞を津軽弁で歌うスタイルが特徴。近年は海外でも高い評価を得ている。

ギタリスト・和嶋慎治とは?

人間椅子のフロントマンであり、作詞・作曲も手掛けるバンドの中心人物。70年代ハードロックに根差した独創的なリフやギターソロが特徴。ヴィンテージ機材への造詣が非常に深く、理想のサウンドを求めて多数のエフェクターを自作する「エフェクター博士」としても知られている。

和嶋慎治の使用機材|ギター編

彼のトレードマークといえば、一貫してSGタイプのギターです。ボディが薄く軽量なSGは、彼の激しいステージアクションを支えています。

メインギター:Gibson SG ’61 Reissue

長年にわたりメインで使用されているSG。主なギターはマホガニーボディとハムバッカーピックアップを備え、中音域が強く、単音を伸ばしやすい音です。

シグネチャーモデル:Kramer SG-T Wajima Shinji Model

自身のこだわりを詰め込んだシグネチャーモデル。SGをベースに、ピックアップにはP-90タイプを搭載し、ビグスビーアームが取り付けられているのが特徴。通常のSGよりもさらに暴れるような、個性的なサウンドを出力します。

和嶋慎治の使用機材|アンプ編

デビュー以来、彼のサウンドの心臓部となっているのは、ロックギターの王道Marshall(マーシャル)のアンプです。

メインアンプ:Marshall 1959 / JMP / JCM800 など

マスターボリューム非搭載、あるいはそれに近い構造を持つヴィンテージ系のモデルを好んで使用。アンプのボリュームを上げて生み出される原音を大きく変えにくいクランチサウンドを基本とし、エフェクターでアンプに入る信号をさらに大きくして強烈な歪みを作り出すのが彼のスタイルです。
キャビネットももちろんMarshall 1960で統一されており、搭載されたCelestion製スピーカーがあのラウドでバンドで聞こえやすいギターサウンドを生み出します。

和嶋慎治のサウンドを象徴する代表曲

彼のギターサウンドを体感する上で、特に象徴的な楽曲を3曲紹介します。

  • 『陰獣』(アルバム『人間失格』収録)
    ブラック・サバス直系のドゥーミーでヘヴィなリフが特徴。SGとマーシャル、そして自作ファズが生み出す、重く引きずるようなディストーションサウンドの真骨頂が味わえます。
  • 『針の山』(アルバム『針の山』収録)
    彼が影響を受けたバンド、Budgieのカバー曲。キャッチーでありながら攻撃的なリフは、彼のルーツである70年代ブリティッシュ・ハードロックのサウンドそのものです。
  • 『無情のスキャット』(アルバム『新青年』収録)
    海外での人気爆発のきっかけとなった楽曲。ヘヴィなリフ、泣きのギターソロ、印象的なアルペジオと、彼のサウンドのエッセンスが凝縮されています。

和嶋慎治の使用エフェクター

彼の足元は、市販の定番モデルと、理想の音を追求した自作エフェクターが混在するのが特徴です。ライブやレコーディングで頻繁に使用が確認されている確かなモデルを、自作エフェクターの代替案と共に紹介します。

【最重要】歪み系(ファズ/ディストーション)

和嶋慎治は、強く歪ませるファズやディストーション系エフェクターを使用しています。

自作ファズ①:Big Muff系(ワジマフ、ギャーマフ)

和嶋氏がメインで使用する自作ファズの多くは、伝説的なファズ「Electro-Harmonix Big Muff(ビッグマフ)」、特に70年代の「Ram’s Head」と呼ばれるモデルの回路をベースにしています。「ギャー」は強く歪み、中音域を残すため、バンド演奏でもギターを聞き取りやすい設計です。強い歪みと低音域を使ったリフが、人間椅子のギターの特徴です。

▼ 代替可能なエフェクター

・Electro-Harmonix Ram’s Head Big Muff Pi Reissue

本家による公式復刻版。最も手軽に基本サウンドに近いニュアンスが得られます。

・Wren and Cuff The Caprid

オリジナルを徹底研究して作られた、非常に評価の高いブティック系ファズ。

・EarthQuaker Devices Hoof Fuzz

Big Muffをベースにより幅広い音作りができるように改良された人気のエフェクター。

自作ファズ②:Tone Bender系

Big Muff系とは別に、「Sola Sound Tone Bender」をベースにした自作ファズも使用。Big Muffが壁のように分厚い音であるのに対し、こちらはより粗々しく、バリバリとしたヴィンテージ感の強い音が特徴です。楽曲の持つ時代感や、よりオールドスクールなロックの音を表現したい際に選択されます。

▼ 代替可能なエフェクター

・Warm Audio Warm Bender

Tone Bender系の音を現行品で試しやすいモデル。荒い倍音と太いサステインを作りやすいです。

・Keeley Fuzz Bender

Tone Benderをベースに現代的なコントロールを追加した多機能ファズ。

Pro Co RAT2

長年愛用している定番のディストーションエフェクターです。ファズのようなザラついた毛羽立ち感を持ちながら、ディストーションらしい中音域が強い低音のぼやけが少ないさも兼ね備えています。この絶妙なバランスが、彼のヘヴィなリフから感情的なソロまで、サウンドのあらゆる側面を支えています。

BOSS SD-1 Super OverDrive

主に、クランチ状態に設定したMarshallアンプに入る信号をさらに大きくするためのブースターとして使用されます。ギターソロで音量を上げ、サステイン(音の伸び)を長くする設定です。

モジュレーション(揺れ物)系

Electro-Harmonix Small Clone

カート・コバーンも愛用したことで知られる、アナログコーラスの名機です。アルペジオやクリーンパートに深みと幻想的な揺らぎを与えるために使用されます。人間椅子の楽曲が持つ、どこか不穏でサイケデリックな雰囲気を演出するのに一役買っています。

MXR Phase 90

フェイザーの代名詞的モデルであり、多くのギタリストに愛用されています。ギターサウンドにサイケデリックで独特な「うねり」を加えたい時に効果を発揮し、特にギターソロを際立たせる飛び道具として活躍します。

その他のエフェクター

Jim Dunlop Cry Baby Wah

ワウペダルも定番中の定番であるクライベイビーを使用しています。「ワウ」というその名の通り、人が泣いているような、あるいは喋っているような表現力豊かなサウンドを生み出します。彼の感情を爆発させるようなギターソロで、不可欠な表現ツールの一つです。

BOSS PS-6 Harmonist

BOSS Harmonist PS-6

BOSS Harmonist PS-6

23,100円(07/18 17:11時点)
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ギターソロの際に、原音に3度上などのハモリパートを瞬時に加えることができるエフェクターです。まるでツインギターでハモって弾いているかのような、分厚く豪華なサウンドを一人で作り出せます。近年のライブではなくてはならないエフェクターの一つになっています。

多くのプロギタリストが絶大な信頼を置く、定番中の定番チューナーです。正確なチューニングはもちろん、その頑丈な作りと視認性の高さから、過酷なライブ環境でも安心して使用できます。バッファーとしての役割も果たし、音質劣化を防ぐ意味でも重要なエフェクターです。

まとめ:確認できるギター、アンプ、エフェクター

ここまで人間椅子・和嶋慎治氏の使用機材を解説してきました。
彼のサウンドの根底にあるのは、Gibson SGとMarshallアンプという、ロックの歴史そのものと言える伝統的な組み合わせです。また、和嶋慎治氏が製作した自作エフェクターも使われています。
伝統的な機材への深いリスペクトと、常識にとらわれない探究心。ギターとアンプに、これらのエフェクターを組み合わせています。まずは代替エフェクターなどを参考に、彼のサウンドの一端に触れてみてはいかがでしょうか。