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ジミヘンのエフェクター|ファズ・ワウ・Uni-Vibeと音作り

ジミヘン エフェクターおすすめ|ファズ・ワウ・Uni-Vibeと音作り

ジミヘン風の音作りはFuzz Face系ファズを基に、ワウ、Uni-Vibe系、オクターブファズを役割ごとに加えます。最初はファズとワウ、周期的なうねりにはUni-Vibe系、単音リードへ高い倍音を加えるときはオクターブファズが候補です。

本人が1960年代後半に使った機材と、現在販売されるシグネチャー版・小型版は分けて紹介します。後半の接続順と設定は、現行品を試奏するときの出発点です。

ジミヘン風エフェクターの結論

ジミヘン風の音作りは、エフェクターを大量に並べるより、少ない機材をアンプとギター側ボリュームで動かす発想が大事です。

役割必要度音の方向代表的な候補
Fuzz Face系ファズ最優先荒い歪み、太い中域、ギターVolへの反応FFM3、JHF1、JHMS1
ワウ高い叫ぶようなミッド、フレーズの表情VOX V847、Cry Baby系
Uni-Vibe系曲による水中のような揺れ、サイケ感JHMS3、MXR M68、JHS Unicorn
オクターブファズ曲による高域に倍音が乗るリードMXR Octavio Fuzz

最初の1台なら、ファズです。特にストラト系シングルコイルと少し歪んだアンプを使うなら、Fuzz Face系の反応がジミヘンらしさの中心になります。

試奏を始めるつなぎ順

基本のつなぎ順は、次の形から始めると扱いやすいです。

基本の順番は、ギター、ワウ、Fuzz Face系ファズ、Uni-Vibe系、アンプです。

ワウとファズの順番は、好みが分かれます。ワウをファズの前に置くと、暴れた感じやクラシックな癖が出やすいです。逆にファズをワウの前に置くと、ワウの効き方が少し整い、現代的には扱いやすくなります。

Fuzz Face系は、バッファーやチューナーの後ろに置くと反応が変わることがあります。ギター側ボリュームを絞ったときの鈴鳴り感を大事にするなら、できるだけギターに近い位置に置くのがおすすめです。

試奏を始める音作り設定

ファズは、エフェクター側で細かくゲイン調整するより、FuzzとVolumeを高めにして、ギター側ボリュームで歪み量を変えるのが基本です。

狙う音ファズギターVolアンプ
荒いリードFuzz高め、Volume高め8〜10クリーンより少し歪ませる
鈴鳴りクランチFuzz高め、Volume高め5〜7高域を痛くしすぎない
サイケな揺れファズは控えめでも可7〜10Uni-Vibeを後段で薄く足す

クリーンアンプにファズだけを足すと、音が細く感じることがあります。少しアンプへの入力を強くしておき、ファズで歪みを増やす方がジミヘン風の低中音域の量に近づきます。

ジミヘン風ファズはFuzz Face系が軸

本人使用:Fuzz Face

Fuzz Faceは1960年代後半の本人写真と機材記録で確認できます。後に登場したシグネチャー版や小型版は、本人が当時使った個体とは別製品です。

Jim Dunlopの英語公式ページは、1969〜1970年のFuzz Faceを本人使用機として説明しています。

the 1969—70 Dallas Arbiter Fuzz Face that Jimi used

日本語訳:「ジミが使用した1969〜1970年のDallas Arbiter Fuzz Face」

参考 Jimi Hendrix Fuzz Face Distortion(英語サイト)Jim Dunlop

ジミヘン風エフェクターで最初に見るべきなのはFuzz Face系です。低中音域の量だけでなく、ギター側ボリュームを絞ったときに歪みが落ち、クランチ寄りに戻る反応が重要です。

Fuzz Faceにはゲルマニウムとシリコンの製品があります。音はトランジスタの材質だけで決まらないため、ギター側ボリュームを絞ったときの変化、ノイズ、音量を実機で比べます。

Dunlop FFM3 Jimi Hendrix Fuzz Face Mini

FFM3は、ジミヘン風ファズをコンパクトに始めたい人に向くモデルです。大きな丸形Fuzz Faceに比べてボードに入れやすく、現代的なエフェクターボードでも使いやすいのが強みです。

FFM3全体の反応として、Fuzzを高めにしてギター側ボリュームを下げると歪みと音量が変わります。トランジスタの材質だけへ音の理由を絞らず、ギターとアンプを含めて変化を確認します。

Dunlop JHF1 Fuzz Face

JHF1は、ジミヘンモデルの雰囲気を含めて楽しみたい人に向くリアルサイズのFuzz Faceです。大きいのでボードには入れにくいですが、見た目も含めてFuzz Faceらしさがあります。

JHF1単体の詳しい内容は、個別レビューでも整理しています。

Dunlop JHMS1 Fuzz Face Shrine ’68

JHMS1は、Authentic Hendrix Shrine ’68 SeriesのFuzz Face系エフェクターです。ジミヘン関連デザインの現行品を選びたい人、通常サイズのFuzz Faceより扱いやすいものを探す人に向いています。

ファズの選び方をもっと広く見たい場合は、Fuzz Face系の比較記事も参考になります。

Uni-Vibe系は揺れのジミヘン感を作る

本人使用:Uni-Vibe

Uni-Vibeは1969年以降のライブ機材記録で確認できます。ランプと光抵抗で4段の位相シフト回路を動かし、均一ではない周期のうねりを作ります。

Jim Dunlopの英語記事は、本人がキャリア後期の録音でUni-Vibeを使ったと説明しています。

Hendrix used the Uni-Vibe Chorus/Vibrato on a handful of studio recordings

日本語訳:「ヘンドリックスは複数のスタジオ録音でUni-Vibe Chorus/Vibratoを使用した」

参考 The Sonic Synergy of Jimi Hendrix(英語サイト)Jim Dunlop

Uni-VibeのChorusモードは原音と位相が動く音を混ぜ、Vibratoモードは効果音側を出します。通常の音量トレモロとは仕組みが異なります。

現行品の試奏では、まずファズの後ろへ置き、Depthを浅め、Speedを遅めから動かします。ファズの前へ移した場合も同じ音量で比べます。

Dunlop JHMS3 Uni-Vibe

JHMS3は、ジミヘン周辺の雰囲気を現行品で狙いやすいUni-Vibe系です。Shrine ’68 Seriesでそろえたい人にも向いています。

MXR M68 Uni-Vibe

MXR M68は、コンパクトで扱いやすいUni-Vibe系です。Speed、Level、DepthとVibeスイッチで操作できるため、初めてUni-Vibe系を使う人でも音を作りやすいです。

Uni-Vibe系をもっと比較したい場合は、専用のまとめ記事で選ぶと整理しやすいです。

JHS Pedals Unicorn V2

Unicorn V2は、ヴィンテージ寄りの揺れを現代的に扱いたい人に向くUni-Vibe系です。タップテンポやRatioを使えるので、曲のテンポに合わせて揺れを管理しやすいです。

自作や実機でUni-Vibe系を触ってきた目線では、ライブで使うならサイズと操作性も確認します。ヴィンテージ機材は本体が大きく、電源条件も異なります。持ち運ぶ場合は、現行の小型機も候補です。

オクターブファズはリード用の飛び道具

本人使用:Octavia

Octaviaは1960年代後半の録音・機材記録で確認できます。現行のMXR Octavio Fuzzは、同じ役割を試す現在の製品として分けて紹介します。

Jim Dunlopの英語公式ページでも、Octavio Fuzzは本人が広めた音として紹介されています。

Hendrix did when he used the Octavio Fuzz to make history.

日本語訳:「ヘンドリックスはOctavio Fuzzを使い、その音を歴史に残しました。」

参考 Authentic Hendrix ’68 Shrine Series Octavio Fuzz(英語サイト)Jim Dunlop

オクターブファズは、ジミヘン風サウンドの中でも使いどころがはっきりしたエフェクターです。常時ONというより、リードで高域の倍音をギラッと出したいときに使うものです。

フロントピックアップで高めのポジションを弾くと、オクターブ感が出やすくなります。コード弾きでは濁りやすいので、単音リード向きと考えた方が扱いやすいです。

MXR M267 Octavio Fuzz

MXR Octavio Fuzzは、Octavio系の雰囲気を現行で狙いやすいオクターブファズです。OutputとFuzzの2ノブで、設定が複雑すぎないのも良いところです。

Octavioそのものに興味がある場合は、単体記事もあわせて読むと理解しやすいです。

ワウはジミヘン風フレーズの表情を作る

本人使用:ワウペダル

ワウは1960年代後半の演奏写真と録音で確認できます。現在販売されるVOXやCry Babyの各モデルは、当時の本人使用個体と同一仕様とは限りません。

Jim Dunlopの英語公式ページは、本人使用ワウの製造元まで説明しています。

The wah pedal that Hendrix used was a design created by the Thomas Organ Company.

日本語訳:「ヘンドリックスが使用したワウはThomas Organ Companyが設計したものでした。」

参考 Jimi Hendrix Cry Baby Wah(英語サイト)Jim Dunlop

ワウは、ジミヘン風のフレーズに人の声のようなニュアンスを足すエフェクターです。単に上下に踏むだけでなく、半止め気味にしてミッドを強調したり、ピッキングに合わせて狭い範囲で動かしたりすると雰囲気が出ます。

VOX V847

VOX V847は、クラシックなワウの方向を手頃に試したい人に向く定番です。ジミヘン風だけでなく、ブルースロック、サイケ、ファンク寄りのカッティングにも使いやすいです。

Dunlop CBM95 Cry Baby Mini

CBM95は、省スペースでワウを入れたい人に向きます。ファズやUni-Vibeと同じボードに置く場合は、ワウの設置面積も確認します。

VOX V846-HW

V846-HWは、ワウの音の変化にこだわりたい人向けです。価格は上がりますが、クラシックなワウのニュアンスを重視するなら候補になります。

ワウ全体で比較したい場合は、ワウペダルのまとめ記事も参考になります。

ジミヘン風エフェクターを選ぶ順番

予算を分けて考えるなら、次の順番がおすすめです。

優先度買うもの理由
1Fuzz Face系ファズジミヘン風の歪みとギターVolへの反応を作る中心
2ワウフレーズの表情とサイケなニュアンスを足せる
3Uni-Vibe系揺れのあるジミヘン感を作れる
4オクターブファズ特定曲のリード用。必須ではないがあると強い

ジミヘン風の音作りでは、ファズを買っただけで終わりではありません。ストラト系のフロントピックアップ、少し歪んだアンプ、ギター側ボリュームの操作まで含めて1つのシステムとして考えると、かなり近づきます。

FAQ

ジミヘン風エフェクターで最初に買うならどれですか?
最初はFuzz Face系ファズがおすすめです。ジミヘン風の荒い歪み、ギター側ボリュームへの反応、太いリードの中心になるからです。
ジミヘン風のつなぎ順はどうすればいいですか?
まずはギター、ワウ、Fuzz Face系、Uni-Vibe、アンプの順番で試すとわかりやすいです。ワウとファズの順番は好みで入れ替えて確認します。
ジミヘン風にUni-Vibeは必須ですか?
必須ではありません。まずはファズとワウが優先です。Machine Gun系の揺れやサイケな雰囲気が欲しい場合にUni-Vibe系を足すと効果的です。
ジミヘン風ファズはゲルマニウムとシリコンのどちらが良いですか?
入手性と温度変化への強さを優先するならシリコン、当時のゲルマニウム仕様を求めるならゲルマニウムが候補です。音はトランジスタの種類だけでは決まりません。
オクターブファズは必要ですか?
最初から必須ではありません。Purple Haze系の鋭い倍音や単音リードの飛び道具感が欲しい場合に追加すると効果的です。

まとめ

ジミヘン風エフェクターは、Fuzz Face系ファズ、ワウ、Uni-Vibe系、オクターブファズの4つで考えると整理しやすいです。

最初に買うならFuzz Face系。次にワウを足し、揺れが欲しければUni-Vibe系、鋭い倍音リードが欲しければオクターブファズを追加します。本人機材の完全再現を狙うより、現行品で役割を分けて組む方が、実際のバンドや自宅環境では使いやすいです。