ハンドメイドエフェクターの元祖とも言えるFulltoneが手掛ける最強のスタンダードトレモロ「Fulltone Supa Trem」を紹介します。
私が所有しているのは初期に近い仕様で、現行では下記のものが流通しているようです。
一回試奏しましたが、ほとんど同じ仕様で唯一ボリュームが追加されてより使いやすくなってました。
コントロールノブはRate(揺れ幅とスピード)とMIX(エフェクトの効きの調整)のみでシンプルですが、フットスイッチが3つついてます。
スイッチはエフェクトオンオフ、トレモロの波形変更、揺れのスピードを2倍にするスイッチの3つです。
近年のモデルはVOLUMEがノブとして独立してて使いやすいですが、私の初期に近い仕様だとVOLUMEノブは内部にあります。
これはエフェクトオンオフでボリュームに差が出ないように調整された結果だと思うのですが、当時ギタリストの中でFulltone Supa Tremはトレモロ効果よりもバッファーブースターとして優秀だと言う話題が上がり、内部のボリュームトリマーを調整するギタリストが多数いたため外側に移設したようです。
クラシックなトレモロ回路でEAトレモロとは違ってフォトカプラという内部にLEDとCDS(明るさを検知して値が変わる抵抗)が密封された素子が使われています。
昔のFenderアンプもこのフォトカプラを使ってトレモロを実装してました。
正直トレモロはあんまり使わないのですが、私はFulltone Supa Tremがあれば他のトレモロはいらないというふうに思えてしまってるので新しいトレモロを買う気がなくなっているのかもしれません。
このFulltoneブランドの3PDTスイッチが人気で1個5000円くらいで取引されていたのを見たことがあって、3つついてるのでそれだけで15000円分の価値があると思います。(笑)