BOSS BD-2Wは、台湾製も日本製も持っていました。私の感覚では、セッションで使うなら台湾製、バンドで使うなら日本製かな、というくらいの違いでした。 どちらか一方を選ぶなら、少し主張が強く感じられた台湾製の方が好きだった気がします。
ただ、その差は微妙です。まったく別のペダルのように感じた、という話ではありません。今回は、ブルースドライバーをBOSS自身がカスタマイズしたBD-2Wの特徴と、私が持っていた2台の印象を紹介します。

青い筐体に金色の文字。LEVEL・TONE・GAINの間にあるS/Cスイッチが、BD-2Wの音作りの幅を広げます。
台湾製と日本製、私にはどう違って感じられたか
台湾製の方が、音の主張が少し強いと感じました。そこが私には好みで、セッションへ持っていくならこちらかな、と思うところです。一方、バンドで使うことを考えると、日本製を選びたい気持ちもありました。
言葉にすると大きな差に見えるかもしれませんが、あくまで「どちらを持っていこうか」と考えるときの、小さな好みの違いです。
| 私が持っていた個体 | 感じたこと・選びたい場面 |
|---|---|
| 台湾製 | 少し主張が強く、私はこちらの方が好みだった気がする。セッションで選びたい |
| 日本製 | バンドで使うならこちらかな、と感じた |
これは、私が所有していた個体についての感想です。 製造国ごとの音を測定した比較ではなく、「台湾製なら必ずこう鳴る」という分類でもありません。中古で選ぶときは、この印象を一つの参考にしながら、目の前の個体を弾いて判断してほしいです。
台湾製・日本製の比較動画と、別の弾き手の感想
Spitfire’s Lab Channelの動画では、台湾製と日本製のBD-2Wを比較しています。自分ならどちらを選びたくなるか、聴き比べる入口にどうぞ。
「魔法の箱研究所」のレビューでは、日本製の太さや中低域を評価し、好みに近かったのは日本製と紹介されています。私の台湾製に対する好みと併せて読むと、同じモデルでも選ぶ人によって評価が分かれる面白さがあります。
参考 BD-2Wのレビューと台湾製・日本製の比較魔法の箱研究所BD-2Wの特徴は、SとCで選べる2つの音
BD-2Wは、BD-2をもとにしたWAZA CRAFTシリーズのオーバードライブです。操作はLEVEL・TONE・GAINの3つ。ここに、S(スタンダード)とC(カスタム)の切り替えが加わります。
BOSS公式では、SはBD-2らしいクランチを再現するモード、Cは太さと粘りのある音を作るモードと説明されています。ピッキングの強弱やギターのボリュームへの反応も特徴です。
| モード | 音を選ぶときの目安 |
|---|---|
| S:スタンダード | BD-2らしいクランチを基準にしたいとき |
| C:カスタム | 太さや粘りを加えた方向を試したいとき |
台湾製・日本製の話と、このモードの違いは分けて考えたいです。2台を比べるなら、まずS同士、C同士で揃えると、自分が何を気に入ったのか整理しやすくなります。
通常のBD-2を持っている人にとっては、Cモードの方向が欲しいかどうかが試奏のポイントになると思います。Sも新設計の回路でBD-2のキャラクターを再現しているため、通常のBD-2と内部まで同一というわけではありません。
参考 BD-2Wのモードと回路設計・主な仕様BOSS内部写真から見るBD-2W

BD-2Wの内部。背の高いコンデンサと小型の表面実装部品が、同じ基板に配置されています。
外観はおなじみのBOSSコンパクトですが、内部を見るのも面白いです。大きな部品だけでなく、基板上には小さな部品も多く並んでいます。
公式の説明では、音を作る回路は完全ディスクリート構成のフルアナログ方式です。「ディスクリート」は、個別のトランジスタなどを組み合わせて回路を構成することを指します。表面実装は部品の取り付け方なので、部品が小さいこととデジタル方式であることは別の話です。
写真で見える部品の色や大きさから、台湾製と日本製の音の差の原因まで結びつけることはできません。私が感じた主張の違いも、ここに写る特定のコンデンサの効果だと確認したものではありません。
通常のBD-2を自分で改造して音を変える方向にも興味があれば、6種類のMODをまとめた記事があります。こちらは通常版BD-2の改造についての記事で、BD-2Wへそのまま適用する手順ではありません。
試すなら、音量を揃えてからモードを選ぶ
私なら、まず小さな違いを聴き取りやすい設定から試します。次の手順は試奏の提案で、所有していた2台をこの条件で測定したという意味ではありません。
私の「セッションなら台湾製、バンドなら日本製かな」という感覚も、使う場面を考えた好みです。試奏では、一人で弾いたときの気持ちよさに加え、一緒に鳴らす音との関係も確かめたいです。
BD-2Wを選ぶときに確認したいこと
中古で台湾製を探すなら、販売説明だけでなく底面の製造国表示も確認します。今回の外観・内部写真にはその表示が写っていないため、写真の見た目を製造国の見分け方には使えません。
音を試せるなら、S/C両方の切り替え、ノブの反応、入出力、スイッチの動作を確認します。国名で順位を付けるより、自分が使う設定で気持ちよく弾ける個体を選びたいです。
電源は9V形電池または指定のBOSS PSA系アダプター。公式仕様の本体寸法は幅73×奥行129×高さ59mm、質量は430gです。一般的なBOSSコンパクトの形で、2つのモードを使い分けたい人には取り入れやすい一台です。
BOSS ボス Waza Craftシリーズ Blues Driver BD-2W(J)
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こちらはLeon ToddによるBD-2Wの使い方を紹介する動画です(英語)。台湾製・日本製の比較とは別に、BD-2Wをどう使うか考える参考になります。
オーバードライブ全体の中で選びたい方は、音の方向と用途を整理したまとめ記事もどうぞ。
よくある質問
- BD-2Wの台湾製と日本製は、どちらがおすすめですか?
- 私が持っていた個体では、台湾製の方が少し主張が強く、好みに感じられました。セッションなら台湾製、バンドなら日本製かな、という微妙な差です。製造国だけで音を保証できるものではないので、実際に使う設定で試したいです。
- BD-2WのSとCは何が違いますか?
- SはBD-2らしいクランチを再現するスタンダード・モード、Cは太さや粘りのある音を作るカスタム・モードです。切り替え後は音量も合わせて比べると選びやすくなります。
- BD-2Wはデジタルのオーバードライブですか?
- BOSS公式では、完全ディスクリート構成のフルアナログ回路と説明されています。表面実装部品を使うことと、デジタル方式であることは別です。
- 通常のBD-2の改造手順をBD-2Wにも使えますか?
- BD-2Wは新設計の回路を採用しており、通常のBD-2と同じ基板ではありません。通常版向けの部品番号や交換手順を、そのまま当てはめることはできません。
私は、台湾製の少し強い主張が好きだった
BD-2Wの台湾製と日本製を持ってみて、私には微妙な好みの差がありました。セッションなら台湾製、バンドなら日本製かな。そのくらいの違いですが、台湾製の方が少し主張が強く、私はそちらが好きだった気がします。
BD-2Wそのものを選ぶなら、まずSとCでどちらの音を使いたくなるか。そこから、手に取った個体が自分のギターや演奏の場に合うかを確かめていくと、このペダルの選び方が見えてくると思います。

