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コーラス名機系9選|CE-2・Dimension・Small Clone系を比較

コーラスエフェクターおすすめ9選|定番・名機系・安いモデルまで比較

コーラスの名機系を選ぶなら、最初に「CE-2/CE-1系の太い揺れ」「Dimension系の自然な広がり」「Small Clone系の深い揺れ」のどれを求めるか決めるのが結論です。

結論から言うと、最初の1台なら BOSS CE-2WBOSS CH-1、揺れすぎない立体感なら BOSS DC-2W、深いオルタナ系なら Electro-Harmonix Small Clone、細かく音作りしたいなら MXR M234 Analog Chorus が選びやすいです。

この記事では、代表的な名機の流れをくむ現行9機種を、音の系統、使いやすさ、向いているジャンルで比較します。価格帯を横断した総合ランキングではなく、「どの名機系の音が欲しいか」を整理する記事です。

この記事の選定基準
CE-2/CE-1、Dimension、Small Cloneなどの系統差を説明しやすく、現行で買いやすいこと、公式情報または信頼できる製品情報を確認できることを重視しました。

価格帯や機能を限定せず、現行15機種を用途別に比較する場合は総合記事へ進んでください。

5千円前後から1万円台の現行品に絞り、価格、国内流通、筐体、出力を比較する場合は安いコーラス専用記事へ進んでください。

コーラス名機系9選の早見表

製品音の方向おすすめな人特徴
BOSS CE-2W太い王道コーラス最初から長く使える定番が欲しい人CE-2/CE-1系
BOSS DC-2W自然な立体感揺れより広がりを重視する人Dimension系
BOSS CH-1明るく抜けるライブで使いやすいコーラスが欲しい人定番・実用型
JHS Pedals Emperor V2深く多機能コーラス/ビブラートを作り込みたい人タップテンポ対応
One Control Dimension Blue Monger小型で濃い省スペースで個性も欲しい人ミニ筐体
Electro-Harmonix Small Clone太く深いNirvana系の揺れを狙う人シンプル操作
MXR M234 Analog Chorus調整幅が広いEQ込みで追い込みたい人5ノブ仕様
Walrus Audio Julia V2質感重視インディー/シューゲイザー系の人コーラス/ビブラート
TC Electronic 3RD DIMENSION揺れない広がりDimension系を安く試したい人低価格

名機系コーラスの選び方

初めてならBOSS系か操作が少ないモデルを選ぶ

初めてのコーラスなら、BOSS CE-2W、BOSS CH-1、Electro-Harmonix Small Cloneのように役割が分かりやすいモデルが選びやすいです。

コーラスはRateとDepthだけでも音が大きく変わります。最初から多機能すぎるモデルを選ぶと、良い音を探す前に迷いやすくなります。

薄く広げるなら原音の輪郭が残るモデルを選ぶ

ポップス、シティポップ、Fusion、クリーンカッティングで使うなら、原音の輪郭が残るモデルが向いています。

BOSS CE-2W、BOSS CH-1、BOSS DC-2Wはこの用途で選びやすいです。特にDC-2Wは、コーラスの揺れを目立たせるより音像を横に広げる方向なので、常時ONに近い使い方にも合います。

深く揺らすならキャラクターの強いモデルを選ぶ

Nirvana、オルタナ、シューゲイザー、インディーロック系では、きれいに薄く広げるだけでは物足りないことがあります。

深く揺らしたいならElectro-Harmonix Small Clone、JHS Pedals Emperor V2、Walrus Audio Julia V2が候補です。どれも個性が出るので、曲中で雰囲気を変える使い方に向いています。

ステレオ環境なら入出力を確認する

宅録、アンプシミュ、ステレオアンプで使うなら、ステレオ出力の有無も重要です。

BOSS CE-2W、BOSS DC-2W、JHS Pedals Emperor V2はステレオ方向の使い方も視野に入ります。モノラルのアンプ1台だけで使うなら、無理にステレオ対応へこだわる必要はありません。

コーラス名機系・定番9選

BOSS CE-2W

BOSS CE-2Wの評価
透明感
(4.5)
揺れの深さ
(4.0)
操作性
(4.5)
入手性
(4.0)
総合評価
(4.5)

BOSS CE-2Wは、コーラス選びで迷ったときに最初に候補へ入れたい定番です。

BOSS公式では、CE-2のコーラス、CE-1のコーラス/ビブラートを再現するWaza Craftモデルとして紹介されています。アナログBBD回路、Rate/Depthのシンプルな操作、ステレオ出力を備えているため、古いBOSSコーラスの太さを現行品で狙いやすいです。

音の傾向は、太く、滑らかで、ギターの芯が残る方向です。クリーンアルペジオ、シティポップ、Fusion、バラード、薄い歪みの後段まで使いやすいです。

おすすめな人は、最初から長く使える王道コーラスを選びたい人です。安さだけなら別候補がありますが、失敗しにくさではかなり強い1台です。

参考 CE-2W ChorusBOSS

BOSS CE-1やCE-2のヴィンテージ文脈も知りたい場合は、こちらの記事も参考になります。

BOSS DC-2W

BOSS DC-2Wの評価
透明感
(5.0)
揺れの深さ
(2.5)
操作性
(5.0)
入手性
(4.0)
総合評価
(4.5)

BOSS DC-2Wは、普通のコーラスのように揺れを聴かせるより、音像を自然に広げたい人に向いたモデルです。

Dimension CとRoland SDD-320系の方向を狙えるペダルで、4つのボタンで音色を選ぶ独特の操作です。深くうねらせるというより、横幅と奥行きを足すタイプです。

クリーンカッティング、アルペジオ、シンセ、宅録のステレオ処理に合います。コーラス臭さを出したくないけれど、音を少し広くしたい場面で便利です。

おすすめな人は、揺れが苦手だけど広がりは欲しい人です。Nirvana風の深い揺れを求めるならSmall Clone、自然な立体感ならDC-2Wという分け方ができます。

参考 DC-2W Dimension CBOSS

DC-2のヴィンテージ版についてはこちらで詳しく整理しています。

BOSS CH-1

BOSS CH-1の評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(3.5)
操作性
(4.5)
入手性
(5.0)
総合評価
(4.5)

BOSS CH-1は、明るく抜けるコーラスを作りたい人に向いた定番です。

CE-2Wよりも現代的で、音の輪郭が見えやすい方向です。E.LEVEL、EQ、RATE、DEPTHを備えているので、薄い広がりから分かりやすい揺れまで調整できます。

ライブでクリーンを広げたいとき、バンド内で埋もれにくいコーラスを探しているときに扱いやすいです。高域が前に出やすいので、暗めのギターや太いハムバッカーとも合わせやすいです。

おすすめな人は、価格と実用性のバランスを重視する人です。ヴィンテージ風の太い揺れならCE-2W、明るく扱いやすい汎用コーラスならCH-1が選びやすいです。

参考 SUPER Chorus CH-1BOSS

JHS Pedals Emperor V2

JHS Pedals Emperor V2の評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(4.5)
操作性
(4.0)
入手性
(3.5)
総合評価
(4.0)

JHS Pedals Emperor V2は、コーラス/ビブラートを深く作り込みたい人に向いたモデルです。

JHS公式では、3207系BBDチップを使ったアナログコーラス/ビブラートとして紹介されています。タップテンポ、波形切替、EQ、外部コントロール、ステレオ出力など、普通の2ノブコーラスよりかなり多機能です。

音の傾向は、クラシックなアナログ感を持ちながら、ロータリー風やビブラート寄りの揺れまで作れる方向です。ブルース、Fusion、インディーロック、サイケ寄りのクリーンにも合います。

おすすめな人は、BOSS系よりもう少し攻めたコーラスが欲しい人です。操作が多いぶん、最初の1台よりも「コーラスを音作りの主役にしたい人」に向いています。

参考 EMPEROR V2JHS Pedals

JHS Emperor V2を単体で深く知りたい場合はこちらも参考になります。

One Control Dimension Blue Monger

One Control Dimension Blue Mongerの評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(4.0)
操作性
(4.0)
入手性
(4.0)
総合評価
(4.0)

One Control Dimension Blue Mongerは、省スペースで濃いモジュレーションを入れたい人に向いたコーラスです。

小型筐体ながら、薄いコーラスだけでなく、フランジャー的な揺れや水っぽい質感も作りやすいタイプです。ボードの余白が少ないけれど、安いだけのミニペダルでは物足りない人に合います。

音の方向は、透明なBOSS系というより、少しクセを含んだモジュレーションです。アルペジオ、クリーンのコード、サイケ寄りのフレーズで使うとキャラクターが出ます。

おすすめな人は、小型でも個性のあるコーラスが欲しい人です。自然な広がりだけならDC-2W、ミニサイズで濃い揺れも欲しいならDimension Blue Mongerが候補になります。

Electro-Harmonix Small Clone

Electro-Harmonix Small Cloneの評価
透明感
(3.5)
揺れの深さ
(4.5)
操作性
(5.0)
入手性
(4.0)
総合評価
(4.5)

Electro-Harmonix Small Cloneは、深く太いコーラスの代表格です。

Nirvanaの「Come As You Are」系の揺れを狙うなら、かなり分かりやすい候補になります。薄く上品に広げるというより、踏んだ瞬間に曲の空気を変えるタイプです。

操作はシンプルですが、音の個性は強いです。クリーンのアルペジオ、オルタナ、グランジ、サイケ寄りのフレーズで使うと存在感が出ます。

おすすめな人は、深く太いコーラスが欲しい人です。クリーンを自然に整えたいだけならBOSS系、揺れをキャラクターとして使うならSmall Cloneが向いています。

カート・コバーン風の音作りを深掘りしたい場合はこちらも参考になります。

MXR M234 Analog Chorus

MXR M234 Analog Chorusの評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(4.0)
操作性
(4.0)
入手性
(4.5)
総合評価
(4.5)

MXR M234 Analog Chorusは、アナログ感と調整幅を両立したい人に向いたモデルです。

Level、Rate、Depthに加えてLowとHighを調整できるため、コーラスで低域が膨らみすぎる、高域が痛い、と感じる場合に追い込みやすいです。

音の傾向は、BOSS CE-2Wほど「名機の復刻」という方向ではなく、実用的に音を整えられるアナログコーラスです。ブルースロック、ポップス、フュージョン、軽い歪みとの組み合わせにも合います。

おすすめな人は、1台で浅い広がりから深めの揺れまで調整したい人です。ノブが多いぶん、初心者はLevelを上げすぎず、Depth控えめから始めると扱いやすいです。

参考 MXR Analog ChorusJim Dunlop

Walrus Audio Julia V2

Walrus Audio Julia V2の評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(4.5)
操作性
(3.5)
入手性
(4.0)
総合評価
(4.5)

Walrus Audio Julia V2は、コーラスとビブラートの間を自由に動かしたい人に向いたモデルです。

Walrus Audio公式では、Julia V2をアナログ・コーラス/ビブラートとして紹介しています。D-C-Vコントロールでドライ、コーラス、ビブラートの混ざり方を調整でき、普通のコーラスより質感作りに向いています。

インディーロック、シューゲイザー、アンビエント寄りの音作りではかなり使いやすいです。浅く使えば少し湿った広がり、深く使えば音程が揺れるビブラート寄りの質感まで出せます。

おすすめな人は、コーラスを単なる「薄い広がり」ではなく、曲の質感として使いたい人です。王道のBOSS系とは方向が違うので、2台目以降にも向いています。

参考 Julia Analog Chorus/Vibrato V2Walrus Audio

TC Electronic 3RD DIMENSION

TC Electronic 3RD DIMENSIONの評価
透明感
(4.0)
揺れの深さ
(2.5)
操作性
(5.0)
入手性
(4.5)
総合評価
(4.0)

TC Electronic 3RD DIMENSIONは、Dimension系の「揺れすぎない広がり」を低予算で試したい人に向いたモデルです。

一般的なRate/Depthノブのコーラスではなく、ボタンで質感を選ぶタイプです。BOSS DC-2Wほどの作り込みや高級感を求めるモデルではありませんが、Dimension系の方向性を手軽に試せます。

音の方向は、深くうねるコーラスではなく、クリーンを横に広げるタイプです。80年代風のクリーン、カッティング、シンセ、宅録の隠し味に合います。

おすすめな人は、普通のコーラスの揺れが苦手な人です。本格的に使うならDC-2W、価格を抑えて方向性を試すなら3RD DIMENSIONが選びやすいです。

安いコーラスや中華系の選択肢も含めて探すなら、こちらの記事も候補になります。

用途別に選ぶならどれ?

初めての1台

初めてならBOSS CE-2W、BOSS CH-1、Electro-Harmonix Small Cloneが選びやすいです。

予算に余裕があるならCE-2W、価格と扱いやすさのバランスならCH-1、深いオルタナ系を最初から狙うならSmall Cloneです。

クリーンを自然に広げたい

自然な広がりならBOSS DC-2W、BOSS CE-2W、TC Electronic 3RD DIMENSIONが候補です。

DC-2Wは揺れを目立たせずに広げる方向、CE-2Wは王道の太いコーラス、3RD DIMENSIONは安くDimension系を試す方向です。

深い揺れやシューゲイザー系

深く揺らすならElectro-Harmonix Small Cloneを最初に見たいです。

もう少し現代的に質感を作るならWalrus Audio Julia V2、タップテンポや波形切替まで欲しいならJHS Pedals Emperor V2が候補になります。

小型ボードに入れたい

小型ボードならOne Control Dimension Blue Mongerが候補です。

ミニサイズ系は便利ですが、操作幅やノイズ、電源条件で差が出ます。ライブで使うなら、踏みやすさと電源の安定も確認しておくと安心です。

コーラスのつなぎ方と基本設定

基本は歪みの後、ディレイの前

一般的には、コーラスは歪みの後、ディレイやリバーブの前に置くと扱いやすいです。

歪みの後に置くと、歪んだ音全体に揺れがかかります。クリーンの広がりや80年代風の質感を作りやすいです。

深く揺らすならDepthを上げすぎない

深いコーラスを作るときも、Depthを上げすぎると音程が不安定に聴こえやすいです。

まずRateを遅め、Depthを中くらいにして、曲のテンポに対して揺れが邪魔にならない位置を探すと失敗しにくいです。

バンドでは低域を膨らませすぎない

コーラスは低域まで大きく揺れると、バンド内で音がぼやけることがあります。

ギターなら低域は少し整理し、アルペジオや高めのコードで広がりを作るほうが使いやすいです。MXR M234のように帯域を調整しやすいモデルは、この点で便利です。

FAQ

コーラスエフェクターで最初に買うならどれですか?
迷ったらBOSS CE-2WかBOSS CH-1が選びやすいです。CE-2Wは王道で太いコーラス、CH-1は明るく実用的なコーラスです。深い揺れを狙うならSmall Cloneも候補になります。
コーラスは歪みの前と後どちらにつなぎますか?
基本は歪みの後、ディレイやリバーブの前が扱いやすいです。歪みの前に置くと揺れが歪みに巻き込まれ、よりクセの強い音になります。
Nirvanaのような深いコーラスには何が向いていますか?
Electro-Harmonix Small Cloneが分かりやすいです。Rateは速くしすぎず、Depthを深めにして、クリーン寄りの音にかけると雰囲気を作りやすいです。
コーラスとフランジャーの違いは何ですか?
コーラスは自然な広がり、フランジャーは短い遅延音による金属的なうねりが出やすいです。薄いフランジャーはコーラス風にも使えますが、音のクセは強めです。
安いコーラスでも使えますか?
使えます。ただし高級機に比べると立体感、ノイズ、レンジ感、操作性で差が出ることがあります。まず試すなら3RD DIMENSION、長く使うならBOSS系が選びやすいです。

ヴィンテージBOSSコーラスの実機レビュー

CE-2Wなどの現行機を選ぶ前に、元になった時代の音と仕様を確認したい場合は次の実機記録も参考になります。

まとめ

コーラスエフェクターは、薄く使えばクリーンを自然に広げ、深く使えば曲の空気を一気に変えられるモジュレーターです。

最初の1台ならBOSS CE-2WかBOSS CH-1。自然な立体感ならBOSS DC-2W。深いオルタナ系ならElectro-Harmonix Small Clone。細かく音作りしたいならMXR M234 Analog Chorusが選びやすいです。

コーラスは、かけすぎると音程感がぼやけます。最初はDepthを控えめにして、曲の中で「少し広くなった」と感じる位置から始めると失敗しにくいです。