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ジョニー・グリーンウッドのエフェクター|年代別使用機材

ジョニー・グリーンウッドの|エフェクター|年代別使用機材

ジョニー・グリーンウッドさんの初期Radioheadを代表する組み合わせは、DigiTech Whammy WH-1とMarshall ShredMasterです。Guitar Worldは「My Iron Lung」の激しい部分で、この2台とFender Eighty-Fiveを使ったと分析しています。

2024年のThe Smileでは機材の方向が変わります。本人は『Cutouts』の制作について、ギター、アンプ、ディレイだけに絞って曲作りを続けたと説明しました。ただし、発言の中にディレイの型番は出ていません。

この記事では、1995年の曲別機材、2000年代のライブ処理、2024年の本人発言と専門サイトが報告したThe Smile用ボードを分けて紹介します。

資料の範囲
公開資料は2026年8月14日に確認しました。1995年の設定値はGuitar Worldの分析、2024年のボードは専門サイトThe King of Gearによる写真分析です。本人が公開した全時代の機材一覧ではありません。

ジョニー・グリーンウッドのエフェクター|先に結論

  • 1995年「My Iron Lung」:Whammy WH-1で1オクターブ上へ変化させ、ShredMasterで激しい歪みを加える
  • 2000年代のライブ:FMラジオやThom Yorkeさんの声を受け取り、その場で加工する
  • 2024年『Cutouts』:ギター、アンプ、ディレイという制限から曲を作る
  • 2024年The Smileのボード報告:ファズ、ピッチシフト、複数のディレイを組み合わせる

Radiohead初期の方向を試すならWhammyとShredMaster、The Smileの反復フレーズを試すならテンポを設定できるディレイが出発点です。年代の異なる2つの構成を同じボードとして扱わないことが重要です。

1995年「My Iron Lung」のエフェクター

Guitar Worldが「My Iron Lung」の機材として挙げたのは、DigiTech Whammy WH-1、Marshall ShredMaster、Fender Eighty-Fiveです。同記事では2台のペダルの接続順までは示されていません。

使用機材曲中の役割
DigiTech Whammy WH-11オクターブ上へ変化させる
Marshall ShredMaster音量が上がる激しい部分の歪み
参考 The secrets behind Jonny Greenwood’s guitar tone on Radiohead’s My Iron LungGuitar World

DigiTech Whammy WH-1

Guitar Worldは、WH-1を1オクターブ上に設定し、ペダルを踏み込んだ状態で使ったと分析しています。原音より高い音程へ一気に移る効果が、激しい部分の鋭い響きを作ります。

DigiTech Whammy 5

Whammy 5は同じWhammyシリーズの現行世代です。WH-1と筐体、回路、操作モードは同一ではありませんが、ペダル操作で音程を上下させる使い方を試せます。

参考 Whammy Owner’s ManualDigiTech

Marshall ShredMaster

ShredMasterは、Guitar Worldが「My Iron Lung」の激しい部分で使われたとするディストーションです。同誌はGain 9、Bass 8、Contour 0、Treble 8、Volume 6という値を掲載しています。これは本人が公開した設定ではなく、同誌による音の分析です。

Marshall ShredMaster Vintage Reissue

Marshallはオリジナルの音と外観を再現する復刻モデルとしてShredMaster Vintage Reissueを発売しています。1990年代の本人使用個体そのものではありませんが、同じ操作系で音を作れる現行候補です。

参考 ShredMaster Vintage Reissue PedalMarshall

2000年代のライブで行なったラジオと声の加工

AudioTechnologyによるRadioheadの音響スタッフ取材では、ジョニー・グリーンウッドさんがFMラジオの音をエフェクトとRoland Space Echoへ通していたことが説明されています。

「Everything in Its Right Place」では、Thom Yorkeさんのライブ音声がジョニーさんへ送られ、本人がその場でサンプリングと加工を行なっていました。これは通常のギター用ボードとは別のライブ処理です。

参考 Radiohead LiveAudioTechnology

Roland Space Echo(型番不明)

取材ではRoland Space Echoという名称まで確認できます。型番、FMラジオからの全接続順、内部設定は説明されていません。

2024年『Cutouts』ではディレイを作曲の中心にした

2024年のインタビューで、ジョニー・グリーンウッドさんはギター、アンプ、ディレイだけを1〜2年使う制限を設けたと話しています。ディレイを単なる残響ではなく、演奏と並ぶ作曲要素として扱った説明です。

「Eyes and Mouth」では付点8分音符の反復が曲の動きを作ります。ただし、本人発言だけでは録音やライブで使ったディレイの製品名、設定値、アンプとの接続順は分かりません。

参考 Why Jonny Greenwood downsized his guitar rig for The SmileGuitar World

2024年The Smileで報告されたエフェクターボード

専門サイトThe King of Gearは、2024年6月のThe Smile用ボードを次の順番で報告しています。

順番使用報告機材種類
1Peterson StroboStomp HDチューナー
2Origin Effects Cali76 Compact Deluxeコンプレッサー
3Electro-Harmonix Pitch Forkピッチシフター
4EarthQuaker Devices Hizumitasファズ/サステイナー
5Moog MF Flangeフランジャー
6EarthQuaker Devices Astral Destinyオクターブ・リバーブ
7Gamechanger Audio PLUS Pedal音を伸ばして重ねる
8EarthQuaker Devices Blumesオーバードライブ
9BOSS DD-200ディレイ
10BOSS RE-202テープエコー系ディレイ
11Lehle P-Split III2系統への分岐

P-Split IIIの後は、Fender ’65 Super Reverbと、Strymon Iridium/Radial JDI Stereoを経由する出力へ分かれると報告されています。別経路にはToadWorks True-Bypass、Focusrite Clarett+ 8Pre、Maxによる処理があり、Strymon ZumaとOjaiが電源を供給します。

2024年ボードの確認範囲
上の接続順は本人またはメーカーの解説ではなく、専門サイトが写真から特定した内容です。曲ごとのオン/オフ、つまみの位置、2026年までの継続使用は示していません。
参考 Jonny Greenwood’s guitar pedalboard for The SmileThe King of Gear

Peterson StroboStomp HD

StroboStomp HDはボード先頭に置かれたチューナーです。音程を確認する機材で、音色を作るエフェクターではありません。

Peterson StroboStomp HD

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Origin Effects Cali76 Compact Deluxe

Cali76 Compact Deluxeは、強く弾いた音と弱く弾いた音の差を整えるコンプレッサーです。2024年の報告ではPitch Forkの前に置かれています。

Electro-Harmonix Pitch Fork

Pitch Forkは原音とは異なる音程を加えるピッチシフターです。初期Radioheadで確認できるWhammy WH-1とは別製品で、2024年The Smileの報告機として分けて考えます。

EarthQuaker Devices Hizumitas

Hizumitasは2024年の報告でPitch Forkの後に置かれたファズ/サステイナーです。

Moog MF Flange

MF Flangeは音程が周期的に揺れるフランジャーです。The King of Gearは、予備としてBOSS BF-3も用意されていたと報告しています。

BOSS BF-3

BF-3はMF Flangeが使えない場合の予備として報告された機材です。MF Flangeの後継機ではなく、同じフランジャー用途を担う別製品です。

EarthQuaker Devices Astral Destiny

Astral Destinyはオクターブ音を含む残響を作れるリバーブです。2024年の報告ではMF Flangeの後に置かれています。

Gamechanger Audio PLUS Pedal

PLUS Pedalは踏んだ時点の音を伸ばし、次の演奏を重ねられるサステイン・エフェクターです。一般的なリバーブとは異なり、保持した音を演奏の背景へ残せます。

EarthQuaker Devices Blumes

Blumesは2024年の報告でPLUS PedalとDD-200の間に置かれたオーバードライブです。ベース向けに設計された製品ですが、このボードではギターの信号経路にあります。

BOSS DD-200 Digital Delay

DD-200は複数方式のディレイとプリセット保存に対応します。反復音の間隔や種類を曲ごとに切り替えたい場合に向く機材です。

BOSS RE-202 Space Echo

RE-202はRoland RE-201 Space Echoのテープ走行による反復音と残響をペダルで再現する機材です。2000年代の資料にあるRoland Space Echoは型番不明で、2024年に報告されたRE-202とは年代を分けて確認できます。

Lehle P-Split III

P-Split IIIはボードの最後で信号を2系統へ分ける機材です。歪みや残響を加えるエフェクターではありません。

Strymon Iridium

P-Split IIIのIso出力はIridiumへ入り、Radial JDI Stereoを経由して会場のミキサーへ送られたと報告されています。

Radial JDI Stereo

JDI StereoはIridiumからの信号を会場側へ送るダイレクトボックスです。Fenderアンプへ送る経路とは分かれています。

ToadWorks True-Bypass/Focusrite Clarett+ 8Pre/Max

The King of Gearは、ToadWorksのTrue-Bypass機器を介してFocusrite Clarett+ 8PreとMaxへ送る処理経路も報告しています。これは通常の直列ペダル列とは別の信号処理です。

少ない機材で年代別の方向を試す

次は、公開資料で確認できた役割を少ない台数で試す開始例です。

1995年Radioheadの方向

ギター → Whammy 5 → ShredMaster Vintage Reissue → アンプ

Whammyを1オクターブ上に設定し、ShredMasterは歪みの強い部分だけオンにします。Guitar Worldの掲載値は本人設定ではないため、アンプの音量に合わせてVolumeから調整してください。

2024年The Smileのディレイ方向

ギター → BOSS DD-200 → アンプ

まず付点8分音符の反復を作り、弾いた音と反復音が交互に聞こえるテンポで試します。これは『Cutouts』の本人発言を1台で試すための例で、公開された本人の接続順ではありません。

FAQ

ジョニー・グリーンウッドさんが「My Iron Lung」で使ったエフェクターは?
Guitar WorldはDigiTech Whammy WH-1とMarshall ShredMasterを挙げています。Whammyは1オクターブ上に設定したと分析しています。
Marshall ShredMasterの復刻モデルはありますか?
Marshall ShredMaster Vintage Reissueがあります。オリジナルの音と外観を再現した公式復刻ですが、1995年の本人使用個体そのものではありません。
The Smileではどのディレイを使っていますか?
2024年の本人発言は製品名を挙げていません。専門サイトの同年ボード報告にはBOSS DD-200とRE-202がありますが、録音機材との一致は確認できません。
RadioheadとThe Smileで同じエフェクターボードを使っていますか?
同じ構成とは確認できません。1995年の曲別機材、2000年代のライブ処理、2024年The Smileの報告は、それぞれ別の時期と用途です。
ジョニー・グリーンウッドさんの音を少ない機材で試すには?
初期RadioheadならWhammyとShredMaster系復刻、The Smileの反復フレーズならテンポを設定できるディレイから始めると役割を分けて試せます。

まとめ

ジョニー・グリーンウッドさんの初期Radioheadを試す中心機材はWhammy WH-1とShredMasterです。2024年のThe Smileではディレイを作曲の中心へ置き、専門サイトが報告したライブ用ボードにはDD-200とRE-202を含む複数の時間系エフェクターがあります。

まず再現したい年代と曲を決めてください。「My Iron Lung」ならWhammyとShredMaster、『Cutouts』の反復フレーズならディレイから始めると、役割の違いを確認しやすくなります。