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VISION OVD-5レビュー|Arion風国産ODの音と内部

VISION OVD-5は、情報が少ない国産オーバードライブですが、内部を見るとSD-1系に近い考え方が見える面白いエフェクターです。希少性よりも、80年代から90年代前半の国産量産エフェクターの空気を味わう機材として価値があります。

VISION OVD-5は狙って買いやすい機材ではありません。音の方向だけで考えるなら、BOSS SD-1やSD-1Wのような非対称クリッピング系ODを比較対象にすると分かりやすいです。

関連する現行品・近い選択肢

OVD-5そのものが見つからない場合は、音の方向が近いSD-1/SD-1Wを基準に考えると選びやすいです。

結論:この機材はどんな人に向くか

VISION OVD-5は、情報が少ない国産オーバードライブですが、内部を見るとSD-1系に近い考え方が見える面白いエフェクターです。希少性よりも、80年代から90年代前半の国産量産エフェクターの空気を味わう機材として価値があります。

音の特徴

中音域が強くなり、軽い歪みでもギターが埋もれにくいです。TS系ほど丸くまとまるというより、SD-1的な少しザラつきと中音域の強さがあります。

実用的な使い方

クリーンアンプへの入力を少し強くする、既に歪んだアンプの前でリード用に使う、という用途に向きます。古いプラスチック筐体なので、ライブで使うならスイッチやジャックの状態確認が大切です。

おすすめな人

  • 珍しい国産エフェクターの内部や音に興味がある人
  • SD-1系の中域と非対称クリッピングが好きな人
  • Arion風のチープさも含めて楽しめる人

おすすめしない人

  • 現行新品で安定して買いたい人
  • 透明なローゲインODが欲しい人
  • 古い筐体や接点トラブルを避けたい人

他の定番オーバードライブと用途別に比べたい場合は、こちらの記事も参考になります。

FAQ

VISION OVD-5はArion製ですか?
外観はArionにかなり近いですが、製造元は断定しません。この記事では所有個体の観察として扱います。
音は何に近いですか?
内部と弾いた印象では、BOSS SD-1系に近い非対称クリッピングのオーバードライブとして考えやすいです。
中古で見つけたら買いですか?
価格が高すぎず、スイッチやジャックが正常なら面白い機材です。実用品としてはSD-1系も比較したいです。

実機メモと写真

私自身いつ入手したのか謎ですが、築いたら部屋の宝箱(エフェクター入れ)に入っていたオーバードライブを紹介します。 かなり珍しいエフェクターブランドらしく、情報が殆ど出てきませんでした。 見た目がArionにそっくりなので、もしかしたら同じ工場で製造していたのかもしれません。 裏の説明が完全に英語だけなので、海外向けに輸出していたブランドなのかもしれません。そもそも日本国内で殆ど見かけません。

コントロールはシンプルなオーバードライブ

VISION OVD-5の基板

VISION OVD-5の基板

中を見てみると左側が結構スカスカで他のモデルと基板を共用していたのかもしれません。

オペアンプはNJM4558D

おそらく80年代後半から90年代前半位の製造だと思います。4558Dチップが艶なしのものなので。 ダイオードはおそらく東芝の1S1588です。3本使われていて非対称のクリッピングで歪みが作られてます。回路の数値を見るとおそらくBOSSのSD-1が元ネタだと思います。音もかなりにてます。 Visionブランドの他のモデルは下記の通り色々出ていたようです。ラインナップをみてもArionのものに近い気がします。
  • Vision CHR-5 Stereo Chorus
  • Vision CMP-5 Compressor
  • Vision DDL-5 Digital Delay
  • Vision DIS-5 Distortion II
  • Vision DST-5 Distortion
  • Vision FLG-5 Flanger
  • Vision MTL-5 Ultra Metal
  • Vision OCT-5 Octaver
  • Vision OVD-5 Overdrive
  • Vision PHS-5 Phaser
  • Vision SCH-5 Super Chorus
  • Vision TDR-5 Tube Driver
Arionのエフェクターも製造が終わってしまい若干高騰しだしていますが、Visionブランドのものは人気があるわけではないので狙い目かもしれません。