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ユニヴァイブ系エフェクターおすすめ10選|選び方と使い方

ユニヴァイブ系エフェクターおすすめ10選|選び方と使い方

ユニヴァイブ系エフェクターは、フェイザー、コーラス、トレモロのどれとも少し違う、うねるような揺れを作れるモジュレーションです。Jimi Hendrix、Robin Trower、David Gilmour周辺のブルースロックやサイケデリックロックを狙うなら、かなり重要なペダルです。

ただし、ユニヴァイブ系は機種によって「太く濁る」「クリアで現代的」「テンポ同期できる」「小型で安い」など性格が大きく違います。この記事では、ヴィンテージUni-Vibeを所有し、自作ユニヴァイブも作ってきた目線で、いま選びやすいモデルを中心に整理します。

この記事の結論
王道の太い揺れを狙うならJAM Pedals RetroVibe MK4、小型で本格派ならDryBell Vibe Machine V-3、テンポ同期まで欲しいならJHS Unicorn V2、標準サイズで扱いやすい定番ならMXR M68 Uni-Vibe、低価格で試すならBEHRINGER 69 VIBEやNUX Voodoo Vibeから選ぶと失敗しにくいです。
1973年製Uni-Vibe

1973年製のUni-Vibe

ユニヴァイブ系エフェクターとは?

Uni-Vibeは、1960年代後半に登場した独特なモジュレーションエフェクトです。もともとはロータリースピーカー的な揺れを狙った機材ですが、実際にはフェイザーともコーラスとも違う、粘るような位相の揺れが魅力になりました。

一般的なユニヴァイブ系には、原音と揺れた音を混ぜる「Chorus」モードと、揺れた音だけを出す「Vibrato」モードがあります。ギターでよく使われるのはChorusモードです。深くかけるとサイケデリックに、薄くかけるとブルースやロックのリードに空気感を足せます。

自作Uni-VibeのCDSセルとムギ球

自作Uni-Vibeの心臓部分。CDSセルとムギ球で独特の揺れを作ります。

ユニヴァイブが合う音楽ジャンル

ジャンル使い方合う機種
ブルースロック歪みの前に置いて、リードに粘りを足すJAM RetroVibe / MXR M68
サイケデリックロックDepthを深めにして、曲全体を揺らすJHS Unicorn / BEHRINGER 69 VIBE
Pink Floyd系クリーンから軽い歪みでゆっくり揺らすJAM RetroVibe / EHX Good Vibes
ファンク / ネオソウル浅めにかけてコードカッティングを立体的にするJHS Unicorn / UAFX Astra
宅録 / ペダルボード省スペース小型機やマルチモジュレーションで必要な曲だけ使うNUX / Effects Bakery / Astra

代表的な文脈でいうと、Hendrix系ならファズやワウとの組み合わせ、Robin Trower系なら太いオーバードライブと遅めの揺れ、David Gilmour系ならクリーンから軽い歪みに薄く足す使い方が合います。

ユニヴァイブ系エフェクターの選び方

ヴィンテージ感を重視するなら光学系・太い揺れを選ぶ

オリジナルUni-Vibeらしい音を狙うなら、低域が少し膨らみ、中域がうねり、エフェクトをオンにした時点で音の重心が変わるタイプが向いています。JAM RetroVibeやFulltone系、DryBell、Sabbadiusなどの高級機はこの方向で語られることが多いです。

テンポ同期が必要ならJHS Unicorn V2が強い

バンドで曲ごとに揺れの速さを合わせたい場合、タップテンポは大きな武器になります。ユニヴァイブはSpeedの少しの違いで曲への馴染み方が変わるので、ライブで再現性を重視する人にはテンポ機能付きの機種が便利です。

最初の1台ならMXR M68やNUXから考える

初めてユニヴァイブ系を買うなら、極端に高いモデルから入る必要はありません。まずはChorus/Vibratoの違い、SpeedとDepthの効き方、歪み前後の違いを体で覚えるほうが大事です。MXR M68、NUX Voodoo Vibe、BEHRINGER 69 VIBEあたりは試しやすい候補です。

マルチモジュレーション派はUAFX Astraも候補

ユニヴァイブだけでなく、コーラス、フランジャー、フェイザーなども高品位にまとめたい人は、Universal Audio UAFX Astraのようなモジュレーション専用機も選択肢になります。単体ユニヴァイブの泥臭さより、録音で整った揺れを作りたい人に向いています。

ユニヴァイブ系エフェクターおすすめ10選

製品名方向性おすすめな人
JAM Pedals RetroVibe MK4王道・高級ヴィンテージ感を重視する人
DryBell Vibe Machine V-3小型・本格派省スペースで質の高い揺れが欲しい人
JHS Pedals Unicorn V2アナログ+テンポ同期ライブでテンポを合わせたい人
MXR M68 Uni-Vibe定番・扱いやすい最初の1台を探す人
Electro-Harmonix Good Vibesアナログ感・柔らかい古いロックの揺れが好きな人
NUX Voodoo Vibe小型・多機能省スペースで試したい人
BEHRINGER 69 VIBE低価格ユニヴァイブを安く導入したい人
Effects Bakery Japanese Butter Roll Vibe小型・手軽かわいい小型ペダルで揺れを足したい人
Animals Pedal Car Crush Chorus/Vibeコーラス兼用薄い揺れとローファイ感が欲しい人
Universal Audio UAFX Astra高品位マルチ宅録・ライブで複数モジュレーションを使う人

JAM Pedals RetroVibe MK4

JAM Pedals RetroVibe MK4は、ヴィンテージUni-Vibe系の太さ、粘り、立体感を重視する人に最初にすすめたいモデルです。公式情報でも、フォトセル、電球、NOSトランジスタ、9V入力から内部15V駆動など、ヴィンテージ感と現代的な使いやすさを両立する設計が示されています。

ファズフェイスや太めのオーバードライブの前に置くと、音がぐにゃっと揺れながら歪みに飲み込まれる感じが出しやすいです。Hendrix、Robin Trower、Pink Floyd、サイケデリックロック、ブルースロックが好きな人にはかなり相性が良いです。

参考 RetroVibeJAM Pedals

DryBell Vibe Machine V-3

DryBell Vibe Machine V-3は、コンパクトな筐体で本格的なユニヴァイブ系サウンドを狙いたい人に向いたモデルです。大きなヴィンテージ系クローンを置く余裕はないけれど、単なる薄い揺れでは物足りない人に合います。

サウンドの方向としては、ブルースロックやサイケデリックロックのリードだけでなく、クリーンに薄くかける使い方にも向いています。ペダルボードを小さくまとめたいライブ派、宅録で質の高い揺れを録りたい人にはかなり有力な候補です。

JHS Pedals Unicorn V2

JHS Unicorn V2は、ユニヴァイブ系としては珍しく、アナログ光学系の質感とタップテンポを両立しているモデルです。揺れの速さを曲に合わせたいライブ派にはかなり使いやすいです。

深くかければサイケデリック、浅くかければコードやアルペジオに自然な揺れを足せます。テンポ同期できるぶん、ファンク、ネオソウル、ポップス、現代的なロックでも使いやすいです。

参考 UNICORN V2JHS Pedals

MXR M68 Uni-Vibe Chorus/Vibrato

MXR M68 Uni-Vibeは、標準的なMXRサイズで導入しやすい定番機です。Level、Speed、Depthの3ノブとChorus/Vibrato切り替えで、操作がわかりやすいのが強みです。

高級クローンのような濃密さだけを求める機種ではありませんが、バンド内で使いやすい音量感、ペダルボードに入れやすいサイズ、扱いやすい操作系のバランスが良いです。初めてユニヴァイブ系を買う人にも向いています。

参考 MXR Uni-Vibe Chorus/VibratoDunlop

Electro-Harmonix Good Vibes

Electro-Harmonix Good Vibesは、柔らかく古いロックに馴染むユニヴァイブ系です。EHXらしく、少しクセがありながらも価格と音のバランスが良いモデルです。

クリーンに薄くかけるより、軽く歪ませたアンプやオーバードライブと合わせたほうが雰囲気が出やすいです。Pink Floyd、60s/70sロック、サイケ寄りのリードに向いています。

NUX Voodoo Vibe

NUX Voodoo Vibeは、小型で導入しやすいユニヴァイブ系です。省スペースのボードや、自宅用の小さなセットに入れたい人に向いています。

高級機のような重厚な揺れを期待するより、まずユニヴァイブ系の気持ちよさを手軽に試すモデルとして考えると良いです。ブルースロック、ガレージ、インディーロックで少しだけ揺れを足す使い方に合います。

BEHRINGER 69 VIBE

BEHRINGER 69 VIBEは、価格を抑えてユニヴァイブ系を導入したい人向けのモデルです。初めて揺れものを試す人、サブボード用、宅録でたまに使う人には候補になります。

深くかけるとかなり存在感が出るので、最初はSpeedを遅め、Depthを控えめから始めるのがおすすめです。歪み前に置けば古いロック寄り、歪み後に置けばエフェクト感のある揺れになります。

Effects Bakery Japanese Butter Roll Vibe

Effects Bakery Japanese Butter Roll Vibeは、小型でかわいい筐体ながら、ギターに揺れを足す用途ではかなり使いやすいモデルです。大げさなユニヴァイブ感より、薄い揺れを追加したい人に向いています。

ローファイなポップス、インディーロック、宅録の装飾に合います。ボードの空きが少ない人や、常時オン気味に薄く使いたい人にも扱いやすいです。

Animals Pedal Car Crush Chorus/Vibe

Animals Pedal Car Crush Chorus/Vibeは、コーラスとユニヴァイブ的な揺れの中間を狙いやすいモデルです。完全なヴィンテージUni-Vibeクローンというより、音楽的に使いやすい揺れものとして見ると良いです。

クリーンのアルペジオ、ローファイなコード、薄い揺れのバッキングに向いています。強烈なサイケ感より、曲の中で自然に揺れる音を作りたい人におすすめです。

Universal Audio UAFX Astra Modulation Machine

Universal Audio UAFX Astraは、ユニヴァイブ専用機ではなく、複数のモジュレーションを高品位に扱えるペダルです。ユニヴァイブだけでなく、コーラス、フランジャー、フェイザー系もまとめて使いたい人に向いています。

ヴィンテージ機材の荒さより、録音で整った質感、ステージで安定したモジュレーションを求める人向けです。宅録、セッション、ポップス、フュージョン寄りのプレイヤーには便利な選択肢になります。

接続順と使い方

手順1
まずは歪みの前に置く
HendrixやRobin Trower系の太い揺れを狙うなら、ユニヴァイブをオーバードライブやファズの前に置きます。揺れた信号が歪むので、エフェクトだけが浮きにくくなります。
手順2
Speedは遅めから始める
最初はSpeedを9〜10時くらい、Depthを11〜13時くらいから始めると扱いやすいです。速すぎると曲全体が落ち着かなくなります。
手順3
バッキングは薄く、ソロは深く
コード弾きではDepthを控えめ、ソロでは少し深めにすると使い分けやすいです。曲中でオンにした瞬間だけ存在感を出す使い方も有効です。
手順4
クリーンで使うなら歪み後も試す
ネオソウル、ポップス、宅録でクリアな揺れを作りたい場合は、歪みの後ろに置くのもありです。分離感が出て、現代的なモジュレーションになります。

ユニヴァイブと相性の良いエフェクター

ユニヴァイブは単体でも使えますが、ファズ、ワウ、オーバードライブと組み合わせると一気に雰囲気が出ます。特にFuzz Face系とワウは、Hendrix文脈では重要です。

フェイザーやコーラスと迷っている場合は、以下の記事も参考になります。ユニヴァイブはフェイザーより粘りがあり、コーラスより古いロック感が出やすいです。

薄く広げるならコーラス、回転感やサイケ感を出すならユニヴァイブ、規則的な音量変化ならトレモロ、と分けて考えると選びやすいです。

ユニヴァイブ系エフェクターのFAQ

ユニヴァイブはどんなジャンルに合いますか?
ブルースロック、サイケデリックロック、Pink Floyd系のクリーン、ファンク、ネオソウルに合います。深くかけるとサイケ寄り、浅くかけるとリードやコードに自然な揺れを足せます。
ユニヴァイブとフェイザーの違いは何ですか?
フェイザーは位相の変化が比較的なめらかで、ユニヴァイブはより粘り、うねり、音量感の揺れを含んだように感じやすいです。古いブルースロックやサイケ感を出すならユニヴァイブが向いています。
ユニヴァイブは歪みの前と後ろのどちらに置きますか?
HendrixやRobin Trower系なら歪みの前が基本です。揺れた音が歪むので一体感が出ます。クリーンで現代的に使いたい場合や、分離感を出したい場合は歪みの後ろも試す価値があります。
初めて買うならどのユニヴァイブがおすすめですか?
価格と扱いやすさのバランスならMXR M68 Uni-Vibe、低価格で試すならNUX Voodoo VibeやBEHRINGER 69 VIBE、長く使う前提ならJAM RetroVibe MK4、DryBell Vibe Machine V-3、JHS Unicorn V2がおすすめです。

まとめ

ユニヴァイブ系エフェクターは、ただの揺れものではなく、ギターの音色そのものを古いロックの空気に寄せられるエフェクトです。ブルースロックやサイケを狙うなら歪みの前、現代的に整えたいなら歪みの後ろから試すと違いがわかりやすいです。

迷ったら、王道の質感ならJAM Pedals RetroVibe MK4、小型で本格派ならDryBell Vibe Machine V-3、ライブでテンポ同期したいならJHS Unicorn V2、扱いやすい定番ならMXR M68 Uni-Vibe、低価格で試すならNUX Voodoo VibeかBEHRINGER 69 VIBEから選ぶのがおすすめです。