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ブライアン・メイ使用機材まとめ|Red Special・Treble Booster・AC30

ブライアン・メイ使用機材まとめ|歴代エフェクター・アンプ・ギターを解説

ブライアン・メイの音作りは、Red Special、Treble Booster、Vox AC30の3つから考えると分かりやすくなります。スタジオ録音では、このシンプルな構成を使い、追加エフェクトをミキシング卓側で加えた例もあります。

先に結論
ギターの中音域をTreble Boosterで押し出し、AC30へ大きな信号を送ってアンプを飽和させます。フェイザーやコーラスは、その土台へ揺れや広がりを加える機材です。

英語のFryer Guitarsによる機材史では、基本構成を次のように説明しています。

“Red Special guitar > Treble Booster > Vox AC30 amplifier.”

日本語訳:Red Special、Treble Booster、Vox AC30の順につなぐ構成です。

参考 Brian MayのTreble Boosterとペダルボード史(英語)Fryer Guitars

ブライアン・メイの音を作る3要素

Red Special

Red SpecialはBurns Tri-Sonicピックアップと複数の切替スイッチを備えます。ピックアップのオン/オフと位相を組み合わせ、中音域と倍音の出方を変えられるギターです。

Treble Booster

Treble Boosterは単体で深い歪みを作るペダルではありません。低音域を整理し、AC30へ入る信号を大きくします。

Vox AC30

Treble Boosterで強く入力し、AC30を飽和させた音が歪みの土台です。家庭の小音量では同じ反応を作りにくいため、アンプシミュレーターやBrian May向け小型機材から試せます。

自宅で基本構成を試せる現行機材

VOX amPlug Brian May

ヘッドホンでBrian May向けの歪みとエフェクトを試せる小型機です。

VOX MV50 Brian May SET

アンプヘッドとキャビネットを組み合わせ、スピーカーから音を出したい人向けです。

Treble Boosterの変遷

Dallas Rangemaster|初期Queenから1973年頃

Fryer Guitarsの機材史では、OC44を使うDallas Rangemasterを最初のQueenアルバムの録音と、1973年頃までのライブで使用したと説明しています。

後継ブースター|製作者は確定していない

Rangemaster紛失後のブースターは、Harold May製とする説明とJohn Deacon製とする証言が残っています。Fryer Guitarsの機材史も製作者を未確定としています。

Pete Cornish BC149 Treble Booster|1975年以降

Pete Cornishは1975年に高周波ノイズ対策を施したブースターを製作し、その後BC149版を供給しました。1970年代後半のボードでは、BC149 Treble Booster、追加ブースター、Foxx PhaserからAC30へ送る構成が説明されています。

Greg Fryer Treble Booster

Greg Fryerが紹介するTreble Boosterも、Red SpecialとAC30の間で低音域を整理し、入力レベルを上げる役割で理解できます。

現行機材でTreble BoosterとAC30の反応を試す

Catalinbread Galileo MkIIはAC30系の歪みとブーストを一台で試す候補、Naga Viper MkIIはTreble Boosterの低音域、歪み量、出力を調整する候補です。本人使用機とは別の現行製品です。

Catalinbread Galileo MkII

AC30系の歪みとブーストを一台で調整する現行候補です。

Catalinbread Naga Viper MkII

RANGEで低音域、HEATで歪み量、BOOSTで出力を調整できる現行のTreble Boosterです。

VOX amPlug 3 AC30

AC30系アンプの基本的な歪み方をヘッドホンで確認できます。

フェイザーとコーラス

Foxx Phaser|1970年代のライブボード

1970年代のPete Cornish製ボードにはFoxx Phaserが含まれます。フェイザーは原音と位相をずらした音を重ね、周波数の山と谷を周期的に動かします。音程そのものを上下させる機材ではありません。

BOSS CE-1|1982年の映像で確認

Fryer Guitarsの機材史では、1982年6月のMilton Keynes公演映像で、従来の黒いボード横にCE-1を確認できると説明しています。

BOSS CE-2W

CE-1のコーラス/ビブラートを再構成したCE-1モードを持つ現行候補です。

BOSS BP-1W

CE-1のプリアンプを基にしたモードを持ち、コーラスではなく入力段の音量・音域変化を試す候補です。

BEHRINGER CHORUS SYMPHONY

コーラスとビブラートを切り替え、低価格で揺れ方を比較する候補です。

TC Electronic SCF Gold

コーラス、ピッチモジュレーション、フランジャーを切り替えられるステレオ機です。

MXR Phase 95

2段/4段のフェイザーを切り替え、揺れの深さを比較できる小型候補です。

MXR Phase 90

1ノブで速さを調整する4段フェイザーです。

ワウを試す現行候補

1974年の写真で確認できる本人使用機はJen Wah Wahです。GCB95は現在入手しやすい基本的なワウとして紹介します。

Dunlop Cry Baby GCB95

ペダル操作で強調する帯域を動かす標準的なワウです。

チューナーとライブラック

Peterson StroboPLUS HD/StroboClip|本人使用機

Peterson公式プロフィールでは、StroboPLUS HDをアンプ上、StroboClipを6弦/12弦アコースティック用に使うと説明しています。

英語の原文は次のとおりです。

“Currently a StroboPLUS HD sits on the mountain of Vox amps and a StroboClip for 6 & 12 string acoustic work.”

日本語訳:現在はVoxアンプの上にStroboPLUS HDを置き、6弦/12弦アコースティックにはStroboClipを使っています。

参考 Brian Mayプロフィール(英語)Peterson

Peterson StroboStomp HD|現行のペダル型候補

Peterson StroboStomp HD

Peterson StroboStomp HD

23,000円(10/05 07:19時点)
Amazonの情報を掲載しています

本人使用が確認できるStroboPLUS HD/StroboClipとは別製品です。ストロボ表示を足元で使いたい場合のペダル型候補です。

TC Electronic PolyTune Classic|2014年の映像で確認

Premier Guitarの英語動画では、12分46秒でPolyTune Classicを足元に確認できます。

参考 Rig Rundown – Queen’s Brian May(英語動画)Premier Guitar

TC Electronic PolyTune 3|現行世代

2014年の映像に写るPolyTune Classicとは世代が異なります。複数弦のずれを一度に確認できる現行世代です。

TC Electronic G-Major 2|2020年の技術担当者インタビュー

2020年のMusicRadarによる英語インタビューでは、ライブラックにG-Major 2を2台置き、1台を予備にしていたと説明されています。

“These loops go to separate TC Electronic G-Major 2 boxes, one acting as a spare.”

日本語訳:各ループは別々のTC Electronic G-Major 2へつながり、そのうち1台は予備です。

参考 Brian Mayのツアー機材インタビュー(英語)MusicRadar

少ない機材で試す接続順

ギター → Treble Booster → AC30系アンプ/アンプシミュレーターの順で始めます。Treble Boosterの出力を上げ、アンプ側の歪みが増える位置を探します。

Foxx Phaserのような動きを足す場合は、ギター → Treble Booster → Phaser → AC30系アンプから試します。1970年代のライブボードに近い順序です。

FAQ

ブライアン・メイの音作りで最初に必要なものは?
Red Special系の中音域を作れるギター、Treble Booster、Vox AC30系のアンプ音です。まずこの3つで歪みの土台を作ります。
Treble Boosterは普通のオーバードライブと違いますか?
Treble Boosterは低音域を整理し、アンプへ送る信号を大きくします。単体の深い歪みより、AC30を飽和させる役割が中心です。
Foxx Phaserはどのように音を揺らしますか?
原音と位相をずらした音の干渉によって、周波数の山と谷を周期的に動かします。
BOSS CE-1はいつ確認できますか?
Fryer Guitarsの機材史では、1982年6月のMilton Keynes公演映像で黒いボードの横に確認できると説明しています。
自宅でAC30を大音量にできない場合は?
VOX amPlug Brian May、MV50 Brian May、AC30系アンプシミュレーターなど、小音量で基本の帯域と歪み方を確認できる機材から試せます。

まとめ

ブライアン・メイの基本構成はRed Special → Treble Booster → Vox AC30です。1970年代のライブではFoxx Phaserを含むボード、1982年の映像ではBOSS CE-1も確認できます。

再現を始める場合はTreble BoosterとAC30系アンプ音を先に整え、フェイザーやコーラスは後から加えます。