OD-3の改造方法を6個まとめ

こんにちは!僕は34歳、ギター歴18年、自作エフェクターを15年以上個人で製作してきた陽気な男です!エフェクター愛が深まりすぎて、改造にも手を出してしまいました。特にBOSS OD-3 Overdriveは、そのままでも素晴らしいペダルですが、「もうちょっとカスタマイズできないかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか?この記事では、そんなOD-3をさらにカスタマイズする方法を6つ紹介します!

改造は自己責任でお願いします!

管理人が試してよかったものだけ紹介してますが、試して壊れちゃった!とかあんまりいい音にならなかった等は自己責任でお願いします。メーカーからの保証も当たり前ですが切れます。書き間違いもあるかもしれませんが、それによる故障は当方は関与しません。

BOSS OverDrive OD-3

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古いOD-3じゃないとできない

最近のOD-3はチップ基板になっていて改造し辛いので、少し古いOD-3を探しましょう。中古でよく出てます。箱が黒いやつは最近のやつで恐らくチップ基板です。

改造するに当たって必要なもの

私が10年以上愛用しているハンダゴテです。ブーストボタンを押せばどんな頑固なハンダでもみるみる溶けていきます。

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はんだごてを置いておく台です。これがないとはんだごてを床などにおいて火事になってしまいます。

ギターに使われる半田の定番品、kester44です。

部品を基板から取り外すために必要なハンダ吸い取り線です。ハンダがなかなか吸い取れないからって熱しすぎると基板のパターンが剥がれてしまうので吸い取るときは慎重にしましょう。僕は5秒経っても吸い取れなければ一旦冷やしてはんだごての当て方を変えてます。
はんだ付けするときもそうですが、はんだごては部品や基板に接する力の強さやコテの当たる場所などによってはんだ付けや取り外しのやりやすさが全然変わります。これは経験しなくては身につかないことなのでもし怖い場合はリペアショップなどはんだ付けに慣れている人にお金を払ってやってもらいましょう。

部品交換をする位置

OD3は基板に部品番号がプリントされているのでわかりやすいと思いますが、大体の位置をマークしておいたので参考にしてください。

1. Paisley Mod

最初に紹介するのはPaisley Modです。このMODは、OD-3の音にさらなるパンチと低音を加えるものです。

  • C28: 0.22uF – ベースを追加
  • C7: 0.01uF – 値が高いほどミッドとハイが少なくなります
  • D10 (ダイオード): Germanium, 1n34aなど – 歪みをよりフルでダイナミックに変更
  • D11 (ダイオード): LED – 歪みをよりフルでダイナミックに変更

Paisley Modの効果

このMODは低域を強調し、歪みがダイナミックでワイルドになります。

2. Wang Dang Mod

次に紹介するのはWang Dang Modです。これはOD-3のサウンドにさらなる低音を追加し、ペダルのEQを調整するMODです。

Wang Dangがどういう意味なのかは不明ですが、海外では有名なmodのようです。

  • D7 (ダイオード): Germanium, 1n34aなど – 歪みをよりフルでダイナミックに変更
  • C28: 0.047uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C22: 0.1uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C16: 0.1uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C23: 0.1uF – 低域を追加

Wang Dang Modの効果

このMODはペダルのEQを微調整し、低音域を強化します。TONEを上げても低温がしぼまないのでレンジが広く使えます。

3. Tubescreamer on Steroids Mod

このMODは、Tubescreamer系のサウンドをOD-3で実現するためのMODです。よりパワフルで広がりのある音が特徴です。

  • D6 (ダイオード): Germanium, 1n34aなど – 歪みをよりフルでダイナミックに変更
  • D7 (ダイオード): 1n4001 – 歪みを変更
  • C22: 0.1uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C16: 0.1uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C23: 0.1uF – ペダルのEQをわずかに変更
  • C7: 完全に取り外し – ジャンパもせずに取り除きます

Tubescreamer on Steroids Modの効果

このMODはTubescreamerの音を好む方におすすめです!OD-3をよりパンチの効いたサウンドに変化させます。

4. Brent Mason Mod

Brent Mason Modは、その名の通りBrent Masonのサウンドに近づけるMODです。彼のトーンを目指したい方には必見です!

ダイオード4つの変更でできるのでややこしくなくていいですね。

  • D6 (ダイオード): 1n4148
  • D7 (ダイオード): 1n4148
  • D10 (ダイオード): LED
  • D11 (ダイオード): LED

Brent Mason Modの効果

LEDとダイオードの組み合わせにより、彼の特徴的なサウンドが再現されます。クリーンでクリアなオーバードライブを求める方におすすめです!

5. Santana Mod

Santanaのトーンを再現するためのMODです。ファジーで暖かみのあるサウンドが特徴です。

  • C28: 0.22uF – ベースを追加
  • C7: 0.01uF – ミッドとハイを調整
  • D10 (ダイオード): Germanium, 1n34aなど – ファジーでダイナミックなトーンに変更
  • D11 (ダイオード): LED – 歪みをファジーに変更
  • D9 (ダイオード): Germanium, 1n34aなど – ファジーなサウンドを強化

Santana Modの効果

このMODはSantanaファンには必須!ファジーでダイナミックなトーンが特徴で、彼のサウンドを忠実に再現します。

6. Extra Mod (実験用)

最後に、少し実験してみたい方におすすめのMODです。リスクもありますが、自分だけの音を作りたい方には面白いかもしれません!

  • R24: 470 ohm – ベースを追加
  • C13: 470 ohm resistor – ベースをさらに追加するためにコンデンサに抵抗を並列で追加
  • R34: 10k – 抵抗値を下げてローミッドをカットし、ミッドを追加抵抗値を変えて、低域やミッドを調整


あとはトーンポッドに付いているC17があるのですが、これを性能の良いメタライズフィルムコンデンサなどに変えると良いと思います。WIMAやEROがおすすめです。

Extra Modの効果

自分だけの音作りをしたい方にぴったりです!リスクはありますが、個性的なサウンドを求める方はぜひ試してみてください!

まとめ:OD-3の改造で自分だけのトーンを手に入れよう!

OD-3はそのままでも素晴らしいペダルですが、改造することでさらなる可能性が広がります。今回紹介した6つの改造方法を参考に、ぜひ自分だけのサウンドを作り上げてください!改造は自己責任ですが、うまくいけば高額な改造ペダルに負けない音を手に入れることができるかもしれませんよ!