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BOSS DS-1の改造方法を9個まとめ

はじめに

この記事では、実際に試した内容をもとに、BOSS DS-1の改造方法を9種類紹介します。完成品のKeeley Modと、自分で部品を交換する方法は分けて説明します。

後半は「線をつなぐだけ」で試せるお手軽MODも掲載(かなり攻めた音になります)。海外紹介の手法をベースに、元の内容は残したまま整理しています。

改造は自己責任でお願いします!

管理人が試してよかったものだけ紹介していますが、破損・期待した音にならない・記載ミスなどを含め、すべて自己責任でお願いします。メーカー保証は失効します。

古いDS-1じゃないとできない

最近のDS-1はチップ(SMD)基板で、はんだ付けの難易度が高いです。中古のスルーホール期を狙いましょう。黒い箱の新しめ個体はSMDの可能性が高いです。

部品変更箇所の確認

DS-1 改造用 部品位置ガイド

BOSSの基板は部品番号が印字されていて作業しやすい部類です。画像のマークを参考に、指定箇所以外は触らないよう進めてください。

Devil Distortion Mod

低音域を補い、歪み量を増やしたいときの基本形。コードでも単音でも音が太く感じられます。

部品番号変更後の値効果(音の変化)
C30.068μF低音域が少し増え、土台が安定する。
C100.047μF中音域がわずかにバンド内で聞き取りやすくなり、フレーズが聞き取りやすい。
C120.047μF中音域の倍音の量が増し、輪郭がはっきりする。
D4 / D5LED(3mm・低輝度推奨)クリップ電圧が上がり、音量に余裕が生まれて歪みが滑らか。

LEDは低輝度の3mm推奨(高輝度は相性が良くない場面が多い印象)。

Jazz Blues Mod

高音域を抑え、低音域を少し増やす組み合わせです。

部品番号変更後の値効果(音の変化)
C120.047μF高音の角が少し取れ、耳にやさしい。
C100.1μF中低音がふくよかになり、低中音域が増える。
R146kΩ(最大22kΩまで可)値を上げるほど低音が増える(22kΩで重低音寄り)。
D51N4001クリップが締まり、整った歪みになる。

Rock Mod

クラシックロックの低中音域をイメージ。中低音に量感を足し、歪みをなめらかに整えます。

部品番号変更後の値効果(音の変化)
C100.1μF中低音が増え、単音に重さがのる。
C120.047μF高音の刺さりをやや抑え、まとまりが出る。
R1410kΩ低音の出方を調整し、バランスを取りやすい。
D4LEDを直列追加(3mm・低輝度)音量の余裕が増し、歪みがなめらかになる。

Tube Sound Mod

真空管アンプのように強弱差が小さくなり、低中音域が増える設定を目指します。ローとミッドの倍音の量を高めます。

部品番号変更後の値効果(音の変化)
C21.0μF低音の量感が増え、土台が安定。
C30.1μFロー〜ミッドの倍音の量が上がる。
C120.047μF高音の角を少し丸める。
D4小型LEDを直列追加音量の余裕が増し、歪みが滑らか。
D51N4001音の立ち上がりがはっきりしていて扱いやすい歪み。
R1410kΩ(22kΩでさらに重心を下げる)低音量感の調整。値を上げると重心が下がる。

Super DS Mod

より激しいディストーションに振る改造。ローの存在比率を増やし、高音は少し抑えめにします。

部品番号変更後の値効果(音の変化)
D4 / D5LED(3mm・低輝度)音量の余裕と滑らかな歪み。
C121μF低音域が増える。
R142.2kΩゲインの乗り方が軽快になる。
R132.2kΩ帯域バランスの再調整に寄与。
R166.8kΩ中音域の出方を調整し、聞き取りやすくする。
R176.8kΩ上記と合わせてミッドのまとまりを作る。

結果として低音が強まり、高音は少し落ち着いた歪みになります。LEDの色は任意でOKです。

シンセオクターブファズ Mod

基板裏のパターンを配線でつなぐだけで、オクターブ成分を含む強烈なファズ系に。切替スイッチでオン/オフにすると扱いやすいです。設定次第で発振する場合があります(それを狙って使うのも手)。

DS-1 シンセオクターブファズ MOD

部品番号変更後の値効果(音の変化)
基板裏パターン配線で直結(切替スイッチ併用推奨)オクターブ成分+強いファズ感。倍音が増えてシンセ的な音の変化。

シンセファズ Mod

上記からオクターブ要素を抜いたバリエーション。粗い倍音が前面に出ます。

DS-1 シンセファズ MOD

部品番号変更後の値効果(音の変化)
基板裏パターン配線で直結(切替スイッチ併用推奨)強いファズ感と倍音。ゲイン設定によっては発振しやすい。

シンセ Mod

さらにファズも外し、モジュレーション的な揺れ・うねりだけを残す組み合わせ。6・7・8は配線の共通点があるため、ON-ON-ON+ON-OFFの二系統スイッチで「通常/モジュレーション」切替と3モード切替を両立させると実用的です。

DS-1 シンセ MOD

部品番号変更後の値効果(音の変化)
基板裏パターン配線で直結(モード切替スイッチ併用)うねり・揺れの要素が加わり、シンセのような揺れ方が得られる。

トレモロ Mod

トレモロ風の揺れを作る配線。ここは抵抗を1点かませます。

DS-1 トレモロ MOD

部品番号変更後の値効果(音の変化)
基板裏パターン配線で接続+470Ω抵抗を直列音量変化の揺れが加わり、トレモロ的な表現が可能。

改造するに当たって必要なもの

10年以上使っているはんだごて。ブースト機能で作業が詰まりにくいです。

安全面でも必須の置台。

定番はんだ。馴染みがよく作業性が高いです。

取り外し時は熱しすぎに注意。数秒で無理なら一度冷まして当て方を変えるのが安全です。心配ならリペア店に依頼を。

最後に

本記事のDS-1 改造は、ステージや宅録で扱いやすくするための実用寄りの内容です。まずは交換点の少ないものから着手し、変化を確認しながら段階的に進めるのがコツ。好みの設定が見つかると、長く信頼できる一本になります。

DS-1 改造に関するよくある質問

初心者でもDS-1の改造はできますか?

はんだ付けの基本があれば可能です。まずは部品点数が少ないMODから。チップ基板の個体は難易度が上がるため、最初はスルーホール期の中古を選ぶと安心です。作業はすべて自己責任で行ってください。

どのMODから試すと違いが分かりやすいですか?

Devil DistortionやRockのように、C10/C12やLEDの変更で帯域と歪み方が変わるものが取り組みやすいです。LEDを交換した前後で、音量と歪み方の違いを確認できます。

部品はどこで入手できますか?偽物の心配はありますか?

国内の電子部品店や大手ECで購入できます。特にダイオードやブランド名を掲げた高級部品は偽物が混じることもあるため、信頼できる店舗を選びましょう。