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Fuzz Face系エフェクター26選まとめ

Fuzz Face系エフェクター26選まとめ

ファズフェイスとは

ファズフェイス(Fuzz Face)は1966年に登場した、2石トランジスタ構成のファズです。初期はゲルマニウム、その後はシリコンを使ったモデルが登場しました。Fuzz Face系と呼ばれる製品でも、出力、歪み量、音域、ギターのボリュームを下げたときの変化は、製品と設定によって異なります。

ゲルマニウムとシリコンの違い

音の傾向と特性

  • ゲルマニウム(Ge):温かく丸い倍音、滑らかなコンプレッション、優れたクリーンアップ。ただし温度変化に弱く、個体差も大きい。
  • シリコン(Si):明瞭でレンジが広く、アタックが速い。安定性が高くライブ向きで、ノイズも少ない。

当サイトでは自作でFuzz Faceを作る人向けのトランジスタとそれぞれの特徴をまとめて記事にしてます。よろしければこちらもご覧ください。

どんな曲におすすめ?

ゲルマニウムは60年代ブルースロックやサイケデリックなど、繊細にクリーンとファズを行き来する曲に向いています。一方、シリコンは70年代ロックやファンクなど、弦を弾いた直後の音がはっきりし、出力が高い音が求められる楽曲に向いています。

ちなみに当ブランドから販売しているMosache Fuzzはシリコンファズに属しますが、MOSFETという特殊な素子を使用していてシリコンとゲルマの中間というようなサウンドです。

ファズフェイスの使い方

基本的な操作

FuzzとVolumeを調整しつつ、ギターのボリュームノブで歪み量をコントロールします。ボリュームを絞るとクランチ〜クリーンに、全開でファズが得られるのが大きな特徴です。

クリーンなアンプでは効果的に使えない理由

完全にクリーンなアンプではファズフェイス特有の倍音やコンプレッションが出にくく、痩せた音になりがちです。軽くクランチしたアンプやブースターを併用することで本領を発揮します。

Fuzz Faceは、アンプやギターによって高音域が控えめに聞こえることがあります。まずアンプを軽く歪ませ、Fuzz Faceをギターの直後につないで調整してください。

あと、ファズフェイスのノブは基本的に3時移行の位置で調整するのをおすすめします。ボリュームもゲインどちらも。

Fuzz Faceの基本設定例

LEVEL

FUZZ

接続順と注意点

ファズフェイスは基本的にチェーンの最前段に置きます。前にバッファがあるとクリーンアップが効かなくなるため注意が必要です。MXR Classic 108のようにバッファスイッチを搭載するモデルは例外的に柔軟です。

トーンベンダーとの違い

トーンベンダーは1965年に英国で登場したファズで、初期型は3石ゲルマ構成でした。MK1.5では2石に簡略化され、ファズフェイスの直接的な原型です。ファズフェイスが滑らかで手元操作に追従する「歌う」ファズであるのに対し、トーンベンダーはより荒々しく、ゲート感とサステインが強いのが特徴です。

Jimmy Pageをはじめとするギタリストに愛され、より攻撃的で低中音域の量のあるサウンドを求める場合に適しています。対してファズフェイスは繊細なニュアンスを活かしたプレイに強みがあります。

相性の良いエフェクター

  • ワウ(Wah):ワウ→ファズの順が一般的。ただし相性問題があるため、バッファ搭載ワウやバッファスイッチ付きファズで改善可能。
  • ブースター:前段に置くとクリーンアンプでも低中音域の強さを補える。トレブルブーストとの相性も良好。
  • オーバードライブ:ファズの後に配置することで毛羽立ちを整え、音量と輪郭を補強できる。Ibanez TS9などで中音域を強める方法があります。ただし、ファズとの相性は製品と接続順で異なります。
  • バッファ:基本的にファズの後段に配置。前段に置くとクリーンアップ性能が損なわれやすい。

目的別のおすすめを先に絞る

Fuzz Face系だけでなく、Big Muff系、Tone Bender系、発振系を含む現行ファズ全体から選ぶ場合はこちらです。

Fuzz Face系の候補を9機種まで絞り、ゲルマニウム、シリコン、ミニ筐体を比較する場合はこちらです。

Fuzz Face系エフェクター26選の一覧

画像機種名メーカー種類備考
Dunlop FFM2FFM2 Fuzz Face Mini Red GermaniumDunlopゲルマニウムクラシックなGe2石、ミニ筐体
Dunlop JD-F2JD-F2 Fuzz Face DistortionDunlopゲルマニウム現代的に出力強化されたモデル
Dunlop JHMS1 '68JHMS1 Hendrix Shrine ’68Dunlopゲルマニウム1968 Hendrix期を再現
Dunlop FFM4FFM4 Joe Bonamassa Fuzz Face MiniDunlopゲルマニウムボナマッサ・チューン
Dunlop FFM3FFM3 Jimi Hendrix Fuzz Face MiniDunlopシリコン後期Hendrix系BC108
Dunlop JH-F1JH-F1 Fuzz FaceDunlopシリコンクラシックSi版
Dunlop FFM6FFM6 Band of Gypsys MiniDunlopシリコンGypsys期の鋭いサウンド
Dunlop JH-M5JH-M5 Fuzz FaceDunlopシリコンHendrix特別モデル
Fulltone '69 MKII’69 Pedal MKIIFulltoneゲルマニウムContour/Bias調整
Paperboy Stank Face GeStank Face Fuzz GermaniumPaperboy PedalsゲルマニウムハンドメイドGe2石
Pedal Pawn FUZZFUZZPedal PawnゲルマニウムNOSトランジスタ
RYRA Fuzz A-Matic YellowFuzz A-Matic YellowRYRAゲルマニウムヴィンテージ寄り
Tru-Fi Two FaceTwo Face Custom RedTru-FiGe/Si切替1台で2種切替
Virtues LanderLanderVirtuesゲルマニウム国産ビルダー
Your Face 60’s Hot GermaniumWren and Cuffゲルマニウム60s音
Z.VEX Fuzz FactoryFuzz FactoryZ.VEX特殊Ge2+Si1/発振可
Animals Angel BearAngel Bear Face FuzzAnimals PedalシリコンSkreddy監修
Fredric DuoFaceDuoFaceFredric EffectsGe/Si切替独立回路
Fulltone '70 BC108’70 Pedal-BCFulltoneシリコンBC108/70s系
Jam Fuzz Phrase SiFuzz Phrase SiJam Pedalsシリコン選別Si/Ge風味
JHS SmileySmileyJHS Pedalsシリコン1969 London
Manlay Baby Face SiBaby Face Si (Red)Manlay SoundシリコンP2P/ハンドメイド
MXR M296 Classic 108 MiniM296 Classic 108 Fuzz MiniMXRシリコン(特殊)BC108/Buffer切替
MXR CSP041 Hybrid FuzzCSP041 Hybrid FuzzMXRハイブリッドGe+Si構成
Shin's FUNN FACEFUNN FACE FUZZ BlueShin’s Musicシリコン国産ハンドワイヤード
Your Face Smooth Silicon 70’sWren and Cuffシリコン高出力チューニング

ゲルマニウムファズ

Dunlop JIM DUNLOP FFM2 FUZZ FACE MINI RED GERMA

Dunlopの赤い“Mini Germanium”は、クラシックFuzz Face直系のPNPゲルマニウム2石構成。太く温かい倍音、手元Volでのスムーズなクリーン回復が特徴です。ビンテージ志向の音色をミニ筐体で安定運用できるのが差別化点。自宅〜ライブまで扱いやすく、60s系の甘い歪みを求める人におすすめ。旧型のFuzz Faceに近い仕様です。

Dunlop JIM DUNLOP JD-F2/FUZZ FACE DISTORTION

クラシックFFのフィールを踏襲しつつ現代的に出力を底上げしたモデル。ゲルマ2石系の柔らかなトップ、ボリューム追従の良さが光ります。より多い中音域と実戦ゲインが欲しい人におすすめ。差別化は安定駆動と扱いやすいレンジ設定。志向はヴィンテージ基調ながらモダン現場適応も意識。

Dunlop JIM DUNLOP JHMS1 FUZZ FACE Authentic Hendrix Shrine ’68

Hendrix“’68”期の音を狙った特別チューン。ゲルマニウム側とシリコン側を切り替えられ、ギターのボリューム操作で歪み量を変えたい人に向きます。差別化は現代の電源・バッファ相性を踏まえた安定性と再現性。志向はヴィンテージの再現に軸足を置きつつ、モダンな利便性も融合。

Dunlop Jim Dunlop FFM4 Joe Bonamassa Fuzz Face Mini

選別NOSゲルマ2石により、量の多い低音域と持続感あるリード向けボイス。ハムバッカーとの相性が良く、低中音域が多く、単音を伸ばしやすい音を求める人におすすめ。差別化はミニ筐体での高出力・安定動作、ライブ実用性の高さ。旧型のファズに近く、歪み量が多い音です。

Fulltone ’69 Pedal MKII

手選別ゲルマ2石にContour/Bias等の調整機を加えた“使える”FF系。甘い倍音と中域の低中音域の量が特徴で、クリーン〜ファズの連続可変を重視する人に向きます。差別化は可変域の広さとノイズ対策。志向はヴィンテージ基調の実戦調整型。

Paperboy Pedals Stank Face Fuzz Germanium

ゲルマ2石の選別とシンプル配線で“毛羽立つ”倍音とギター側のボリュームを下げると歪みが減りやすい。録音での音重視や、ピッキングで歪み量を繊細にコントロールしたい人におすすめ。ハンドメイドで、個体ごとにバイアスを調整しています。志向はヴィンテージ感の再現です。

Pedal Pawn FUZZ

英国ハンドメイドのゲルマ2石Fuzz Face系。クラシックなクリーンアップと厚いリードトーンを狙ったモデル。ブルースやロックをビンテージ感たっぷりに演奏したい人に向きます。差別化はNOSトランジスタの使用と細やかな調整。志向はヴィンテージ寄り。

RYRA Fuzz A-Matic Yellow

NOSゲルマを使ったクラシックFF系。手元Vol絞りでの“鈴鳴り”〜全開の毛羽立ちまで美味しい帯域を簡単に作れるのが美点。ブルースからクラシックロックで、アンプに入る信号を大きくしたい人に向きます。差別化は丁寧な選別と安定化。旧型のファズに近い音です。

Tru-Fi Two Face Custom Red

Ge/Siを切替可能な“二面性”なファズフェイス。高音が控えめなゲルマニウム側と、高音が強いシリコン側を切り替えたい人に向きます。外部Biasとゲインを調整できます。志向はヴィンテージ×モダンの折衷で、一本化したいボード運用に好適。

Virtues Lander

国産VirtuesによるGe Fuzz Face系。粒立ちの良いドライブ感とクリーンアップの滑らかさを両立。宅録〜ライブまで幅広く対応。差別化は国内製作による細部調整と安定性。志向はヴィンテージ感を尊重した設計。

Wren and Cuff Your Face 60’s Hot Germanium

1960年代のFuzz Faceを基に、低音域と出力を調整したモデルです。ゲルマ2石の甘さと手元のVol追従が秀逸で、ブルース〜サイケのニュアンス作りに向きます。差別化は内部トリムやローカットでの追い込み易さ。志向はヴィンテージ重視の実戦型。

Z.VEX Vexter Series Fuzz Factory

例外枠(Ge×2+Si×1)ながらファズフェイスの増幅段を増設。COMP/GATE/DRIVE/STARVEで発振〜ゲートまで創作的に操れるのが特徴。飛び道具〜テクスチャー作りを求める人におすすめ。差別化は極端な可変幅と独自ノブ群。志向はヴィンテージ起源×モダン表現力。


シリコンファズ

Dunlop DUNLOP FFM3 Jimi Hendrix Fuzz Face Mini

BC108系シリコン2石の後期Hendrix系トーン。高域の高音域とぼやけの少ない低音域、ノイズ少なめでライブ再現性が高いのが特徴。鋭いアタックを求める人におすすめ。差別化はミニ筐体+現代電源の実用性。志向はモダン安定寄りの70s風味。

Dunlop JH-F1 “FUZZ FACE”

シリコン期ファズフェイスの代表リファレンスとして有名です。明瞭なアタックとレンジの広さ、手元Volでのクリーン回復が滑らか。大音量アンプでのバンドでの聞こえやすさを重視する人に好適。差別化はオリジナル然とした筐体とパーツ選別。志向はヴィンテージ設計+モダン安定。

Dunlop JIM DUNLOP FFM6 Band of Gypsys Fuzz Face Mini

攻撃的なSi FFサウンドをミニ筐体で。レンジ広め・鋭いサステインで、リフの粒立ちが際立ちます。ファンク〜ロックのカッティング〜リードまで一台で賄いたい人に。差別化はぼやけの少ない低音域制御と現場対応力。志向はモダン寄り。

Dunlop JIM DUNLOP / JH-M5 Fuzz Face

HendrixスタイルのSi音の傾向を踏襲。上の帯域が曇らず、歪みを上げてもコードの分離が良いのが利点。大編成や録音で“バンドでの聞こえやすさ”を確実にしたい人におすすめ。差別化は限定的デザインと現代仕様。志向はビンテージ風味×モダン運用。

Animals Pedal Angel Bear Face Fuzz

カリフォルニアで長年エフェクターを製作しているSkreddy Pedals監修のシリコン2石ファズフェイス。低ゲイン選別でGe的な丸さも再現しやすく、手元Vol操作の表情が豊か。宅録〜ライブでの使い勝手を重視する人におすすめ。差別化は帯域キャラを素早く変える工夫(スイッチ/内部調整)。志向はヴィンテージ感とモダン操作性の折衷。

Fredric Effects DuoFace

Ge側/Si側を独立回路で実装した“二刀流FF”。左右のBiasを調整し、気温や曲に合わせて歪み方を変えられます。1台で音を使い分けたい現場派に。差別化は電源極性問題の解消など実用派設計。志向はモダン設計、サウンドは両極のヴィンテージ再現。

Fulltone ’70 Pedal-BC

BC108系シリコン2石にMidコントロールを追加。70s的な荒々しさを保ちつつ帯域バランスを整え、バンドの中でギターを聞き取りやすくする。ハイゲイン壁面を作りたい人におすすめ。差別化は可変域の広さ。志向はヴィンテージ70sの延長線にある実戦モダン。

Jam Pedals Fuzz Phrase Si

選別Si(BC107など)でGe的クリーンアップ感を狙うFF系。温度に強く、再現性高いのが長所。伸びの良い高域とスムーズなコンプレッションでソロのバンドでの聞こえやすさが秀逸。差別化は選別と微調整。志向はモダン安定+ヴィンテージフィール。

JHS Pedals SMILEY

“1969 London”のSi FFをリスペクト。マッチドSi2石で歪みゼロ付近の煌びやかなクランチ〜全開の咆哮まで滑らか。復刻系にありがちなローのもたつきを抑えたチューニングが差別化。志向はヴィンテージの作法を保ったモダン安定。

Manlay Sound Baby Face Si (Red)

Arbiter系のシリコントランジスタ2石をP2P配線したモデルです。倍音が粗すぎず、手元Volでの整い方が美しい。Hendrix〜70sの張り出しと安定動作を両立したい人に向く。差別化はパーツ選別と“生々しさ”。志向はヴィンテージ感を持つ実戦モダン。

MXR M296 Classic 108 Fuzz Mini

BC108シリコン2石のFF回路に“Buffer”スイッチを追加。ワウ前段や長尺ケーブルでも暴れにくいのが差別化。ギターのボリュームを下げたときに歪みが減り、温度変化の影響を抑えたい人に向きます。志向はモダン安定だが音は70s的低音のぼやけが少ないさ。

MXR CUSTOM SHOP HYBRID FUZZ CSP041

GeとSiを1石ずつ組み合わせた“ハイブリッド”FF。Geの甘さとSiの明瞭さを両立し、温度安定性にも優れます。クラシックなフィールを保ちつつモダンな信頼性を求める人におすすめ。志向はモダン設計の融合系。

Shin’s Music FUNN FACE FUZZ Blue

国産ハンドワイヤードのFF系Si。手元Volでのクリーン〜ロングサステインまで“楽に”作れる微調整が秀逸。録音でも輪郭が残る整音が差別化点。ハム/シングル問わず扱いやすさを最優先する人におすすめ。志向はモダンの使い勝手×ヴィンテージ音。

Wren and Cuff Your Face Smooth Silicon 70’s

BC108×2の70s系FFを基に、高域の刺さりを抑えた“スムーズ”チューニングと出力増強でライブ適性を高めたモデル。ロックバンドでギターが聞こえやすい音を重視する人におすすめ。差別化は高出力・静粛性・ハイ周りの整え。志向はモダン実戦寄りです。