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TS9改造の実例|部品交換と安全上の注意

TS9を改造してヴィンテージのTS9に近づける方法

この記事は所有するTS9の作業記録です。交換結果は個体差、部品誤差、アンプ、設定によって変わります。1か所ずつ元へ戻せる状態で進め、同じギター、アンプ、設定、音量で比較します。

火傷・火災・基板破損を防ぐ
電池とACアダプターを外し、換気、保護メガネ、こて台を用意します。鉛を含むはんだを扱う間は飲食せず、作業後に手を洗います。切ったリード片は飛散しない容器へ回収します。極性部品の向きと静電気対策を確認し、初回通電は電流制限できる電源または電流監視を使います。異臭、異音、異常発熱があれば直ちに電源を外します。

交換前にすること

  1. 基板両面、配線、各部品の印字と極性を撮影
  2. 元部品を番号別に保管
  3. 交換前の電流、ノイズ、ON/OFF音量を記録
  4. 1か所交換するたびに同じ音量で録音

所有個体で交換した8か所

1. オペアンプ

TS9基板のオペアンプ位置

所有個体の元部品は現行JRC4558Dです。交換例では同じJRC4558Dの別個体を使いました。8ピンの1番位置を基板印刷と元写真で照合します。交換前後を同音量で比べると差は小さく、この部品だけで年代や音を判定できません。

2. スイッチング用JFET

TS9基板のスイッチング用JFET位置

所有個体の元部品は2SK30AのOランク、交換部品は2SK30AのGRランクです。写真のスイッチング回路にある3端子部品を対象にし、端子配列をデータシートと元写真で照合します。この交換だけの録音では音の差を安定して判別できませんでした。

3. クリッピングダイオード

TS9基板のクリッピングダイオード2本

所有個体の元ダイオード2本を東芝1S1588 2本へ交換しました。写真中央の並列した2本が対象です。帯の向きは元写真と基板表示へ合わせます。同音量では歪みの粒に差を感じましたが、個体差を含む所有機の結果です。

4. 0.047μFフィルムコンデンサー

TS9基板の0.047μFコンデンサー位置

クリッピング部の元部品0.047μFを、同容量0.047μFのフィルムコンデンサーへ交換しました。写真の473表記部品が対象で、無極性です。同音量比較では低音量時の差は小さく、単独交換の効果を明確には判別できませんでした。

この商品の外形寸法とリード間隔は確認できていません。TS9基板へ収まることを保証する商品ではないため、購入前に現物と寸法を照合します。

5. 0.22μFコンデンサー

TS9基板の0.22μF極性コンデンサー位置

元部品0.22μFの極性コンデンサーを同容量品へ交換しました。写真の0.22μF部品位置が対象です。極性は基板表示と元写真を照合します。この箇所だけの交換結果は録音を残しておらず、音の変化を単独評価できません。

6. 1μF両極性コンデンサー

TS9基板の1μF両極性コンデンサー位置

元の1μF両極性電解を、同容量の両極性電解へ交換しました。写真の1μF部品位置が対象です。両極性品と通常の極性電解を取り違えないよう表示を確認します。同音量比較では大きな差を判別できませんでした。

7. 51pFコンデンサー

TS9基板の51pFコンデンサー位置

元の51pFセラミックを同容量51pFの別部品へ交換しました。写真の51pF部品位置が対象で、無極性です。この交換だけの比較ではノイズと高域の差を安定して判別できませんでした。

8. 入力部0.02μFコンデンサー

TS9基板の入力部0.02μFコンデンサー位置

入力部の元部品0.02μFを同容量0.02μFのフィルムコンデンサーへ交換しました。写真の入力信号経路にある0.02μF部品が対象で、無極性です。同音量比較では差が小さく、所有個体でも優先度は低い変更でした。

安全に使う道具

こて台を固定し、吸取線へ熱をかけ続けないよう数秒ごとに基板を冷まします。

改造後の確認

  1. 拡大鏡でブリッジ、極性、部品値を確認
  2. 電流制限または電流監視下で通電
  3. 異常がなければバイパス、ON、各ノブを確認
  4. 同じ出力音量で交換前録音と比較
8か所を含む改造後の所有TS9

よくある質問

TS9改造でヴィンテージと同じ音になりますか?
同じ音は保証できません。この記事は所有個体の交換記録で、部品誤差、個体状態、設定、アンプでも結果が変わります。
部品を一度に全部交換してよいですか?
1か所ずつ交換し、電流と異常発熱を監視してから同音量で比較すると、不具合と変化を追いやすくなります。
異臭や異常発熱が出たらどうしますか?
すぐに電源を外します。再通電せず、極性、ショート、部品値を確認し、判断できなければ修理店へ相談してください。