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ストラトのやってよかった改造|低中音域を増やすパーツ交換と調整

目次

ストラト改造おすすめ15選|低中音域を増やす・チューニング安定・ノイズ対策まで

ストラトキャスターは、エレキギターの中でも特に改造の自由度が高いモデルです。ピックアップ、ポット、コンデンサ、配線材、ブリッジ、サドル、ペグ、トレモロスプリング、ネックプレートなど、交換できるパーツが多く、少し手を入れるだけでも音、弾き心地、チューニング安定性が変わります。

この記事では、「ストラト 改造」「ストラトキャスター 改造」「ストラト パーツ交換」「ストラト チューニング 安定」「ストラト 低中音域を増やす」「ストラト ノイズ対策」で探している人に向けて、効果を感じやすい改造ポイントを15項目に整理します。

結論から言うと、初心者はまず調整、ナット周り、サドル、スプリング、ジャックなどの戻せる改造から始めるのが安全です。音そのものを大きく変えたい場合はピックアップ交換、リアの硬さが気になる場合はリアトーン改造、ノイズが気になる場合はシールドや電装系の見直しを優先すると失敗しにくいです。

悩み最初に見る改造理由
低中音域を増やしたいピックアップ交換 / リアトーン改造出力、ミッド、高音の硬さに直接効く
チューニングを安定させたいナット・ストリングガイド調整 / ペグ交換 / ブリッジネジ交換弦の引っかかりとブリッジの戻りを先に潰せる
ノイズを減らしたいシールディング / セレクター交換 / ジャック交換接点不良とアース周りを整理できる
弾き心地を変えたいサドル交換 / トレモロスプリング交換手に触れる反応とアームの重さを調整しやすい

単にパーツを並べるのではなく、どの改造で何が変わるのか、初心者でも試しやすい順番、失敗しやすい注意点まで解説します。ヴィンテージ系の枯れたストラトサウンドを狙いたい方、リアピックアップをもっと使いやすくしたい方、アーミング後のチューニングを安定させたい方は参考にしてみてください。

この記事は、私自身が実際にストラトタイプのギターを組み、パーツを交換しながら試してきた経験をもとにまとめています。使用しているギターは、2ピースアルダーボディにラッカーでソニックブルーを塗装し、ALLPARTS製ネック、Wilkinson VSVGブリッジ、Angel Seeksピックアップを組み合わせたストラトタイプです。

そのため、この記事ではカタログ上のスペックだけでなく、実際に触って変化を感じやすかった部分と、効果はあるものの作業リスクが高い部分を分けて紹介します。特に、低中音域の量、チューニングの戻り、リアピックアップの使いやすさ、ノイズ対策は、実際の改造で差が出やすいポイントとして重視しています。

ソニックブルーのストラトタイプギター。ALLPARTS製ネック、Wilkinson VSVGブリッジ、Angel Seeksピックアップを搭載

私が愛用するストラトタイプのギターです。2ピースアルダーボディにラッカーでソニックブルーを塗装。ネックはALLPARTS製、ブリッジはWilkinson VSVG、ピックアップにはAngel Seeksを搭載しています。

ストラト改造で変わるポイント一覧

まずは、ストラトキャスターのどこを改造すると何が変わるのかを一覧で整理します。闇雲に高いパーツを買うよりも、今のギターの不満点から逆算して改造する方が失敗しにくいです。

改造箇所主な効果難易度おすすめの人
ピックアップ交換音域のバランス・出力・低中音域の量・ノイズが大きく変わるストラトの音そのものを変えたい人
ポット交換ボリューム操作のしやすさ、トーンの明るさが変わるボリューム奏法を多用する人
ペグ交換チューニング安定性、弦交換のしやすさが向上低〜中アーミング後に音程が狂う人
ナット・ストリングガイド調整弦の引っかかりを減らし、アーミング後の戻りを改善する低〜中特定の弦だけチューニングが戻りにくい人
ブリッジ交換サスティン、アタック、鳴り方が変わる中〜高ストラト全体の鳴りを改善したい人
ブリッジネジ交換6点支持ブリッジの戻りが良くなるヴィンテージ式ブリッジのまま安定性を上げたい人
サドル交換アタック、倍音、弦間ピッチ、弾き心地が変わる低〜中手軽に音の変化を試したい人
アウトプットジャック交換接触不良、音切れ、ガリノイズ対策低〜中ライブや録音でトラブルを避けたい人
セレクター交換ピックアップ切り替えの確実性が上がる接触不良やガリが気になる人
トレモロスプリング交換アームの重さ、生鳴り、サスティンが変わる安価にストラトらしさを強化したい人
配線材交換音の輪郭、聞こえやすさ、内部の見た目が変わる電装系をまとめて見直したい人
コンデンサ交換トーンを絞った時の効き方が変わるトーンノブを積極的に使う人
リアトーン改造リアピックアップの硬さを抑えられるリアの音がキンキンして使いにくい人

目的別|ストラト改造の優先順位

同じストラト改造でも、目的によって優先順位は変わります。以下の表から、自分の不満に近い項目を選ぶと、必要なパーツを絞り込みやすくなります。

目的優先度が高い改造後回しでよい改造
ストラトの低中音域を増やすピックアップ交換リアトーン改造コンデンサ交換見た目だけのパーツ交換
アーミング後の音程を安定させるナット・ストリングガイド調整ロック式ペグブリッジネジ交換ピックアップ交換
ノイズや音切れを減らすジャック交換セレクター交換シールディングブリッジやサドル交換
ヴィンテージ寄りの反応にする低〜中出力ピックアップクロスワイヤートレモロスプリング高出力ピックアップ
低予算で変化を試すスプリングサドルリアトーン改造高額なブリッジ一式交換

ストラト改造はどこから始めるべきか

初めてストラトを改造する場合、いきなり全部のパーツを交換するのはおすすめしません。理由は、どのパーツで音が変わったのか分からなくなるからです。

おすすめの順番は、以下の通りです。

  1. 弦高・オクターブ・ピックアップ高を調整する
  2. ナット、サドル、ストリングガイドの摩擦を減らす
  3. トレモロスプリングやサドルなど、安価なパーツから試す
  4. 不満が残る場合にピックアップやブリッジを交換する
  5. 最後に配線材、コンデンサ、ポットなど電装系を詰める

特にストラトは、ピックアップの高さ調整だけでもかなり音が変わります。ピックアップを上げすぎると出力は上がりますが、磁力が弦振動に干渉して音程感が不安定になったり、低音弦がうねるような症状が出ることがあります。パーツ交換前に、まずは現在の設定を見直すことが重要です。

MEMO
「ストラトの音が細い」と感じる場合でも、原因がピックアップとは限りません。弦高が低すぎる、ピックアップが低すぎる、ブリッジが浮きすぎている、トーン回路が劣化している、ポットの実測値が低いなど、複数の要因が考えられます。

ストラトキャスター改造前に分解したピックガードとパーツ

① ピックアップ交換|ストラトの音を最も大きく変える改造

ストラト改造の中でも、最もサウンドの変化が分かりやすいのがピックアップ交換です。ストラトらしい鈴鳴り、高音域が強すぎないヴィンテージ風の音、低中音域が多いブルース向けの音、ノイズの少ない音など、狙う音の傾向によって選ぶべきピックアップは変わります。

ただし、ピックアップ交換は「高いものに交換すれば必ず良くなる」というものではありません。アルダーボディなのか、アッシュボディなのか、ローズ指板なのか、メイプル指板なのか、アンプはクリーン寄りなのか、歪ませるのかによって相性が変わります。

ストラト用ピックアップを選ぶ基準

狙う音選びたい傾向注意点
60年代風の鈴鳴り低〜中出力、アルニコ5、ヴィンテージ系歪ませると線が細く感じる場合がある
ブルース系の太い音中出力、ミッドが強いモデルストラト特有の高音域の明るさは少し減ることがある
ロックで使いやすい音量補正高出力、ミッド強め、リアが太いモデルクリーンの繊細さは薄れやすい
ノイズを減らしたいスタックタイプ、ノイズレス系純粋なシングルコイル感とは少し違う場合がある

The Revival Pickups RPS8 Texas Special

RPS8 Texas Specialは、いわゆるテキサス系の太いストラトサウンドを狙ったピックアップです。通常のヴィンテージ系シングルコイルよりも中音域が強く、クランチさせた時に単音を伸ばしやすいのが特徴です。

ストラトのリアピックアップは、ギターやアンプの組み合わせによっては硬く、細く、耳に痛い音になりがちです。こうした不満がある場合、少し出力が高く中音域が強いピックアップに交換すると、リアの使いやすさが大きく改善します。

MEMO
ブルース、ロック、ファンク、歌もののバッキングまで幅広く使いたい場合は、極端な高出力ピックアップよりも、ヴィンテージ感を残した中出力モデルの方が扱いやすいです。

Fender Vintera ’60s Vintage Stratocaster Pickup Set

Fender Vintera ’60sは、60年代ストラトを意識した高音域の明るさ、各弦の聞き取りやすさ、輪郭がはっきりした低音を狙う人に向いたピックアップセットです。ヴィンテージ系のストラトサウンドを基準にしたいなら、まず候補に入れたいモデルです。

アルニコ5らしい明るさと張りがあり、クリーンやクランチでの分離感に優れています。逆に、ハードロックで聞かれる低中音域や強いコンプレッションを求める場合は、少し線が細く感じる可能性があります。

Fender Deluxe Drive Stratocaster Pickup Set

Fender Deluxe Driveは、ヴィンテージ系よりも出力が高く、アンプや歪み系エフェクターへの入力を強くできるタイプのピックアップです。ストラトの見た目やシングルコイルの音は好きだけれど、もう少しロック向けの低中音域が欲しい人に向いています。

特にリアピックアップで歪ませた時の頼りなさを改善したい場合に有効です。一方で、50〜60年代風の繊細な鈴鳴りを最優先するなら、Vintera系やブティック系のヴィンテージ出力モデルを選んだ方が合う場合もあります。

ブティック系ピックアップも選択肢に入る

予算に余裕がある場合は、Vanzandt、Grinning Dog、LINDY FRALIN、Bare Knuckle Pickups、Raw Vintageなどのブティック系ピックアップも候補になります。

ブティック系は価格が高い反面、巻き数、マグネット、ポッティング、出力バランスなどにこだわったモデルが多く、量産ピックアップとは違うニュアンスを楽しめます。ただし、情報だけで選ぶのは難しいため、可能であれば試奏動画や実機レビューを複数確認してから選ぶのがおすすめです。

注意
ピックアップ交換時は、ホットとコールド、センターピックアップの位相、RWRP仕様の有無を必ず確認してください。メーカーが違うピックアップを混ぜると、ハーフトーンで音が細くなる、ノイズキャンセルしない、位相が反転するなどの症状が出ることがあります。

② ポット交換|ボリューム操作とトーンの効き方を改善する改造

ポット、つまりポテンショメータは、ボリュームやトーンを操作するための可変抵抗器です。地味なパーツですが、ストラトの操作性と音質に大きく関わります。

一般的なストラトキャスターには250kΩのポットが使われることが多いです。250kΩはシングルコイルの高音域を適度に抑え、ストラトらしい明るさを保ちながら耳に痛くなりすぎないバランスを作ります。

一方で、500kΩのポットにすると高音域が残りやすくなり、音が明るくなります。ハムバッカー搭載のストラトや、音がこもりがちなギターでは有効な場合もありますが、通常のシングルコイルではやや硬く感じることもあります。

主なおすすめポット

  • HOSCO SCUD CTS製ポット CTS-A250-S|標準的なトルクで定番
  • ESP ORIGINAL PARTS BOURNS POT 250kΩA|軽いトルクでボリューム奏法向き
  • SCUD ALPHA ポット ALP-250A|重めのトルクで誤操作しにくい

CTS、BOURNS、ALPHAの違い

メーカー操作感向いている人
CTS標準的。適度な重さがある迷ったら定番を選びたい人
BOURNS軽め。素早く回しやすいボリューム奏法を多用する人
ALPHAやや重めの個体が多い演奏中の誤操作を減らしたい人

ストラトには通常、ボリューム1つ、トーン2つ、合計3つのポットが使われます。交換する場合は、基本的に3つまとめて交換する方がトルク感や劣化具合を揃えやすいです。

MEMO
ポットにはインチ規格とミリ規格があります。Fender USA系はインチ規格、国産ギターや廉価モデルはミリ規格が使われることがあります。ポットの軸径が合わないと、ノブが入らない、ピックガードの穴に通らないなどの問題が起きます。購入前に必ず確認しましょう。

③ ペグ交換|ストラトのチューニング安定性を上げる改造

ストラトでよくある悩みが、アーミング後やチョーキング後にチューニングがズレることです。原因はペグだけではありませんが、古いペグや精度の低いペグが付いている場合は、交換することで安定性が改善することがあります。

ペグ交換で重要なのは、単にロック式にすることではなく、ナット、ストリングガイド、サドル、ブリッジの摩擦も同時に見直すことです。弦が引っかかっている状態では、どれだけ良いペグを付けてもチューニングは安定しません。

GOTOH SD91-05M L6|ヴィンテージスタイルの定番

GOTOH SD91-05M L6は、クルーソンタイプのヴィンテージな外観を保ちながら、現代的な精度を持った定番ペグです。ヴィンテージスタイルのストラトに違和感なく取り付けやすく、見た目を大きく変えずにチューニングの安心感を高めたい人に向いています。

ロック式ではありませんが、正しい弦の巻き方をすれば十分安定します。軽量なため、ヘッド側が重くなりすぎない点もメリットです。

GOTOH SD91 HAPM 05M L6 N|ロック式+ポスト高調整

SD91 HAPMは、GOTOHのMagnum LockH.A.P. Height Adjustable Postを組み合わせたモデルです。弦をロックできるため弦交換が早く、ポストの高さを調整できるため、ナットにかかる角度を追い込みやすいのが特徴です。

ストリングガイドを減らしたい、または1〜3弦のテンション感を調整したい場合にも便利です。特にアームを使うストラトでは、ナット周辺の摩擦を減らすことがチューニング安定に直結します。

MEMO
ロック式ペグは「チューニングが絶対に狂わなくなる魔法のパーツ」ではありません。弦の巻き数が減ることで安定しやすくなる一方、ナット溝の精度が悪いと普通に狂います。ナット調整とセットで考えるのが正解です。

GOTOH SDS510-HAPM-05M-L6-Nickel|さらに滑らかな上位モデル

SDS510系は、SD91よりも高級感のある操作性を求める人に向いたモデルです。チューニング時の滑らかさ、精度、操作時の手応えを重視する場合に候補になります。

ただし、取り付け穴やブッシュ径が現在のギターと合うかは必ず確認してください。ペグ交換は簡単に見えて、穴径やビス穴位置が合わないと加工が必要になることがあります。

④ ナット・ストリングガイド調整|ストラトのチューニング安定性を上げる基本改造

ストラトのチューニングが狂う原因は、ペグだけではありません。アーミング後に音程が戻らない、チョーキング後に音が少し上ずる、特定の弦だけ引っかかる場合は、ナット溝やストリングガイドの摩擦が原因になっていることが多いです。

まずはナット溝の深さ、幅、角度、潤滑を確認します。溝が狭いと弦が引っかかり、溝が深すぎると開放弦のビビりにつながります。削りすぎると元に戻せないため、自信がない場合はリペアショップに依頼するのが安全です。

ストリングガイドも見落としやすいポイントです。1弦、2弦のテンションを稼ぐためのパーツですが、摩擦が大きいとチューニングの戻りが悪くなります。ローラー式や滑りの良いタイプに交換する、または接点を潤滑するだけでも改善することがあります。

MEMO
アーミング後のチューニング安定性を上げたい場合は、ロック式ペグを入れる前に、ナット、ストリングガイド、サドル、ブリッジ支点の摩擦を確認しましょう。弦が引っかかる場所を減らす方が根本的な対策になります。

注意
ナット溝の加工は失敗すると開放弦のビビりや音詰まりにつながります。専用工具がない場合や、ヴィンテージ系・高価なギターの場合は自己判断で削らず、リペアショップに相談してください。

⑤ ブリッジ交換|ストラトの鳴りとサスティンを根本から変える改造

ブリッジは、ストラトの鳴りを決める重要なパーツです。弦振動をボディに伝える部分であり、サスティン、アタック、倍音、アームの操作感に大きく影響します。

ストラトのブリッジには、大きく分けて6点支持のヴィンテージタイプ2点支持のモダンタイプがあります。6点支持はヴィンテージらしい鳴りとルックスが魅力で、2点支持はアーミングの滑らかさと戻りの良さが魅力です。

6点支持ブリッジと2点支持ブリッジの違い

タイプメリットデメリットおすすめの人
6点支持ブリッジヴィンテージらしい見た目と鳴り。交換パーツが豊富調整が悪いとアーミング後に戻りにくいクラシックなストラト感を重視する人
2点支持ブリッジアーム操作が滑らか。チューニングが安定しやすい取り付け加工が必要な場合があるアームを多用する人、モダンな演奏をする人

Freedom Custom Guitar Research SP-ST-01

Freedom Custom Guitar Research SP-ST-01は、ヴィンテージスタイルのシンクロナイズドトレモロを高い精度で作ったブリッジです。鉄製ブロックによるしっかりした鳴り、サスティン、ニッケルメッキの表面仕上げなど、ヴィンテージ系ストラトのアップグレードとして人気があります。

特に、現在のブリッジブロックが亜鉛合金製で軽い場合は、鉄製ブロックのブリッジに交換することで、中音域や伸びが改善する可能性があります。

Wilkinson by GOTOH VSVG-NX|6点支持の見た目で安定性を高めたい人に

Wilkinson by GOTOH VSVGは、ヴィンテージスタイルの雰囲気を残しつつ、アーミング時の安定性を高めたブリッジです。私自身も使用しており、6点支持ブリッジのルックスを残しながら、実用性を上げたい人に向いていると感じます。

サドル形状が独特で、一般的なヴィンテージサドルとは互換性がありません。そのため、後からRaw Vintageサドルなどに交換したい場合は注意が必要です。

注意
ブリッジ交換では、弦間ピッチ、取り付けネジ間隔、ブロックの厚み、ボディザグリの深さを必ず確認してください。特に国産ストラト、Fender USA、Fender Mexico、Squierでは規格が異なる場合があります。サイズが合わないと取り付けできない、弦落ちする、ブロックがキャビティに干渉するなどの問題が起きます。

MEMO
今のブリッジブロックに磁石を近づけてみてください。磁石が付く場合は鉄系、付かない場合は亜鉛合金などの可能性があります。すでにしっかりした鉄ブロックが付いている場合、ブリッジ全体を交換するよりもサドルやスプリングの交換の方が効果を感じやすいこともあります。

⑥ ブリッジ取り付けネジ交換|6点支持ブリッジの戻りを改善する改造

ヴィンテージスタイルの6点支持ブリッジは、見た目や鳴りは魅力的ですが、調整が悪いとアーミング後にチューニングが戻りにくくなります。その原因のひとつが、ブリッジプレートと取り付けネジの摩擦です。

この問題を改善するために、ネジ頭の下に溝があるタイプのブリッジ取り付けネジを使う方法があります。ブリッジプレートが溝部分でスムーズに動きやすくなり、6点支持のままアーミングの戻りを改善できます。

Musiclily Ultra 33X3.5mm ステンレス製トレモロユニットブリッジ用ビス

通常の木ネジと違い、ネジ頭のすぐ下に溝が切られているタイプのビスです。この溝がブリッジプレートの支点になり、アーム操作時の引っかかりを減らします。

大きな加工をせずに試せるため、ヴィンテージタイプの6点支持ブリッジを使っていて、アーミング後の戻りが悪い人にはおすすめしやすい改造です。

注意
ブリッジ取り付けネジは締め込みすぎると、ブリッジプレートが動けなくなります。6本すべてをベタベタに締め込むのではなく、ブリッジプレートがわずかに動ける状態を作ることが重要です。ネジ交換だけでなく、取り付け高さの調整もセットで行いましょう。

⑦ ブリッジサドル交換|手軽にストラトの音を調整できる改造

ブリッジ全体の交換はハードルが高いですが、サドル交換なら比較的手軽に挑戦できます。サドルは弦が直接乗るパーツなので、アタック、倍音、サスティン、弦間ピッチ、弾き心地に影響します。

ストラトのサドルには、主にヴィンテージタイプのプレスサドル、ブロックサドル、モダンタイプのサドルなどがあります。ヴィンテージ系の音を狙うならプレスサドル、低中音域の量や安定感を狙うならブロックサドル系も候補になります。

RawVintage RVS-108 / RVS-112

Raw Vintageのサドルは、ヴィンテージストラトらしい倍音感、アタック、サスティンを狙いたい人に人気のパーツです。国産モデルやミリ規格のギターにはRVS-108、Fender USA系などインチ規格のギターにはRVS-112が候補になります。

交換前には、現在のサドルの幅と弦間ピッチを必ず測ってください。見た目が似ていても、10.5mm、10.8mm、11.2mmなど微妙に規格が違います。合わないサドルを付けると、弦落ち、弦間のズレ、オクターブ調整の不具合につながります。

サドル交換で失敗しやすいポイント

  • ミリ規格とインチ規格を間違える
  • 弦間ピッチが合わず、1弦や6弦が指板端に寄りすぎる
  • イモネジが長すぎて手に当たる
  • 交換後にオクターブ調整をしていない
  • 弦高調整だけで終わり、ネック反りを確認していない

MEMO
サドル交換後は、必ず弦高とオクターブチューニングを再調整してください。サドルの形状や高さが変わると、交換前と同じ位置に戻しても正しい設定にならないことがあります。

⑧ アウトプットジャック交換|音切れ・ガリノイズを防ぐ定番改造

ストラト改造というと、ピックアップやブリッジに目が行きがちですが、実用面でかなり重要なのがアウトプットジャック交換です。

アウトプットジャックは、ギター本体とシールドケーブルを接続する接点です。ここが劣化すると、演奏中に「ガリッ」というノイズが出たり、シールドに触れた瞬間に音が途切れたり、最悪の場合はライブ中に完全に音が出なくなることもあります。

音質を大きく変える改造ではありませんが、ギターの信頼性を高めるという意味では非常に効果の大きいパーツ交換です。中古のストラト、長年使っているストラト、接点復活剤を何度も使っているギターなら、早めに交換しておく価値があります。

Pure Tone PTT1|接点が多くホールド感の強いジャック

Pure Tone PTT1は、通常のモノラルジャックよりも接点が多く、プラグをしっかりホールドしてくれるジャックです。一般的なジャックはプラグの先端とスリーブに対して片側から接触する構造ですが、Pure Toneは複数の接点でプラグを押さえるため、接触不良を起こしにくいのが特徴です。

特にライブやスタジオ練習で頻繁にシールドを抜き差しする人にはおすすめです。価格は通常のジャックより少し高めですが、音切れトラブルを避けられるなら十分に価値があります。

Switchcraft|迷ったらこれでいい定番ジャック

Switchcraftは、長年にわたってギターやアンプで使われてきた定番ジャックです。ヴィンテージギターのリプレイスメント用途でも選ばれやすく、迷ったらSwitchcraftを選んでおけば大きな失敗は少ないです。

Pure Toneほど強いホールド感はありませんが、シンプルな構造で信頼性が高く、修理もしやすいのが魅力です。ヴィンテージ系のストラトや、過度に現代的なパーツを入れたくない場合にも合わせやすいです。

注意
ジャック交換時は、ホットとアースの配線を逆にしないように注意してください。逆に配線すると音は出る場合もありますが、ノイズが増えたり、機材トラブルの原因になることがあります。外す前にスマホで写真を撮っておくと安心です。

⑨ ピックアップセレクター交換|5wayスイッチの接触不良を防ぐ

ストラトキャスターの音作りに欠かせないのが、5wayのピックアップセレクターです。フロント、フロント+センター、センター、センター+リア、リアという5種類のサウンドを切り替えるため、演奏中に頻繁に触るパーツでもあります。

セレクターは消耗品です。長年使っていると接点が摩耗したり、ホコリや酸化によってガリノイズが出たり、特定のポジションで音が途切れたりします。ピックアップ交換やポット交換をするなら、同時にセレクターも交換しておくと電装系の信頼性が上がります。

SCUD CRL製レバースイッチ 5way

CRLタイプの5wayスイッチは、ストラト用セレクターの定番です。しっかりしたクリック感があり、ポジションを切り替えた時の安心感があります。廉価なスイッチにありがちなフニャッとした操作感が苦手な方にも向いています。

ストラトの改造では、ピックアップ交換、リアトーン改造、ブレンダー配線、シリーズ配線など、セレクター周りを触る機会が多くなります。あとから接触不良が出ると再びピックガードを開けることになるため、電装系をまとめて作業するタイミングで交換するのがおすすめです。

MEMO
セレクターには、一般的な5wayのほか、4回路5接点のスーパースイッチもあります。通常のストラト配線ならCRLタイプで十分ですが、フロント+リア、シリーズ接続、特殊なハーフトーンを作りたい場合はスーパースイッチを使うこともあります。

⑩ トレモロスプリング交換|安く効果を感じやすいストラト改造

ストラトの裏側にあるトレモロスプリングは、弦の張力とブリッジのバランスを取るためのパーツです。普段は見えない部分ですが、アームの重さ、ブリッジの戻り、サスティン、生鳴りに影響します。

トレモロスプリング交換は、ストラト改造の中でも比較的安価で試しやすい部類です。はんだ付けも不要で、弦を緩めれば作業できます。音の変化も意外と分かりやすいため、初めての改造にも向いています。

RawVintage RVTS-1|5本張りでもアームが重くなりにくい定番スプリング

RawVintage RVTS-1は、ストラト用トレモロスプリングの定番パーツです。一般的なスプリングよりも柔らかめのテンションで、5本張りにしてもアーム操作が極端に重くなりにくいのが特徴です。

通常、スプリングを3本から5本に増やすと、ブリッジの安定感やサスティンは増えやすい一方で、アーム操作は重くなります。しかしRVTS-1は、5本張りでも比較的スムーズに動かせるため、生鳴りとチューニング安定性、アームの操作感をバランスよく改善したい人に向いています。

スプリングをRaw Vintage製に変更し、5本張りにした状態。アーミングが滑らかになり、チューニングも安定しやすくなりました。

スプリングは3本・4本・5本でどう変わる?

本数特徴向いている人
3本アームが軽い。フローティング設定にしやすいアームを多用する人、柔らかい操作感が好きな人
4本軽さと安定感の中間3本だと頼りないが、5本だと重い人
5本ブリッジが安定しやすく、生鳴りが増えやすいベタ付け派、サスティン重視の人

スプリング交換後は、必ずブリッジの浮き具合を確認しましょう。スプリングのテンションが変わると、ブリッジの角度、弦高、オクターブチューニングも変わります。

MEMO
ストラトのブリッジをベタ付けにするか、少し浮かせるかは好みです。ベタ付けはチューニングが安定しやすく、中音域が強くなりやすい傾向があります。フローティングはアームアップができ、ストラトらしい揺れを出しやすいです。

Musiclily Ultra ブラス製トレモロスプリングクロー

スプリングクローは、トレモロスプリングを引っ掛ける金属プレートです。標準では薄い鉄板のようなパーツが使われることが多いですが、ブラス製の厚いクローに交換すると、音の重心や音が圧縮されて単音を伸ばしやすい傾向が変化することがあります。

ブラスは比較的質量があり、サウンドに中低音域の量を加えたい時に選ばれることが多い素材です。大きな改造ではありませんが、スプリング交換と合わせて試すと、ストラトの裏側から鳴り方を調整するような感覚で楽しめます。

スプリングクローをブラス製に交換。音の重心が少し下がり、アーミング時の安定感も増した印象です。

⑪ 配線材交換|ストラトの電装系を見直す改造

ストラトの内部配線材は、ピックアップやポットほど分かりやすく音を変えるパーツではありません。しかし、古い配線材が劣化していたり、はんだ付けが不安定だったり、安価な細い線材が使われている場合は、配線材交換によって音の輪郭やノイズ面が改善することがあります。

また、配線材交換は単体で行うよりも、ピックアップ、ポット、セレクター、ジャック、コンデンサなどをまとめて交換するタイミングで行うのがおすすめです。ピックガードを何度も開けるより、一度に電装系を整えた方が効率的です。

Belden 8503|各音を聞き取りやすく扱いやすい定番フックアップワイヤー

Belden 8503は、エフェクター製作やギター配線でも使われることの多いフックアップワイヤーです。被膜がビニール系で、色分けしやすく、配線を整理しやすいのがメリットです。

音の傾向としては、比較的各音を聞き取りやすく輪郭が出やすい印象があります。ただし、被膜が熱で溶けやすいため、はんだ付け時はコテを当てすぎないよう注意が必要です。

Gavitt製ヴィンテージクロスワイヤー|ストラトらしい見た目と作業性

Gavitt製のクロスワイヤーは、ヴィンテージFender系のルックスを重視する人に人気です。布被覆を押し戻すだけで芯線を出せるプッシュバック式なので、ワイヤーストリッパーで剥く手間を減らせます。

ピックガードを開けた時の雰囲気もよく、ヴィンテージスタイルのストラト改造にはよく合います。

注意
配線材を交換しても、はんだ付けが悪いと逆にノイズや音切れの原因になります。イモハンダ、アース不良、ポット背面への熱不足には注意しましょう。見た目がきれいでも導通が不安定な場合があります。

⑫ ノイズ対策|ストラトらしさを残すシールディング改造

ストラトキャスターはシングルコイルピックアップを搭載しているため、構造上ノイズが出やすいギターです。特に蛍光灯、PC、電源タップ、スマホ、アンプの近くでは「ジー」「ブーン」というノイズが目立つことがあります。

ノイズ対策としては、導電塗料や銅箔テープでキャビティ全体をシールドする方法があります。ただし、やりすぎると高音域の開放感やストラトらしいエア感が少し落ちたように感じることもあります。

そのため、個人的にはまずピックガード裏のシールドプレートから試すのがおすすめです。ボディ側を大きく加工せず、電装系に近い部分を効率よくシールドできます。

Fender American Vintage ’62 Stratocaster Pickguard Shield

Fenderのアルミ製ピックガードシールドは、ヴィンテージスタイルのストラトにも合わせやすいノイズ対策パーツです。ピックガード裏に取り付けることで、ポットやセレクター周りのノイズ対策になります。

導電塗料のように乾燥時間が必要なく、銅箔テープのように細かく貼り込む手間も少ないため、比較的導入しやすいシールディング方法です。

MEMO
ノイズ対策は「完全に無音にする」ことよりも、「演奏で気にならないレベルまで下げる」ことを目標にするのが現実的です。シングルコイルらしい音を残したいなら、ノイズレスピックアップへの交換よりも、まず配線の見直しやシールドプレートの追加から試すのも良い方法です。

注意
シールディングを追加する場合は、必ずアースに落ちているか確認してください。アルミや銅箔を貼っても、アースに接続されていなければ十分な効果が出ません。また、ホット端子がシールド材に触れるとショートして音が出なくなるため注意が必要です。

⑬ ネックプレート交換|ストラトのジョイント部を強化する改造

ストラトキャスターは、ネックとボディをネジで固定するデタッチャブル構造です。そのため、ネックジョイント部分の密着度は、鳴りやサスティンに影響します。

ネックプレート交換は、見た目の変化が少ないわりに、音や反応の変化を感じやすい改造です。特に、鳴りが少し軽いギター、中音域を補いたいギター、ネックとボディの一体感を高めたいギターでは試す価値があります。

KTS チタン製ネックプレート

KTSのチタン製ネックプレートは、軽量で硬質なチタン素材を使ったパーツです。一般的な鉄製プレートと比べると、音の立ち上がりが速く、明るく、輪郭が出やすい方向に変化することがあります。

カラッとした反応の良いストラトにしたい場合や、低音が少し重く感じるギターには相性が良い可能性があります。

Freedom Custom Guitar Research Tone Shift Plate 2mm

Freedom Custom Guitar Researchのトーンシフトプレートは、ブラス製のネックプレートです。ブラスらしい中低音域の量、音が圧縮されて単音を伸ばしやすい傾向、低中音域を増やしたい場合に向いています。

標準的なネックプレートよりも質量があり、ネックジョイント部分の締まり方が変わるため、ギター全体の鳴り方にも影響します。クロームメッキ仕様であれば、見た目は大きく変えずに中身だけアップグレードできます。

私のストラトにもFreedom製の2mm厚プレートを使用しています。

厚さは2mmと3mmがあります。3mmは変化が大きく、ギターによっては低中音域が多くなりすぎたり、レスポンスが重く感じられる場合もあります。最初に試すなら2mmの方がバランスを取りやすいです。

上級編|ボディ側のネジ穴を広げて密着度を上げる

ネックプレート交換と合わせて行われることがあるのが、ボディ側のネジ穴をネックジョイントビスが抵抗なく通るサイズに調整する方法です。

本来、ネックジョイントビスはボディ側では効かず、ネック側の木部にだけ効いている状態が理想です。ところが、量産ギターではボディ側の穴が狭く、ネジがボディとネックの両方に効いてしまっている場合があります。この状態だと、ネックをボディに引き寄せる力が弱くなり、密着度が下がることがあります。

ボディ側の穴を適切な径に広げることで、ネックとボディがよりしっかり密着し、鳴りやサスティンが改善する場合があります。

注意
この作業は効果がある一方で、ギター本体に穴を開ける加工です。穴を広げすぎると元に戻せません。高価なギター、ヴィンテージギター、売却予定のあるギターでは、自己判断で加工せずリペアショップに依頼することをおすすめします。

⑭ コンデンサ交換|トーンを絞った時の音を調整する改造

コンデンサは、ストラトのトーン回路に使われる小さなパーツです。トーンノブを絞った時に、どのくらい高音を落とすか、高音域がどのように減るかに関わります。

ストラトでは0.047uF前後のコンデンサが使われることが多く、ヴィンテージ系の配線でも定番の値です。0.022uFにするとトーンを絞った時の変化が少し穏やかになり、0.1uFにするとより大きく高音が削れ、こもったような効果が出やすくなります。

コンデンサ容量の違い

容量トーンを絞った時の傾向向いている使い方
0.022uF高音の落ち方が比較的穏やかハムバッカー、リアトーン、細かい調整
0.047uFストラトらしい定番の効き方一般的なシングルコイル
0.1uFかなり暗く、丸い音になりやすいヴィンテージ風、ウーマントーン的な使い方

Sprague Orange Drop 0.047uF

Orange Dropは、ギター改造でよく使われる定番コンデンサです。入手しやすく、品質が安定しており、価格も比較的手頃です。ストラトのトーン回路を初めていじるなら、0.047uFのOrange Dropは分かりやすい選択肢です。

よりヴィンテージ感を求める場合は、セラミック、フィルム、PIO、オイルコンデンサなどを試すのも面白いです。ただし、コンデンサはトーンを絞った時に差が出やすいパーツなので、常にトーン10で使う人にとっては変化が分かりにくい場合もあります。

MEMO
コンデンサ交換は「常に音が激変する改造」ではありません。特にトーンを全開で使う場合、違いは限定的です。トーンノブを7、5、3あたりで積極的に使う人ほど、容量や種類の違いを感じやすくなります。

⑮ リアピックアップにもトーンを効かせる改造|ストラトのリアを使いやすくする

ストラトキャスターのリアピックアップは、歯切れが良く、中高音域が強く、カッティングやリードをバンドの中で聞き取りやすくできる一方、ギターやアンプによっては硬く、細く、耳に痛い音になりがちです。

その理由のひとつが、伝統的なストラト配線ではリアピックアップにトーンが効かない仕様になっていることです。フロントとセンターにはトーン回路が接続されていても、リアだけトーンを通らないため、最も明るく鋭い音になります。

リアピックアップにもトーンが効くように改造すると、リアの高音を少し抑えられるようになり、歪ませた時の耳に痛い成分を調整しやすくなります。

最も簡単な方法|センタートーンをリアにも共有する

一番簡単なのは、センターピックアップ用のトーンをリアピックアップにも共有させる配線です。セレクタースイッチの端子をジャンパー線でつなぐだけで、リアにもトーンが効くようになります。

ストラトのリアピックアップにトーンを効かせる配線図

出典:POPギターズ|ストラトのリアピックアップにトーンを効かせる配線

この改造のメリットは、部品を追加せずにできることです。今のポットやコンデンサをそのまま使えるため、はんだ付けに慣れていれば比較的短時間で作業できます。

おすすめ配線|フロント+センター共有、リア独立トーン

個人的におすすめなのは、フロントとセンターで1つのトーンを共有し、リアに独立したトーンを割り当てる配線です。

ストラトのリアは、フロントやセンターよりも音が硬くなりやすいため、リアだけ別でトーンを調整できると非常に便利です。リアを少し絞って太くする、リア+センターのハーフトーンを少し丸くする、歪み用にリアだけ暗めにするなど、実用的な音作りがしやすくなります。

特に、ストラトのリアを「使えない音」と感じている人には、この改造を強くおすすめします。ピックアップを交換する前に、まずリアトーン改造を試すだけでも印象が変わる可能性があります。

MEMO
リアトーン改造は、安価で効果を感じやすいストラト改造のひとつです。リアピックアップの音が硬い、歪ませると耳に痛い、ブリッジ側をもっと使いやすくしたい場合は、ピックアップ交換より先に試しても良い改造です。

注意
配線を変更する前に、必ず現在の配線写真を撮っておきましょう。ストラトの5wayスイッチは見た目が似ていても端子の並びが製品によって異なる場合があります。配線図を鵜呑みにせず、自分のスイッチの導通を確認しながら作業すると安全です。

ストラト改造のよくある質問

ストラト改造は何から始めるのがおすすめですか?
最初は弦高、オクターブ、ピックアップ高、ナット周り、サドル、トレモロスプリングなど、戻しやすい調整と低価格パーツから始めるのがおすすめです。いきなりピックアップやブリッジを交換すると、どの変化が効いたのか分かりにくくなります。
ストラトの低中音域を増やすにはどの改造が効果的ですか?
効果が大きいのはピックアップ交換、リアトーン改造、コンデンサ交換です。リアの音が細い、硬い、耳に痛い場合は、ピックアップ交換より先にリアにもトーンを効かせる改造を試す価値があります。
アーミング後のチューニングを安定させるには何を見ればいいですか?
ペグだけでなく、ナット溝、ストリングガイド、サドル、ブリッジ支点、トレモロスプリングの順に確認してください。弦が引っかかる場所を減らすと、ロック式ペグを入れる前でも改善することがあります。
ストラトのノイズ対策はシールディングとノイズレスピックアップのどちらが先ですか?
ストラトらしいシングルコイル感を残したいなら、まず配線、ジャック、セレクター、アース、ピックガード裏のシールドを確認するのがおすすめです。ノイズレスピックアップは効果が大きい一方、音域のバランスや歪み方も変わります。
ヴィンテージ系ストラトでも改造して大丈夫ですか?
高価なギター、ヴィンテージギター、売却予定のあるギターでは、穴あけやザグリ加工など元に戻せない改造は避けた方が安全です。まずは交換可能なパーツや調整で改善できる範囲から試してください。

まとめ|ストラト改造は不満点から逆算すると失敗しにくい

ストラト改造は、パーツを高価なものに替えれば必ず良くなるわけではありません。低中音域を増やしたいのか、チューニングを安定させたいのか、ノイズを減らしたいのか、弾き心地を変えたいのかを先に決めることが重要です。

最初は調整、ナット周り、サドル、スプリング、ジャックなど、費用が低く戻しやすい部分から試すと失敗しにくいです。そのうえで不満が残る場合に、ピックアップ、ブリッジ、電装系、ネックプレートへ進むと、自分のストラトに必要な改造だけを選びやすくなります。