Maxon SD-01 Sonic Distortionは、手元の黒ラベルのビンテージSD9と比べると、少し音が軽く感じられるディストーションです。
私はソニックディストーションがかなり好きで、ビンテージも含めて何台か持っています。今回紹介するSD-01もその一つ。同じソニックディストーションでも、並べて弾くと少しずつ違いがあるのが面白いところです。

大きな黒い踏み面が付いたSD-01。SD9とはずいぶん違うデザインです。
SD9から少し近代的になった見た目
緑色の筐体に、大きなゴムの踏み面。昔のマクソンと比べると、少し近代的になったように感じます。
SD-01はマクソンの「ゼロシリーズ」の一台です。私は1990年より前のモデルという印象を持っていましたが、1990年のカタログにも掲載されていました。オーバードライブやコーラス、ディレイなども同じ形で並んでいて、シリーズとして見ても時代を感じるデザインです。
参考
マクソン1990年カタログ・ゼロシリーズとSD-01楽器カタログの世界

手元の個体はDISTとLEVELが銀色のトップ、中央のTONEが緑色です。
コントロールはDIST、TONE、LEVELの三つ。歪みの量、音色、音量という馴染みのある構成です。TONEの両端には「WARM」と「CLEAN」と書かれています。

外部電源の端子は背面にあります。
黒ラベルSD9と比べると、少し音が軽い
SD9といえば、マイケル・ランドウの使用でも知られるモデルです。私もこの系統の歪みが好きですが、SD-01を弾くと、黒ラベルのSD9そのままというわけではありません。
私の感覚では、SD-01の方が少し軽い音です。とはいえ、ソニックディストーションらしさは感じられます。別の種類の歪みというより、好きな系統の中での違いとして楽しんでいます。
比較している黒ラベルのSD9は、こちらの記事で紹介しています。
内部にはJRC4558D

内部の基板。IC101の位置にJRC4558Dが載っています。
中を開けて部品構成を見ても、ソニックディストーション系の回路だと確認できました。基板にはJRC4558Dが一つあり、その周囲にトランジスタやダイオード、コンデンサーが並んでいます。

角度を変えた基板写真。「4558D」「JRC」の刻印が読めます。
SD9以前までたどると、D&S IIにつながります。設計者の田村進氏も、That Pedal ShowのインタビューでSD9のルーツをD&S IIと説明しています。同じインタビューでは、ランドウがSD9を長く使ってきたことにも触れています。
its root is Maxon D&S2 (D&SⅡ) Distortion & Sustainer.
日本語訳:そのルーツはMaxon D&S2(D&S II)Distortion & Sustainerです。
参考
田村進氏が語るSD9のルーツ(英語)That Pedal Show
SD-01は、見た目が変わってもソニックディストーションの楽しさを味わえる一台だと思います。この系統を何台か持っていても、こういう違いがあると、また別のモデルを手元に置いておきたくなります。

