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布袋寅泰のエフェクター|G-STAGEと2005・2016・2023年の機材

布袋寅泰のエフェクター|G-STAGEと2005・2016|2023年の機材

布袋寅泰さんの代表的なエフェクターを1台で体験できるように設計されたのが、FREE THE TONE HOTEI Signature G-STAGEです。コンプレッサー、リズム用オーバードライブ、ソロ用オーバードライブ、ノイズゲート、ディレイを1台にまとめています。

FREE THE TONEの公式開発史では、2005年完成のライブシステムでSONIC DRIVE、SILKY COMP、FT-2Y、PA-1QGの使用も確認できます。2016年のGUITARHYTHM再現ライブでは、カスタムMIDIフットコントローラーからKEMPERを操作し、BOSS DM-3とFV-500Lを使うシステムでした。2023年の「GUITARHYTHM VII TOUR」についてはシステム写真が公開されていますが、ページ本文に全機材の型番と配線は記載されていません。

情報の確認日
公開資料は2026年8月14日に確認しました。G-STAGEの製品仕様、2005年完成のライブシステム、2016年の再現ライブ、2023年ツアーの写真を分けています。

布袋寅泰のエフェクター|先に結論

布袋さんの音作りは、特定の歪みペダル1台だけで完成するものではありません。G-STAGEはコンプレッサー、2種類のオーバードライブ、ノイズゲート、複数のディレイを組み合わせる考え方を、フロア型の1台にまとめた製品です。

一方、2016年のGUITARHYTHM再現ライブでは、KEMPER 2台、BOSS DM-3、FV-500L、カスタムMIDIコントローラーを組み合わせていました。G-STAGEと2016年のラックシステムは目的も年代も異なります。

FREE THE TONE HOTEI Signature G-STAGE

FREE THE TONEは2005年から布袋さんのギターシステムを担当しています。G-STAGEの開発は2019年に始まり、約5年をかけて完成しました。型番はHT-GS001です。

参考 HOTEI Signature G-STAGE HT-GS001FREE THE TONE
セクション/機能内容
DIRECT/PRESET各セクションの直接操作とプリセット呼び出しを切り替える
COMPドライ音を混ぜられるコンプレッサー
RHYTHM ODリズム演奏用オーバードライブ
SOLO ODソロ用オーバードライブ
NOISE GATEディレイ直前に配置
DELAYSHORT/MIDDLE/LONGの3プリセット
FLASHライブで使うアナログディレイの発振を分析した特殊効果

FREE THE TONE HOTEI Signature G-STAGE HT-GS001

G-STAGEのアナログセクションは、コンプレッサー、リズム用オーバードライブ、ソロ用オーバードライブで構成され、NOSパーツも使われています。ノイズゲートはディレイの直前に入り、歪みで増えたノイズを整えてから反復音へ送ります。

ディレイにはSHORT、MIDDLE、LONGの3プリセットがあり、「バンビーナ」「CLOUDY HEART」「MARIONETTE」「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」などで使われるディレイタイムと音色を基に調整されています。これらはG-STAGE用に設計されたプリセットであり、各楽曲の当時の歴代ライブ機材そのものを示すものではありません。

FREE THE TONE IG-1N Integrated Gate

IG-1NはG-STAGEの開発で得られたノイズゲートの考え方を独立させた単体ペダルです。G-STAGE全体の後継機や代替機ではなく、歪みの後ろでノイズを抑える機能だけを利用できます。

Free The Tone IG-1N Integrated Gate

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G-STAGEの再販売と後継機

FREE THE TONEは2023年11月9日、限定製品の取り扱いに関する問題を理由にG-STAGEの再販売中止を発表しました。その際に後継機の企画意向は示されましたが、2026年8月14日までに確認した公式ページで発売済みの後継機は見つかりません。

参考 HOTEI Signature G-STAGE再販売中止のお知らせFREE THE TONE

2005年完成のライブシステムで確認できる機材

G-STAGEの公式開発史では、Pete CornishとFREE THE TONEが2005年に完成させた別のライブシステムも紹介されています。ページ公開時点の使用機としてSONIC DRIVE、SILKY COMP、FT-2Y FLIGHT TIME、PA-1QGが挙げられています。G-STAGEの内部機能や2016年のGUITARHYTHM再現システムとは別の記録です。

FREE THE TONE SONIC DRIVE

SONIC DRIVEは2005年完成のライブシステムで使用が紹介されているオーバードライブです。

FREE THE TONE SILKY COMP

SILKY COMPは同システムで使用が紹介されているコンプレッサーです。

FREE THE TONE FT-2Y FLIGHT TIME

FT-2Yはテンポに合わせたディレイタイムを設定できるデジタルディレイです。

FREE THE TONE PA-1QG

PA-1QGはプリセット保存とMIDI操作に対応する10バンド・イコライザーです。同システムの使用機として紹介されています。

2016年GUITARHYTHM再現ライブのシステム

2016年4月7日のGUITARHYTHM再現ライブでは、ステージ中央のFREE THE TONEカスタムMIDIフットコントローラーからKEMPERを操作していました。

位置使用機材確認できる役割
足元中央FREE THE TONE カスタムMIDIフットコントローラーKEMPERの操作
足元右側BOSS DM-3用改造フットスイッチDM-3のホールド操作
足元BOSS FV-500Lマスターボリューム
ラックPete Cornish カスタム入力セレクター入力の切り替え
ラックKEMPER ×2メインアンプ
ラックBOSS DM-3GUITARHYTHM再現用
ラックFREE THE TONE テクニシャン用MIDIコントローラースタッフ側からシステムを操作
参考 2016 GUITARHYTHM再現ライブ・ギターシステムFREE THE TONE

FREE THE TONE カスタムMIDIフットコントローラー

布袋さんの足元からKEMPERの音色を操作するカスタムコントローラーです。市販の同社スイッチャーと同じ仕様ではありません。

BOSS DM-3 Delay

DM-3はBOSSのアナログディレイです。本体は2016年のラックに組み込まれ、GUITARHYTHMの再現用に用意されていました。

BOSS DM-3用改造フットスイッチ

布袋さんの足元には、ラック内のDM-3をホールドさせるための改造フットスイッチが置かれていました。DM-3本体とは別の操作機器です。

BOSS FV-500L

FV-500Lはローインピーダンス仕様のボリューム/エクスプレッションペダルです。2016年のシステムではマスターボリュームに使われました。

Pete Cornish カスタム入力セレクター

ラック内の入力を切り替えるためのカスタム機器です。布袋さんのシステム用に組まれた機器です。

KEMPER ×2

2016年のラックにはメインアンプとしてKEMPERが2台用意されていました。FREE THE TONEの記事はKEMPERとして説明しており、現行のPROFILER PLAYERやPROFILER STAGEの使用記録ではありません。

FREE THE TONE テクニシャン用MIDIコントローラー

ラックに置かれ、テクニシャン側からシステムを操作するカスタム機器です。本人の足元にあるMIDIコントローラーとは別の機器です。

2023年「GUITARHYTHM VII TOUR」のシステム写真

FREE THE TONEは2024年2月9日、2023年10月7日から12月24日まで行われた「HOTEI the LIVE 2023 GUITARHYTHM VII TOUR」のギターシステム写真を公開しました。

公式ページは写真が中心で、各機材の型番、KEMPERや外部エフェクターに任せた処理、ラック内の接続順は説明されていません。2016年のKEMPER・DM-3システムがそのまま残ったとは言えません。

参考 HOTEI the LIVE 2023 GUITARHYTHM VII TOUR Guitar SystemFREE THE TONE 参考 GUITARHYTHM VII TOURHOTEI.COM

2022年公式ページの写真
FREE THE TONEの「Still Dreamin’ Tour」機材ページには2022年のツアー名がありますが、写真には2019年7月1日撮影と記されています。写真の機材を2022年の全システムとして扱うことはできません。

雑誌で確認できる布袋寅泰の歴代機材

ギター・マガジン2022年3月号には「HOTEI’s Gear」と「HOTEI’s Past Gears」、2023年10月号には録音機材とライブ機材が掲載されています。公開された号数案内では全製品の型番と配線を読めないため、上記のFREE THE TONE公式情報と混ぜずに扱います。

参考 ギター・マガジン 2022年3月号『布袋寅泰』ギター・マガジンWEB 参考 ギター・マガジン 2023年10月号『布袋寅泰』ギター・マガジンWEB

布袋寅泰の音作りを少ない機材で試す

G-STAGEの信号の考え方に沿って少数で始めるなら、コンプレッサー、リズム用とソロ用の歪み、ノイズゲート、ディレイの順で役割を分けます。別の歪み1台をG-STAGEと同じ音として扱うことはできません。

優先度機能試すこと
1リズム用オーバードライブコードのアタックを残した軽い歪みを作る
2ソロ用オーバードライブリズム用と重ねたときの音量と歪み量を調整する
3FREE THE TONE IG-1N歪みの後ろでノイズを整える
4ディレイSHORT/MIDDLE/LONGの3種類を分ける

接続順の開始案

次はG-STAGEの内部構成を単体ペダルの役割へ分けた案で、布袋さんの公開ライブ配線ではありません。

ギター → コンプレッサー → リズム用OD → ソロ用OD → IG-1N → ディレイ → アンプ

まずリズム用OD単体でコードの分離を確認し、ソロ用ODを重ねたときだけ音量が上がるように調整します。IG-1Nはノイズが気になる範囲だけに効かせ、ディレイはコードのリズムを隠さない反復量から始めます。

よくある質問

布袋寅泰さんのG-STAGEには何が入っていますか?
コンプレッサー、リズム用オーバードライブ、ソロ用オーバードライブ、ノイズゲート、ディレイが入っています。
G-STAGEは現在購入できますか?
FREE THE TONEは2023年11月に再販売の中止を発表しました。2026年8月14日時点では、公式情報で発売済みの後継機を確認できません。
2016年のGUITARHYTHM再現ライブで使った機材は?
FREE THE TONEのカスタムMIDIコントローラー、KEMPER 2台、BOSS DM-3、BOSS FV-500L、Pete Cornishのカスタム入力セレクターなどです。
BOSS FV-500Lはどのように使われましたか?
2016年のGUITARHYTHM再現ライブで、システム全体の音量を操作するマスターボリュームに使われました。
2023年ツアーの接続順は分かりますか?
FREE THE TONE公式でシステム写真は公開されていますが、ページ本文に各機材の型番、内部の処理、ラック内の接続順は記載されていません。

まとめ

HOTEI Signature G-STAGEは、コンプレッサー、2種類のオーバードライブ、ノイズゲート、ディレイを1台にまとめたシグネチャー機です。歪み1台ではなく、リズム、ソロ、ノイズ処理、ディレイを分ける構成に布袋サウンドの要点があります。

2016年のGUITARHYTHM再現ライブはKEMPER、DM-3、FV-500LとカスタムMIDI機器を組み合わせた別のシステムです。2023年ツアーは公式写真が公開されていますが、2016年からの継続機材やラック内配線までは確認できません。