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シールドケーブルってなんでもいい?音への影響について詳しく解説

 

エレキギターにおけるシールドケーブルの役割と限界

エレキギターのサウンドクオリティにこだわるギタリストにとって、シールドケーブルは重要な要素の一つとしてしばしば議論の対象となります。しかし、シールドケーブルに過度な期待を寄せることには限界があるという現実があります。ここでは、エレキギターにおけるシールドケーブルの役割、その効果や影響について、そして他の機材やパーツとの関係性を整理しながら説明します。

シールドケーブルが音質に与える影響

シールドケーブルは、ギターの信号をアンプまで伝えるための重要なパーツです。高品質なケーブルは、外部ノイズを抑え、信号の劣化を最小限に抑えるために設計されています。特に、シールドケーブルに関する議論でよく挙げられる要素は以下の通りです。

  • 芯線の太さ: ケーブル内部の芯線が太いほど、信号の伝送効率が向上します。一般的に、太めのケーブルは低音がしっかり出るという印象があります。太さの単位はAWG(American Wire Gauge)で表すことが多く、18AWGや22AWGというふうに表記され、数字が小さいほど太いです。ギターシールドには18-22AWGが多いです。
  • 芯線の本数: 細い線を多数束ねることで、柔軟性や耐久性が向上し、信号伝送の安定性も増します。7本巻が多いと思いますが、細い線を20本近く巻き合わせた芯線のものもあります。
  • 芯線の銅の質: 高純度の銅を使用することで、信号ロスを最小限に抑え、クリアな音質を提供します。無酸素銅を使用とか書かれているものは高級品ですね。
  • メッキ方法: 一般的にはメッキ無しで銅むき出しか、錫メッキが多いと思います。銀メッキは信号劣化を抑える効果がありますが、その違いは微細です。少しギラつく印象はあります。
  • 網線の細かさ: シールド部分の網線が細かいほど、外部ノイズの影響を減らすことができます。
  • ケーブル皮膜の素材: ケーブル外装の素材は、音質や耐久性に影響します。フッ素樹脂やシリコンなどが使用されることが多いです。最高品質まで行くとテフロンが使われてるものもありますが高いです。芯線の被膜、ケーブル外装の被膜によっても結構変わります。
  • ケーブル皮膜の中の密度: 高い密度のケーブルは、外部からのノイズの影響を抑え、信号を安定して伝えます。シールドを自作する人ならわかると思いますが、芯線と網線以外に紙のようなものや古本を捨てるときに縛る紐のようなものが詰まっていると思います。あれです。

シールドケーブルの限界

シールドケーブルが音質に影響を与える要素は確かに多いですが、その効果には限界があります。たとえ高品質なシールドケーブルを使ったとしても、エレキギター内部の配線によって信号はすでに劣化しています。ピックアップから出力ジャックに至るまでの間、複数の部品を通ることで微細な信号劣化が起こるため、シールドケーブルだけで劇的な音質改善を期待することは難しいのです。

ケーブルの静電容量とその影響

もう一つの重要な要素は「静電容量」です。静電容量が高いケーブルは、高音域が減衰しやすく、音がこもる原因となります。ケーブルの導体間の距離や絶縁体の材質、ケーブルの長さが静電容量に影響を与えます。特に長いケーブルを使う際は、静電容量の低いケーブルを選ぶことが大切です。

プラグの違いも気になるけど…堅牢性が大事!

シールドケーブルに付属するプラグについても音質に影響を与えると言われますが、実際には堅牢性がより重要です。Switchcraftのような信頼できるメーカーのプラグは壊れにくく、長く使えるため安心です。金メッキやブラス製のプラグもありますが、音質への影響は微細で、プラグ自体の耐久性が優先されるべきポイントです。

シールドケーブルの選び方は?3mで3000円〜5000円が目安!

「どんなシールドケーブルを選べばいい?」という質問に対しては、3mで3000円〜5000円程度のケーブルを選べば十分です。CANARE、Belden、Mogamiなどの信頼できるブランドを選べば、音質や耐久性に問題はありません。

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上記のものは比較的細身のケーブルで取り回しもよく音もフラットで扱いやすいです。
ローを劣化させたくないということであれば下記の太めのケーブルがおすすめです。

MOGAMI(モガミ) 3368 超低静電容量ギターシールド AMPHENOL/SS (3m)

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MEMO

シールドケーブルに何万円もかけるより、ピックアップやバッファエフェクターに投資した方が、効果的な音質改善が期待できます!

同じシールドケーブルの型番でも値段が違うのはなぜ?

同じ長さのbelden 9395でも3000円のものもあれば1万円近いものもあるのは、プラグの品質によって差が出ていることが多いです。基本的に高いシールドはSwitchcraftやFulutechやオヤイデのプラグが使われてます。安いものにはよくわからないSwitchcraftのコピー品が使われています。

これは音質というより耐久性や信頼性に違いが出るので、個人的にはケーブルはMOGAMI 2524などの安めでも信頼できるケーブルでいいと思いますがプラグは良いやつが付いてるやつをおすすめします。

neutrik(ノイトリック)のものは品質もよく良心的だと思います。

結論:バランスが大事!シールドケーブルにこだわりすぎない

最終的に、シールドケーブルも音作りの一部として大切ですが、他の機材やギター内部のパーツとバランスよく考えることが重要です。ピックアップやバッファエフェクターに投資し、信頼できるシールドケーブルを選ぶことで、トータルで最適な音を手に入れましょう!

シールドケーブルを変えると音質は劇的に変わる?

シールドケーブルを変えることで音質に影響はありますが、劇的な変化は期待できません。むしろ、ピックアップやバッファエフェクターなど、他のパーツに投資する方が大きな音質改善を得られるでしょう。

プラグの違いは音質にどの程度影響しますか?

プラグの素材によって音質にわずかな違いはありますが、主に堅牢性が重要です。信頼できるメーカーのプラグを選ぶことが、長く使う上での安心感につながります。

おすすめのシールドケーブルは?

3mで3000円〜5000円程度のケーブルを選べば、音質や耐久性に優れています。CANARE、Belden、Mogamiといったブランドは、多くのギタリストに支持されています。