JC-120で歪みが硬い、音が細いと感じたら、まずアンプの高音と低音を控えめにし、足りない歪みをエフェクターで作るところから始めます。軽く歪ませるクランチならBD-2W、中音域を押し出すならTS9、強い歪みを作るならBE-ODが候補です。
すでに好きな歪みエフェクターがあるなら、買い替える前に、音域を調整するイコライザー(EQ)を後ろへ置く方法もあります。JCの音色調整を通さずに使いたい場合は、外部プリアンプを背面のRETURNへつなぎます。
JCのEQは12時くらいを最大値と考えて調整しています。この記事では、その考え方から、エフェクターの選び方、開発者が公開したVOX MV50の裏技まで、試す順番に説明します。
JC-120対策は、困っている音から選ぶ
| 困っていること | 先に試すこと | 追加する機材の候補 |
|---|---|---|
| 高音がキンキンする | BRIGHTをOFF、エフェクターのTONEとJCのTREBLEを下げる | EQで気になる高音を調整 |
| 歪みが足りず、音が硬い | アンプの音量とエフェクターの歪み量を別々に合わせる | BD-2W、強い歪みならBE-OD |
| バンドでギターが埋もれる | 低音を減らし、中音域が聞こえるか確認 | TS9、手持ちの歪みを残すならEQ |
| 会場ごとに音が変わりすぎる | 足元で音の土台を作り、RETURNへ送る | IR-2などのアンプ・シミュレーター |
| MV50の音をJCから出したい | MV50の出力とJCのRETURNを確認 | MV50 Cleanの半挿し出力 |
「JC対策用」という一種類のエフェクターがあるわけではありません。歪みを作る、気になる音域を直す、音の土台を外部機器に任せる。この違いが分かると、必要な一台を選びやすくなります。
エフェクターを買う前に、JC本体を調整する
JC-120は、120Wの出力と12インチ・スピーカー2基を備えたアンプです。歪みの少ない音を大音量で出せることが強みなので、真空管アンプを強く押して歪ませる感覚と、エフェクターで歪みを作る感覚を分けて考えます。
動画はJC-120の音と操作を聴く参考です。以下の設定は、この動画やメーカーが指定する正解値ではなく、この記事で提案する調整の出発点です。
参考 JC-120の仕様とエフェクト・ループRolandEQの12時を「まだ半分」と考えない
私はJCのEQを12時にするとき、普通のFender系アンプならMAXくらいまで上げたつもりで扱います。そう考えて、まず控えめな位置から必要な音域を足すほうが、歪みエフェクターと合わせやすいと思っています。
これは音作りの感覚の話です。「JCの5とFenderの10が同じ特性」という換算ではありません。Fenderにもさまざまな回路があり、JCも世代や個体、音量で聞こえ方が変わります。12時の位置だけでフラットとは判断できません。実際に聞こえる音で合わせます。
| 操作するところ | 最初の位置 | そこからどう動かすか |
|---|---|---|
| BRIGHT | OFF | 高音が足りない場合に、音量を落としてONと比較 |
| TREBLE | 3 | 高音が痛ければ下げ、音の輪郭が足りなければ少し上げる |
| MIDDLE | 4 | バンドの中で単音が聞こえる位置へ調整 |
| BASS | 3 | 低音弦の音が膨らんで重なるなら下げる |
| VOLUME | 0から必要な音量まで | バンドの演奏音量で最終確認 |
数字はJCの目盛りです。TONEやGAINに使う「9時・12時」は、エフェクターのつまみの向きを指します。EQを一度に全部変えると原因が分かりにくいため、一つ動かして同じフレーズを弾きます。

CH-1は音量と3つのEQを見渡しやすい配置です。写真のつまみ位置をそのまま再現するのではなく、TREBLE・MIDDLE・BASSを一つずつ動かして違いを聴きます。
HIGHとLOWは、ギターの名前ではなく出力で選ぶ
通常の出力のギターはHIGHへ。非常に出力が大きい楽器や、エフェクターを通すと入力が強すぎて意図せず歪む場合は、LOWも比較します。ハムバッカーだから必ずLOW、シングルコイルだから必ずHIGH、という決め方ではありません。
歪みエフェクターのLEVELを上げても、狙った真空管アンプの歪みが自動的に得られるわけではありません。まずエフェクターのGAIN/DRIVEで歪み量を作り、LEVELでオン/オフの音量差を合わせるほうが調整しやすいです。
内蔵エフェクトは一度切ってから足す
エフェクターの歪みを確かめるときは、CH-2のDISTORTIONはOFF、REVERBは0、VIB/CHORUSはOFFから始めます。内蔵の音が好きなら、歪みが決まってから一つずつ足してください。

CH-2では内蔵の歪みや残響も使えます。まず切った状態でエフェクターの音を作り、必要な効果を後から加えると、どこで音が変わったかを聞き分けられます。
現行説明書の仕様では、SPEEDとDEPTHが調整するのはVIBRATOです。CHORUSの速さと深さは変えられません。コーラスにしてこの2つを回しても、調整できない点に気をつけてください。
Neither the speed nor depth of the Chorus effect can be changed.
日本語訳:コーラス効果の速さと深さは変更できません。
参考 HIGH/LOW入力と内蔵エフェクトの説明(英語)RolandJC対策エフェクターは、音の変え方で選ぶ
次の6機種は、同じ役割の順位ではなく、困りごとに合わせた候補です。最初から全部そろえる必要はありません。歪み一台で足りるなら、そこで音作りを終えて構いません。
| 機材 | 向いている使い方 | まずつなぐ場所 |
|---|---|---|
| BOSS BD-2W | 弾く強さで変わるクランチ | JCのINPUT |
| Ibanez TS9 | 中音域を出した歪み、リード | JCのINPUT |
| Friedman BE-OD | エフェクター自体で強い歪みを作る | JCのINPUT |
| MXR M108S | 好きな歪みを残し、音域を整える | 歪みの後ろ→JCのINPUT |
| BOSS IR-2 | アンプの音色を足元で作る | JCのRETURN |
| VOX MV50 Clean | 小型アンプを音作りの中心にする | 半挿し出力→JCのRETURN |
新品で選ぶ機材は、メーカーの製品情報と国内の販売情報を確認したものを挙げています。価格や在庫は変動するため、購入時に販売ページで確認してください。以下の動画は機材ごとの音と操作を聴く参考で、すべてがJC-120や本稿の設定を使った実演ではありません。
BOSS BD-2W
BOSS ボス Waza Craftシリーズ Blues Driver BD-2W(J)
Amazonサウンドハウスで見る楽天市場Yahooショッピングメルカリで探す
強く弾いたときは歪み、弱く弾いたときは軽い音に戻る。そんなクランチを作りたい人の候補です。BD-2WはSとCの2モードがあり、メーカーはCモードを、より太く粘りのある音として説明しています。
JCではCモード、GAINは9時、TONEは10〜11時から試します。LEVELは踏んだときだけ大きくなりすぎない位置へ。Cで低音が多く感じたら、JCのBASSを少し下げるか、Sと同じ音量で比較してください。
GAINを上げれば歪みは増えますが、高音のざらつきまで気になる場合はTONEも合わせます。軽いバッキングとリードをギターのボリュームで切り替えたい人には、この反応を確かめてほしいです。

私のBD-2W。S/Cを切り替えるときは、歪み量だけでなく低音の量も聴き比べます。JCのBASSを上げる前に、エフェクター側のモードで欲しい太さが得られるか試せます。
私は台湾製と日本製を所有していました。個体を比べた感想や内部写真は、こちらにまとめています。この記事の候補は現行BD-2Wで、生産国だけで音を決めつける意図はありません。
参考 BD-2WのS/Cモードと特徴BOSSIbanez TS9
Ibanez(アイバニーズ) Tubescreamer TS9
Amazonサウンドハウスで見る楽天市場Yahooショッピングメルカリで探す
低音と高音ばかりが目立ち、単音がバンドの中で聞こえないときは、中音域に特徴のあるTS9を比較したいです。厚い低音を保ったハイゲインより、リードの音を前へ出したい場合の候補になります。
JCのクリーンに一台で使うなら、DRIVEを9〜12時で動かし、エフェクター自身に必要な歪みを作らせます。TONEは10〜11時から。DRIVEを最小にしてLEVELだけ上げる使い方で物足りなければ、まずDRIVEを増やしてください。
私が所有する1982年製のTS9は、現行品とは世代が違います。古い個体の部品や外観に興味がある人は、所有品の記事も参考にしてください。JC対策のためにヴィンテージを探す必要はありません。
参考 TS9の製品情報とコントロールIbanezFriedman BE-OD
ハードロックのリフなど、JCのクリーンに強い歪みを足したい人向けです。Friedman BE-100を題材にしたエフェクターで、歪み量に加えて低音・高音、さらにTIGHTとPRESENCEを調整できます。
GAINは低めから始め、BASS・TREBLE・PRESENCEを一つずつ動かします。低音弦の刻みがぼやけるならTIGHTを動かして比較し、高音が痛ければTREBLEとPRESENCEを下げます。JC側まで高音と低音を大きく上げると、調整が重なって分かりにくくなります。
TS9のような中音域を足す使い方より、エフェクター自体で歪みの性格を作りたい場合に選びます。BE-ODを使っても、JCのスピーカーがBE-100のキャビネットと同じになるわけではありません。
the controls needed to shape your tone including volume, gain, tight, bass, treble and presence
日本語訳:音を調整するために、音量、ゲイン、タイト、低音、高音、プレゼンスを備えます。
参考 BE-ODの音の方向とコントロール(英語)Friedman歪みの種類そのものから比較したい場合は、オーバードライブの選び方もどうぞ。
MXR M108S Ten Band EQ
MXR M108S 10 Band EQ 10 バンド イコライザー
Amazonサウンドハウスで見る楽天市場Yahooショッピングメルカリで探す
歪みの質は好きなのに、JCでは高音だけが痛い。そんなときは、歪みエフェクターの買い替えより、後ろへEQを置く方法が合うかもしれません。M108Sは10の音域を別々に動かせるので、JCのTREBLEつまみより調整する場所を細かく選べます。
接続:ギター → 歪み → M108S → JCのINPUT
EQ、GAIN、VOLUMEを0dBの位置にします。まず、手持ちの歪みをJCだけで無理のない音量に合わせます。
高音が痛いなら2kHz、次に4kHzを少し下げて比較。単音が細いなら500Hz、次に1kHzを少し上げて比較します。最初は2〜3dB程度の小さな変化で、違いを聞き取ります。
VOLUMEで音量差を抑え、同じフレーズを弾きます。単に大きくなったから良く聞こえるのか、気になる音域が直ったのかを分けて確かめます。
周波数の候補は、音の変化を探すための目安です。毎回すべての帯域を動かす必要はありません。歪みの前へ置くと、どの音域を強く歪ませるかも変わるので、まずは後ろで音色を整える方法から試してください。
M108Sは18V電源を使い、電池では動きません。9Vエフェクター中心のボードへ加える場合は、対応する電源も確認します。
参考 M108Sの10バンドEQ・電源仕様モリダイラ楽器手持ちのGE-7で調整するなら、JC-120の高音を抑える設定例も参考になります。アンプのEQを下げても気になる高音を、どのスライダーで調整するかを図で確認できます。
アンプの音色を足元で作るなら、RETURN接続
通常のINPUT接続では、JCの前半で音色を作る部分を通ります。ここをプリアンプと呼びます。背面のRETURNに入れると、その部分を通さず、音を大きくしてスピーカーを鳴らす後半のパワーアンプへ送れます。
外部プリアンプで音を作る方法は、歪みエフェクターをINPUTへつなぐ方法とは別です。JCの前面VOLUMEやEQを音量・音色調整のあてにせず、外部機器の出力で合わせます。RETURN端子がある個体で行い、会場の背面を先に確認してください。
BOSS IR-2
BOSS/IR-2 Amp & Cabinet アンプシミュレーター キャビネットIRローダー ボス IR2
Amazonサウンドハウスで見る楽天市場Yahooショッピングメルカリで探す
IR-2は、アンプの音と、スピーカーを収めた箱であるキャビネットの響きを再現するエフェクターです。クリーンや歪みの土台を足元で用意し、スタジオではJCのパワーアンプとスピーカーで鳴らす使い方ができます。
接続:ギター → IR-2 INPUT / IR-2 OUTPUT A(MONO)→ JCのRETURN L/MONO
接続前は両機の電源を切り、IR-2のLEVELとJCのVOLUMEを最小にします。IR-2、JCの順に電源を入れ、IR-2のLEVELを少しずつ上げて音量を合わせます。
接続先に合わせる設定には、明示的に「JC-120 RETURN」があります。「JC-120 INPUT」とは別です。説明書の設定手順でRETURN用を保存してから、演奏用のアンプ音色を選びます。設定中のTWNというつまみ位置を、演奏音色の指定と混同しないでください。
参考 IR-2でJC-120 RETURNを設定する手順BOSS取扱説明書JCの実際のスピーカーで鳴らす出発点として、IR-2は「AMP ON/CAB OFF」も試せます。アンプの再現だけを使い、スピーカーの再現を重ねないためです。これは接続先の設定とは独立した操作です。PAやヘッドホンで使うときは、再びCABを有効にするなど、出力先に合わせます。
参考 IR-2のアンプとキャビネットを個別にオン/オフするBOSS取扱説明書RETURNを使っても、JCのスピーカーや置き場所による違いは残ります。会場が変わったら外部機器の出力音量とEQを確認し、保存した音のどこを直したか記録しておくと、次の調整がしやすくなります。
参考 IR-2のアンプとキャビネットの再現機能BOSSSERIES、PARALLEL、LEVELはどうする?
| 背面の表示 | 意味と選び方 |
|---|---|
| RETURN L/MONO | モノラル出力はここへ。R端子だけに挿さない |
| SERIES | 直列。JC側の原音とRETURNの音を混ぜない。外部プリアンプはここから |
| PARALLEL | 並列。JC側の原音と外部機器の音を混ぜる |
| +4dBu/−20dBu | 接続機器の入出力レベルに合わせる。高いレベルは+4、低いレベルは−20 |
LEVELは音の良し悪しを切り替えるスイッチではありません。機器の仕様を確認し、切り替えるときは音量を下げます。音が小さいからと外部機器を最大にする前に、接続端子とレベルの組み合わせを見直してください。
ディレイやリバーブだけをループへ入れるなら、ギター→CH-2 INPUT、SEND→エフェクト→RETURNという経路です。まずSERIESから試し、PARALLELを使うなら外部機器を効果音だけの出力にできるか確認します。原音が二重に混ざると、音量や音の感じが変わることがあります。
外部プリアンプを直接RETURNへつなぐ場合は、前面のCH-2 INPUTやSENDにケーブルを挿す必要はありません。
To use the unit in mono, use the L/MONO jack.
日本語訳:モノラルで使う場合はL/MONO端子を使います。
参考 JC-120のRETURN・ループ方式・LEVELと信号図(英語)Roland外部プリアンプをPAへ直接つなぐ場合との違いは、こちらでも整理しています。
MV50でJCのパワーアンプを使う、開発者が公開した裏技
VOX MV50 Clean
VOX Nutube搭載 ギター用 超小型 ヘッドアンプ MV50 Clean 驚きの軽量設計 50Wの大出力 アナログ回路 自宅…
小型アンプのMV50を音作りの中心にして、JCから鳴らす方法もJC対策です。MV50 Cleanは、Nutubeという小型の真空管をプリアンプに使うアンプヘッド。Cleanを土台に歪みエフェクターを足すほか、シリーズには歪みの方向が異なるACやRockもあります。
私はこの半挿し接続を実際に試していて、今もよく使っています。音もかなり気に入っているので、JC対策としておすすめしたい方法の一つです。
参考 MV50 CleanとNutubeプリアンプの説明VOX通常のPHONES/LINE出力は、キャビネット・シミュレーターを通ります。開発に携わったLee Custom Amplifierは、2019年2月9日の投稿で、プラグを半挿しして、ジャック内のRINGという接点から信号を取り出すと、内蔵のキャビネット・シミュレーターを通さない出力になると説明しています。
使うモノラルプラグ自体にRINGがあるという意味ではなく、先端をジャック内のその接点に合わせます。 キャビネット・シミュレーターは、スピーカーで鳴らしたような音に整える回路です。JCの実際のスピーカーを使うので、その回路を通す前の音を送る、という考え方になります。投稿では、さらにプロセッサを通して別のパワーアンプへ送る使い方も紹介しています。
説明書には載っていない、開発者公認の裏技です。プラグの接続位置は、投稿の写真が参考になります。
参考 MV50の半挿しRING出力を紹介した2019年2月9日の投稿Lee Custom Amplifier
引用:開発者が示した半挿しの状態。プラグを抜き差しして位置を変えるときは電源を切ります。出典:Lee Custom Amplifier、2019年2月9日の投稿。
接続:ギター → 必要なら歪みエフェクター → MV50 INPUT / MV50 PHONES/LINE(半挿し・RING側)→ JCのRETURN L/MONO
この接続ではJCの前面VOLUMEやEQを通らないので、音量と音色はMV50側で合わせます。半挿しでもMV50のVOLUMEつまみで問題なく音量を調整できることは、私の実機で確認しています。接続前は音量を下げ、電源を切ってからつなぎます。
接続やプラグの位置を変えるときは、機器の電源を切ります。半挿しは奥まで挿した状態より接触位置が動きやすいため、ケーブルが引っ張られないよう余裕を持たせてください。JCのループ切り替えがある個体ではSERIESを出発点にし、LEVELは接続する機器の出力に合わせます。
背面のEQ/IMPEDANCEスイッチは、説明書が案内する通常のPHONES/LINE出力には効きません。EQをFLATにする操作と、半挿しによるキャビネット・シミュレーターの回避は別のものです。
MV50のSPEAKER OUTPUTはスピーカー専用です。JCのINPUTやRETURNへ接続しないでください。使うのは別端子のPHONES/LINEです。Clean/AC/Rockの説明書では、スピーカーを接続しない使用も認められています。
端子と電源の扱いは取扱説明書で確認できますが、半挿しによる回路の回避は上の開発者投稿が根拠です。動画はMV50 Cleanの通常の音を聴く参考で、半挿し接続の実演ではありません。
参考 MV50 Clean/AC/Rock取扱説明書(英語・日本語ほか/日本語は8ページ)VOXスタジオでは、この順番で音を確認する
エフェクターを外し、BRIGHT OFFと控えめなEQで弾きます。高音が痛いのがギター直結でも同じか、まず聞きます。
GAIN/DRIVEで歪み量を決め、LEVELでオン/オフの音量をそろえます。音が硬いときは、先にTONEを下げて比較します。
歪みの質が好きなら、JCのEQか歪み後のEQで調整します。歪み量、音量、EQを同時に上げず、何を直したいか一つ決めて動かします。
ベースやドラムが入った状態で、低音弦の刻みと高音弦のリードを弾きます。一人では太く聞こえた低音が重なるならBASSを下げ、単音の聞こえ方を確認します。
ノイズが気になるときも、ギター直結へ戻し、エフェクターと電源を一つずつ足して原因を探します。電源アダプターや大きなトランスからケーブルを離し、向きを変えたときにハムが変わるかも確認してください。
音の土台ができたら、好きなギタリストの方向へ調整できます。弾き方と歪みの切り替えを詰めたいならJC-120でフルシアンテの音を作る記事、クリーンと軽い歪みを中心に考えるならジョン・メイヤーの音を作る記事も参考にしてください。
JC-120対策のよくある質問
- JC-120のEQは全部12時がフラットですか?
- 12時を無条件のフラットとは考えず、聞こえる音で調整します。私は普通のFender系アンプをかなり上げたくらいのつもりで扱い、控えめな位置から足します。両者の目盛りが数値的に同じという意味ではありません。
- HIGHとLOWはどちらへ挿しますか?
- 通常の出力のギターはHIGHを使います。非常に高出力の楽器や、入力が強すぎて意図せず歪む場合にLOWを比較します。ピックアップの種類だけでは決めません。
- 歪みエフェクターとプリアンプは、INPUTとRETURNのどちらへつなぎますか?
- 歪みエフェクターでJCの音を生かすならINPUT、外部プリアンプで音の土台を作るならRETURNが候補です。RETURN接続はJCの前面VOLUMEやEQを調整のあてにせず、外部機器の出力を最小から上げます。
- SERIESとPARALLELはどちらを使いますか?
- 外部プリアンプや一般的なエフェクターはSERIESから確認します。PARALLELはJC側の原音と外部機器の音を混ぜる方式なので、空間系を使う場合は機器側で効果音だけを出力できるか確かめます。
- MV50の半挿し接続は説明書に載っていますか?
- 載っていません。開発者のLee Custom Amplifierが、PHONES/LINEの半挿しRING出力でキャビネット・シミュレーターを回避できると公開した方法です。SPEAKER OUTPUTをJCへつなぐ方法ではありません。
まず手持ちの一台で、JCのEQを下げて試す
JC対策で最初に試したいのは、手持ちの歪みエフェクターと、控えめなアンプEQの組み合わせです。そこから、クランチならBD-2W、中音域ならTS9、強い歪みならBE-OD。歪みを変えたくなければ、後ろのEQで気になる音域を直します。
アンプの音の土台ごと変えるならIR-2などをRETURNへ。MV50があるなら、開発者が紹介した半挿し出力も選択肢になります。欲しい音と接続方法を決めれば、機材を増やす理由もはっきりします。
2n3565_tokyo 







