チューブスクリーマーはエフェクターの中では最も売れた部類のエフェクターかと思いますが、その中でもVintageタイプは今や希少で当方が所有しているTS808もReverbなどを見ると25万円程度で取引されていたりします。
現行品はこちら
当方は売ることは全く考えていませんが、もし私が亡くなってしまったときに奥さんにリサイクルショップに持っていかれないようにも高いものは事前に白状してます。現行品と同じような値段で買い取りされたら困りますからね。
TS808はSRV、Stevie Ray Vaughan氏の使用が有名ですが、実は一番気に入って使っていたのはTS808よりもTS9、TS10だったそうです。とはいえ初期のSRVは常にTS808をオンにしてアンプをブーストさせていたらしいので、伝説の名機と言っても過言ではないと思います。
SRVはアンプをブーストさせるだけではなく、複数のアンプを鳴らした時にバランスを取るためにTSシリーズを使っていたらしいです。
使われている部品は当時としては対して高いものではなかったと思います。とはいえ当時の日本製部品は未だに壊れないものが多く、むしろ近年作られている日本製部品のほうが壊れやすかったりもするのでオーパーツみたいになっているのかもしれません。
マレーシアンチップもヤフオクで1万円以上で取引されてますが、当時としてはむしろ粗悪品くらいに捉えられていたのかもしれません。同時期にテキサス・インスツルメンツ社製のTL4558PやJRC 4558Dが使われている個体もありますが、個人的にはJRCのやつが一番音はいいと思いました。
一番値段が高いTS808はマレーシアンチップでFETが2SK44のものだと思います。つまりは当方が所有してる808もその組み合わせです。
どこから話が始まったのは不明ですが、SRVが使用していたTS808も同じ組み合わせだったからだそうです。
もしヴィンテージのTS808が欲しくても高くて変えないようであれば改造するのもおすすめです。
当サイトでTS9の改造方法をまとめていますが、TS808にも同じ改造が出来ます。