リバーブエフェクターは、ギターの演奏に空間的な広がりや奥行きを与えてくれる重要なエフェクターです。自宅での練習やライブハウスのステージ、レコーディング環境など、さまざまなシチュエーションで活躍してくれます。2025年の最新動向では、多機能化はもちろんのこと、コンパクトながら高品質なサウンドを実現できるモデルが続々とリリースされています。
そこでこの記事では、エレキギター歴18年・自作エフェクター歴15年以上の筆者が「これはイイ!」と思うリバーブペダルを13個ご紹介します。各メーカーごとに特徴的なリバーブサウンドや機能、コストパフォーマンスなどを中立的な視点で解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
本記事内で紹介している製品情報は2025年時点の内容です。価格や仕様は変更される場合がありますので、購入時には販売サイトや各メーカー公式サイトで最新情報をチェックしてください。
2025年最新!おすすめのリバーブエフェクター13選
ANIMALS PEDAL BATH TIME REVERB
メーカー説明
ANIMALS PEDALは、日本生まれのエフェクターブランドで、個性的なデザインとサウンドを持つ製品を数多くリリースしています。リーズナブルな価格帯ながら、アーティストコラボレーションや独特のグラフィックなどで注目を集めています。
製品説明
名前のとおりお風呂場のような空間でギターを弾いているかのようなリバーブを得意とするペダル。とはいえ単なるバスルームリバーブに留まらず、しっかりと深みのあるリバーブサウンドを実現します。つまみの操作も直感的で、ベーシックなリバーブを探している人からちょっとした個性を求める人まで幅広くマッチする万能感が魅力です。
BOSS RV-200 REVERB
メーカー説明
BOSSはローランドが展開する世界的にも有名なエフェクターブランドです。コンパクトペダルの先駆者として長年の信頼を獲得しており、耐久性と汎用性を重視したモデルが多いのが特徴です。
製品説明
RV-200は、BOSSのリバーブの中でも最先端のデジタル技術を取り入れたモデル。多彩なリバーブアルゴリズムを搭載しており、スタジオクオリティの空間系サウンドを作り出せるのが強みです。メモリー機能やパラメータの細かな設定ができるため、ライブでもレコーディングでも自在に扱えます。BOSSらしいタフな筐体も安心ポイントです。
Donner Verb Square
メーカー説明
Donnerは、中国の楽器メーカーとしてコスパの高いエフェクターや楽器を数多く提供しています。コンパクトサイズながら多機能という製品が多く、初心者から上級者まで手軽に導入しやすいのが特徴です。
製品説明
Verb Squareは7種類ものリバーブモードを搭載しており、多彩な空間表現が可能。スプリングリバーブやルーム、ホールなど定番のモードを網羅しつつも、モジュレーションをかけたリバーブなど個性的なサウンドも得られます。フットプリントが小さいのでエフェクトボードのスペースを節約したい方にもおすすめです。
electro-harmonix Holy Grail
メーカー説明
electro-harmonix(以下EHX)は、1960年代から数多くの革新的なエフェクターをリリースしてきた老舗ブランドです。Big MuffシリーズやSmall Cloneなど、定番中の定番ともいえるモデルを生み出しています。
製品説明
Holy Grailは、EHXが開発したリバーブペダルの代表格で、シンプルな操作ながら幅広いリバーブキャラクターを得られるのが魅力です。Spring・Hall・Flerb(フランジャー+リバーブ)といったモードを用意しており、ギターサウンドをしっかりと包み込むリバーブ感が特徴的です。ヴィンテージライクな雰囲気を好むプレイヤーにも人気があります。
Fender Hammertone Reverb
メーカー説明
Fenderはエレキギター界の王道ブランドで、ギターだけでなくアンプやエフェクターなど幅広く展開しています。近年は独自のペダルシリーズも強化しており、ギタリストの視点に立った設計が評価を得ています。
製品説明
Hammertoneシリーズは、Fenderが展開するコンパクトエフェクターラインの一つで、メタリックな質感の筐体が特徴。リバーブ回路も非常にシンプルかつ直感的で、アンプライクなスプリングリバーブからホールリバーブまで、ギターサウンドに自然な奥行きを追加します。ボードに収まりやすいサイズ感と耐久性もポイントです。
同じFenderのリバーブペダルとして、もう一つ下記も紹介しますのであわせてチェックしてください。
Fender Marine Layer Reverb Pedal
メーカー説明
同じくFender製ですが、Marine Layer Reverb Pedalは「Fenderの王道イメージ」と最新技術を融合した人気ペダルです。ハイクオリティなサウンドとツマミの操作性で評価が高いシリーズの一角でもあります。
製品説明
Marine Layer Reverb Pedalは、HallやRoomなどの伝統的なリバーブサウンドに加え、「Shimmer」などの特殊効果的なリバーブも搭載しているのが大きな特徴です。シーンに合わせてスイッチ一つでリバーブタイプを変化できるため、ライブやスタジオで即戦力となります。Fenderアンプとの相性はもちろん、他メーカーのアンプでもクリアで立体感のあるリバーブを得られると好評です。
https://www.youtube.com/watch?v=tMoOrF–wjk&pp=ygUgRmVuZGVyIE1hcmluZSBMYXllciBSZXZlcmIgUGVkYWw%3D
Flamma FS02 Reverb
メーカー説明
Flammaは比較的新しいブランドながら、高コスパなデジタルエフェクトやマルチエフェクターなどで注目を集めています。小型筐体ながら高品位のアルゴリズムを持つモデルが多く、初心者から上級者まで幅広く支持され始めています。
製品説明
FS02 Reverbは7種類のリバーブモードを搭載しており、価格帯からは想像できないほど多機能な点が特徴です。トレイル機能(バイパス時にリバーブの残響を自然に消していく)が備わっているため、曲中でも違和感のないON/OFFが可能です。ホール、ルーム、プレートといった定番を押さえつつ、モジュレーション入りのリバーブも設定できるため、サウンドメイクの幅が広がるでしょう。
NUX Atlantic Delay & Reverb
メーカー説明
NUXは、中国のCherub Technology社が展開しているブランドで、近年急速に知名度を上げているエフェクターメーカーです。デジタル技術に強く、コンパクトなマルチエフェクターやワイヤレスシステムなども人気があります。
製品説明
Atlanticは、その名のとおりディレイとリバーブを一体化したモデルで、どちらも同時にかけられるのが大きなポイント。さらにそれぞれのエフェクトに複数のモードがあり、組み合わせによって多彩なサウンドを作り出すことができます。リバーブ単体として見てもクオリティが高く、深みのあるアンビエントサウンドから軽めのルームリバーブまで柔軟に対応してくれます。
Strymon BigSky
メーカー説明
Strymonはアメリカを拠点とするハイエンドエフェクターブランドで、高品質なデジタルエフェクトを得意としています。独自のDSP技術を駆使し、他社にはない立体的でリッチなサウンドで多くのギタリストから支持を得ています。
製品説明
BigSkyは、Strymonの代名詞ともいえるリバーブペダル。12種類ものリバーブマシンを搭載し、スタジオクオリティを超えるレベルの豊かなサウンドを生み出します。ホール、プレート、スプリングはもちろん、特殊な「クラウド」「コーラス入りリバーブ」など、アンビエント寄りのサウンドメイクにも最適です。プリセットの保存数が多い点も魅力で、ライブ中の即座な切り替えや録音時の再現性など、非常に万能な1台です。
tc electronic SKYSURFER REVERB
メーカー説明
tc electronicはデンマーク発の音響機器メーカーで、スタジオクオリティの空間系エフェクトに定評があります。多くのプロギタリストが愛用している名機「Hall of Fame Reverb」や「Flashback Delay」などで有名です。
製品説明
SKYSURFER REVERBは、tc electronicのラインナップの中では比較的リーズナブルな価格帯をターゲットとしたモデルです。とはいえクオリティは侮れず、「Spring」「Plate」「Hall」の3種類をシンプルにつまみで切り替えながら使えます。操作性が良いため、初めてリバーブペダルを使う人にもおすすめです。
続いて同じtc electronicの人気リバーブもご紹介しますので、あわせて参考にしてください。
tc electronic Hall of Fame Reverb
メーカー説明
同じくtc electronicですが、こちらのHall of Fameシリーズはプロからの支持が特に高いモデルです。「TonePrint」機能によってアーティストのリバーブセッティングをダウンロード・反映できるなど、カスタマイズ性が非常に高いのが特徴です。
製品説明
Hall of Fame Reverb(通称HOF)はデジタルリバーブの中でも高い評価を得ており、幅広いジャンルにマッチする万能型。特に「スプリングリバーブ」「ホールリバーブ」「ルームリバーブ」の質感が秀逸で、ギター本来のトーンを損なわずに自然な残響を付与できます。エディット機能も豊富で、アプリを通じてアーティストパッチをダウンロードできる点は大きな魅力と言えるでしょう。
UNIVERSAL AUDIO UAFX Heavenly Plate Reverb
メーカー説明
UNIVERSAL AUDIOは、レコーディング機材やプラグインで絶大な信頼を得ているブランドです。特にUAD-2プラットフォームの高音質プラグインはエンジニアやプロデューサーにも人気が高く、近年はギタリスト向けの高品位エフェクトペダル「UAFX」シリーズも展開しています。
製品説明
Heavenly Plate Reverbは、クラシックなプレートリバーブを忠実に再現したモデルです。ヴィンテージスタジオで使われている鉄板状のプレートリバーブユニットを高い次元でモデリングしており、ギターサウンドを濃密な残響で包み込んでくれます。アンビエント系のジャンルにもぴったりで、ウォームかつ奥行きの深いサウンドメイクが可能です。
UNIVERSAL AUDIOのUAFXシリーズは上質なサウンドと高いビルドクオリティで人気なので、次に紹介するEvermore Studio Reverbも併せてご覧ください。
UNIVERSAL AUDIO UAFX Evermore Studio Reverb
メーカー説明
同じくUNIVERSAL AUDIOのUAFXシリーズの一つ。スタジオクラスのリバーブアルゴリズムをコンパクトなペダルに収め、多機能でありながら操作性にも優れているのが特徴です。
製品説明
Evermore Studio Reverbは、ホールやルームなどの定番リバーブを高品質で再現しつつ、プレートリバーブやより広がりのある空間系サウンドも得意とします。最大2種類のプリセットを切り替えられる機能や、ステレオ対応の入出力なども魅力的。プロのレコーディング環境でも遜色ないクオリティを発揮するので、本格志向のギタリストに最適です。
リバーブエフェクターを選ぶポイント
ここまで13種類のリバーブペダルをご紹介してきました。各製品とも異なる個性を持ち、価格帯や機能もさまざまです。ここからは、ご自身に合ったリバーブペダルを選ぶ際のポイントをまとめてみましょう。
- どんなジャンルや演奏スタイルで使いたいか
- スプリング/ホール/ルームなど、求めるリバーブタイプは何か
- ライブがメインか、レコーディングがメインか
- シンプル操作が良いか、多機能が良いか
- 予算やボードスペースに制限はあるか
- 音質重視か、あるいはコスパ重視か
たとえばシンプルな操作でエフェクトの質を重視するならBOSS RV-200やtc electronic SKYSURFER REVERBが合うかもしれません。逆に、アンビエント系など幅広いサウンドを求めるならStrymon BigSkyやUNIVERSAL AUDIO UAFXシリーズなどの高機能なモデルを検討すると良いでしょう。
リバーブは音作りに大きく影響するため、かけすぎるとバンドアンサンブルで埋もれたり音の輪郭が失われたりする場合があります。適切なリバーブ量を心がけましょう。
Q&A:リバーブエフェクターに関する疑問を解消しよう
リバーブとディレイの違いは何ですか?
リバーブは「反響」、ディレイは「遅延」を生むエフェクトです。リバーブは部屋やホールなどの空間に響いているような効果を再現し、ディレイは原音に対して時間を遅らせた音を重ねます。同じ空間系エフェクトですが、ニュアンスや使い方が異なるため、曲の雰囲気や演奏スタイルに応じて使い分けると良いでしょう。
リバーブペダルの前にコンプレッサーやオーバードライブを繋いでも大丈夫ですか?
基本的には問題ありませんが、一般的にはディレイやリバーブなどの空間系エフェクトはチェーンの後ろに配置されることが多いです。先にオーバードライブなどで歪ませた音をリバーブで包み込みたい場合は、歪み系の後ろにリバーブを繋ぐほうが自然な響きになります。ただし、あえてリバーブを歪ませたい場合など、個性的なサウンドを狙うなら順番を変えてみるのも面白いですよ。
ライブハウスなど大きな空間だとリバーブは必要ないのでは?
確かに広いライブハウスやホールだと、自然な残響があります。しかしステージ上で演奏すると、モニター環境やPAの設定によってはリバーブ感があまり感じられないことがあります。また、演奏する楽曲に合った理想的なリバーブサウンドを作るには、ペダルのリバーブでコントロールする必要がある場合も多いです。そのため、ライブでもリバーブペダルを使うメリットは十分にあると言えます。
まとめ:自分好みのリバーブを見つけよう
リバーブペダルはギタリストにとって欠かせないエフェクトの一つであり、それぞれのモデルに固有のキャラクターがあります。空間系エフェクトは曲の雰囲気を大きく左右するため、選び方は慎重に行いたいところです。
今回ご紹介した13個のリバーブエフェクターは、いずれも使い勝手や音質において優秀なものばかり。自分の演奏スタイルや使い方、予算と照らし合わせながら最適な一台を探してみてください。迷ったときは、複数の試奏動画を視聴したり、実際に楽器店で触ってみるのもおすすめです。ぜひこの機会にリバーブペダルの世界を深堀りしてみてはいかがでしょうか。
試奏する際には、普段使っているギターやアンプ、シールドを持ち込むとより正確な音のイメージをつかめます。
各公式サイトやレビューサイトを参考にしつつ、ぜひ「自分らしいリバーブサウンド」を追求してみてください。2025年現在も、これから先も、リバーブの世界は進化を続けています。シンプルに「気持ちいい響き」を探すのも良し、エクスペリメンタルなサウンドメイクに挑戦するも良し。あなたの音楽ライフがさらに充実することを願っています!