blueSkyは、ギター用リバーブの中でも各音の聞き分けやすさと扱いやすさのバランスが良いエフェクターです。原音の後ろに短い残響を加える用途から、Shimmerで非現実的な広がりを作る用途まで対応できます。
所有個体の世代と現行V2では仕様や操作性が変わります。買い足しや買い替えを考える場合は、音の方向だけでなくプリセット、MIDI、筐体仕様も確認したいです。
結論:この機材はどんな人に向くか
blueSkyは、ギター用リバーブの中でも各音の聞き分けやすさと扱いやすさのバランスが良いエフェクターです。原音の後ろに短い残響を加える用途から、Shimmerで非現実的な広がりを作る用途まで対応できます。
音の特徴
Plateは反復音が重なりやすく、Roomは短い残響、Springはアンプ内蔵リバーブに似た残響です。Shimmerは強くかけると残響が原音より大きく聞こえるので、曲中の見せ場に向きます。
実用的な使い方
基本は歪みやディレイの後ろに置きます。常時ONならMixを控えめ、ソロやアンビエントならDecayを長めにして、原音が埋もれない範囲に調整します。
おすすめな人
- リバーブを1台で広く使いたい人
- Plate/Room/Spring/Shimmerを使い分けたい人
- ライブでも録音でも安定した空間系が欲しい人
おすすめしない人
- アナログ的な粗さだけを求める人
- 小型で最小機能のリバーブが欲しい人
- プリセット管理をまったく使わない人
他のリバーブと比較して選ぶ場合は、こちらの記事で定番機種を整理しています。
blueSkyの使用例|長岡亮介(浮雲)
ギター・マガジン編集部が公開した長岡亮介さんのエフェクターボードでは、Hizumi Station、BOSS DD-5などと並んでblueSkyが確認できます。歪みとディレイの後段でリバーブを加える実例として参考になります。
参考 長岡亮介|Guitars & Amplifiers & Effectsギター・マガジン編集部
FAQ
- blueSkyは初心者にも使いやすいですか?
- 基本操作は分かりやすいですが、設定幅は広いです。まずMixを控えめにし、残響の大きさを確認します。
- Shimmerは常時ONに向きますか?
- 常時ONより曲の見せ場向きです。薄く使うなら可能ですが、強くかけると残響が原音より目立ちます。
- blueSky V1とV2の違いは何ですか?
- V1は本体のFAVORITEに1設定を保存できます。V2は専用Shimmerノブ、3段階のMOD、EXP/MIDI、USB-Cなどを追加し、MIDI接続時は最大300プリセットを扱えます。
実機メモと写真
StrymonのBlueSkyリバーブエフェクターは、2010年に発売されました。これは、Strymonがエフェクター市場に本格参入した初期の製品の1つであり、そのリバーブエフェクトにより、すぐに人気を博しました。BlueSkyは、プレート、ルーム、スプリングなどのリバーブタイプを提供し、多彩なサウンドメイキングが可能なエフェクターとして評価されています。
Strymon/blueSky V2 ブルースカイ リバーブ
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現行のV2は、V1の音の方向性を引き継ぎつつ、操作系・外部制御・入出力を拡張した第2世代モデルです。
当方が所有しているものは前モデルのものです。2014年頃に購入してからかれこれ10年使ってますが、一切不具合はないです。 基本的なリバーブサウンドも透き通るようなリバーブで、MODEをMODに変えるとエグ目のリバーブをかけることが出来ます。 BlueSkyの目玉といえば、シマーモード(Shimmer)でリバーブにピッチシフターを加えたようなサウンドで、アンビエントやポストロックのようなジャンルで非常に効果的です。私はプログレ系の音楽もやるので飛び道具として使ってました。 左のフットスイッチでお気に入りの設定を保存していつでも呼び出せるので、通常時は普通のリバーブでFAVORITEスイッチをオンにするとシマーモードになるようにしてます。- コントロール:
- Decay(リバーブの持続時間)
- Pre-Delay(リバーブの開始遅延)
- Mix(ドライとウェット信号のミックス量)
- Low Damp(低音域の減衰量)
- High Damp(高音域の減衰量)
- Mod(リバーブにモジュレーションを追加)
- Reverb Type(プレート、ルーム、スプリングの選択)
- Normal, Mod, Shimmerの3つのモード切替
- 消費電流: 250mA(9V DC)
- 重量: 450g
- サイズ: 10.2cm(幅) x 11.4cm(奥行き) x 4.4cm(高さ)
- インプット/アウトプット: モノラルまたはステレオ入力・出力
Strymon blueSky V1とV2の違い
結論から言うと、V1の基本音とFAVORITE 1設定で足りるなら買い替えは必須ではありません。曲ごとの呼び出し、MIDI/USB-C、ライン入力、ShimmerとMODの細かな調整が必要ならV2が向きます。
| 比較項目 | V1 | V2 |
|---|---|---|
| Shimmer/MOD | MODEスイッチでNormal/Mod/Shimmerを選択 | 専用Shimmerノブと、light/deep/offのMODスイッチ |
| 設定保存 | FAVORITEに1設定 | FAVに1設定。MIDI接続時は最大300プリセット |
| 外部制御 | MIDI非対応 | EXP/MIDI、MultiSwitch Plus、USB-Cに対応 |
| 入力 | 左右独立のステレオ入力 | TRSステレオ入力、MONO/STEREO切替、楽器/ラインレベル切替 |
| 電源 | 9V DCセンターマイナス、250mA | 9V DCセンターマイナス、300mA以上 |
V1にもFAVORITE保存はある
V1はプリセットを保存できない機種ではありません。左側のFAVORITEフットスイッチへ1設定を保存し、現在のノブ位置と切り替えて使えます。V2も本体のFAVを備え、さらにMIDI接続時は最大300プリセットへ拡張できます。
V2は操作と外部制御が増えた
V2ではShimmerが独立ノブになり、MODもlight/deep/offから選べます。EXP/MIDI端子、USB-C、ラインレベル入力にも対応するため、MIDIコントローラーを使うライブやDAWと組み合わせる録音ではV2の利点が大きくなります。
音は単純な上下関係ではない
V2は新しいARMプロセッサーと更新されたアルゴリズムを採用していますが、V1より常に好みの音になるとは限りません。V1の操作感と音で不足がなければ継続使用、外部制御や調整幅が必要ならV2という選び方が現実的です。
参考 blueSky V1 User ManualStrymon公式


