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バッファーおすすめ10選|単体・チューナー内蔵の違いと接続

バッファーおすすめ10選|単体・チューナー内蔵の違いと接続

バッファーを選ぶ前に、手持ちのチューナーにバッファーが入っていないか確認してください。長いケーブルを使うと音がこもる、ボードを通すと高音が減る場合には役立ちますが、すでに対策できていれば買い足す必要はありません。

チューナーも必要ならPOLYTUNE 3やBOSS TU-3W、バッファーだけを小さく足すならBonaFide BufferやJHS Little Black Bufferが候補です。2台のアンプへ分けるならSuhr Buffer、音量や音色も調整するならMXR MC406、Xotic Super Clean Buffer、EUNAを比較します。

バッファーおすすめ10選の比較

製品種類主な機能選ぶ理由
BonaFide Buffer単体・操作不要電源断で自動バイパスバッファーだけを追加
JHS Little Black Buffer単体・操作不要小型・常時動作ボード裏へ設置
Suhr Buffer単体・2出力絶縁出力・位相切替アンプ2台へ分ける
MXR MC406単体・調整あり0〜+6dB・HI/LO CUT出力と帯域を調整
Xotic Super Clean Buffer単体・調整ありGAIN・4帯域DIPバッファー兼ブースター
29 Pedals EUNA単体・調整あり3フィルター・OFF時ループ入力音色とファズ接続
POLYTUNE 3チューナー内蔵バッファー切替・複数弦表示チューナーと兼用
BOSS TU-3Wチューナー内蔵背面BUF/THRU切替外からバイパスを比較
Pitchblack X miniチューナー内蔵ULTRA BUFFER固定省スペース
Canvas Tunerチューナー内蔵大画面・メニューで切替表示の見やすさを優先

単体型は6機種、チューナー内蔵型は4機種です。価格の高さだけで音質を並べた順位ではありません。商品カードでは電源・設置寸法に加え、販売価格、在庫、国内保証を確認してください。

バッファーとは? 音量を上げる機械とは違う

バッファーはギターの信号をその先の長いケーブルへ送りやすい状態にする回路です。電池の入っていない一般的なパッシブピックアップは、長い配線につなぐほど高音が減りやすくなります。バッファーを早い位置に置くと、その後の配線による変化を抑えられます。

電気的には「高い入力インピーダンスで受け、低い出力インピーダンスで送る」といいます。数字の大小を音質の順位にする必要はありません。まずは、ボードを通したときに音の変化があるかを確かめてください。

ただし、バッファーに入る前に減った高音を、元どおりに復元する機械ではありません。ギターからバッファーまでのケーブルも短めにすると、役割を生かしやすくなります。

バッファーが必要か、買う前に比べる

トゥルーバイパスのエフェクターを何台もつなぐ人や、ボードからアンプまでのケーブルが長い人は、すべてのエフェクターをOFFにした音とアンプ直の音を比べてください。トゥルーバイパスでも、間にあるケーブルの長さはなくなりません。

KORGはパッシブピックアップの説明で、約5mのケーブルから高音域が劣化しやすいと案内しています。ただし、ギターとケーブルの組合せで変わるため、5mを超えたら必ず購入という基準にはしません。

参考 ULTRA BUFFERと長いケーブルの説明KORG公式
手順1
アンプ直の音を聴く
短めのケーブルでギターをアンプへ直結し、コードと高い音を弾きます。
手順2
エフェクターをすべてOFFにしたボードを通す
ギターのボリュームとアンプの音色設定を変えずに、普段の配線へ戻します。
手順3
音量差と音色差を分ける
音量差があればアンプの最終音量で合わせます。ギターのボリュームは変えず、高音の減り方を聴きます。
手順4
手持ちのバッファーを試す
チューナーのバッファーなどを有効にし、同じ配線で比較します。ノイズ、コード、ギターのボリュームを絞った音も確認します。
手順5
必要な役割を選ぶ
差が気にならなければ追加不要。改善するなら、チューナー兼用・操作不要・調整ありのどれが必要かを考えます。

BOSSのコンパクトなど、バッファードバイパスのエフェクターが早い位置にあれば、すでに役割を担っている場合があります。アクティブピックアップやプリアンプ内蔵ギターも、追加の必要性は同じ手順で判断してください。

単体バッファーおすすめ6選

1. TC Electronic BonaFide Buffer

BonaFide Bufferは調整なしで信号を送りやすくしたいときに使う小型の常時動作型です。音色ノブやフットスイッチがなく、演奏中の踏み替えも要りません。チューナーを別に持っている人が、バッファーだけを足す用途に向いています。

電源供給が止まると、自動でトゥルーバイパスへ切り替わります。電源トラブル時にも信号を通すための機能で、すべての故障を防ぐものではありません。9Vセンターマイナス・40mAの外部電源を使い、電池は使えません。

参考 BonaFide Bufferの動作と電源TC Electronic国内公式

2. JHS Pedals Little Black Buffer

Little Black Bufferも、つないで常時使うタイプです。ノブとフットスイッチがないため、ボードの裏側へ置き、表のスペースをほかのエフェクターに使えます。裏へ置く場合は、ジャックと電源ケーブルがフレームに当たらないか確認してください。

メーカー公表値は入力1MΩ、出力100Ωです。音を足して作る機種ではなく、配線が長くなる場所の前へ置いて役割を担わせます。Fuzz Faceなどを使う場合は、その後ろが基本です。

mounting it on the underside of your pedalboard

日本語訳:エフェクターボードの裏側へ取り付けること。

参考 Little Black Bufferの設置(英語)JHS Pedals公式

3. Suhr Buffer

SUHR BUFFER バッファーアンプ

SUHR BUFFER バッファーアンプ

25,300円(11/06 19:16時点)
Amazonの情報を掲載しています

動画はSuhr Bufferを入れたボードとアンプ直を比べています。ケーブルやほかのエフェクターも比較条件に含まれます。

Suhr Bufferは2台のアンプへ信号を分けたい場合にも使えます。通常のOUTPUTに加え、トランスで絶縁されたISO OUTPUTを備えます。単に小さなバッファーが欲しい人より、2出力の役割が必要な人に向く機種です。

ISO側には位相反転スイッチがあります。2台のアンプを同時に鳴らすと低音が薄くなる場合に、通常と反転で比べます。音量を上げるノブではありません。まず1台なら通常のOUTPUTを使い、位相切替で音を作る必要はありません。

電源は9〜18V DCセンターマイナス。取説ではFuzz FaceやTone Benderの後ろへ置くことも案内しています。

One output (ISO) is isolated and utilizes a transformer

日本語訳:一方の出力(ISO)は絶縁され、トランスを使っています。

参考 Suhr Buffer取扱説明書(英語)Suhr公式

4. MXR MC406 CAE Buffer

MC406は0〜+6dBのGAINスライダーとHI CUT・LO CUTの押しボタンを備えています。まずGAINを左端の0dB、2つのCUTはOFFにして、バッファーを通す変化を聴きます。音量を足したい場合だけスライダーを右へ動かしてください。

MC406:GAIN最小でバッファーを比べる

  • GAIN0 dB
  • HI CUTOFF押しボタン:OFF / ON
  • LO CUTOFF押しボタン:OFF / ON

GAINは左端0dB。HI CUTとLO CUTはOFF。OUTPUT 2から次のエフェクターへ接続する。

高音が過剰ならHI CUT、低音が膨らむならLO CUTを試せます。失われた帯域を戻すEQではなく、高音や低音を減らす操作です。音量も調整できることと、バッファー本来の役割を分けて使います。

次のエフェクターへはOUTPUT 2を接続します。OUTPUT 1はチューナーや別系統へ分岐でき、工場設定ではバッファーを通さない信号です。内部で切替できるほか、別のエフェクター用の9V DC電源出力もあります。

Adjustable 0 to +6dB gain slider

日本語訳:0〜+6dBで調整できるゲインスライダー。

参考 MC406のスライダー・出力・CUT(英語)Jim Dunlop公式

5. Xotic Super Clean Buffer

Super Clean Bufferは、GAINノブで最大+12dBまで持ち上げられるバッファー兼ブースターです。ギターを持ち替えたときの音量差を調整したり、後ろの歪みやアンプへ強い信号を送ったりする用途があります。

外側の4つのDIPスイッチはHIGH・HIGH MID・LOW MID・LOWの音色調整用です。内部のバイパス切替とは別の操作です。バッファーとして比較するときは、外のEQをすべてOFF、GAINを最小にして確認し、必要な帯域だけ足してください。

エフェクターをOFFにしてもバッファーを使う場合は、内部をバッファードバイパスに設定します。内部の切替は、電源と接続ケーブルを外し、取扱説明書に従って行ってください。GAINやEQによるブーストと、OFF時に信号を送る役割を混同しないのが使うコツです。

Super Clean:音量を足す前に比較する

  • 1 GAIN7時

GAIN最小。側面のEQ DIPはすべてOFF。OFF時も使うなら内部をBuffered Bypassに設定。

internal dip switch to toggle between true bypass and buffered bypass

日本語訳:トゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替える内部DIPスイッチ。

参考 Super CleanのGAIN・DIP・バイパス(英語)Xotic公式

6. 29 Pedals EUNA

29 Pedals EUNA

29 Pedals EUNA

H・B・Lの3フィルターを備えた入力バッファー。

EUNAは入力の音色調整も行うバッファーです。H・B・Lの3スイッチは、それぞれHarmonics・Bright・Low。高い倍音、高音の明瞭さ、低音を強調する役割があります。音を変えずに送ることだけが目的なら、操作不要の機種から比較してもよいでしょう。

3つのフィルターは1つずつ上下に動かして、音の差を聴いてください。図はBの切替を比べるための位置です。音が暗い場合はBrightで明るくなる側を選び、HとLも必要な帯域だけ足す提案です。3つを同時に切り替えるより、何が必要か判断しやすくなります。

エフェクトループはEUNAをOFFにしたときだけ有効です。バッファーの前に置きたくないファズをループへつなげば、ファズを使う間はEUNAをOFFにして切り替えられます。ファズとEUNAのバッファーが常に同時動作するループではありません。販売価格と納期は販売先で確認してください。

EUNA:中央のBスイッチを切り替えて比較する

  • 1 H下上から:上 / 下
  • 2 B上上から:上 / 下
  • 3 L下上から:上 / 下

本体ONでBを上下に動かし、明るくなる側を選ぶ。H/Lも1つずつ比べ、必要な帯域だけ足す。

参考 EUNAのフィルターとOFF時ループUmbrella Company国内公式

バッファー内蔵チューナーおすすめ4選

こちらは調律に加えて、チューナーをOFFにしたときの演奏音もバッファー経由で送れる機種です。精度に使う「セント」は音程差の単位で、半音の100分の1です。ボードの早い位置へチューナーを置けるなら、電源とパッチケーブルを増やさずに済みます。調律機能や表示の違いを広く比べたい人には、チューナーのまとめもあります。

7. TC Electronic POLYTUNE 3

POLYTUNE 3は複数の弦をまとめて弾いて音程を確認できるチューナーです。BonaFide Bufferも内蔵しているので、調律とバッファーを1台へまとめたい場合に選べます。

バッファーを使うときは、裏蓋内の2つのDIPを上は右、下は左にするとBuffered Bypassになります。両方左はTrue Bypass、両方右はバッファー有効かつ表示常時ONです。通常版POLYTUNE 3の操作で、miniの外側スイッチとは区別してください。

切り替えるときは、ケーブルと電源を外してから裏蓋を開け、設定後に戻します。

通常のBuffered Bypass設定では、フットスイッチで調律を有効にすると出力がミュートされます。通過音の比較は調律を解除して行ってください。

両方右の表示常時ON設定は、演奏音を出しながら音程を確認する設定です。表示を保ったまま、フットスイッチでミュートを切り替えられます。

参考 POLYTUNE 3日本語取扱説明書TC Electronic国内公式

8. BOSS TU-3W

TU-3Wは背面のOUTPUTスイッチでバッファーを使うBUFと、トゥルーバイパスのTHRUを切り替えられます。私も所有しているチューナーで、同じ配線のまま通過音を比べたいときに操作が分かりやすい機種です。

バッファーを使うなら背面をBUFへ。チューナー本体はOFFにして演奏音を確認します。OUTPUTとBYPASS端子は役割が異なるため、通常はミュートできるOUTPUTから次のエフェクターへつなぎます。

チューニング精度は±1セントです。画面に表示される数字だけで選ぶより、立ったまま読めるか、踏みやすいか、バッファーを有効にした音が好みに合うかを確認してください。

参考 TU-3Wの機能と仕様BOSS公式
所有するBOSS TU-3Wの背面にあるOUTPUT BUF THRUスイッチ

所有するTU-3Wの背面。左のOUTPUTスイッチをBUFにするとバッファーを使えます。THRUとの比較は同じケーブルと音量で行ってください。

所有機の通過音や使い方は、TU-3Wの個別レビューで紹介しています。

9. KORG Pitchblack X mini

動画はPitchblack Xシリーズの紹介です。

Pitchblack X miniは小型チューナーにULTRA BUFFERを内蔵しています。狭いボードで面積を増やしたくない人向けです。精度は±0.1セントで、4つの表示モードを選べます。

miniはULTRA BUFFER固定です。フルサイズのPitchblack Xとは違い、トゥルーバイパスへ切り替えて比較する機能はありません。普通にチューナーをOFFにすればバッファーを通した演奏音になります。バイパス切替も欲しいならPOLYTUNE 3やTU-3Wを比較してください。

参考 Pitchblack X miniKORG公式

10. Walrus Audio Canvas Tuner

Canvas Tunerは2.8インチの画面で表示を確認しやすいチューナーです。精度は±0.1セント。置き場所に合わせて画面の向きを変えたり、表示色を調整したりできます。小ささより見やすさを重視するなら候補になります。

バッファーを使う場合は、本体メニューのBypass ModesでBuffered Bypassを選びます。バッファーを通さないRelay Bypassも選べるため、同じ配線で比較できます。バッファー有効時のメーカー値は入力約1MΩ・出力約400Ωです。

電源は9V DCセンターマイナス、300mAを供給できる出力を用意してください。小型のアナログエフェクターと同じ電源枠へ、そのまま追加できるとは限りません。

9 volt DC, Center Negative, 300mA

日本語訳:9V DC、センターマイナス、300mA。

参考 Canvas Tunerの表示・バイパス・電源(英語)Walrus Audio公式

バッファーを置く位置とファズの例外

基本はギターから見て早い位置です。例えばギター → バッファー内蔵チューナー → 歪み → ディレイ/リバーブ → アンプ。先に信号を送りやすくしてから、長い配線へつなぎます。

ただし、Fuzz FaceやTone Benderのように、ギターのピックアップと直接つながることで反応が決まる回路があります。その場合はギター → ファズ → バッファー/チューナーが基本。前にワイヤレスやバッファーを置くと、歪み方やギターのボリュームを絞ったときの音が変わる場合があります。Suhrの取説も、この順番を案内しています。

ボードからアンプまでが特に長い場合は、出口側へ置く方法もあります。まず今あるエフェクターで比較し、入口と出口に最初から2台買う必要はありません。配線を見直すときには、パッチケーブルの長さと差込部も確認してください。

ライブに持ち込む前にはリハーサルでノイズとON/OFFの音量差を確認します。ブースト機能付きでは、信号を送りやすくする効果と、単純に音が大きくなる効果を分けて比べてください。

よくある質問

バッファーを入れると必ず音が良くなりますか?
必ずではありません。長い配線による高音の減少を抑える回路です。短いケーブルでアンプ直との差が気にならなければ、追加しなくても構いません。
BOSSのエフェクターがあれば単体バッファーはいりませんか?
早い位置のバッファードバイパス機が役割を担っている場合があります。まず追加なしでアンプ直と比べ、位置とケーブルの長さに応じて判断してください。
チューナー内蔵と単体ではどちらがおすすめですか?
チューナーを早い位置へ置けるなら内蔵型で兼用できます。チューナーと別の場所へ置きたい場合や、2出力・音量・音色調整が必要なら単体型を比較してください。
Fuzz Faceの前にバッファーを置いてもよいですか?
ギターのピックアップとの関係で反応が変わるため、まずファズの後ろへ置きます。EUNAのループを使う場合も、ループが有効になるのはEUNAをOFFにしたときです。

必要な機能から1台を選ぶ

操作なしで足すならBonaFide BufferやJHS、調律も兼ねるならPOLYTUNE 3・TU-3W・Pitchblack X mini。2台のアンプへ分けたい人はSuhr Buffer、音量や音色も触りたい人はMC406・Super Clean・EUNAを比較してください。

高価な機種へ買い替える前に、今のケーブルとエフェクターで音の変化を確かめることが大切です。必要な役割が決まれば、商品カードで電源・大きさ・在庫を確認しやすくなります。