自作エフェクターを始める時に便利なツールまとめ

自作エフェクターを始める時に便利なツールまとめ

エフェクターが大好きだけど、そんなにたくさん買うお金がないと考えられてる若い方のために、自作エフェクターに手を出しために必要なツールや部品をリストにしてみました。
私自身も16歳の頃なけなしのお金で中古の激安ギターはなんとか買えたものの、エフェクターを買う余裕がなかったので楽器屋のリペアマンの人に自作エフェクターの存在を教えてもらってから図書館で電気回路の本を借りて読み込んで勉強して作れるようになりました。

1. 自作エフェクターを作る際に必要なツール

エフェクター製作に必要な基本的なツールは以下の通りです。これらを揃えることで、スムーズに作業を進められます。

はんだごて

部品を基板に固定するために使用する必須ツール。温度調整機能付きのものが作業しやすいです。

上記のものは私が15年以上愛用しているモデルです。

ストレート型以外にガンタイプもありますが、私は使いづらかったです。見た目はかっこいいですが。

細身のはんだごては自作エフェクターには不向きだと思います。もっと精密な作業をするのに向いてます。自作エフェクターはそこまで精密なはんだ付けは求められません。

はんだ

はんだごてを使って部品同士を電気的に接続するための金属材料です。鉛フリーはんだが推奨されます。

一番ベタなものはKester44というモデルがギター界隈だと好まれます。

私は切り売りではなくロールで買ってます。

錫と鉛の比率は60:40のものが一番使いやすいと思います。鉛の比率が増えれば低音が出やすいみたいな話もありますが、私にはそこまでの違いはわかりませんでした。溶けにくいので使いにくいです。
他には銀入りみたいなゴージャスなものもあります。

白光(HAKKO) HEXSOL 銀入りはんだ 音響AV機器用 20g FS409-01

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はんだごてスタンド

白光(HAKKO) こて台 FX-600/FX-601/PRESTO/DASH用 633-01

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作業中に高温のはんだごてを安全に置くためのスタンドです。

安物を買うと最悪家が火事になるので、それなりにしっかりしたスタンドをおすすめします。

ハンダ吸い取り線

はんだを間違ってつけた時に、不要なはんだを除去するために使用します。

吸い取り線の幅は3mmのものを選んだほうが良いです。

ニッパー

部品の足や配線をカットするためのツールです。配線作業や仕上げに必要です。

なるべく刃先が細かいもののほうが使いやすいと思います。100円ショップに売ってるものは切れ味悪くてストレスなのでおすすめはしません。

ツノダ(Tusnoda) King TTC エンドニッパー(喰切) 115mm EN-115

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こういう喰い切り方のエンドニッパーもあると便利です。

ペンチ

部品や配線をしっかりと掴んで固定するために使います。曲げたり引っ張ったりする際に便利です。

これもなるべく細いものをおすすめします。

ドリル

BOSCH(ボッシュ) 電気ドリル GBM10RE/N

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エフェクターのケースに穴を開けて、スイッチやジャックを取り付けるために使用します。

アルミダイキャストケースへの穴あけは危険な作業なので注意しましょう。

ドリルの刃

ケースに穴を開ける際に、用途に応じたサイズのドリルの刃を使い分けます。

必ず鉄工用を選んでください。木工用だと刃先がすぐに折れます。危険です。

5mmくらいまでは上記の刃で問題なくてそれ以上の大きさの穴を開ける場合は下記のようなステップドリル刃を使うと便利です。

センターポンチ

ドリルで穴を開ける位置に打痕をつけてドリルで穴を開ける際に位置がずれないようにするツールです。絶対あったほうが良いです。

上記のものは押し込むだけでバネ式で打痕を付けてくれるので便利です。

2. あったほうが便利なもの

必須ではないですが、作業を効率化するためにあったほうが便利なアイテムです。

結束バンド

配線をまとめて整理するために使用します。エフェクター内を綺麗に保つのに便利です。

ホットボンド

部品を固定したり、配線を保護するために使用する接着剤です。簡単に作業を行えます。

ポット裏と基板裏を接触しないようにくっつけて固定する際やバッテリースナップの配線が切れないように根本で固定する際に使用します。

グルースティックもまとめ買いしておくと良いと思います。

瞬間接着剤

コニシ ボンドアロンアルフアプロ用耐衝撃 20g #31701

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小さなパーツを素早く固定するために便利な接着剤です。

主にLEDをアルミダイキャストケースに固定する際に使用します。

3. どんなエフェクターを作るにしても買い溜めておくと便利なもの

どんなエフェクターを作る際にも使える材料は、まとめて購入しておいて損はありません。以下の部品は頻繁に使用されます。

アルミダイキャストケース 1590Bサイズ or 1590BBサイズ

エフェクターの筐体として広く使用されるケース。サイズに応じて選択します。

ステレオジャック

ステレオ仕様の信号入出力ジャックです。エフェクターの入力端子として使用されます。

シールドを挿している間だけ電池が消費されるようになっているのは入力端子をステレオにしているからです。

Switchcraftが定番ですが高めです。

モノラルジャック

一般的なエフェクターの信号入力や出力に使われるジャックです。アウトプットに使用します。

2.1mm 電源ジャック

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エフェクターに外部電源を接続するための標準的なジャックサイズです。

22AWG Wire

BELDEN 8503 フックアップワイヤー5色セット 8503-01-5

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エフェクター内の配線に最適な太さの電線です。柔軟で扱いやすいです。

コントロールノブ

ポテンショメーターのシャフトに取り付けるノブ。エフェクターの音量やトーン調整に使用されます。

LED

エフェクターのオン・オフ状態を視覚的に表示するためのランプです。

3PDTスイッチ

エフェクターのオン・オフを切り替えるためのスイッチ。エフェクトの信号の入切やLED点灯の制御に使われます。

主要な値の抵抗: 100オーム、1K、10K、100K、1M、220オーム、2.2K、22k、220k、2.2M、470オーム、4.7K、47K、470Kなど

抵抗はエフェクター回路において電流の流れを制御するために使用されます。様々な値の抵抗を揃えておくと便利です。

コンデンサー (主要な値: 10nF, 100nF, 1uF, 10uFなど)

エフェクター回路で電気の平滑化や信号のフィルタリングに使用される部品です。頻繁に使われる値を揃えておくと便利です。

ICソケット

オーディオファン icソケット 8ピン 平ピン 10個入

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ICを基板に直接はんだ付けせず、ソケットに差し込むことで、交換や修理が容易になります。

4. 追加であると便利なツール

以下のツールは必須ではありませんが、作業の効率や精度を高めるために役立つアイテムです。

マルチメーター

回路内の電圧や抵抗値を測定するためのツール。トラブルシューティングに役立ちます。

ワイヤーストリッパー

ベッセル(VESSEL) ワイヤーストリッパー 3500E-2

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電線の被覆を剥がすためのツール。配線作業がスムーズになります。

PCBホルダー

プリント基板を固定するホルダー。はんだ付け作業が安定して行えます。