ワンノブブースターを選ぶなら、最初に決めるべきなのは「音量だけを上げたいのか」「音色も少し太くしたいのか」です。
結論から言うと、原音を大きく変えずに使うなら MXR Micro Amp や TC Electronic Spark Mini Booster、常時ONで音を少し太くしたいなら Xotic EP Booster、高域の張りや押し出しを足したいなら ZVEX Super Hard On や Electro-Harmonix LPB-1 が候補になります。
この記事では、ワンノブブースターの選び方、代表機種の違い、歪みペダルの前後どちらに置くべきかを整理します。機種ごとの評価も残しながら、購入前に比較しやすい形にまとめました。
ワンノブブースターの選び方
ワンノブブースターは操作が簡単ですが、どれも同じ音ではありません。選ぶときは、クリーンブースター、プリアンプ系、MOSFET/FET系、トレブル寄りの4方向に分けると判断しやすくなります。
ソロの音量だけ上げたい場合は、歪みペダルの後ろやアンプの前段でヘッドルームに余裕がある機種を選びます。アンプや歪みを押してゲインを増やしたい場合は、歪みの前に置いて中域や高域の出方を見ます。
自作エフェクター目線では、ワンノブでも回路の個性はかなり出ます。オペアンプ系は素直、FET/MOSFET系は張りやきらめき、Echoplex系は少し太さが出る、と考えると選びやすいです。
比較表
| 製品 | 音の方向 | 使いやすい用途 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| Xotic EP Booster | 太く自然 | 常時ON、ソロ | 音に少し厚みを足したい人 |
| MXR Micro Amp | 素直な音量アップ | ソロ音量、出力補正 | 定番のクリーンブースターが欲しい人 |
| EarthQuaker Devices Arrows | 中高域が前に出る | 歪み前段、リード | 音を少しタイトにしたい人 |
| TC Electronic Spark Mini Booster | 癖が少ない | ボード省スペース | 小型で扱いやすい1台が欲しい人 |
| DEMETER PRS-2 | プレゼンス寄り | 抜けの補正 | 高域の輪郭を足したい人 |
| BJFE Baby Pink Booster | 自然で上質 | 常時ON、バッファ的用途 | 音色を崩さず底上げしたい人 |
| Electro-Harmonix LPB-1 | 太く押す | アンプ/歪みのプッシュ | ロック向けの太さが欲しい人 |
| ZVEX Super Hard On | 張りときらめき | 常時ON、前段ブースト | FET系の立体感が好きな人 |
| JHS Prestige | 明るく整える | バッファ、音質補正 | シンプルに音を前へ出したい人 |
| Keeley Mini Katana | ナチュラル | クリーンブースト | 音色変化を抑えて音量を上げたい人 |
| AMZ Mosfet Booster系 | MOSFETらしい明るさ | 自作/派生モデル | MOSFETブースターの質感を狙う人 |
ワンノブブースターおすすめ11選
1. Xotic EP Booster
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Xotic EP Boosterは、音量を上げるだけでなく、少し太さと艶を足したい人に向いた定番ブースターです。Echoplex系のプリアンプ的な色づけがあり、シングルコイルの線の細さを補いたいときにも使いやすいです。
完全に無色透明なブースターではありません。常時ONで音を整える、ソロで少し前に出す、アンプを軽く押す用途に向きます。
2. MXR Micro Amp
MXR Micro Ampは、ワンノブブースターの基準にしやすい定番です。最大+26dBのブースト量があり、ギターごとの出力差をそろえる用途や、ソロ時の音量アップに向きます。
FET系やMOSFET系と比べると、音のきらめきよりも素直な押し出しが中心です。自分でも使うことが多いですが、歪みやすいアンプの前では音量アップというよりゲインアップとして働く場面があります。
EQで低域と高域も整えたい場合は、Micro Amp+も候補になります。
MXR エフェクター M233 Micro Amp + マイクロ アンプ プラス 【国内正規品】
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3. EarthQuaker Devices Arrows
EarthQuaker Devices Earth Quaker Devices プリアンプブースター Arrows
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EarthQuaker Devices Arrowsは、歪みの前に置いて音を少しタイトにしたいときに使いやすいプリアンプブースターです。中高域が前に出るため、リードの輪郭を出したい場面に合います。
低域を太くするタイプではないので、ファットさを足したいならEP BoosterやLPB-1のほうが自然です。バンド内で音を前へ出したい人に向きます。
4. TC Electronic Spark Mini Booster
tc electronic アナログ ブースター SPARK MINI BOOSTER
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TC Electronic Spark Mini Boosterは、小型で癖の少ないクリーンブースターを探している人に向きます。ボードの空きが少ない場合でも入れやすく、操作もシンプルです。
音作りの幅を広げたいなら4ノブのSpark Boosterも便利です。ワンノブにこだわるならMini、EQ調整までしたいなら通常版を選ぶと失敗しにくいです。
5. DEMETER PRS-2 Presence Control
参考 Demeter Amplification 公式サイトDemeter AmplificationDEMETER PRS-2 Presence Controlは、単なる音量アップよりもプレゼンス帯域の押し出しを狙うブースターとして考えると選びやすいです。ハムバッカーの音を少し前へ出したいときや、アンプの抜けを補いたいときに合います。
入手性が安定しにくい機種なので、ここでは参考機種として扱います。購入前は中古市場や正規取扱店の在庫を確認してください。
6. BJFE Baby Pink Booster
参考 BJFE Baby Pink BoosterBJFEBJFE Baby Pink Boosterは、音色を大きく変えずに全体を底上げしたい人に向いたブースターです。派手なEQ変化よりも、通したときのまとまりや弾きやすさを重視するタイプです。
バッファードバイパスの質感も含めて評価される機種なので、常時ON前提で考えると良さが分かりやすいです。現行の安定したAmazon商品リンクは確認できないため、公式ページを参考リンクとして掲載します。
7. Electro-Harmonix LPB-1 Linear Power Booster
Electro-Harmonix LPB-1は、クリーンに音量を上げるというより、アンプや歪みペダルを太く押す用途で魅力が出るクラシックなブースターです。ロックやブルースで、音に厚みと勢いを足したい人に向きます。
完全に原音を変えたくない人より、少し荒さや太さが欲しい人向けです。ロック寄りのブースターを手頃に試したい場合にも選びやすいです。
8. ZVEX Super Hard On (SHO)
ZVEX Super Hard Onは、FET系らしい張りときらめきが欲しい人に向いたブースターです。音量を上げるだけでなく、ギターの輪郭や倍音感を少し前へ出します。
高域が出るアンプやシングルコイルでは明るく感じることがあるので、常時ONにするなら音量位置を控えめに始めるのがおすすめです。
9. JHS Prestige
JHS Pedals ジェイエイチエス ズ バッファー ブースター Prestige
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JHS Prestigeは、バッファ兼ブースター的に使いやすいワンノブペダルです。音を少し明るく整え、ボード全体の押し出しを作る用途に合います。
ソロ専用の大きな音量アップだけでなく、常時ONで音を整える使い方にも向きます。極端な色づけが欲しい場合は、EP BoosterやLPB-1のほうが分かりやすいです。
10. Keeley Mini Katana
Keeley ◆ Mini Katana Clean Boost ◆クリーンブースター ギター エフェクター『並行輸入品』
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Keeley Mini Katanaは、ナチュラルに音量を上げたい人に向いたクリーンブースターです。音色を大きく変えず、ギターやアンプのキャラクターを保ったまま前へ出しやすいです。
派手なキャラクターを足すより、素直な音量アップを狙う人に合います。リードだけを自然に前へ出したい場合にも使いやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=2iqx9p4snts
11. AMZ Mosfet Booster系
AMZ Mosfet Boosterは、市販完成品というより、自作エフェクター界隈でよく知られるMOSFETブースター回路です。MOSFETらしい明るさ、張り、音の立ち上がりを狙うときに参考になります。
参考 AMZ Mosfet Boostermuzique.com完成品として近い方向を探すなら、MOSFETブースター系の現行品も候補になります。
歪みの前と後ろ、どちらに置くべきか
歪みを増やしたいなら、ブースターは歪みペダルの前に置きます。入力レベルが上がるため、歪み量、サステイン、アタックの出方が変わります。
音量を上げたいなら、歪みペダルの後ろに置くほうが分かりやすいです。ただしアンプ側がすでに歪んでいる場合は、後ろに置いても音量ではなく歪みやコンプレッションが増えることがあります。
常時ONで音を整えるなら、ボードの最前段か歪みの前段が試しやすいです。バッファ的に使う場合は、ワウや一部ファズとの相性に注意してください。
ブースター全体の選び方を広く見たい場合は、通常サイズや複数ノブのモデルも含めて比較したこちらの記事も参考になります。
おすすめな人
- ソロの音量を上げたい人
- アンプや歪みペダルを少し押したい人
- 常時ONで音の張りや太さを整えたい人
- 操作が簡単なブースターを探している人
おすすめしない人
- 低域・中域・高域を細かくEQしたい人
- ブースター単体で強い歪みを作りたい人
- 曲中で複数の音量設定を切り替えたい人
ワンノブブースターのFAQ
- ワンノブブースターは歪みの前と後ろ、どちらに置くべきですか?
- 歪みを増やしたいなら前、音量を上げたいなら後ろが基本です。ただしアンプが歪んでいる場合は、後ろでも音量より歪みが増えることがあります。
- 初心者にはどのワンノブブースターがおすすめですか?
- まずはMXR Micro AmpかTC Electronic Spark Mini Boosterが選びやすいです。癖が少なく、音量アップの効果を確認しやすいからです。
- 常時ONに向くブースターはどれですか?
- Xotic EP Booster、BJFE Baby Pink Booster、JHS Prestige、ZVEX Super Hard Onが候補です。音色の変化量が違うため、アンプとの相性で選びます。
- ワンノブブースターで音は劣化しますか?
- 機種や接続順によります。高品質なバッファやブースターは音を整える方向に働くこともありますが、明るくなりすぎる場合もあります。
まとめ
ワンノブブースターは、シンプルですが音の方向性はかなり違います。素直な音量アップならMXR Micro AmpやSpark Mini、常時ONの太さならEP Booster、張りやきらめきならZVEX SHO、ロック向けの押し出しならLPB-1が選びやすいです。
最初の1台は、置き場所を変えながら試せる癖の少ないモデルがおすすめです。そこから「もっと太く」「もっと明るく」「もっと原音のまま」と感じた方向へ、次のブースターを選ぶと失敗しにくくなります。
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