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Dunlop JHF1レビュー|BC108ファズの中身とFFM3との違い

Jim Dunlop JHF1は、BC108というシリコントランジスタを使ったFuzz Faceです。ギターのボリュームを動かし、歪んだ音から歪みの少ない音へ切り替えて使いたい人に向くモデルです。

私の個体を開けると、丸い大きなケースに対して回路は小さく、シンプルな造りでした。内部の写真に加え、FFM3との違いや電源、2つのつまみの使い方を紹介します。

Jim Dunlop JHF1

BC108を使ったシリコンFuzz Face

メーカーが再現の対象にしているのは、Jimi Hendrixが使った1969〜1970年頃のDallas-Arbiter Fuzz Faceです。ゲルマニウム版ではなく、BC108を使うシリコン版として区別します。

Built around the toneful BC108 silicon transistor

日本語訳:BC108シリコントランジスタを中心に構成されています。

参考 JHF1の回路・操作・電源(英語PDF)Dunlop取扱説明書
所有するJHF1 Fuzz Faceの内部配線と基板

所有するJHF1の内部。ケースに対して回路が小さく、部品の配置を見渡せます。

Fuzz Faceでは、使うトランジスタや動作点によって音が変わります。「ゲルマニウムなら必ずブチブチした音」「シリコンなら個体差がない」とまでは言えません。部品の種類だけでなく、ギターのボリュームを絞ったときの音も比べたいところです。

JHF1のBC108シリコントランジスタ周辺

私の個体に使われているBC108。部品の型番と製造元は別の情報で、型番だけでメーカーや特注品かどうかは判断できません。

FUZZとVOLUMEの使い方

FUZZは歪みの量、VOLUMEはエフェクトを入れたときの出力音量を調整します。ギターのボリュームは、この2つとは別に、JHF1へ入る信号の強さを変える操作です。

説明書では、FUZZとVOLUMEを12時から始める手順を案内しています。まずアンプの音量を抑えて接続し、同じフレーズで音の変化を確かめます。

手順1
オンとオフの音量を合わせる

FUZZとVOLUMEを12時から始め、VOLUMEでオン/オフの音量差を調整します。

手順2
必要な歪み量を探す

FUZZを動かし、単音の伸び方とコードの聞こえ方を比べます。

手順3
ギターのボリュームを絞る

JHF1をオンにしたまま、ギターのボリュームを下げます。歪みが減る範囲を確かめ、戻したときの音と比べます。

接続はまずギターの直後から試します。前にバッファーなどの回路があると、ギターを直接つないだ場合と反応が変わることがあるためです。ワウと併用するときも、順番を入れ替えてギターのボリュームへの反応を比べます。

基板の裏側と、自作したケース

JHF1基板裏面に載る小型部品

基板裏面にはチップ抵抗と、VR1・VR2の半固定抵抗が載っています。

小さなマイナスねじのような部品が、調整できる抵抗である半固定抵抗です。VR1・VR2の用途は回路図で確認できていないため、ここでは調整方法には踏み込みません。

JHF1のケースをもとに鋳造して磨いたアルミケース

元のケースから形を取り、アルミで鋳造して磨いてみたケースです。丸い筐体も含めて自作した記録を残しました。

FFM3との大きさ・電源の違い

JHF1は9V電池で動かすフルサイズ、FFM3は小型で外部電源とLEDを備えるモデルです。JHF1の説明書は9V電池を指定しています。外部電源端子のある別のFuzz Faceと混同しないようにします。

確認することJHF1FFM3
本体大きな丸型ケース小型の丸型ケース
電源9V電池9V電池・指定の9V外部電源
LEDなしあり

Jim Dunlop FFM3

DunlopはFFM3について、JHF1と同じ回路を小さいケースへ収めたモデルと説明しています。動画はJHF1とFFM3を弾き比べたものなので、サイズと電源だけでなく音も比較できます。

Featuring the same circuit as the JHF1 in a smaller housing

日本語訳:JHF1と同じ回路を、より小さなケースに収めています。

参考 FFM3の回路・LED・電源(英語PDF)Dunlop取扱説明書

JHF1単体の操作を聴きたい場合は、こちらの実演も参考になります。

ほかのFuzz Face系やゲルマニウム版と比べるときは、音だけでなく電源と接続順も確認したいです。系統ごとの違いはこちらにまとめています。

よくある質問

JHF1はゲルマニウムファズですか?
BC108を使うシリコンFuzz Faceです。Dunlopは1969〜1970年頃にHendrixが使ったDallas-Arbiterの再現モデルと説明しています。
JHF1はどこにつなぎますか?
まずギターの直後から試します。前にバッファーなどを置くと反応が変わることがあるため、ギターのボリュームを動かして順番の違いを比べます。
FFM3との違いは?
Dunlopは同じ回路を小型化したモデルと説明しています。FFM3にはLEDと外部電源端子があり、JHF1は9V電池を使います。