その機材、どこで買う?ギター機材・部品の価格を一括比較!

安いディレイおすすめ5選|短いエコー・長い反復で選ぶ

安いディレイおすすめ5選|短いエコー・長い反復で選ぶ

安いディレイを選ぶなら、まず短いエコーを薄く足したいのか、長い反復音をはっきり鳴らしたいのかを決めると選びやすくなります。

5千円以内で短いエコーを試すならBEHRINGER VD400、少し予算を足して金属のケースを選ぶならTC Electronic Echobrain。反復の間隔を長く取りたいならThe Prophet、小さなボードにはIbanez ADMINI、反復音に揺れも足すならMemory Toyを比較してみてください。

比較表には4千円台から1万円台の5台を載せています。本体に加えて、必要な電源と接続ケーブルを含めた金額で比べてください。

安いディレイおすすめ5選を比較

製品参考税込価格方式/最大ディレイ時間選ぶ理由買う前の確認
VD4004,680円アナログ/300ms短いエコーを手頃に試す樹脂ケース
Echobrain6,280円アナログ/300ms金属ケースで基本の3ノブ長いディレイには不向き
The Prophet7,480円デジタル/1,300ms長い反復とリズムを使う足でテンポを設定する機能はなし
ADMINI14,800円アナログ/600msボードの幅を節約する電池不可・電源が別途必要
Memory Toy19,300円アナログ/550ms反復音に揺れを加える揺れの速さは表のノブで調整できない

価格は2026年10月29日に参照したサウンドハウス各商品ページの税込表示です。ポイント還元を差し引かず比較しています。価格と在庫は変わるため、注文時に商品カードの販売店で確認してください。

300msは0.3秒です。短い時間なら音に厚みを足し、長くすると「タッ、タッ」と繰り返す音を聞き取りやすくなります。同じアナログ方式でも、使える長さは機種によって違います。

安いディレイで失敗しない選び方

柔らかいエコーならアナログ、反復を聞かせるならデジタル

アナログディレイは、繰り返すほど音が暗くなっていくのが特徴です。原音の後ろへなじませやすく、ブルースやロックでソロを少し太くしたいときに向いています。今回のVD400、Echobrain、ADMINI、Memory Toyがこのタイプです。

デジタルディレイは、弾いた音の輪郭を残した反復が得意です。The Prophetは最大1,300msまで使えるため、ゆっくりした曲で長いエコーを鳴らしたいときにも比較できます。「アナログだから上」「デジタルだから安っぽい」という選び方はしなくて大丈夫です。

曲にテンポを合わせるなら、足で設定できるかも確認する

足で拍を踏んでディレイの速さを決める機能を、タップテンポといいます。今回の5台には付いていません。曲ごとに速さを変えるライブでは、安さだけで選ぶと操作が大変になることがあります。

自宅で同じ設定を使うなら3ノブで十分ですが、曲に合わせた反復を毎回すばやく作りたい場合は、タップテンポ付きも含めた比較が役立ちます。

安いディレイおすすめ5選と設定例

設定図は各機種で試すための調整例です。ノブ位置とディレイの長さは正比例しないため、時計位置は参考にし、実際に反復を聞いて間隔を合わせてください。

1. BEHRINGER VD400 Vintage Delay

VD400はギターを弾いた直後に返ってくる短いエコーを、5千円以内で試したい人に向いた1台です。アナログ方式で最大300ms。反復の間隔を長く取るより、カントリーの短いエコーや、ソロへ薄く厚みを足す使い方が合います。

左のREPEAT RATEで反復の間隔、中央のECHOでエコーの音量、右のINTENSITYで繰り返しの量を調整します。電池と9V電源を使えますが、ケースは樹脂製です。ボードで使うならケーブルに足を引っかけない配置にしてください。

VD400で短いエコーを薄く足す設定

VD400:ソロに薄いエコー

  • 1 REPEAT RATE12時
  • 2 ECHO9時
  • 3 INTENSITY9時

ECHOを低く保ち、REPEAT RATEで反復の間隔を耳で合わせます。INTENSITYは1〜2回ほど返る量に調整。

REPEAT RATE sets the delay time.

日本語訳:REPEAT RATEでディレイの間隔を調整します。(2n3565訳)

参考 VD400 製品情報(英語)BEHRINGER公式

2. TC Electronic Echobrain Analog Delay

Echobrainは短いアナログディレイを使いたいものの、ケースは金属製を選びたいときに比較したい機種です。最大300msという長さはVD400と同じ。3つのノブだけで、反復の間隔・音量・回数を調整できます。オフ時はエフェクト回路を通さないトゥルーバイパスで、9V電池またはアダプターで動きます。

反復音を小さくすれば、コードを止めたあとに少しだけエコーが残る使い方もできます。一方、ゆっくりした曲で長いディレイを使うなら、600msのADMINIや1,300msのThe Prophetのほうが選択肢を広げられます。

Echobrainでコードに短い余韻を付ける設定

Echobrain:コードのあとに短い余韻

  • 1 TIME10時
  • 2 MIX9時30分
  • 3 REPEATS9時

コードを短く切って反復を確認し、MIXは弾いている音より後ろに聞こえる量へ。長く残る場合はREPEATSを下げます。

参考 ECHOBRAIN ANALOG DELAY 製品情報ヒビノエレクトリ

3. TC Electronic The Prophet Digital Delay

反復をリズムの一部として聞かせたいなら、The Prophetが候補です。今回の5台で唯一のデジタル方式で、最大1,300msまで対応。TIMEで反復の間隔、MIXで音量、REPEATSで繰り返しを調整します。

右の3段スイッチには1/16・1/8・3/8という表示がありますが、曲のテンポを自動で読み取るものではありません。最大200・500・1,300msの時間範囲を切り替え、TIMEノブで間隔を合わせる仕組みです。足で拍を入力するタップテンポもありません。9V電池またはアダプターに対応し、オフ時はエフェクト回路を通さないトゥルーバイパスです。

The Prophetで反復を聞かせる設定

The Prophet:アルペジオに反復を重ねる

  • 1 TIME12時
  • 2 MIX10時30分
  • 3 REPEATS10時
  • 4 RANGE1/8上から:1/16 / 1/8 / 3/8

図は中央の1/8。TIMEを弾くテンポに合わせ、次の音を隠すときはMIXかREPEATSを下げます。

参考 THE PROPHET DIGITAL DELAY 製品情報・取扱説明書ヒビノエレクトリ

4. Ibanez ADMINI

ADMINIはアナログディレイを小さなボードへ入れたいときに向いています。日本製で、幅51mmのケースに20〜600msのディレイを搭載。短いエコーから、VD400やEchobrainでは届かない長さまで調整できます。

大きなDELAY TIMEで反復の間隔、上側の小さなREPEATとBLENDで回数と音量を調整します。オフにするとエフェクト回路を通さず音を流すトゥルーバイパスで、9Vセンターマイナス電源を使用。電池では動かないため、電源を持っていない場合は購入費に含めて比較してください。

ADMINIでギターソロに余韻を付ける設定

ADMINI:ソロに柔らかい余韻

  • 1 REPEAT9時30分
  • 2 BLEND10時
  • 3 DELAY TIME1時

DELAY TIMEで音の間隔を合わせ、速いフレーズが重なるときはBLENDを下げます。

参考 ADMINI 製品情報Ibanez公式

5. Electro-Harmonix Memory Toy

Memory Toyはアナログの反復にゆっくりした揺れを加えたい人向けです。30〜550msに対応し、MODスイッチをオンにすると反復音が揺れます。単にエコーを足すだけでなく、コードを伸ばしたときの雰囲気も変えられます。

DELAY・FEEDBACK・BLENDの3ノブで調整し、揺れのオン/オフをMODで切り替えます。揺れの速さを調整する表側のノブはありません。原音に揺れを付けるコーラスと同じ操作だと思わず、反復音の変化を動画で聞いてみてください。9V電池または対応電源で動き、オフ時はエフェクト回路を通さないトゥルーバイパスです。

参考価格は19,300円で、VD400やEchobrainとは予算に差があります。短いエコーだけが目的なら安い2台を優先し、揺れも欲しい場合に比較してみてください。

Memory Toyで揺れる余韻を作る設定

Memory Toy:コードのあとに揺れる反復

  • 1 DELAY1時
  • 2 FEEDBACK11時
  • 3 BLEND10時
  • 4 MODON上から:ON / OFF

MODをオンにした例です。揺れや反復が強いときはBLENDを下げ、残りすぎるときはFEEDBACKを下げます。

Up to 550ms delay time

日本語訳:ディレイタイムは最大550ms。(2n3565訳)

参考 Memory Toy 製品情報(英語)Electro-Harmonix公式

初めて使うときは音量と回数を控えめに

ディレイが邪魔に感じるとき、長さよりも反復の音量や回数が原因のことがあります。まずクリーンな音で、次の順に確認すると違いを聞き分けやすくなります。

手順1
反復の音量と回数を小さくする
MIX・ECHO・BLENDなど反復音の音量を下げ、REPEATS・INTENSITY・FEEDBACKなど回数のノブも低めにします。
手順2
1音弾いて反復の間隔を合わせる
エコーが聞こえる程度まで音量を上げ、TIMEなどで間隔を調整します。ノブの名前や回す方向は機種ごとに確認してください。
手順3
普段のフレーズで音量と回数を足す
コードやソロを弾き、必要な分だけ反復を足します。速いフレーズで音が重なるなら、まず反復の音量を下げてください。

反復が増え続ける音も使いたい場合

VD400、Echobrain、Memory Toyは、反復の量を上げると音が増え続ける「発振」も作れます。通常のエコーとは別の効果なので、試す場合はアンプの音量を下げ、反復のノブを少しずつ上げてください。急に音が大きくなったら反復を下げます。

買う前に電源・接続・ライブの操作も確認する

アンプの歪みを使う場合、アンプの手前へつなぐと反復音まで歪みます。アンプにセンド/リターンがあれば、アンプの歪みの後ろへディレイを接続できるので、そちらの音も比較してください。歪みペダルを使うなら、まずその後ろにディレイを置くと反復を聞き取りやすくなります。

また、今回の機種は設定を複数保存して足で呼び出す用途には向いていません。1つの音を決めて使うのか、曲中に切り替えるのかで必要な機能が違います。電池対応機も、ボードに入れっぱなしで使うなら、説明書に合う電圧・極性・供給電流の電源を用意してください。ライブで使う場合はリハーサルでノイズとオン/オフの音量差も確認してください。

ほかの安いディレイも比べたいときは

中国系ブランドも含めて、同じ予算でどんな機能を選べるか知りたい場合は、こちらにまとめています。製造国にかかわらず、販売元、保証、電源、必要な機能を同じ条件で比較してください。

きれいな反復や長いディレイをさらに比較したい場合は、デジタルディレイの記事が役立ちます。

反復が少しずつ暗くなる音が好みなら、アナログディレイの機種ごとの違いも確認してみてください。

安いディレイのよくある質問

初めてならアナログとデジタルのどちらがおすすめですか?
短いエコーを薄く足すならアナログ、反復をはっきり聞かせたり長く鳴らしたりするならデジタルが選びやすいです。方式より、必要な長さと操作のしやすさを先に比べてください。
安いディレイでもライブで使えますか?
使えます。ただし今回の5台にはタップテンポがないため、曲ごとに速さを変える場合は事前の調整が必要です。電源、ノイズ、オン/オフの音量差、ケーブルに足が触れない配置もリハーサルで確認してください。
ディレイは長い時間まで使えるほうがよいですか?
短いエコーだけを使うなら最大300msの機種でも対応できます。ゆっくりした曲で反復を鳴らすなら、600msや1,300msまで使える機種も比較してください。最長時間だけで音の良さは決まりません。

短いエコーか、長い反復かで5台を選ぶ

短いエコーならVD400とEchobrain、小さなケースと長めのアナログディレイを両立するならADMINI。揺れる余韻にはMemory Toy、輪郭のある長い反復にはThe Prophetが候補です。

気になった機種の動画で反復音を聞き、商品カードで電源を含めた金額を比較してみてください。曲ごとにテンポを変える必要があるなら、購入前にタップテンポ付きも比べると用途の違いがはっきりします。