Catalinbread Belle Epochとは?
Catalinbread Belle Epochは、1970年代の名機「Maestro Echoplex EP-3」をデジタルで再現したディレイペダルです。EP-3といえば、ヴィンテージエコーの代表的な存在で、あの温かいサウンドを求めるならBelle Epochは間違いありません。さらにデジタル化されているので、当時の機材の不安定さを気にせずに、安定したトーンを得ることができるのもポイントです。
2024年現在はカラー違いのものが一般流通しているようです。
どんなサウンドが再現できるの?
Belle Epochは、テープエコー特有のウォームなサウンドが再現されています。ディレイの繰り返しが徐々に劣化していく様子がとても自然で、ヴィンテージ感をしっかり感じさせてくれます。また、テープの摩耗やコンプレッションによる音のニュアンスも忠実に再現されており、ヴィンテージサウンドが好きな方には特におすすめです。
バイパスはどうなっているの?
バイパス機能についてもユニークで、バッファードバイパスとトゥルーバイパスのどちらかを内部スイッチで切り替えられる仕様になっています。バッファードバイパスの場合、エフェクトをオフにしてもディレイのエコーが自然にフェードアウトしていくので、演奏の流れを損なうことなく使えるのが便利です。
電源とディレイタイムについて
Belle Epochは9Vから18Vの外部電源に対応しています。18Vで使用すると、ヘッドルームが広がり、よりクリアでダイナミックなトーンを得ることができます。また、日本限定の赤いバージョンでは、通常の800msよりも長い1000msのディレイタイムが設定されているため、より長いエコー効果を楽しむことが可能です。
Q&A
Catalinbread Belle Epochは電池で使用できますか?
いいえ、Belle Epochは外部電源専用で、電池駆動には対応していません。
バッファードバイパスとトゥルーバイパスの違いは何ですか?
バッファードバイパスでは、エフェクトをオフにしてもエコーが自然にフェードアウトします。トゥルーバイパスでは、エフェクトをオフにすると信号が直接アンプに送られます。
Catalinbread Belle Epochの有名な使用者は誰ですか?
Eric Johnson、Ed O’Brien(Radiohead)、Troy Van Leeuwen(Queens of the Stone Age)などが使用しています。
日本限定の赤いバージョン
日本限定の赤いCatalinbread Belle Epochは、通常バージョンとは異なるデザインで、ディレイタイムが通常の800msから1000msに延長されています。これは長めのエコー効果を好むギタリストにとって非常に魅力的です。
日本限定の赤いバージョンは非常に人気があり、現在は入手が難しくなっています。
サウンドセッティングの提案
ディレイエフェクターは通常エフェクトチェインの最後に置くことが多いですが、Belle Epochを歪みペダルの前に配置すると、エコーの繰り返しが歪みによって強調され、独特のサウンドを楽しむことができます。
歪みの前にディレイをつなぐと音が過剰に混ざり、音の輪郭がぼやける可能性があるため、セッティングには注意が必要です。
まとめ
Catalinbread Belle Epochは、ヴィンテージエコーを求めるギタリストにとって非常に魅力的なペダルです。バイパスモードの切り替えや、18Vでの使用時のクリアなトーンなど、柔軟なセッティングが可能です。日本限定バージョンも、長めのディレイタイムを求める方にはおすすめです。