Universal Audioの「OX AMP TOP BOX」は、チューブアンプのリアルなトーンを自宅やスタジオでも思い切り楽しめる、革新的なアッテネーター兼スピーカー・シミュレーターです!
「真空管アンプの良さは大音量で鳴らしたときにこそ!」とよく言われますが、OXを使えば大音量が出せない状況でも、あのチューブアンプならではの豊かなサウンドをしっかりと再現できます!
自宅練習はもちろん、プロのレコーディングやライブ現場でも重宝されており、「チューブの味わいをいつでも楽しみたい!」という方にとって頼もしいアイテムとなっています。
私は主に製作したエフェクターや所有するヴィンテージエフェクターのサウンドをスタジオで鳴らしてるときのような音で録音するために使用してます。
↓は実際にOXを使って録音した動画です。
1. Universal Audio OX AMP TOP BOXとは?
「OX AMP TOP BOX」は、いわゆる“リアクティブ・ロード・ボックス”と呼ばれるカテゴリーの製品です!チューブアンプとスピーカーの間に接続し、アンプからの大きな音量を安全に抑え込みながら、スピーカーの鳴りをシミュレーションしたライン信号を取り出すことができます。
これにより、アンプの美味しい歪みやパワー管のサチュレーションを活かしつつ、ヘッドフォンやオーディオインターフェースに直接送って録音・モニターが可能!大音量を出せない環境でも、チューブらしい奥深いサウンドを存分に堪能できるのが最大の魅力です。
ちなみに私はオーディオインターフェースは同じくUniversal Audio製のVOLT 1を使用してます。値段もお手頃で持ち運びしやすいので便利です。
1-1. リリースの背景
チューブアンプはボリュームを上げてこそ本領を発揮するものですが、家庭や夜間に音量を出すのはなかなか難しいですよね!そこで注目を集めたのが、アンプ出力を抑えて自宅でもガッツリ使えるリアクティブ・ロード・ボックスの存在でした。
Universal Audioは、プラグインやアナログ機器の開発で高い評価を得ている企業。そんな彼らのノウハウを活かして生まれたのがOXで、“高品位なアナログ技術”と“最新のデジタル処理”を融合させたアプローチが、アンプ愛好家のハートをガッチリ掴んでいます!
2. 特徴と機能
OX AMP TOP BOXのポイントは、リアクティブ・ロード技術でアンプ本来のダイナミクスをしっかり残しつつ、高品位なスピーカー・キャビネット・モデリングを組み合わせたところ!従来のロード・ボックスでは出しづらかった“リアルなアンプ鳴り”を可能にしています。
2-1. リアクティブ・ロードとダイナミック・スピーカー・モデリング
従来型ロード・ボックスは、アンプに対して一定の負荷をかけるだけでしたが、OXはリアクティブ・ロード方式を採用!スピーカーにかかるインピーダンスの変化をリアルタイムでシミュレーションし、チューブアンプが出したいサウンドをできる限り自然に引き出してくれます。
さらに、デジタル側ではスピーカーやキャビネット、マイクの組み合わせをシミュレーションするので、本物のキャビ+マイクで収録したかのような臨場感が得られます!アンプの歪み特性やサチュレーション感をそのままレコーディングやモニターで楽しめるのは、本当に画期的です。
3. どんな使い方ができるのか?
OX AMP TOP BOXは「アンプの音を小音量でリアルに楽しむ」ためのギアですが、その応用範囲はとても広いです!
- 自宅練習:夜間でもチューブアンプのフルゲインを味わいながら、ヘッドフォンで練習!
- レコーディング:ラインアウトやS/PDIFを使ってオーディオインターフェースへ直接録音!
- ライブ:ステージ上の音量を抑えつつ、PAにはベストなサウンドを送ることができる!
- 映像・配信:大音量を出さなくても、チューブアンプらしい豪快なサウンドを録画・配信!
用途によっては、OXを使いながら実際のキャビネットでも少し音を出してモニターするなど、ハイブリッドな使い方もできるのが面白いところです!
4. サウンドコントロールとアプリ連携
OX本体にはアッテネーション量を調整するノブや出力先の切り替えスイッチなどが配置され、直感的な操作ができます!さらにWi-Fiで専用アプリに接続すれば、スピーカーやマイク、EQ、リバーブなどを細かく設定可能。
スタジオでマイキングをいじる感覚で、多彩なスピーカーやマイクの組み合わせを試せるのは本当にワクワクします!プリセットを保存すれば、本体のつまみひとつで呼び出せるので、ライブやリハでも素早く対応できますよ。
5. 注意点とメンテナンス
OXは高出力のチューブアンプを想定して設計されていますが、やはり接続方法やインピーダンス設定は要チェックです!間違った接続はアンプやOXの故障を招く恐れがあるので、マニュアルをよく確認してから使うのが安心。
また、内部で高度なデジタル処理を行っているため、ファームウェアアップデートの情報は見逃さないようにしましょう。Universal Audioのサイトなどでアップデータを入手すれば、常に最新の機能と安定性で使用できます!
6. OX本体のコントロールノブ説明
OXのトップパネルには、使用シーンに合わせてサウンドや出力をコントロールできるノブやスイッチが並んでいます!主なものを簡単にご紹介します。
- RIG(リグ)セレクター
プリセットを切り替えるためのノブです。専用アプリで作成・編集したスピーカー、マイク、エフェクト設定などをあらかじめいくつかの「リグ」として保存し、本体のRIGノブを回すだけで瞬時に呼び出すことができます。ライブやリハーサルで素早く音色を切り替えたいときに便利です! - SPKR VOL(Speaker Volume)
実際にスピーカーキャビネットへ送る音量(アッテネーション量)を調整するノブです。チューブアンプの出力はしっかりドライブさせながら、耳に優しい音量に落とすことができます。自宅練習や深夜帯でも心置きなく弾けるようにするための、OXのキモとなる機能です!
参考までに私のデラックスリバーブのボリュームをマックスにして、SPKR VOLを1にするとちょうど小型アンプを小音量で鳴らしている位の音量になります。真夜中だと少しうるさいかな?くらいです。 - HP LEVEL(Headphone Level)
ヘッドフォン出力の音量をコントロールするノブです。夜間や静かな環境でプレイするとき、スピーカー音はゼロにしてヘッドフォンのみのモニタリングに切り替えるのもアリ!OXの高品位なスピーカー/マイク・シミュレーションを活かしたまま、自分だけがリッチなアンプ音を堪能できます。 - LINE OUT(Line/Monitor出力レベル)
PAやレコーディング用のライン出力レベルを調整するノブです。アナログ出力端子(TRSやXLRなど)へ送る信号の音量をコントロールします。レコーディングやライブでミキサーやオーディオインターフェースに送る際、ここで最適なレベルに合わせることで、クリアかつ適正な入力レベルを確保できます。 - ROOM(アンビエンス量)※機種やバージョンによる
アプリ上のパラメータとして設定できる場合もありますが、ハードウェア上のコントロールとして搭載されているバージョンもあります。これは仮想ルーム・マイクの音量やリバーブ成分を加える量を調整するもの。あたかもスタジオやライブ会場でアンプを鳴らしているような臨場感を足すことができます! - Wi-Fi関連スイッチ
OXを無線でアプリに接続するためのWi-Fiボタンやリセットボタンです。接続設定を変更したり、ネットワークを切り替えたりする際に使用します。もし接続がうまくいかないときは、一度リセット操作を試してみると解決する場合があります。
以上がOXのトップパネルにある主なコントロールノブです。専用アプリを使えばさらに細やかなパラメータ調整が可能になるので、理想のサウンドを探求する楽しみが広がります!
まとめ
Universal Audio OX AMP TOP BOXは、「大音量じゃないとチューブアンプの良さが出せない…」という悩みを見事に解消してくれる頼れる存在です!
リアクティブ・ロードによる自然なレスポンスと、高品位なスピーカー・モデリングの組み合わせで、自宅でもスタジオでも、本物のアンプサウンドを思う存分楽しめます。アンプらしい表現力を求めるギタリストやベーシストにとっては、まさに画期的なツールと言えるでしょう!
もしチューブアンプの音量に悩んでいるなら、一度は試してみて損はありません!
ちなみにOX用の持ち運びケースもうってるらしいので、そんなに大きくないライブハウスでアンプのフルテンサウンドを使いたい場合はOXを持ち込んでアッテネーターとして使うのも面白いと思います。
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