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Fernandes Revival RST-50-57 Stratcaster Type Fiesta Red

Fernandes Revival RST-50-57 Fiesta Red

某Youtubeチャンネルのお陰でTOKAIの初期モデルの値上がりが著しいですが、同時期にFernandesでも良いギターがありました。

Fernandes Revivalシリーズです。RST50なので、廉価モデルではありますがボディはしっかりアルダーで造りも非常にいいです。

おそらくこのクラスの木材と造りであれば今だと新品15万円くらいのものになると思います。ギター業界は常に過去と戦っている感があっておもしろいですね。

塗装はポリエステルですが、かなり薄いです。お陰で結構なってます。

リバイバルシリーズにはRST80という上位モデルがあり、そっちはすでにヤフオクで20万円弱くらいで取引されてるのでそこまでの価値はないですが、このRST50は5万円弱くらいで買えるのでおすすめです。(2025年8月現在)

ただし、リバイバルシリーズを4本所有している私からすると調整は必須です。たまたまかもしれませんが、最初からシムを入れる設計なのかネック角度がどれも浅いです。シムを入れてあげるとちょうどよくなります。

Fernandes Revival RST-50-57 Fiesta Red

フルオリジナルです。これも改造しちゃおうと思いましたが、最近は素材の音を楽しむようになったのでよっぽどひどくなければ部品交換はしないようにしてます。めちゃくちゃ枯れた音がします。ブルースにピッタリ。

RST80との違いは、そもそもRST80は1954年モデルでRST50は1957年モデルです。ヘッドの角ばってるところが鋭いのが1957年モデルで、少し丸まっているのが1954年モデルです。後おそらくRST80には2トーンサンバーストしかないです。これも1954スペックに合わせた結果ですね。RST50のサンバーストモデルをRST80に見せかけて売ってる人もいるので気をつけましょう。ストリングガイドが丸型なのはRST80の特徴ではありますが、後からこれだけ交換してる可能性もあります。

RST80は2ピースアルダーでラッカーフィニッシュ、RST50はアルダー3ピースでポリエステルフィニッシュです。配線材もRST80にはガラス被膜のものが使われてます。RST50は普通の化学樹脂系の被膜です。

Fernandes Revival RST-50-57 Fiesta Red

スカンクラインのローズがめちゃくちゃ真っ黒です。相当硬そうです。これのおかげかネックが全く動かないので良いギターだと思います。