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PN-2とは
BOSSのPN-2 Tremolo/Panは、1990年5月から1995年3月まで製造されたエフェクターで、BOSS初のトレモロエフェクターです。1970年代からエフェクターを作り続けてきたBOSSですが、トレモロを作ったのはなんと1990年代に入ってから。このペダルは今やレアで、2024年現在は中古市場で3万円以上で取引されています。
シンプルだけど奥深いサウンド
音はシンプルであっさりしたトレモロですが、パンニングモードを使えば一気に派手さが加わります。パンニングモードでは、音が左右に揺れ動くので、ステレオのアンプ2台でその効果を最大限に楽しめます。もちろん、アンプを2台用意するのが難しい場合は、2チャンネルあるアンプを使えば、疑似的なパンニング効果が楽しめます。片方に歪み、もう片方にディレイを入れるなど、無限の組み合わせを試せます!
細かなこだわりと部品の詰まった内部
トレモロや揺れものにはよくある機能ですが、LEDインジケーターがLFO回路と同期していて、トレモロのスピードに合わせて点滅してくれます。さらに、中を開けてみると、部品がびっしり詰まっていて、BOSSの他の製品ではあまり見かけない部品が使われているのが特徴です。細かな作りに驚かされますね。
後継機はTR-2だけど…
後継機のBOSS TR-2はトレモロ効果に特化したモデルですが、正直言って、私はPN-2の方が好きです。パンニングモードを持つエフェクターは少ないので、ステレオを活かしたダイナミックな演出ができるPN-2は、今でも手放せない存在です。
MEMO
PN-2を使う時は、ステレオの効果を最大限に活かせるようにパンニングモードを試してみてください。
注意
PN-2は現在、中古市場で高値で取引されています。購入時にはコンディションをしっかり確認してください。