一時期話題になった1万円程度で入手できるハイクオリティな部品を使ったエフェクターブランド「Leqtique(レクティーク)」の一番有名なモデル、Maestosoを紹介します。
Leqtique(レクティーク)は、日本のブティックエフェクターブランドであり、高品質なギター用エフェクターを手作りで製造しています。創設者である高見沢 匠(たかみざわ たくみ)氏によって2008年に設立され、独自の回路設計と美しいアートワークで知られています。
Leqtiqueは、その卓越した音質と美しいデザインにより、日本国内だけでなく海外でも注目を集めています。手作業による製造プロセスと細部へのこだわりから、数量限定での生産となっており、入手が困難な場合もあります。
回路的にはTS系の回路を踏襲しているようです。めちゃくちゃ音がでかいです。ポイントトゥポイント風に作られてますが、別の方のブログで基板裏にパターンが仕込まれているのをみたので実はプリント基板なのかもしれません。
とはいえ音は最高クラスにいいです。なぜ今人気じゃないのか不安になるくらいです。
抵抗はアメリカのPRP社製オ-ディオ用金属皮膜抵抗とKAMAYAのカーボンコンポジション抵抗、コンデンサはWIMAというヨーロッパ製の高級品が使われてます。
マイカコンデンサや三洋のOS-CON、と基本的にすべての部品のクオリティが高いです。
オペアンプは一時期から一気に人気になったアナログ・デバイセズ社製のAD712です。いわゆるTL072系のアナログ・デバイセズ社Verです。これだけでも1000円弱します。偽物もだいぶ出回っているようですが、Leqtiqueが使っているくらいなのでおそらく正規品でしょう。
トランジスタは2SC1815のグリーンランクが使われてます。おそらくブルーランクにしてないのはTS808のサウンドを狙っているからではと思いました。
人気のあるブランドでしたが、最近はあまり製造していないようでめっきり見なくなりました。流石にこれだけの部品を使うのは商売にならなかったのか、もしくは稼ぎきったからやめてしまったのかは不明です。