Leqtiqueの「Stellaclasm」は、既に高い評価を得ているBeltonのリバーブユニットを使用したスプリングリバーブをシミュレートするエフェクターですが、単なるリバーブエフェクターに留まらない独特の特性を持っています。特に「Stella」というコントロールを操作することで、まるで星が散りゆく様子をイメージさせる「Stellaclasm(星座粉砕)」という名前にふさわしい、未来的で壮大な残響音を生み出します。
Stellaコントロールは、リバーブ音を加工し、複数の層を重ねていくような回路構造が特徴で、結果としてわずかにShimmerリバーブに似たリッチで美しい音色を実現します。このリバーブ音は非常にタッチセンシティブで、弦のピッキングの強弱によって変化し、宇宙的な広がりを感じさせる残響を生み出します。アルペジオやコードワークを駆使するプレイスタイルで特に表現力が際立ち、リバーブサウンドの新しい可能性を開くエフェクターです。
各コントロールも非常に直感的で、音作りの幅が広がるよう設計されています。
1.Levelコントロール: ドライシグナルとリバーブ音の比率を調整。リバーブ音を最大限に活かしたい場合は100%近くまで上げるのがおすすめです。
2.Toneコントロール: リバーブ音にのみ作用するハイカットEQ。音が散らばりすぎた際に音像を安定させる役割を果たします。
3.Decayコントロール: リバーブの残響時間を調整。奥行きのあるリバーブサウンドを作る際に調整が必要です。
4.Stellaコントロール: このエフェクターの真髄とも言えるコントロールで、一般的なスプリングリバーブサウンドを未来的で宇宙的な音色へと変化させます。
このStellaclasmは、リバーブエフェクターの伝統的なサウンドにモダンな手法を取り入れ、まさに音楽的アイデアを刺激する効果箱として仕上がっており、既存のリバーブエフェクターでは得られない独自の音楽体験を提供します。