Katanasound Blue Stripeは、音を強く潰すコンプではなく、クリーンの粒立ちを整えるタイプです。カッティングやアルペジオをバンド内で聞き取りやすくしたいときに使いやすいです。
Blue Stripeは派手な定番名よりも、実用派の国産コンプとして探す人が多い機材です。中古で見つけた場合は、ノイズとスイッチの状態を確認したいです。
結論:この機材はどんな人に向くか
Katanasound Blue Stripeは、音を強く潰すコンプではなく、クリーンの粒立ちを整えるタイプです。カッティングやアルペジオをバンド内で聞き取りやすくしたいときに使いやすいです。
音の特徴
コンプ感は自然で、音の立ち上がりを残しながら粒をそろえます。強烈なカントリー系のパコパコ感より、常時ONに近い整え方が得意です。
実用的な使い方
ストラトのクリーンカッティング、ソウル/R&B系のバッキング、軽いクランチ前の整えに合います。歪みの前に置くと、ピッキングのばらつきを抑えられます。
おすすめな人
- コンプをかけっぱなしにしたい人
- カッティングの粒をそろえたい人
- 国産の実用的なコンプレッサーを探している人
おすすめしない人
- 強烈なコンプ効果を求める人
- サステインだけを極端に伸ばしたい人
- 音色変化の少ない完全透明系だけがほしい人
よりスタジオ機材寄りのコンプ感を知りたい場合は、Carl Martin Compressorの記事も参考になります。
FAQ
- Katanasound Blue Stripeはかけっぱなしに向きますか?
- 粒をそろえる方向なので、クリーンや軽い歪みの前でかけっぱなしにしやすいです。
- Blue Stripeは強いコンプですか?
- 強烈に潰すタイプではなく、演奏のばらつきを整える実用的なコンプです。
- どんなジャンルに合いますか?
- ソウル、ファンク、ブルース、歌もののクリーンバッキングに合います。
実機メモと写真
Katanasoundの「青線 (Blue Stripe)」は、名機UREI 1176を基にしたコンプレッサー/リミッターです。エフェクター市場では、市販品の中でもトップクラスの品質を誇るモデルです。この記事では、実際に使用した感想や、他のコンプレッサーとの比較を交えながらレビューします。
残念ながらKatanasoundは2021年で終わってしまったブランドなので、本機は中古で見つけるしか入手方法がありません。良いコンプなので復活してほしいですね。
UREI 1176タイプのコンプは他にUniversal Audioからも出てるのでどうしてもUREIのコンプサウンドを試したければ検討しても良いかもしれません。
Katanasound「青線 (Blue Stripe)」の特徴
この「青線 (Blue Stripe)」の最大の特徴は、UREI 1176をベースにしたコンプレッション回路です。FETを採用し、ICを使わないディスクリート回路です。圧縮量と音量は本体のコントロールで調整できます。さらに、Daleの金属皮膜抵抗やメタライズフィルムコンデンサといった部品が使われており、長年エフェクターを自作している私から見ても、これが優れた製品であることがわかります。 
ディスクリート回路とFETの動作
FETを使った回路では、弦を弾いた直後の音がはっきり聞こえます。UREI 1176同様、速い応答性が特徴で、ダイナミクスの細かい調整が可能です。ディスクリート回路を採用しているため、ICを使った製品と比べて音が元のギターとアンプの音を大きく変えにくく、、元のギターとアンプの音を大きく変えにくいサウンドが得られます。原音と圧縮した音を混ぜ、音量差を細かく調整したい人に向きます。

4つのコントロールで自由自在な音作り
このエフェクターには、THRESHOLD、RATIO、ATTACK、そしてOUTPUTという4つのコントロールがあります。これにより、ギターサウンドの圧縮具合を細かく調整できます。さらに、側面にあるトリマーを調整すると、Hi-Fiなきらびやかなサウンドから、エフェクターコンプレッサーのようなマイルドな音色まで幅広く対応します。

側面にあるトリマーで音のニュアンスが変わります。
使いやすさ
青線は、使い勝手の面でも優れており、特にライブでもスタジオでも信頼できる一台です。4つのノブによる簡単な操作で、あらゆるシチュエーションに対応できる柔軟性があります。電源管理も、入力ジャックが電源スイッチを兼ねているので、電池の消耗を抑える工夫がされています。
ROSSやMXRと比較しての音の違い
ROSSコンプレッサーやMXRのDyna Compと比較すると、「青線」は明らかに音の傾向が異なります。これらはOTA(Operational Transconductance Amplifier)を使ったコンプレッサーで、柔らかく高音域が控えめなサウンドが特徴です。しかし、「青線」はFET回路によるクリーンで元のギターとアンプの音を大きく変えにくい音色が特徴で、より弦を弾いた直後の音がはっきりし、ピッキングの強弱を残しやすいな圧縮量を調整できます。
ROSSコンプレッサーの特徴
ROSSコンプレッサーは、OTAベースのコンプレッサーで、柔らかく元のギターとアンプの音を大きく変えにくいコンプレッションを提供します。特にヴィンテージトーンを求めるプレイヤーに支持されていますが、「青線」とは対照的に、音に多少のカラーをつけるタイプです。
MXR Dyna Compの特徴
MXR Dyna CompもOTAベースで、ファンキーなカッティングやリズムギターに向く、強いパンピング効果が得られるコンプレッサーです。中域が強調されるため、音が太く聞こえますが、「青線」のように元のギターとアンプの音を大きく変えにくいクリーントーンは得にくいです。
UREI 1176の影響を受けた「青線」
UREI 1176は、スタジオでよく使われるコンプレッサーで、速い応答性とダイナミクスの調整できます。「青線」はこの1176を基にしており、クリーンでありながらも、しっかりとしたコンプレッションが特徴です。強く弾いた音と弱く弾いた音の差を抑え、複数のコントロールで調整できます。
冒頭にも書きましたが、すでにKatanasoundエフェクターは廃盤で入手困難なので、似たニュアンスを探している場合はUniversal Audioから出ているコンプがおすすめです。
Q&A
Q1: 青線はどんなギターに向いていますか?
A1: 青線は、クリーンなトーンを維持しつつ、ダイナミクスの細かいコントロールを求めるギタリストに向いています。特にジャズ、ブルース、ロックなど、繊細な表現力が求められるジャンルに向いています。
Q2: 他のコンプレッサーとどう違いますか?
A2: OTAを使ったコンプレッサーは元のギターとアンプの音を大きく変えにくい圧縮が得意ですが、青線はFET回路の速い応答性と原音との違いの少なさが特徴です。各弦を聞き取りやすい音を保ちつつ、精密なダイナミクス調整できます。
Q3: 初心者でも使いやすいですか?
A3: はい、4つのコントロールノブはシンプルで操作が分かりやすいです。細かい調整が可能なため、ギター初心者でもすぐに使いこなせます。
まとめ
Katanasoundの「青線 (Blue Stripe)」は、スタジオクオリティのコンプレッサーとして、パーツと回路設計がなされたエフェクターです。FET回路によるクリーンでダイナミックなコンプレッションが得られ、UREI 1176の影響を色濃く受けています。ROSSやMXRといった他のコンプレッサーと比較しても、その原音との違いの少なさと音の反応性は際立っています。ギタリストなら一度は手に取って試してみる価値がある逸品です。


