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Fairfield Circuitry Randy’s Revenge|金属的なサウンドから美しいトレモロまで

Fairfield Circuitry Randy’s Revengeの詳細レビュー

今回レビューするFairfield Circuitry Randy’s Revengeは、非常に多機能で、リングモジュレーターを探している方にとって理想的なペダルです。完全アナログ回路で設計され、特に外部コントロール機能が充実しているため、モジュラーシンセやエクスプレッションペダルとの連携も可能です。この記事では、DIPスイッチ、コントロールノブ、表面のスイッチについて詳しく解説していきます。

DIPスイッチの役割と設定方法

Randy’s Revengeの内部には6つのDIPスイッチがあり、これを使って外部デバイスとの連携やエフェクトの細かい動作をカスタマイズできます。DIPスイッチの基本的な役割は、CV入力(Control Voltage)による外部信号の操作を可能にすることです。たとえば、オシレーターの周波数やフィルターのカットオフをエクスプレッションペダルやモジュラーシンセから直接制御できます。

以下が各DIPスイッチの基本的な機能です:

  • スイッチ1~3: 外部のCV入力を使用してオシレーターの周波数をコントロール
  • スイッチ4~6: 外部のCV入力でローパスフィルターのカットオフ周波数を制御
  • 全てのスイッチをオン: CV入力でオシレーターとフィルターを同時に操作可能
MEMO

DIPスイッチを設定するには、ペダル内部を開けて慎重に調整してください。設定後はエクスプレッションペダルなどを接続することでリアルタイムで操作が可能になります。

基本的なDIPスイッチ設定例

DIPスイッチを適切に設定することで、サウンドデザインが大きく変化します。例えば、スイッチ1~3をオンにすることで、エクスプレッションペダルでオシレーターのピッチをコントロールし、リッチな音の変化をリアルタイムで演出することが可能です。

コントロールノブの効果

Randy’s Revengeには、4つの主要なコントロールノブがあり、それぞれの役割は次の通りです:

  • VOLUMEノブ: エフェクト音の出力レベルを調整します。リングモジュレーションの強さを調整し、全体の音量バランスを保つことが可能です。
  • FREQノブ: オシレーターの周波数を設定します。周波数が高いほど、金属的で鐘のような音色が得られ、低い設定では暖かみのあるトレモロ効果が期待できます。
  • MIXノブ: ドライ(エフェクトなし)とウェット(エフェクトあり)の信号をブレンドします。エフェクトのかかり具合を調整する際に使用します。
  • LPF(Low-Pass Filter)ノブ: ローパスフィルターのカットオフ周波数を調整し、高域の削減や音の丸みをコントロールします。
MEMO

MIXノブの調整は、ウェット成分とドライ成分をどの程度ブレンドするかを決定する重要なポイントです。

ペダル表面にある2つのスイッチ

ペダルの表面には、2つの小さなスイッチがあり、これらはペダルの動作モードを切り替えるために使用されます:

  • LO/HIスイッチ: オシレーターの周波数範囲を切り替えます。LOモードでは低周波数のトレモロやビブラート効果が得られ、HIモードでは高周波数のシンセサイザーライクな音が楽しめます。
  • SINE/SQUAREスイッチ: オシレーターの波形を選択します。SINE(サイン波)は滑らかで柔らかい音色を、SQUARE(スクエア波)はよりエッジの効いた歪んだ音色を生み出します。
注意

内部スイッチを変更する際は、ペダルを必ず慎重に取り扱ってください。設定を誤ると、正しく動作しない場合があります。

フォトカプラも使われており、他のICをみてもオールアナログ回路なのは間違いないと思います。

Q&A

DIPスイッチの設定変更は簡単ですか?

DIPスイッチの変更はペダルを開けて行う必要があるため、多少の手間はかかりますが、慣れれば簡単です。外部機器との連携を考えると、柔軟な操作が可能です。

エクスプレッションペダルは必須ですか?

必須ではありませんが、エクスプレッションペダルを使用することで、オシレーターやフィルターのリアルタイム操作が可能になり、演奏の幅が広がります。

LO/HIスイッチの効果は何ですか?

LOモードでは低い周波数のトレモロやビブラートが得られ、HIモードでは高い周波数でより明瞭でシンセライクな音色が得られます。