バークリー音楽大学で講師もされている、トモ藤田さんの足元にあることで有名な、BOSSのオートワウ「TW-1」のご紹介です。
通称Touch Wahと言われており、初期のものは本機のように「T Wah」ではなく「Touch Wah」と印字されていました。
回路的には普通のワウにプラスして、ピッキングニュアンスを感知する回路を入れられており、ピッキングの強弱によってワウが自動でかかるものになります。
管理人は普通のワウを使う派なので、使用頻度は高くないですが、ワウって中々使いこなすの大変で練習が必要なんですよね、、、。オートワウは普通のワウと比べるとできることは少ないですが、カッティング限定で人間が操作するよりもナチュラルなサウンドを作ってくれます。
BOSSの長い歴史でも、茶色い色のエフェクターって中々ないんじゃないでしょうか。
本機は発売当初人気がなかったのか、現在ではTWのシリーズは製造されていません。AWシリーズに置き換わってしまっています。
いいエフェクター何だけどなぁ。しかも銀ネジ。
本機はBOSSのヴィンテージとしては比較的お安く入手ができます。
コントロールはシンプルにSENSとPEAK、あとはワウが低音側にかかるか高音側にかかるかの切り替えスイッチのみです。
シンプルでいいですね。
SENSはワウのかかり具合、PEAKはピッキングにどれだけ反応させるかの調整だった気がします。
本機は珍しく、昭和63年に一度ROLANDに修理に出されています。
基盤を見ると3403オペアンプが交換されているような気がしますね。これ壊れやすいんですよ。初期のOD-1にもついていました。
おそらく、レイセオン製の3403が当時ついていたのでは?むしろJRCの3403はレアな気がします。
3403オペアンプの上にあるのはオプトカプラという部品で、中にはLEDとCDSという光の強弱によって抵抗値が変わるという抵抗が入っています。
これでピッキングニュアンスを検出してるんですね。
基盤裏側。やっぱり、3403の部分だけはんだごてが加えられたあとが見えますね。
ROLAND公式に修理に出されているエフェクター初めてみました。結構レアなのでは?