先日Analogman(アナログマン)という有名エフェクターブランドのエフェクター「Sunlion」の自作方法を”ざっくり”ご紹介しましたが、本日は同じくAnalogmanの看板エフェクター「Sun Face」を制作しましたのでご紹介します。
Sun Faceは現代の有名ミュージシャンたちに愛用されており、有名所で言えばエリック・クラプトンさんのツアーに同行していた、Doyle Bramhall II(ドイル・ブラムホール2世)さんがメインで使用していましたね。
基本的にはFuzz Faceの回路とほぼ同じなのですが、それぞれの部品に微妙に数字調整が入っています。
Sun Faceには色々な仕様があり、大きく分ければゲルマニウム型トランジスタとシリコン型トランジスタが使用されているモデルです。
ゲルマニウムモデルで一番有名なのはNKT275,AC128,2SB175、シリコンモデルはBC108,BC109,BC183Lなどが使われています。ケースにそれぞれ使用されているトランジスタの型番が書いてあるのでわかりやすいですよね。
管理人はあえて何もケースに印字等せず男らしくゴールド一色で作ってみました。
Fuzzってあんまりつまみ調整すること無いので、これで十分なんですよね。
ここも男らしく基盤は使わず、ラグ板で直接部品同士をつなげています。配線もどこ製かは忘れましたが、ヴィンテージの撚り線を使用しています。
よくFuzz Faceを自作する際に、プリント基板とか安い配線を使ったほうがファズらしさがでていいと聞きますが、正直どっちでも変わらないと思います。
管理人が良い部品使用しているのは精神衛生上的な話ですね。安くても高くてもどっちでもいいと思います。
一番大切なゲルマニウムトランジスタは”NKT275″を揃えてみました。
hfe数値は理想の70と120前後のものが見つからなかったので、初段が140・後段は165のものを選定しました。
ゲルマニウムトランジスタは測定するタイミングで数値が結構変わるので信用はできませんが、同時期に測定していい感じの結果が出ているものにしておけばいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=-Z6bw4PjZ6s