近年では本家BOSSからも復刻版が発売されるほどの人気を誇る、BOSS DM-2 Analog Delayをベースに、最長600msのディレイタイムを海外のRetro-Sonic社が実現してくれました。
Retro-Sonic Analog Delayをご紹介します。
BOSS DM-2は近年中々手に入らないのと、使用されていたBBDチップが故障しやすいという欠点を持ち完動品を中々お目にかける機会が少なくなってきています。
本機はオリジナルで使われていた松下製(現Panasonic)のBBD MN3005、MN3102ではなく、近しいスペックを持つBBDのリイシュー品を使っています。
オリジナルの松下製よりも壊れにくいらしいです。
デジタル回路は使用せず、アナログ回路で構成されています。ディレイタイムのLONG/SHORTをフットスイッチで切り替える事が可能で、SHORTではオリジナルDM-2と近しい300msのディレイタイムです。LONGは最大600msでデジタルディレイにも引けを取りません。
BBDは誤差もすごそうなのでトリマー類で細かく設定されています。絶対にいじってはいけません。
サウンドとしては良くも悪くもDM-2を非常にリスペクトしており、少し曇りがかったアナログディレイ特有の温かみがありつつ少し挙動のおかしいディレイです。
発信音もしっかりと再現可能です。ステレオ出力で、原音とディレイ音を別々のアンプに出力することも可能です。
Retro-Sonic社がリリースしてるプロダクトでいうと、BOSS CE-1のクローンも有名ですね。
こちらもかなり人気です。オリジナルCE-1は大きすぎるので中々持ち運ぶの大変ですからね。